フェレットはケージをストレスに感じているのか

さすけ

脱走迷子捜索についての大切なお知らせ 保護活動にもアップデートは必要

2024年12月23日

大切なお知らせ

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今日の記事はなるべく多くの「いたちのおうちの読者さま」に読んで頂きたいです。

これまで「いたちのおうちには、こう書いてあったから」と、それを「一番速やかで確実な流れ」だとして広めて下さってきたあなたやあなたに読んで頂きたいです。

もちろん、これまでのそれが「間違っていた」とかそういう事ではなく、最近どこかの記事でも書きましたが、今は色々なことの過渡期です。

「うちの子は賢いからこんな事ができるんだ」ってそれが自慢になっていた犬のノーリード散歩が、

「猫は自由にノビノビとさせてあげるのが一番よね」ってそれが良しとされていた猫を自由に家の外へ出すという飼い方が、

「ケージはストレスになる」という根拠のない迷信から広まった小動物たちにケージを使わない完全フリーの放し飼いが、

この数年数十年で、どれも全て「それらは動物たちにとって危険なこと」だと分かり、今では「飼い主としてやってはダメなことの代表」みたいな位置づけに令和ではなっています。

ひと昔前までは動物たちのためを思ってそうしてきていた事が、たったの数十年でまるっきり真逆の「不適切な飼養環境」となったのですから、なかなかそれを受け入れるのが難しい頑なな層も一定数いるのは仕方がない事のかな。とは思いますが、それでも、仕方が無くても、伝え続ける事をやめるわけにはいかないですから、保護活動者として…って、今日はそういうお話ではありません。

時代に合わせて、いたちのおうちの方針も変わりますってお話です。

脱走迷子捜索について保護活動者としてアップデートしました

これまで、いたちのおうちは「迷子の情報を詳しく出さない(写真もです)」ことを推奨してきました。

それは、いたちのおうちが独断で勝手に決めたルールなどでは決してなく、それ以前からずっとそれまでの多くの活動者さんたちの経験則から「その方が良い」とされた動物種たちがいて、その動物種たちでは「そうしていきましょう」として、そうされてきていた事です。

なので、いたちのおうちでもそれがベストだとして、皆様にもそういう形を推奨させてもらってきていました。

が、そうする事が必ずしもベストであった時代ではもう無くなってきています。

今でももちろん、なりすまし(ペット泥棒)を防ぐためにはそれがベストなやり方である事には違いないですが、もう、迷子探しも「ネットで」がこれだけ浸透してきている時代に、かつてのような「詳細を出さないでやりましょう」は難しいです。

なりすまし/ペット泥棒とは?

  • 迷子情報の写真で見た子が可愛かったからなどの理由でこっそり探しに行ってそのままさらってしまう
  • 迷子情報で見た子が珍しい種類だったからなどでどうしても欲しくて自分が飼い主ですとなりすまして連れて帰ってしまう
  • 偶然見つけて保護したら可愛くて返したくなくなってしまう
  • 脱走させるなんて悪い飼い主に返すより自分が飼ってあげた方が幸せだと決めつけてこっそり連れて帰ってしまう
  • そもそもそれらが泥棒行為になるという事を知らない
  • 等々

これらは全て実際にあったお話です

2024年現在、迷子情報を掲載する各々サイトのテンプレートには必ず「写真の掲載」と「できるだけ詳しく書く欄」があります。

その方法が主流となってきているのに、いつまでも、あの時代にはベストかつ唯一の正しい方法とされた古いやり方を通そうとしていては、それこそ現場の邪魔になってしまいます。

情報の拡散はどこから出すものも「同じ形で出す」のがベストですから、今ここをお読み頂いている皆様、どうぞこれからは古いやり方にこだわらず、今主流の方法で、みんなで協力しあって解決していく事を目指していきましょう。

いたちのおうちでも、それを推奨していたページには「これからはこうしていく事がベストと思います」と、この記事を貼って、時代に合わせた方法を推奨していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

いたちのおうちサイトロゴ
いたちのおうち
迷子(脱走)探しにおいて
  • 古いやり方(詳細な情報を出さない)に固執せず
  • 新しい今のやり方(写真などを掲載する)を推奨
  • これからもどんどん「もっとこうした方が良い」が出てくるかもしれないので、その時には、
  • 「皆で同じやり方で/同じ方向をむいて進む」ことが「解決への一番の近道」だと信じて
  • とにかく、力を合わせて「解決を目指す」事が一番優先!

