初めまして
1ヶ月前にフェレットを飼い始めた。新米です。
まだまだ、小さいマーシャルです。
四ヶ月に入りました。
色々、ブログを参考にさせていただいてます。
そこで、一件お聞きしたいことがあります。
ペットフードをふやかした離乳食をあげてますが、よく陶器の器をかじってるんですが、何か問題でもあるんでしょうか?
フードは特に食べないとかは、ありません。
というメールが届きました。
A. それは大問題です!
嘘です。それ自体については何も問題無いとは思いますが、以下の事などお読み頂き、何かしら少しでも、今後また何か不安になってしまった時などの参考にして頂けたらなって思います。
問題の解決とは自分で出来る現実的な事からしていくこと
昨年から私はアニマルコミュニケーションの勉強をしています。
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色んなニョロリンに練習をさせてもらっています。
もちろん練習なわけですから、「飼い主による検証」が必要となる作業です。
飼い主さんに私のアンテナは正しく作動しているのかを確認してもらわなければいけないのです。
プロのACさんのように「深い所で対話する」なんて次元では無く、まだまだそういう段階でしかないのです。
それでもその中で、「うちの猫と話してくれないか」というお話しがきました。
近所に猫嫌いな人がいるらしく、毒餌を置かれているのです。
毒餌と言っても死ぬまでには至らず、お腹を壊したり、グッタリとしてしまう程度なので、警察に届けることも出来ません。
でも、近所の獣医さんに「最近、同じ症状の子が多い」「何かの中毒症状」と言われたので、間違いはありません。
近所にそんな人がいるかと思うと恐ろしくてたまりません。
だから、うちの子に「外へ行かないように」またそれが難かしい場合は「外では何も食べないように」と伝えてもらえませんか?
A. お断りします
私にはまだそんな事は出来ないって、お断りさせて頂くのでは無く、これは、そもそも「アニマルコミュニケーション」では無いのです。
アニマルコミュニケーションとは人間の思い通りに動物たちを従わせる手段ではありません。
「解決に向けての話合い」をするのがアニマルコミュニケーションです。
それには私の技量では無理ですので、きちんとプロの方をご紹介させて頂こうとしましたが、それについては「お金がかかるならいい」との事でした。
だから、代わりに
「その子が外に出ないようにあなたが対策してあげるのが先では?」というお話しをさせて頂きました。
「でも、外に出たそうにするから」とか
「外に出さないとストレスがたまっちゃって可哀想」とか
「譲渡会で引き取ってきた里子で、元は野良猫で~」とか
「そんな人が近所にいるなんて~」とか
「警察は役に立たない~」とか
涙を流して色々おっしゃっていましたが、終始一貫して私は「その子を外へ出さない現実的な対策が先だ」とお伝えしました。
私はペット飼育管理士の有資格者です。曲がりなりにも、動物取扱責任者として登録までしています。
アニマルコミュニケーションは出来なくても、動物たちの事を考えてあげるべき立場にある、その責任者なのです。
具体的に何もせず悩んでるだけで解決する問題なんか無い
仰ってる事は丸っと全部理解出来ます。
近隣住民の皆さん全員が動物好きで、地域猫にも外猫にもどこのお家のニャンコスにも優しくて、
何かトラブルが起きそうだと相談したら、何よりも先に一匹のニャンコスの為だけに所轄のお巡りさん達が総動員で警戒体制に入ってくれる。
夢のような世界です。
そうだったらどんなに良いかと私だってそう思います。
でも、現実は違います。
動物アレルギーの人だっているし、猫が嫌いな人もいます。近寄られては困るからなのか、嫌いだからなのか、面白がってるだけなのかは分かりませんが、毒入りの餌まで作るような人がいたって、お巡りさんは何か事件が起こってからしか動きようが無いのがこの現実社会です。
飼い主さんとその子が暮らしているのは、この現実世界の方です。
だったら、まずは何をすべきか「問題の解決・取り急ぎの対策」は「その子を毒餌に近づけない=外に出さない」だと思うんです。
交番でも言われたという可能性、「もしかしたら、それは毒餌なんかでは無く、どこかのお家が花壇に蒔いた駆除剤や消毒薬の影響かもしれない」というのは、0%だと仮定します。
100%誰かが猫に嫌がらせをする為にわざわざ毒の入った餌を撒いているんだとします。
そうだとしたら、時間だけはそれなりにある私ですから、夜通し張り込みをして毒餌を撒くそいつを待ち伏せするかもしれません。
現行犯で捕まえるだけのはずが、気性が荒く血の気の多い私の事だから、その場でボテくり回してしまうかもしれません。警察に突き出すのをためらわれる程ぶちのめしてしまう可能性だってあります。
私が傷害罪でパクられる可能性は度外視するとしても、これが問題の解決になりますか?
優先順位をきちんと把握しなければ、いつまで経っても解決の糸口は見えない
毒餌なんて作る人間が悪いんです。
それは確実にそいつが悪いです。
でも、たまらないほど恐れるそいつが誰だかさえ分かってもいない以上、止めてくれと頼むことも出来ません。
頼んだところで止めてくれる保証なんてありません。
仮にそいつを捕まえる事が出来たとしても、その前にその子が毒餌で死んでしまったら、何も意味が無いんですよ。
また、故意では無く、本当にただ、猫ちゃんとは関係無く撒かれた何かの影響だったとしても、その子が命を落としてしまう可能性があるのが今そこにある現実なんですよ。
アニマルコミュニケーションで説得する事が出来れば、それはとても良い方法かとは思いますが、何度も言うようにアニマルコミュニケーションというのは、飼い主の言い分を押し付けるための手段では無いのです。
この件について、いつもお世話になっているプロのAC前田理子さんにお話しを聞かせて頂きました。
アニマルコミュニケーションでも同じ

もちろん、外へ出さない対策も大切ですが、まずは猫の気持ちを聞きます。
「なぜ外に出ようとするのか?」
「どうしたら我慢できるのか?」
あるいは
「妥協点はあるのか?」
それらを本猫に聞いて、そこで飼い主さんと猫の間で相談し、その後
出さない、出ていけない対策をとるべきです
お分かり頂けますでしょうか?
