フェレット

ずっと病気(発作)と闘い続けてくれた可愛いお姫様フェレットもえちゃんのこと

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この記事は何年も前に書き出しはじめて、ちょっと書いては他の用事が入って中断、ちょっと書いてはまた中断、その間ずっと頭に「続きを書かなきゃ」は薄っすらとあるもののすぐに「別に急ぐこともないか」って、結局、今日まできてしまいました。

そんなこんなで、下記の書き出しは一気に数年前のものとなります。


先日、もえちゃんについて「やっぱり、えるちゃんに似てるから自分の所で引き取ったんですか?」というようなお問い合わせがありました。

それは別に批判的な内容というものでは決してなく、きちんと「違いますよ」ともえちゃんが我が家の子になった経緯をお話させて頂いたら、「そうなんですね。勝手な事を言ってしまってすみませんでした。」って…

その「すみません」は「もえちゃんはえるちゃんの生まれ変わり(転生)」という言葉を使ったことに対しての「すみません」で、私に対してではなく、「もえちゃんにごめんなさいと伝えてください」って、とても温かい気持ちになる優しいお話しだった事だけ先にお伝えさせて頂きます。

その時、改めて「えるちゃんが天使になってもう一年経ったのか…」って、しんみりすると共に、「あれ?もえちゃんのお迎えのお話し…そういえば書いてなかったや!」って気がつきました。

「生まれ変わり」「転生」については諸説あります。

私は「諸説あって良い」と思っています。

そういうい事を勉強していた時間が(前職柄)私は少し本格的に多少長くあるのですが、どれが正解だという答えを出さない「その人が思うそれで良い」が私の行きついた今ある私の考えですので、「それで良い」と今ここではそう言わせて頂くのですが、もえちゃんについては、「違います。えるちゃんの生まれ変わり(転生)ではありません。」とはっきり否定しないといけません。

スピ系の話とかもえちゃんの人(鼬)権とかそういう難しい事ではなく、単純に「年齢的に合わない」「物理的にありえない」ってだけなんですけどね。

えるちゃんが天使になったのは2022年の12月です。

もえちゃんが我が家に来たのは2022年の8月。

その時すでに4~6才で…って、もえちゃんは最初から我が家にいた子みたいな感覚だから忘れていたけど、この子は実に不思議な経緯でここへ来て、不思議なご縁で私の娘になってくれた可愛い可愛い愛しい子。

※もえちゃんは2024年11月4日、虹の橋へ向かいました。

野生のイタチじゃないなって、フェレットだよなぁ…で保護されたのがもえちゃん

とある自然豊かな地域から「カメラに写っている動物がどう見ても野生のイタチではなく、フェレットかもしれないという話がでたので、《フェレット 保護》で検索をしてこちらのお電話番号にたどり着きました。映像を確認して頂きたいのですが」というような連絡がありました。

「間違いなくフェレットです。すぐに引取りに向かいますので捕獲だけお願いできますでしょうか?」

「やってみます」

の後すぐに「おとなしくて簡単につかまってくれました」

というようなやり取りがあったと思います。

我が家からはだいぶ遠いその場所へ「すぐに行けます」と行ってくれた預かりさん。

警察署へのあれこれや手続きは保護主さんがして下さり、月日が経ち、預かりさんがそのままお迎えでほぼ決定していたところにちょっと色々ありまして、いったんこちら(東京)の病院で診てもらいましょうとして特急電車でお迎えに行きました。

よく分からないけど何かおかしい…

もえちゃんはおとなしい子でした。

もちろんフェレットらしくキャッキャウフフ♪している事もあるのですがその時間が極端に短いというか、ハイテンションから急にボーっと空を見るような状態で止まっていたり…ある時からこんな風になる事が増えました。

それまでにもちょこちょこ「あれ?」と思う事があり、病院へは行っていましたが、この時には「この先、何か大きなトラブルがでる可能性は十分に考えられますが、それは脳の問題になるかと思います。フェレットさんの場合、それ(脳の病気)に対して何をしてあげられるかと言われたら現状では何もできません(対処療法だけになる)ので…今はまだこれはもえちゃんの可愛い個性の部分だと思っててあげて下さい」と言われました。

