前回のお話で、DMがHな業者さんからのそれであふれかえっているとお話しさせて頂いたのですが、当サイトのメールフォルダというのも全く同じ状態に陥っていまして…
スパムメール対策とかそろそろ本気でやらなくちゃなっと、整理をしていたら、やっぱり見つけました。
見落としていてごめんなさい。
いたちのおうちのブログをいつも楽しく拝見しております。
私も我が家で3匹のフェレットと暮らしております。最近、1才6ヶ月になるオスのフェレットの餌を食べる量が少なくなっていて、見るからに痩せたので動物病院で診てもらったところ、体重が著しく減っていました。お医者さんが言うにはこれだけ元気がある様子なのでおそらく餌を食べ飽きてしまったのだろうとのことでした。今までイースターのフェレットパフォーマンスの一種類のみを与えていたことを後悔しております。これから、彼が好んで食べてくれる餌を探さなくてはなりません。
以前、こちらでちらっと記事になっていた某フード(プレミアムって書いてあるけどプレミアムじゃない)やジャンクフードと呼ばれているフードについてお尋ねしたく、メール致しました。どのメーカーのどの商品なのか、差し支えなければお教え頂けませんか?それについて、また改めて自分で調べて確認したいと思っております。お手数ですが、ご検討頂けたら幸いてす。
著しい体重減少って…獣医さんに診てもらっているのだから心配する必要はないのですが…
1歳半なら「大人痩せ」が考えられる要因の一つにあるかとも思うのですが、獣医さんが、そうは言わなかったところを見ると、その痩せ方はその言葉のまま「ご飯の量が減ったから」なんだと思います。
それでしたら、早急に、まずは体重を戻してあげる事を優先した方が良いのではないかなと私は考えてしまいます…
また、
>こちらでちらっと記事になっていた某フード(プレミアムって書いてあるけどプレミアムじゃない)やジャンクフードと呼ばれているフードについてお尋ねしたく、メール致しました。どのメーカーのどの商品なのか、差し支えなければお教え頂けませんか?
どの記事にあった何のお話しについての…何を尋ねられているのか、いまいちちょっとご質問の意図するところが分かりかねますので、あれなのですが…
ここからは、私なりの解釈で私の勝手な考えだけをお話しさせて頂こうかと思います。
私が「著しい体重減少」に不安になる理由
しつこいようですが、ちゃんと獣医さんのお話しを聞いて、そう判断されている飼い主さんに対して、私が余計な事を言って不安にさせてしまうような事をするつもりではありませんので、あくまでもここから先は、閲覧してくれている皆さんはどうか「書き手が勝手な思い込みでしている話し」としてお読み下さいね。
ガリガリに痩せてしまった子の保護などこれまでの経験上でそれは致し方が無い事だとご理解を頂きたいのですが、私は、この子達のこの小さな体で「著しく体重が減る」という状況に過剰なまでに「大丈夫かな」って心配になってしまうのです。
それがどれくらいのペースでどの程度のあれなのかも分かっていないので、本当に余計なお世話でしかないのですけれども、あまりにも急激な体重減少を私は「何か病気が隠れているのではないか…」等とゴリゴリに疑ってしまったりするのですよ…
状態が分からないのであれですが、私だったらセカオピを考えるかもしれません。
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本当に脅すつもりではないのですが「著しい体重の減少」は、あまり楽観的な状況ではない場合があります。
(何度も言うように、程度が分かっていないので、私の経験則で「危なかった症例」を基準にお話ししています。)
食欲不振・急激な体重減少を伴う主な疾患
食に対して気まぐれな子が多いのが特徴の1つだったりするフェレットですから、病気の症状である「食欲不振」に気付くのって、大概が後からだったりするのです。
うちの可愛いえるちゃんは三日に一度くらいの頻度で「今、ごはん食べたくなーい」ってスーンします。
もちろんそれは病気が隠れている食欲不振なんかではなく、単なる気まぐれです。
そんな時にどうするかはブログ内のあちこちで記してあるのでここでは控えますが、とりあえず…
「食べたくない」のか「食べられない」のかを冷静に見定めてあげなければいけない時があります。
