今日は、いたちのおうちに縁があった「ちょっと大きめサイズの三毛猫ちゃん5才」のこと。
ずっとのお家にお迎えが決まるまでのお話を聞いて頂こうと思います。
私の文章力のせいで誤解を招いてはいけないので最初にお伝えさせて頂きたいのは、このお話に出てくる「猫ボラさん」は、これまでに当ブログでお話にでたことがある団体さんや個人さんではありません。
また、現実問題として一人でも多くの方に知っておいて頂きたい『猫たちの事情』は、起きたことをそのまま書きますが、「ネガティブな話」として受け取らないでください。
「そういう現実がある」
そこから先を皆さんお一人ずつが「自分ならどう考えるか、どうするか」の課題にして頂けたら、きっと、過酷な環境で生きるしかない猫たちの数が少しずつでも減っていく未来へ繋がると信じています。
これは、関わってくださった全ての方が猫が好きで猫を思って動いている素敵な方たちで、最初から最後まで「良かった」お話です。
5才でも!ちょっと大きめでも!次はあなたが幸せになる番だよって希望の光になろうね!
元の飼い主さんからミケちゃん(仮)の依頼を受けたその時ちょうど我が家には、一切どこにも誰にも公表していない猫がいました。
(公表していなかった理由や事情はまた別の機会に聞いて頂くとして、その子は無事に正式に我が家の娘としてお迎えさせて頂いています)
「(我が家の状況を伝え)~というわけなのですが、猫ちゃんの一時預かりをお願いできませんか?」
「あくまで一時的にという事であれば…出来る限り協力させていただきます」って、だいぶムリをしてくださったのでしょう。「環境の変化や移動のストレスは一日で終わらせてあげた方が良いから」と、お引き受け当日に合わせて車でお迎えに来てくれました。
「このまま次の幸せに繋げてあげるからね」
これは、猫だけに限らず、里親募集だけに限らず、あくまで動物たちを扱う業界に長くいる私がまざまざと見てきたただの事実なのですが、
月齢は低ければ低いほど
カラーや何か生体としてレアな特徴があればあるほど、珍しければ珍しいほど
お迎えは決まりやすいです。
でも、預かりさんたちは全然そんなこと気にしない前向きな人たち。
「こんなに可愛いんだから絶対すぐに次の幸せに繋がる!」ってそれは最初から最後まで一度もブレることなくずっとそうおっしゃっていました。
そんな彼らの熱意を1mmも漏らすことなく、いたちのおうちではもちろん、「里親募集」と名の付く場所では片っ端から「可愛い自慢」みたいに、とにかく「可愛い」を全力でアピールしまくりました。
5才だから、三毛猫だから、こそあるはずの「席」