一方的に「外へ出るな」と言い聞かせるわけでは無いのです。
その子が毒餌または何かしらの有害な物を口にしないようにする為には、まず何をすべきか、具体的にしてあげられる事からしていくのが「飼い主としてすべき事」だと私は思っています。
外に出られない事でストレスが溜まってしまうのが分かっているのであれば、正式なアニマルコミュニケーションで「その事を分かってもらえるように」セッションをお願いしてみてはいかがでしょうか?
後からでも遅くはないと思うんです。
まずは、その子が危なくない対策をしてから、「あなたの事が心配だからお家にいてもらってるんだよ」って、ママの気持ちを伝えて説明もして、それでも、外へ出たいとその子は言うのか、
そう言われたその時に、飼い主としてどうしてあげようかを改めてそこでまた考えてあげても良いんじゃないかって思います。
まずは「危なくない対策を具体的に」してあげて欲しいって、これが私の考えです。
そして、そのプロのアニマルコミュニケーターである前田理子さんに前回(ミニ)セッションをお願いした時のお話しはこちらです。
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「本当のアニマルコミュニケーションとは何か?」を知って頂けたらと思います。
ちょうど今日が、来月のミニセッションご予約の受付開始日ですので、この機会に是非⇒第2回KIKIのテーブル×Cat Cafe Miysisミニセッション開催します
フェレットが器をかじる問題とは?
前置き(?)が長くなりましたが、冒頭のメールにあります
「何か問題でもあるんでしょうか?」
今日のアイキャッチ画像をご覧下さい。
お水が入った陶器の器をぶん回して遊ぶ、うちの可愛いエルちゃんです。
給水ボトルからお水を飲むのが下手っぴだから、こうして可愛い容器でいれてあげているのに、毎日の日課のようにそこら中を水浸しにして遊びます。
拭き掃除が大変なのです。
私のような老体に、毎日のこの作業は「問題だ」と言えます。
…冗談はさておき、
これではもう、お水が飲めません。
これは大問題です。
この子達は「1~2日の空腹には耐えられる」とか言われています(だからって、そんな状態にしないで下さい)が、お水が無いとすぐに脱水症状を起こしてしまいます。
脱水状態は死に至る可能性が高い、非常に怖い状態です。
いつ何時でも、この子達が「飲みたい」と思った時には必ずすぐに飲めるようにしておいてあげて下さい。
我が家では念のためにボトルもきちんと設置だけはしてあります。
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考えられること
えるちゃんのように、ぶん回して遊ぶ事は無いにしても、器(固定式のプラスチックでも)をガジガジかじる子は結構います。
生後4か月なら、まだ歯がムズムズするのかもしれません。
また、
カチャカチャ音が鳴って楽しいのかもしれません。
噛み心地が面白くて遊んでいるのかもしれません。
はたまた、
「もっと食べたいよ」のアピールなのかもしれません。
もしかしたら、
「こらダメよ」ってあなたが構ってくれるのが嬉しくてやっているのかもしれません。
いずれにせよ、可愛いその姿しか私には想像できません。
かじる事自体については、今はまだ何も問題無いように思います。
ただ、噛み方によっては犬歯を傷付けてしまう恐れがあります。
犬歯が折れてしまう怖さについては、こちらなど参考にして頂けたらと思います。
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でも、あまり神経質にならずに見守ってあげて下さい。
その時は、器が割れてケガなどだけはしないように十分に注意して見ていてあげて下さいね。
他にも
ストレス
等も考えられなくは無いですが、それについては、こちらなど参考にして頂けたらと思います。
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「問題」は1つずつ出来る事から、しらみつぶしに対処していこう
お迎えして1ヶ月って、いろんな事が不安になっちゃう時ですよね。
でもそれって、その子との絆を深めたり、「その子の事」を知っていってあげる為には、すごく大切な事だと思うんです。
「一緒に暮らす」を2人(一人と一匹)で作り上げていく大切な時間ですからね。
「何か問題があるんじゃないか」って思った時には、1つずつ丁寧に出来る事から具体的に対策していってあげて下さいね。
悩みについて考えているだけでは、問題は解決しません。
何か問題が起きた時、例えば、ペットをお迎えした後についてのそれなら、
「その子が危なくないように」
具体的にそこから行動に移すことで、何かしらの結果が出ます。
結果が出れば現実に起きてる事が少しでも変わります。
例え少しでも現実が変われば悩みの質や内容が変わってきます。
そうやって少しずつでも「具体的にしてあげる」事で、問題の解決に近づけていってあげて欲しいと思います。
動物たちの事を考える時は、周りや社会の問題に目を向けて取り組む姿勢も大切ですが、まずは、ご自身に目を向けて下さい。
自分のペットにしてあげられる事から具体的にしてあげていって下さいね。
平和なペット社会になりますように☆彡