保護活動というのは現場が立て込むとどうしても「幸せのご報告」が後回しになってしまって、「この時のこの子はどうなってますか?」ってちゃんと幸せになれているのかを気にかけて心配してくださる方からお声がかかることも多く…申し訳ないです。
ご報告記事を書いてる途中で現場が入って、緊急で出さなきゃいけないお知らせがあって、現場が入って、の連続でずっと下書きに入ってるままになっている子たちもいるのですが有難いことに、いたちのおうちの里親さんたちは皆さん
「いたちのおうちさん的には多くの方へ向けたお知らせは必要なのかもしれませんが、その報告記事があってもなくても、この子がもううちの子なこと、この子が来てくれて私たちが幸せなこと、には1mmも関係ないので我が家への配慮はいりません。どうぞ気にしないでください。」
みたいにおっしゃって下さる方たちばかりで。本当にありがたいことです。
そんなわけで…
いたちのおうち発足より現在(2026年1月初旬)まで、幸せにしてあげられなかった子は一人もいません。
ご安心ください。
また、今日現在、まだ幸せにしてあげられていない(里親募集中の)子はいません。よろしくお願いします。
マーシャルフェレット2匹そろって正式譲渡のご報告

(あれ?「2匹」と書いてあるのに、3ニョロいるように見えるぞ…)って画面を近づけたり遠ざけたりしているそこのあなた。
大丈夫です!正解です、あってます!あってます!3ニョロいます!!

というわけで今回は、「(先住ちゃんと)仲良くなれた方がもちろん良いですけど、例え仲良くなくてもお部屋を分けるなどの工夫をして一生大切にします」とお迎えを決めてくださった正式譲渡のお知らせです。
ピリついた里親さんの選考会議
ありがたいことに今回もたくさんの方からご応募をいただいていて、どなた様も素晴らしい里親希望者さん達ばかりでした。
ただ、里親さんの選考というのは人を選ぶ作業ではなく、あくまでも、その子その子にとって一番良い環境を考えて、一生のお家を見つけて、お繋ぎすること(マッチング)ですので、元の飼い主さんからの情報と預かりさんがあげてくれた情報とを併せて、「この子達に一番マッチする環境」について私たちは真剣に話し合いました。
というのも、今回のこの二人
どうも「対フェレット」の好き嫌いが少し激しいようで、預かりさんのお家の子とは「まったくダメ」との事だったんです。
なので、里親募集の要項にもありますが改めて
- フェレットは群れで生きる動物ではないから仲良くなれない子とは仲良くできないことがある。特にこの子達は誰とでもみんなと仲良くしようと思っているタイプではないということ。
- これまでの経験上、先住ちゃんの種は特徴として一人っ子気質の強い子が多いということ。これまでずっと一人っ子できていたわけだから「仲良くしたくありません!」ってなるかもしれないこと。
- だから、「みんなで仲良く」とはいかないかもしれない可能性が高いということ。
- 相性が合わなかった時にはムリに仲良くさせようとせず、別部屋(別ケージ)で飼育してあげて欲しいこと。
- ゆっくり見守っていてあげてほしいこと。
- などなど
を、お伝えして迎えたお引渡し当日。
-