「席」についての詳細は、こちら『「席をあける」について』をお読みください。

って、だから、その後の生活面での心配事に関することには少しだけ条件を付けさせて頂きましたが、高齢者の方からも単身者の方からも、ご応募の受付を「可」としていました。
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可愛い写真てんこ盛り(里親募集の記事)
多種多頭飼育のお家からフェレットと一緒にお引き受けした三毛猫ちゃんの里親募集記事(里親さま決定しました)
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その席は奪っちゃいけないよねってハッとした話
そんなこんなで個人的にもあちこちにお声掛けをしていたある時、「そういうことなら」と、とある譲渡会に参加させてもらえるかもというお話が入りました。
「ミケちゃんは絶対に直接、見てもらった方が可愛さが伝わる!」って預かりさんも大喜びでその準備を進めていた矢先に譲渡会の責任者(保護団体の代表者)の方から直接、私に連絡がありました。
「当会のスタッフが(自分の知らない所で)勝手に話を進めて、そちらをその気にさせてしまっていたら大変に申し訳ないのですが」に続いたお話
- 譲渡会に出られる頭数は決まっていること
- 団体では保護できるキャパの問題で、こうしている今もまだ泣く泣くTNRという形で外での管理になってる(屋内にいれてあげる事すらできない)猫たちがまだまだたくさんいること
- などなど
「だから、あの子達の席を奪わないで欲しいんです。」って言われてハッとしました。
(しまった…)と思いました。
申し訳ないのはこちらです。
同じ保護活動者という立場にありながら、こんな言いづらいことを言わせてしまった…
「本当に申し訳ありませんでした」と心から謝罪して、準備を進めてくれていた預かりさんにもすぐに譲渡会のお話が無くなったこととその理由もそのまんま伝えたら、
「あぁ…、なんてこと…。本当にそうですよね。むしろ、そんな言いづらいことを言わせてしまって、こちらこそ申し訳ない気持ちになりますね…」ってまったく同じ気持ちになってくれていました。
これからどんどん寒くなっていく中で、何の安全性も保証されていない屋外というその環境で、発泡スチロールや段ボール箱で作った簡素な小屋でただ少しばかりの暖を取るしかさせてあげられない猫達を一体どんな気持ちでお世話されるのか…
「なんか…胸が詰まりますね。」って、しんみり話し合った後、
「ミケちゃんが今この環境をどう思ってくれているのかは分かりませんが、安全だけは必ず自分たちが確保していますから!ずっとの幸せまで、暑いも寒いもなく超絶快適にここで過ごしてもらいますのでミケちゃんは大丈夫です!外の子達も譲渡会に出られる子たちもみんなの幸せを願いましょう!」と。
それからも誰一人、手も気も抜かずミケちゃんの里親さん探しは続くのですが、そんなある日、突然
「うちの子としてお迎えさせてもらえませんか」
そこへ至るまでのいろんな思いや考え、たくさんの言葉がそこにはありましたが、それを全部ここで公開するのはヤボだし、もったいないから少しだけ。

こんなに可愛くて、こんなにチャームポイントがたくさんあって、チャームポイントしかなくて、穏やかで賢くて優しくて良い子のこの子には絶対にすっごい良いご縁があるって思ってました。特上のご縁に繋げてあげたいって本気で思ってました。
それこそ、どこかの大金持ちの、でも年齢的な事情から命のお迎えは断念せざるを得ない例えば一人暮らしのご婦人から「昔、飼ってたあの子に似てる」みたいな、いわゆる玉の輿っていうか、そういうご縁だってあり得る話じゃないですか?だって、この子はこんなに可愛いんだから。
でもだから、そういうご縁に繋げてあげたくて(里親探しを)やってきてはいたんですけど、なんていうか…もう…「うちじゃダメかなぁ?」「うちの子になってよ、頑張って幸せにするから」みたいになっちゃってて…
自分たちが願っていた億万長者のお家みたいには自分たちはしてあげられないですけど、でも、絶対に幸せにするので、我が家でお迎えさせてもらえませんか。
ミケちゃん改め「ハミちゃん」です!

里親募集の場で「昔に飼ってたあの子と同じ名前だ!」みたいに目を止めてもらいやすい方が良いかなって事で「ミケちゃん」として、この記事でもここまでその名前で書き進めてきましたが、実はもう「ハミちゃん」という可愛い名前をもらっています。
「ハミちゃん」は、前の飼い主さんからもらっていた名前とそんなに音が外れていないので、最初から自分の名前だと認識していたかのようだったそうです。
ハミちゃんが空けた幸せの席、次に座るのはあなただニャン♪
里親募集でお世話になった先々に無事にずっとのお家が決まったご挨拶をして回りました。
- 5才
- 三毛猫
- 丸顔
- くりくりの大きな目
- ちょっとぽっちゃり
- 甘えん坊
- おしゃれ肉球
- などなどなどなど
「その席、空きました!次に幸せになるニャンコスはあなただニャン!」
みんな、みんな、ハミちゃんに続いて幸せになぁれ!なぁれ!
ハミちゃん、ずっとのお家おめでとう!
追記
文中にあります「一切どこにも誰にも公表していない猫がいました」
猫を隠してた理由を書きました。
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猫がいることを隠してた理由 山賊と宝物の話
トライアル中の猫がいることを隠していた事についてその理由を全て包み隠さず書きました。
いたちのおうち.xyz
超長文なのでお時間あります時に。


