体に優しく触ったり、少し力をいれて押したりして診察をすることを「触診」と言います。
私もワンちゃんやニャンコスの体を借りて触診という物を少し勉強させてもらった事があります。
全身が毛で覆われている動物達の体では分かりづらい事が多いです。
ですが、だからこそ、
非常に重要な診察だという事を頭に入れておいて下さい。
って言われました。
その時に分かった事は
だけです。
私は全然、分かってあげられる自信が持てませんでした。
今でもそんな自信は相変わらず、全くもってございませんなお話しはこちら
-
フェレット【誤飲・誤食】スポンジを食べちゃった?!獣医さんに相談してみた!その対処法、他。レントゲンには写らない物って?
私はいつもこう言っています。 このサイト内でも、その都度それは欠かさず書いてきている事です。 「みんな」と言われる、その子を見たこともない多くの誰かの意見なんかをあてにしている場合ではない事があります ...
触診は大切な「検査」であるという事
体を触られるのが嫌いで暴れてしまうニョロリンには、はっきり言って
「充分で適切な触診は出来ない」と思って下さい。
触診というのは「悪い所や異常が無いかを調べる」ための検査なのです。
ただ触っていれば良いってものではありません。
だからと言って、イヤイヤする(暴れる)ニョロリンをむぎゅっと押さえつけるようにして行うそれは、この子たちにとってストレス以外の何物でもありません。
-
フェレットのストレスって何?どんな症状がでる?原因不明の下痢やその他が続く場合は要注意
私は、若い頃ちょっとした軽い事故が原因で、後にきちんとした病名がつくまで約5年以上もの間、病院を何度も変えて、その都度、原因はよく分からないとされながら「ストレスじゃないか」と言われ続けた経験がありま ...
いくら大切なそれだからと言ったって、ただの検査でストレスを与えるだなんて…そんな目に遭わせてしまうのは可哀想です。
だからそうならないために、
普段から充分なスキンシップをとりながら、体を触られることにニョロリンたちを慣らしておいてあげて欲しいなって思うのです。
どうしても触られるのを嫌がるニョロリンの場合は、
しっかり保定の姿勢をとってそれからゆっくり撫でてあげたり、
オヤツは膝の上でナデナデしてから与える
などして、毎日そうやって少しずつ「触られる事」に、慣らしていってあげたら良いんじゃないかなって思います。
触診する項目
体格
腫れやしこり
腹腔内の状態
痛み
毛並み
体温
など
触診で分かる例
- 背骨や肋骨に触れることが出来るか、皮下脂肪がどこにどれくらいの厚さでついているか、などで「痩せすぎ」「太りすぎ」が分かります。
-
おデブちゃんフェレット【太りすぎ?肥満のリスクとは?】季節による体重変化の目安
人間と同じように、この子達の「肥満」は「だから病気」という事ではありません。 ただ、正常の範囲を超えた肥満状態は、さまざまな病気の要因になったり、時には、某か(病気やケガの時など)の治療に支障をきたす ...
- リンパ節(アゴの下や脇の下)や乳腺が腫れていないか、しこりがどこかにできていないか
- お腹の中に異物がないか
- 脾臓の腫大、腹水などの異常はないか
-
フェレットの脾腫「脾臓(ひぞう)腫大(腫れる)」ってどんな病気?症状や治療方法は?
脾臓とは、胃の下側に隣接する三日月型の臓器です。 この子達の 血液をろ過し、老化した赤血球を破壊して除去する 血液(特に血小板)を貯蔵しておく リンパ球(免疫機能に欠かせないもの)を作る といった働き ...
- 触ると痛がったり嫌がるところはないか
- 体が冷えていないか、熱を持っていないか
-
フェレット 風邪の初期症状は分かりづらい【斜頸(首が傾く画像あり)口呼吸で鼻カサカサ…】早期発見のポイントと対処方法
初めまして!!いつもいろいろ!!!参考にさせて頂いてます!!! そこで!!1つ疑問に思う事があるんですが!!! フェレットの病気とか!飼い方とか!他にも色々と!!すごく!!詳しいのに!!どうして!いつ ...