また「どうして」食べたくない・食べられないのかを考えて(調べて)あげなければいけない場合があります。
本当に、ただ単に、そのフードに「食べ飽きてしまった」だけなら良いのですが
- リンパ腫
- その他多くの腫瘍性疾患
- 誤飲
- 胃潰瘍
- 心疾患
- 毛球症(腸閉塞)
- 腎不全
- 脾腫
- 等々…
の可能性は無いのか私はどうしても疑ってしまうのです。
心配しすぎるのは本当に悪い癖だと分かっているのですけど、この癖だけは直らないので…ごめんなさい。
体重減少を食い止める事を優先した方が良い理由
人間でもそうですが、何か(病気になった、手術をする事になった、等)があったとき、直前に体重が落ちてしまった瘦せ型さんより、体重を維持している状態や少しポッチャリさんの方が体力面で有利な場合が多いです。
※極端な肥満体や、健康的なスリムさん(元々の体質・正常値の範囲内)の話はしてません。
これは、「ちょっとした風邪」をこじらせたり、そこから肺炎を引き起こしたりするのが、いつだって、痩せている人に多かったっていう私の周りの環境(ごく限られた狭い範囲です)も影響しています。
だから、フードの切り替えや詳細な検査などと並行しつつ、私なら、まずは、体重減少を食い止め、そのまま体重を戻してあげる事を一番に考えます。
急にフードの食いつきが悪くなる原因
単純に「食べ飽きた」もあるとは思いますが、上記であげたように、何か病気で食べられなくなってる場合と
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食べ飽きた以外の理由で、そのフードをもう食べたくない場合があります。
風味が飛んでおいしくない・劣化・腐ってる
これは、「食べ物の味を味わう」事をしない(丸のみのような食べ方をする)多くの動物たちにいえる事なのですが、人間以外の動物たちは、味覚を感じる細胞の数が人間のそれよりもだいぶ少なく、味覚といわれるその役割が、口にしたその食べ物が腐っていないかを知るために特化したセンサーとなっていたりします。
※甘味などももちろん感じますが、その大半は「嗅覚」で「おいしい♡」ってなっているのだとされています。
この子達の舌は、特に「劣化(酸化)」や「腐敗」にとても敏感なのです。
こちらの記事『劣化(酸化)に超敏感な子がいる』でもお話しさせて頂きましたが、開封してからわずか10日で「もう食べたくない!」ってスンする子もいます。
そのフード…本当に食べ飽きただけなのか、もう一度きちんと、保管状態について見直してみてあげて下さい。
「酸化」は空気に触れた瞬間から始まります。
それについてはどんなに神経質に取り組んでもある程度までの事しかできないと私自身が諦めていたりもするので、ここでは、それについてでは無く、間違った保管方法についてお話させて頂きます。
冷蔵庫での保管は開封前だけ!
Twitterで、とても有益な情報を見つけました。
これからの季節なので注意喚起。
フェレットフードやサプリメントを劣化防止のために、開封後冷蔵庫にいれてる方も多いと思いますが、結露でカビが生えたり腐りますので絶対にやめてください。
それらの製品は保存性を高めるため、意図的に水分含有率10%以下に加工されてます。そのためカビたり腐敗しにくくなってます。
しかし逆にいうと結露などで、それ以上の水分が与えられると簡単に腐ったりカビたりします。
特にフードは多孔質といって、おやつのカールみたいに空気に触れる面がとても多く、1度でも結露が生じると空気中の雑菌がつきやすいためとても腐りやすいです。
またこの時期から多くなるフードを急に食べなくなる子は、不適切な保管で飼い主さんがフードを腐らせてることが多いです。
冷蔵庫に保管するなら開封前にして、開封する前に3時間以上は十分室温にならしましよう。開封後の保管は常温で酸化と栄養価低下を防ぐため2週間以内に使い切ってください。
もっと勉強したいかたは水分活性というワードで調べてみてください。
食品保存の勉強になります。
まっきー(@makin55)さんのツイートより
こちらは、ほんの一例ですが、こんな風に「間違った」保管方法で、フードを(人間では気付かなくても)腐らせてしまっていたり、腐るまでには至っていなくても、「美味しくない状態」にしてしまっている事があるのですよ。
乾燥させすぎ問題!
