このブログサイトは可愛い可愛い愛娘「えるちゃん」の親バカをするために始めたと言っても過言ではないのですが、そういえば、その辺りの事をきちんと書いたことなかったよなぁと思って、今更ながら書いてみようと思います。
ちょっと訳アリ風な里親募集にお声がけをして、たくさんお話しをさせて頂いて、「では、当方で然るべく」と滞りなく進みだした矢先、運命のいたずらというかなんというか後にも先にもそれっきり一度っきりの何かしらが起きて、その子はいたちのおうち(事務所)ではなく私の自宅に届けられました。
自分の生活空間に動物がいるのなんて数十年振りのことで…
それが
愛してやまないフェレット
可愛い可愛いえるちゃん
でしたから、もう…
1993年フェレット元年 私もフェレ飼いとしてデビューしました
この年の春からフェレットがペットとして正式に日本に輸入されるようになったと聞いています。
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フェレットの年齢換算表(人でいうと何才?)日本でペットになるまでの歴史
フェレットの年齢換算表(人間でいうと何才?)とフェレットがペットとして日本でお迎えできるようになるまでの歴史をまとめまし ...
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そういえば、あの時ショップの店員さんも、「もともとからの愛好家は別として)今、日本にいるフェレットはまだこの子たちだけ。この子たちが輸入第一便目。」って言ってたような気がするけど、その時の私はそんな事より、初めて見る真っ白な毛並みに赤い目のなんだかフニャフニャしていそうな可愛いその小動物から目が離せなくて…
ふあぁぁぁっとこちらを見ながらアクビをしたその子と「目があったから❤」って、今から思えばとんでもなく軽率ですが、それを理由にそのまま連れて帰ったのが私の初めてのフェレット「いたぞう」くんです。
店員さんの言われた通りに設備を整え、教わった通りにお世話をして毎日毎日ニヤニヤニヤニヤして過ごしていたある時からなぜだか、いたぞうが下痢をするようになって。
近所の動物病院に電話をしたら「フェレットを診られる先生がうちにはいない。買ったお店に聞いて下さい。」と言われたので、言われた通りにあの店員さんに直接聞きに行きました。
いたぞうの時はいたぞう一匹がレジの横のケージで1人でいただけだったけど、その時に行った売り場には、かなりのスペースを使った「フェレットコーナー」ができていて、チビチビのフェレット達が所狭しとたくさんニョロニョロしてました。
その中で「フェレットはよく下痢をする生き物だから気にしなくて良い」と言われ、確かにショップのおトイレもユルユルうんちばかりだったから、そんなものなのかと安心してその時は帰ったけど…
でも、いたぞうは段々元気がなくなっていってるように見えてきて、そこから慌てて本格的に病院を探し始めました。
フェレットを診てくれる病院が探せなかった時代
インターネットという便利なものがこんなに身近ではなかった当時の事です。
タウンページで動物病院と書かれている所へ片っ端から電話をしたけど
- フェレットは診てない
- 病状が出ている子の初診はやってない
- 体力が落ちてる子をここまで連れてくるのはそれこそ殺してしまいかねないからダメ
どこからもこんな理由で断られ続け、困り果てて両親に


電話越しでものすごく叱られました。
診てくれる病院を探してあげることさえ出来ない愚かな飼い主に

ともらったアドバイスを参考にして…
やっとすがれたのは動物園の「タヌキの」の人
野毛山動物園の「タヌキの」の方、その節は本当にありがとうございました。
お名前は忘れてしまいました。
タヌキの何だったのか、はたまた「タヌキの薬ならある」というような事を言われたのだったか…それさえ思い出せません。
でも、私はあなたに救われました。
本当に感謝しています。
ありがとうございました。
その後、知り合った獣医さんに言われました。

自分はもう二度とフェレットを飼っちゃいけない人間なんだと思ってたけど
あの時、いたぞうが死んでしまったのは、ショップの店員さんがいい加減な事を言ったからとかではありません。
病院が診てさえくれればなんて話でもありません。
私が浅はかだっただけです。
あの時、生き物は二度と飼わない飼っちゃいけないと心に決めたはずなのに、それでもご縁というのは不思議なもので…
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ご長寿フェレット13才!?証明書の偽造疑惑でギネス記録まであと一歩
いたぞうを死なせてしまった後悔と反省 から私は生き物を飼う資格がないと分かったので”ペット”とは無縁の生活をしていたとこ ...
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というより、なんやかんやと理由をつけてフェレットとの縁が切れないようにずっとぎゅっと掴んでいたんだと思います。
2015年にえるちゃんと出会うためにそれまでがあったのかと思う
自分で飼うことはできなくても動物たちとは関わっていたくて、あちこちの保護(愛護)団体の活動に参加してきました。
※「思うところがあって」の時もありましたが、単純に引っ越しの回数が多かった(2桁)ので「あちこち」になったのは必然です
その中で、動物たちの役に立てる資格を取り続けました。
同じころ、今ではもう都市伝説のような存在になってる「引取り屋」。はっきりそれがそういう仕事として成り立っていたのかは定かではありませんが、そこで「フェレットを扱うこともある」と聞いたら、もう居ても立っても居られなくなって。
今のいたちのおうちのスタート地点はそこ。
所属していた団体から独立して、個人で始めたフェレットの保護活動。
あれやこれやとしていく中で「いたちのおうち」と屋号を構えて…そこからのお話は随所にあるので省略。
で、冒頭のお話に繋がるというわけ。
2016年 フェレットはもう珍しい生き物じゃない
何度かの「フェレットブーム」を経て、流行りだからじゃなく、本当に好きで飼ってる人の方が多くなってきたフェレット。
今フェレットを診察してくれる病院はこの先もずっと診てくれる先生だと思います。
フェレットの診察をやめてしまった病院の先生が「もう、フェレットは正直ちょっと」って言っていました。
表現は悪いけど「医者的に厄介な病気やケガ」が多いそうです。
それはペット保険におけるフェレットの立ち位置からも推測できます。
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皆さんご存知の通り ペット(動物)には人間でいうところの健康保険制度というものがありません。 ※人でいうところの健康保険 ...
それでも、それまでたくさんのニョロリン達を診て頂いてありがとうございました。
これからもきっと色々あると思うけど、みんなみんな健やかに
健やかなニョロニョロ生活を☆彡