- 被毛にべたつき、脱毛している箇所はないか
-
フェレットの脱毛【不自然な抜け毛(画像あり)】病気?ストレス?原因は?気を付けてあげて欲しい事
「毛がパサパサしていた」というニョロリンの飼い主さんから聞いたお話しですが、「シャンプーのし過ぎだと皆に言われたから放っておいた(病院へ行かなかった)ら、実は脱水状態で危なかった事がある」のだそうです ...
- 虫刺されなどはないか
などなど…
「体を触る」ことで、実はすごく色々な事が「分かる」のです。
家庭で出来る「触診」
実際、これらはパッと触っただけで分かることもありますが、
そんなに簡単にその全部を誰でもが「診察」できるわけではありません。
「こうなっていたらこうだ」が難しいうえ
「こうなっていたら」がとても微妙なものだったりするのです。
だから、血液検査やその他の検査で
「詳しく調べてみて、やっと分かった病気」というのが多々あるのは、そういう事だと私はそう納得した覚えがあります。
これはお医者さんの見落としとかそういう事では無くて、単純に「それだけでは分からない場合が多い」というだけなんだって理解したんじゃなかったかなって思います。
専門家のお医者さんでさえ、そういう事があるのですから
「こうなっていないか調べてみましょう!」みたいにその全てを安易にお話しする事はとても難しいです。
実際にそういう症例はいくつか知っていますが、私自身が「触ったってよく分からない」と言い切ってしまうその本人なので、
それをここでお話しして、「見落とし」に繋がってしまう事がすごく怖いのです。
だから、ご家庭では
とにかく毎日触ってあげて下さい。
「あれ?」と思うところが無いか、いつも気にかけてあげて下さい。
いつもとちょっとでも違うなって思ったら、すぐに病院へ連れて行ってあげて欲しいって
正直、これしか言えないです。
でも、これが病気の早期発見につながる、一番大切な事なんじゃないかなって思っています。
-
フェレットの健康チェック【健康体の基本データ】毎日ここだけは見てあげて欲しいポイント!
毎日の健康チェックですから、神経質に徹底的にやるような事ではありません。 ただ、毎日、なんとなくでも欠かさずに 「ここだけは見てあげて欲しいな」って思うポイントをまとめてみました。 外見や行動のちょっ ...
神経質になりすぎはダメ!
飼い主さんがあまり神経質に病気を疑うのは良くありません。
私たちのような氣を扱う業界では、それが
「一番の病気の原因」だと言われていたりします。
- 「病気じゃないか」と心配しすぎる氣が、病気を作る
- 「病気じゃないか」の言葉を聞いた潜在意識が病気を引き寄せる
- 「病気じゃないか」という心配事は「病気になる事」でしか解けない呪文
等々たくさんありますが、
いずれにしても「だからダメ」です。
氣がどうのこうのじゃなくたって、そんなネガティブな気持ちでいては疲れてしまいますからね。
「病は気から」
よくないのです。
そうは言っても、可愛い可愛い大切な我が子の事だもの…
フェレ飼い歴何年だろうが、何ニョロ目だろうが、私はその都度、アタフタします。
「先生、どうしよう」ってすぐに泣きつきます。
吐いた!
先日、うちの可愛いエルちゃんが、
「ケッケ、ケッケケ、ケッケ…」って咽(むせ)ていました。
食べるのが下手っぴな子が多いと言われるフェレットですから、フードの形状や状態によってはムセてしまう事が多々あります。
「それは心配する事ではない」といくら言われたって、私は心配します。
その時も「大丈夫かな?」ってずっと見ていました。
ら、
白い泡のような、人間の唾のような物をグエッって吐いたんです。
「…ケッケ、ケッケ、グエッ」
その後も咳のようなそれは止まらず、しかもそれをしれっと食べようとするエルちゃんを抱えて病院に急行しました。
病院についた時には、その症状は収まっていたけど心配なものは心配です。
誤嚥防止のためにエルをずっと縦抱っこしながら、「ああ、吐しゃ物を写真に撮ってくれば良かった」って、その場になって急にそう思ったけれど、実際にはそんな余裕は少しも無かったのが事実です。
エルを診察台に乗せてからもずっとオロオロする私を横目に、
先生の触診でウットリと眠そうなエルちゃん…
喉をさするような触診は気持ち良いんだと思います。
聴診器を外しながら先生は言いました。
この話をニョロ友にしたら
って平然と言われました。
「吐く」については、こちら『フェレットが吐いた!嘔吐の原因その他』などでも詳しくお話しさせて頂いています。
「ゲロはたまにみんな吐くからもう慣れた」とか言う超多頭飼いの彼女だって
ペタンが多い気がする!