「(時代に合わせて)変わる/変える」ことが出来ない活動はそこまでって事

例えば、推しを応援するのにも、雑誌やCDを買うしかなかったあの頃とは違い、今ではインターネットを駆使した応援方法が主流となってきています。

ほんの数十年、数年前にはまだ

「電車でみんなが携帯電話をいじってる光景に恐怖を感じる。自分は絶対に携帯でゲームなんてしないし、本は紙媒体一択。」

「スマホに支配されてるみたいで気に食わないからスマホは持たない。」

と言っていた著名人、それを「格好いい!それでこそ!」としていたファン層

が、まだいました。いたのですよ、本当に。2010年くらいまではまだまだ。

ですが今はもう…

その著名人がもう自らゲーム配信をしていたり、kindleの宣伝をしていたり。

「スマホは持たない主義」を貫こうにもそれでは社会生活というか仕事をしていくうえで「周りに迷惑をかけてしまう」事になるのがもう今のこの時代ですからね。

「それではやっていけない」時代なのですよ…もう。

抗うとかの次元ですらもう無くて、何をするのも「それありき」で考える事が「当たり前」の時代ですから、いつまでも「昔からのやり方」に固執していては、スムーズに事が進められませんから、保護にかんするあれこれも「時代に合わせてアップデートしていきます。だからこうしていきましょう(いくことにします)」という簡単なお話ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

アップデートに伴い、知っておいて欲しいこと

今までのやり方をガラっと変える、しかもそれが真逆への方向転換となると、色々な意味で『それによってのトラブル』が起きることは、皆さんも容易に想像できるかと思います。

冒頭であげた例が全ての飼い主の間に浸透してそれが当たり前のこととして全ての動物の飼い方が「統一される」事はきっと今後もありません。

その中で今回のお話、「迷子脱走の捜索時」には、ネットでよく見る「どっちが正しいか論争」をしている時ではないって事を頭にいれておいて欲しいのです。

「その子が無事に帰れること」が最優先ですからね。

そのために、いたちのおうちはこういう形でアップデートしますという今回のご報告。

ぜひ、皆さんと共有しておきたい事ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

で、ですね…

脱走させないために:「ケージがストレスになる」は間違った考え方です

口を酸っぱくもう何度も言ってきていることですが、今でも時々きく「ストレスになるからうちではケージを使いません」。

これはまったく根拠がないお話しだという事を今日またここで改めてお伝えしておきます。

例えば、お迎えしたばかりで色々と「この子のために」を模索中の時に、どこかからそんなようなお話しが聞こえてきたら「そうなのね!ケージはストレスなのね!それじゃあ、うちでは使わないことにしましょう!」となってしまう流れはよく分かります。

よく分かりますが、よく考えてみて下さい。

「ケージ飼いがストレスになってしまう性質をもつ小動物」を愛玩動物にする(ペット化)なんて事はそもそも出来ない/してはいけない事だとは思いませんか?

フェレットという動物種が本当にケージでストレスを受ける性質を持っているのであれば、ケージでの展示を常時行っているペットショップは全てが動物愛護法に違反しているという事になってしまいます。

「この子達はケージがストレスになっているので、お迎えしたらケージは使わないであげて下さい」なんて店員さんが言っているのを聞いたことがありますか?

もちろん、ケージから全く出してあげない、遊んであげない、みたいな環境は言語道断ですが、毎日きちんと遊ぶ時間を設けてあげていれば、この子達にとってケージがストレスになるなんて事はなくて、むしろケージは安心できる「自分たちのお家」になるんです。

「お店にいる時はストレスではなかった事がお迎え後にはストレスになってしまった」のだとしたら、それは飼い方の問題です。

し、そのほとんどが飼い主さんによる単なる思い込みだったりします。

部屋のど真ん中でお腹を見せてスヤスヤ寝ているのがもはや日常だった私の可愛い息子のさすけも、別にケージが嫌だったからそうしていたわけではありません。

私が見ていられない時はケージで過ごしてもらっていましたし、放牧中も本人が帰る気があればお部屋(ケージ)に帰って寝ていました。(さすけは面倒くさがりなところがあるので、「眠いからもうここで寝ることにしまーす」がちょっと他の子たちより多かっただけです)

「見てあげられない時にはケージに入っていてもらう」を徹底した環境下では、「ちょっと目を放したすきに」どころか、玄関を何時間あけていようが、窓を一日中あけていようが、フェレットが外へ出てしまう事ありません。

脱走、迷子は防いであげられるのですよ。

ケージを正しく使ってさえいれば起きなかった事故というのはたくさんあります。

ケージの必要性とは

参考に
フェレット【ケージは可哀想の間違い】必要な理由なぜ無いとダメなのか
東日本大震災から一気に広まったケージの重要性

コロナ禍によるものばかりだとはもう言いませんが、「ペット需要が高まっている」とされたあたりからまたフェレ飼いさんが増えて ...

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悲しい事故が起きないよう、未然に防げることは万全な対策を。

くれぐれもくれぐれも気を付けてあげて下さいね。

おまけに

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