前回、我が家の可愛いまこちゃんが尋常ではない寒がり方をするというお話しをさせて頂きましたが、今日はその事についてもう少し詳しく聞いて頂こうと思います。
まこちゃんは、23℃~25℃に保たれている室内でも、何も防寒対策をしてあげていないとずっと震えてしまいます。
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何にもしてあげていない状態のまこちゃんの手や足や尻尾は、触ると「冷たい」です。
人でいうところの末端冷え性のような状態なのですが、先日の検診の結果から「そのうち、口(舌)などの粘膜が紫色になってくるかもしれません。気を付けて見ていてあげてください」と先生に言われました。
呼吸があらい+異常に寒がるのは「血流」の問題かも
まこちゃんの副腎にある腫瘍は、血管(大血管)を巻き込んで広がっている(浸潤している)タイプで、大きさもかなり大きいのですが、それについては長くなるのでこちらで
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まこちゃんの副腎腫瘍について
※里親募集の受付を終了します※ きちんと記事にしてお話させて頂きたい事がありますので少しお待ちください(2024/9/2 ...
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腫瘍の位置的にも大きさ的にも、数週間に一度は必ず定期健診という形で、ずっと様子を診てもらってきているのですが、先日の検査では、まこちゃんの血流が悪くなってきていることが分かりました。
こちらをご覧ください。

全身からかえってきた血液はまず「右心房」に入り、「右心室」を経て肺に送り出されます。
肺で酸素をもらった血液は「左心房」に入り、「左心室」から全身に送り出されます。
エコーで見せてもらったまこちゃんの心臓は左心側の動きが鈍くなっていました。
左心系のポンプ機能の働きが落ちると、肺からの血液が戻ってこられなくなったり、全身に血液を送り出せなくなったりします。
肺からの血液が戻ってこられなくなるとどうなる?
以下に人の例をそのままお借りしてきました。
肺からの血液が戻ってこれない(肺に血液がたまる「肺うっ血(はいうっけつ)」)と、次のような症状が出ます。
- 階段をのぼったり重いものを持ったりしたときの息切れ
- 横になると息苦しく、起き上がって座ると楽になる起坐呼吸(きざこきゅう)
- 夜間の呼吸困難
- 咳
- 胸がヒューヒュー、ゼイゼイ鳴る(喘鳴)
また、全身に血液を送り出せなくなることで起こる症状には次のようなものがあります。
- 動悸(どうき)
- 疲れやすさ
- 手足の冷え

赤字にさせてもらった部分はそのまま、まこちゃんの症状に当てはまります。
まこちゃんの手足は冷えています。
最近のまこちゃんはちょっと歩くと息切れしています。
そういえば、あの時、先生が

って言ってました。
まこちゃんが寒くないように、苦しくないように、何をしてあげたら良いんだろう…
寒さ対策のお洋服は継続
今日のアイキャッチで超絶可愛いゆめふわ仕様のお洋服はセリアのアームカバーなんですけど、後ろ姿もこんなに可愛い♡

ゆめかわお洋服の作り方(ってほどでもないですが)
穴を開けたのはここです。

まこちゃんの腕くらいなら少し切れ目を入れて指でぐりぐりするだけで大丈夫。
アームカバーなので、ここに穴をあけた以外は何もしてません(ほつれ止めもなし)。
ただお洋服はあくまでも「毛が無いから寒い」の対策にしかならず、冷えてしまう足や尻尾を温めてあげるためには別の方法を考えなければいけないな…
この子達に靴下を履いてもらうとか尻尾にカバーみたいなものをというのは現実的でないし…
ただ、ちょっと握っていてあげるだけですぐにポカポカになってはくれます。
現在は、ケージの中では寝袋×ヒーター、放牧はなるべくポカポカカーペットの上(まこちゃんは足が冷えるからなのか冷たい床の上へは行かないでいてくれます)、あとはしょっちゅう触って冷たくなっていないかを確かめて何とか凌いでいる状態です。
お友達の家に遊びに行った時には、こうしてずっとパパさんの懐に入って暖を取っていました。

パパさんは横になっていたのですが、まこちゃんは「ここが一番、暖かい♪」ってずーっとこんなお顔で満足そうに、帰るまで出てきませんでした(笑)
酸素が足りてない(苦しくなってる)なら
これまで我が家では、心臓の病気だったさすけはもちろんですが、旅立ちまでの時間を少しでも、呼吸だけでも楽にしてあげられるなら、少しでも穏やかに過ごしてもらえるのなら…と酸素室のお世話になってきました。
表現を選ばずにそのまま言うならば、それはもう、酸素室を使うことを決めたその時はもう、一緒にいられる時間は残りわずかですとそれが現実としてはっきりそういうお話が先生から出たからその選択をしてきたわけですが、まこちゃんにはまだまだ「残りの時間」だなんて縁遠い言葉です。


(なるほど…)

確かに運動量は減ってきてるけど「酸素室」はまだ早い気がすr…そうだ!あの業者さんに相談しよう!
そうです、「ケージにこだわらずに」って教えてくれたあの業者さんです!
というわけで、こぐまの酸素屋レヴソルさんから実際にお借りしたお話はまた次回。
それまではこちらのお話など
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他にもサイト内検索のキーワード入力で「酸素」と入れて頂くと酸素室にまつわるお話が出てきますので、参考にして下さい。
健やかなニョロニョロ生活を☆彡