「うちの子ちょっとペタンが多い気がするんです!!太ってるからですか?!ペタンいっぱいするのってリンパ腫の子に多いって聞いたんですけど!!」って慌てて病院へ行って
「立派な体格ですね」って言われて終わった事があるそうです。
どちらも「何でもなくて良かったね」な笑い話です。
こちらがその
立派な体格ひるひるの
ペタン
どのくらい立派かというと
ドーン!!
可愛い♡
飼い主さまsupecial thanksです
こちらはうちの
エルちゃんの「ペタン」
遊びつかれた時とか
普段の行動でも
よく見られます。
「吐く」と「ペタン」気を付けてあげて欲しい症状
フェレットが「吐く」というのは
本当に危なくて胃液を吐いてる場合もあるので気を付けて見定めてあげなければいけない症状の1つです。
胃液は、胃炎や
-
フェレット【胃潰瘍・胃炎】原因やその症状。骨が詰まったつくね君で思う…ガリガリに痩せたフェレットの事
今日のお話しは きちんとした獣医学に基づくものに私がアニマルコミュニケーションを勉強している中で 少しずつ教えてもらってきているこの子達の中にある大切なモノから 「こういう事もあるんじゃないか…」って ...
誤飲誤食などでも出ることがあります。
-
フェレットが好きなオモチャ【誤飲・誤食】事故につながる危険が多い日用品。慌てないこと!勝手に安心しないことが大切!
フェレットは柔らかいゴムのオモチャが好きな子が多いです。 その分、ゴム製のオモチャでの「事故」というのも多いです。 今日はそんな一例と気を付けてあげて欲しい事のお話しです。 うちの可愛いフェレっ娘エル ...
「ペタン」も
上記のように、リンパ腫の疑いである場合もあります。
-
フェレットのリンパ腫とは?その症状や治療法【わさびの療養記録7日目の画像】
下アゴがポコっと腫れて、歯根膿瘍か口腔内腫瘍か 治療とその判断を兼ねて2週間効き目がある抗生剤を投与してもらったワサビ君のお話し この、 「下顎の腫れ」が 「口腔領域に初発症状を呈したリンパ腫であった ...
貧血だったり
-
フェレットが貧血!その理由や対処法は?輸血・供血について
元気がなくいつもグッタリして見える、すぐ疲れちゃうように見える、といった、ニョロリンを詳しく検査してみたら、実は、「貧血だった」という事があります。 「貧血」と一口に言っても、根本的な原因は実にさまざ ...
心臓肥大だったりと重篤な病気の症状である場合があります。
いずれも、
普段から「よくやるよね」なフェレットあるあるです。
普段のそれなら、全然問題ありません。
むしろ「ペタン」なんて「可愛い♡」行動の1つでもあります。
でも、だから、それが「普段と同じか違うのか」それに気付いてあげて下さいね。
それに気づいてあげられるのは、飼い主であるあなただけなのですから。
どうぞ普段から日常生活の中で
しっかり、その子を見ていてあげて欲しいなって思います。
何かあったら「これくらい」などと思わずに、すぐに病院へ連れていってあげて下さいね。
何もなければ、笑い話で済みますからね。
そんな笑い話はこちらにも
-
フェレット ミゾオチにポコっとしこり発見【胸骨(剣状)突起】これは何?野村先生はただそこに居ただけなのに人騒がせな飼い主
これは花いたち祭の前夜から翌日にかけての、私の 「またやってしまった…」 な、お話です。 ご存知の方も多いかとは思いますが、 私は娘のエルちゃんが可愛すぎて、大事すぎて、 周りの皆からしたら多分ちょっ ...
楽しく健やかなニョロニョロ生活を♡