里親募集当時の記事
マーシャルフェレット3才男の子2匹の里親募集記事(正式譲渡完了しています)
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花嫁の父×2人を乗せた車内の空気たるや
預かりさんがそのまま搬送ボラさんも引き受けてくださったので、車中ではもうずっと2人して結婚式当日の花嫁の父の気持ち。
皆でたくさん話し合って、この子達にとって一番良いお家、この子達を一番幸せにしてくれるお家、一番素敵なご縁を引き当ててる自信はあるし、『いまよりもっとの幸せへ送り出す』って分かってるけど、どうしたって…
これ以上は野暮か。
とにかく道中はそんな感じ。
ただ、今回は「どうしたってムリ」なパターンの可能性が高いこと、上記のようなお話をしていても「どうしても難しい(飼育継続不可能)」という状況はあること(経験上)、だから数日後にまたお迎えに戻るかもしれない心の準備だけはしておきましょうって。
そんな車内の空気…お察しくださいませ。
ピリピリしてるのは人間だけだった現場
本来であればいきなり先住ちゃんとこの子達を会わせることはしません。
それは良くない結果に繋がる事が多いですし、なによりそれはご法度ですらあります。
ただ何度もいうように、今回は特例。
私はこういう事を続けてきていて長いので、「最初のそれ」でその後の予測がある程度はつくので、それに合わせてお教えしておきたい対処法(アドバイス)をより具体的かつ明確にしておきたくて、預かりさんの手も借りて「ちょっと顔合わせ」を試みました。
今言ったように、「最初のそれ」で事故ったら全ておじゃん。そのまま「良くない結果」へ繋がるだけなので、それだけは絶対に避けなければいけません。
「いいですか?いきますよ」
「…はい」
唾を飲み込む音が聞こえそうなくらいピリつく人間たちを横目に
「え、だれ?」
「そっちこそ、だれ?ここボクん家だけど?」
って、バターになっちゃうんじゃないか(出典:ちびくろサンボの虎)ってくらいのご挨拶をして…

って、長くなるのでその後の詳細は省略しますが、写真がないのには理由がありまして。
ここまでは、上記の通り「カメラなんか構えてる余裕がないから」なのですけど、ここからは…
「こっちに良い場所あるんだよ!行こう!ボクのとっておきの場所!こっち!こっち!」って先住ちゃんが2人を連れて行ってくれた先が『押入れ』というとてもプライベートな空間だったから。です。
「ここでよくお昼寝をしてるんですよ」って、私も飼い主さんから直々にその現場を案内して頂きましたが、さすがに写真におさめるわけにはいきませんので、事務所への報告も文字のみ。
でも、これってばフェレット(フェレ飼い)あるあるですからね。
この場合には一応、飼養環境の確認というテイがありますけど、そういう時じゃなくても、フェレ飼い同士ってば普通に、例えばコタツの中をめくって見せたりしあいますでしょう?
私も何も考えずにベロンとめくってなんならSNSに投稿までしちゃってますけど、よく考えたらコタツの中を世界に公開する事なんて普通は無いんですよね(笑)
って、話がそれましたが、とにもかくにもそんなこんなで
「今はこういう状況でもこの後にもしかしたらこういう事が起きるかもしれないので」的なことを2-3お伝えして帰路につきました。
「良かったですね。」
「はい。あの二人があんな風に他の子と仲良くなれるなんて。うちでは決して見られなかった光景なので、なんていうか…ちょっと(感動して)泣きそうでした。」
行きしなのあのピリピリとは打って変わって、帰りの車内ではユルユルに気が緩んでました。
(預かりさんへ!行きも帰りも運転ありがとうございました!)
何も心配いらなかったね
当日
「今もまだ一緒に寝てるんですけど夜(自分たちが見ていられない就寝時)はやっぱりケージは分けてあげておいた方が良いんですよね?」
「はい、そのようにお願いします」
数日後

「遊ぼ!」って待ってる。可愛い。
この記事を書くにあたって送って頂いた今日のアイキャッチ画像は福袋開封の様子でしょうか。
掲載サイズの都合で下半分を切ってしまったから別のショットで全部見せがこちら。

なんて幸せそうなんでしょう。
たくさん買ってもらったね、嬉しいね。もう、すっかり家族だね。
っていうか、最初から何にも心配しなくて良かったんだね。
昔、ボラの先輩が言ってた「ご縁は繋がるべき所に繋がってる。私たちはそれを探り当ててあげるだけ。」って言葉を思い出しました。
ずっとずっと3人で仲良くね!
これからも、いたちのおうちは
一匹、一匹、全てのフェレットの幸せのために☆彡