この時、先生の言った「この先」は、想像していたよりずっと早く、あっという間のすぐにきました…

何をやってもすぐに薬が効かなくなってしまう

コテンと倒れるだけだったそれが、ある時から、気が付いたらこんな風になってしまうようになりました…

もともとおとなしい子という事もありましたが、本当に「気付いたら」この状態で、毎回、毎回、死なせてしまうんじゃないかって怖かったです。

発作の動画です。トラウマがある方や苦しそうな表情が見られない方などは閲覧をお控え下さい。

2023年5月頃

もちろん薬は出してもらっていました。

1日1回だったのが2回に増え、どんどん強い薬になって、それでもいつも、投薬回数、投薬内容、を変えて効果があるのは最初だけ。

一週間もしたらまたこうなるようになってしまって、入院もしました。

「24時間点滴を繋ぎっぱなしで1週間ほど様子を見ましょう」という事だったので、毎日、お見舞いに行って、毎回「経過良好」と言われ

晴れて退院!だったはずが、その帰宅中のタクシーの中でまた動画のような状態になってしまって…

どんどんひどくなる「こんな状態」

点滴でお薬をいれ続けている間は何も問題は起きなかったけど、外した途端にまたそうなる。だからといって一生点滴をしているわけにはいかない。じゃあ、どうしたら良い…

毎日ずっと考えていました。

「そうなったらそうなった時だって覚悟を決めて」なんて言うのは簡単だけど、覚悟なんてそんな、そうやすやすといつでも出来るものではなく…

その頃にはもう「こうなってしまう」は、ここまでになっていました。

発作の動画です。トラウマがある方や苦しそうな表情が見られない方などは閲覧をお控え下さい。

2023年8月頃

「今度こそ死んじゃう」って、毎回、毎回、「どうして…」ってオタオタしていました。

穏やかに過ごせた、穏やかな旅立ちだった

それまでセカオピ先だった病院に転院をしました。

治療方針というかなんていうか…

もえちゃんは、それまでに4つの病院へ行っているのですが、推定年齢が「若く見えるけど分からない」「シニア一歩手前くらい」「4~5才」「6才前後」みたい感じでよく分からず、だからというのもあって余計に治療方針が定まりづらいところがあったんです。

そんな中で、その先生だけが…ちょっと上手く伝えられそうにないので端折って「この先生に任せようと思う言葉があったから」。

で、そちらの病院へ通いはじめて少し経った頃のこちらがちょうど今から1年前の投稿です。

どんどん重くなっていっていたあの症状は治療方針を変えてから一度もでることがなくなり、この時に願った「もえちゃんの健やかな時間」は1年も続いてくれました。

最後の数ヶ月は他の子と同じように病院へ駆け込む事も目が離せない数日間もそれはそれなりにはあったけど、それでも、「健やかだった」と言い切れます。

先生は「この治療法でここまでコントロールできない子は正直これまでにいなくて…」って言っていたけど、何をやっても効いてくれなくて何が何だかどうしてあげたら良いのかまったく何にも分からないまま、毎日のように(今度こそ死んでしまうかも)(もう死んじゃうのかも)ってただオロオロオロオロ過ごすしかなかったあの時期には想像もできなかった健やかで穏やかな時間が1年も持てた事に感謝しかないです。

「まだまだ一緒にいたい」という私の願いを叶えてくれた先生にも、ずっと頑張って応え続けてくれたもえちゃんにも心からの「ありがとう(ございました)」を。

本当は、もえちゃんらしい可愛いエピソードとか、もえちゃんはこういう子だったんですよ、みたいな聞いてもらいたい可愛い話は他にたくさんあるのに、もう長くなってしまったなぁ…

だからといって、病気の話しと発作の動画だけで終わるのは嫌だから、最後にもえちゃんの可愛いハッスル動画を見て下さい。

これは我が家へ来て一週間とかそれくらいの時です。キャピキャピしていて可愛いでしょう?

一番最初の動画のようにもえちゃんは最後までピクニックガール(ご飯を咥えて運ぶ子)でした。

ご飯を運ぶフェレット

フェレットのピクニック

こんな風にご飯でもぬいぐるみでも何でも運んでピクニック。

優しくてお茶目でおっとり可愛い女の子。大切な私の娘。

もえちゃんが教えてくれたこと

もえちゃんはずっとステロイドのお世話になってきました。

それまでなんとなくでしか捉えていなかった「ステロイドの長期使用」について改めて調べて真剣に考えました。

参考まで
ステロイドの副作用
ステロイドは怖くない!フェレットには必要不可欠なことが多いから長く付き合っていくお薬だと知っておこう

時々、「ステロイドに頼らない治療法が知りたい」「なるべくならステロイドは飲ませたくない」というようなお問い合わせがありま ...

続きを見る

…なんだか、こうして書いてみると、まだちっとも心の整理はついてないんだなぁって気付きます。

文章が全然まとまらないのは、もえちゃんの形に空いた心の穴にまだ慣れていないから…

この穴がふさがる事なんて無いのも、「そういうもの」としていつかしっくり馴染んでいくのも、経験上、知ってるから大丈夫。

経験者さんたち!最愛の子ども達の形に空いた心の穴、しっかり抱えて生きていきましょうね!

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

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