とあるニョロリストが
我が家では、基本的に開封前のフードは常温保存 (夏季は冷房の効いたフェレ部屋で)、開封後は脱酸素剤を入れて密封保存しています。
という、お話しを聞かせてくれた後、「時々、耳にするのですが…」として
って、重要な「それ間違ってるよ」を教えてくれました。
その他
少し前の事になりますが、この子達のフードのストックを、その他のストック類と同じ置き場に収納して、「洗剤の匂いが移ってしまった事が原因じゃないか」とされる「食べたくない」のお話しを聞いた事もあります。
まあ、これらは極端な例になるのかもしれませんが、そういう細かい点にも注意してもう一度、見直してみてあげて欲しいかなって思います。
まとめ
いつの頃からかは忘れましたが、ある時から、「ちょっと違うんじゃないか…」って思われる「飼育方法」や「フェレットの特徴」が『当然』のように話されるのを見聞きするようになりました。
「違う」というのは語弊があるけど、なんていうのかな…、
今回の事がそうだというわけでは無いのですけど、詳しそうな誰かが言ってったっていう「フェレットってこういう生き物だから!どや」みたいなペッラペラな情報の一人歩きといいますか、その誰かが言った「単純すぎる安易な知識」が広まった結果の
「そう片付けてしまうのは簡単だけれど、そう考えるのなら、もう一歩踏み込んで考えてあげると答えに近付くんじゃないかな」って思うような『お悩み』が、最近すごく多いです。
ちょっと考えたら分かる事だとは思うのですが、生き物は、食べなければ死んでしまいます。
「フェレットはフードに食べ飽きる」も一理はあると思いますが、いくら食べ飽きるとはいえ「著しく体重が落ちるほど」食べないだなんて、死に直結するような行動を小動物が自らの意思でとる事は自然界の常識としてあまり考えられない事だと私は思うのですよ。
もしかしたらという可能性を考えてフードの種類を気にする事も確かに大切な事ではありますが、その問題が、命に直結する事かもしれないと、まずはそういう風に考えてみてあげて欲しいんです。
フェレットというのは、無邪気で活発で可愛らしさの塊みたいな生き物なので、ともすると忘れてしまいがちではありますが、本来であればか弱い側にある、何かあったら待ったなしの状況にすぐに至ってしまう小動物なのですよ…
もちろん、今回のお問合せでは
>お医者さんが言うにはこれだけ元気がある様子なのでおそらく餌を食べ飽きてしまったのだろう
との事ですので、本当に食べ飽きてしまったんだと思います。
お医者さんお墨付きの「元気」があるのだから何も心配する必要なんて無いんだと思います。
だけれども、私は何でもかんでも過剰に心配してしまう性格だから、こんな風なお返事しか出来なくてごめんなさい。
終始一貫、余計なお世話でしかなくて本当に申し訳ないなって思うのですけど、いたちのおうちに問い合わせると、こういう…過剰なまでの心配性で大げさでちょっと本気で面倒くさい事をダラダラ話し出す人間が出てくるって覚えておいて頂けたらなって思います。
体重を落とさない・戻してあげるときに私がしていること
こちらなど参考にしていただけたらと思います。
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いたちのおうちったら今めちゃくちゃ忙しいです。 前から分かっていた事でその全部を後回しにしてきた結果の自業自得だったりもしますが…いや、それしか無いんですけど、とにかくバタバタしています。 ですが、松 ...
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健やかなニョロニョロ生活を☆彡