いたちのおうちはフェレット専門の保護ボラですが、よく言っている「横のつながり」は、何もフェレットの専門ボラばかりではありません。
っていうか、皆さんもご存じの通り、「フェレット専門の活動者」って、世の中にそんなにいないんです。
いや、「そんなにいらない」って方が正しいですね。
だって、そんな”大人数”で”常に”活動を回していなきゃいけないほど「保護フェレット」はいないから。(活動者として常に何かをするわけじゃないけど「フェレットの案件だったら協力するよ」ってスタンスの方のほうが多いです。)
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ですが、フェレットの保護というのは、ある時突然、全国のどこで発生するか分からないけど”ピンポイント”で”至急”な案件がほぼ100%です。
そんな時、その大切な初動を(図らずもではあると思いますが)担って下さるのは猫ボラさんである事がとても多く、今日は、これまでお世話になった他動物のボラさん達の活動を一部ですがご紹介させて頂こうと思います。
「支援とかしてみたいんだけど、保護団体って数が多くて、どこにしたら良いのか分からない」というお話をよく見聞きします。
あってはいけない事ですが、「自分が寄付したお金が保護動物のために使われてなかった」なんて話も聞いた事があります。
今回ご紹介させて頂く団体さんは、「フェレットの保護に尽力して頂いた」いたちのおうちのお墨付きです。
そのエピソードも合わせてお読み頂ければなと思います。
フェレットを保護してくれた全国の保護ボラさん
お電話を頂きました。
もううろ覚えですが、確か最初は「猫の保護活動をしているのですが、うちの捕獲器に入っている子がイタチかフェレットか分からなくて、特徴というか違いはどこを見たら良いのでしょうか」というようなお話だったと思います。
そこでスルッと上手に説明ができれば格好が良いのですが、いかんせん私には語彙力というものがござあせん。
「写真を送って頂けますか?私は見たら分かります。」って今から思えば随分と時代にそぐわないあれですが、Lineの交換をすぐに快諾して下さいました。
(言い訳になりますが、昭和生まれの中には何も考えずに個人情報を気軽に聞いてしまう人間がまだまだいます。私がそうです。すみません)
通話をしながら送って頂いた動画を再生する前に、見えたキャッチ画像で声が出ました。
「フェレットです!」
「えっ、も…もうですか?」
「はい、フェレットで間違いないです!場所はどちらになりますか?すぐ迎えに行きます!!!」
その子を捕獲してくれて、フェレットかどうかを調べてくれて、私を探してくれて、繋がってくれて、迎えに行くまで丁重におもてなししてくれて、その後の事務手続きにもお付き合い下さって、、、って、私が直接お話しさせて頂いたのはお二方ですが、その奥で多くの方がノミをいっぱい体につけて捕獲ケージの中で震えていたその子に「頑張れ!」って言って下さっていたのは分かります。
「フェレットの事が分からなくて」
「詳しい方に繋がれて良かった」
って、おっしゃって下さいました。
ありがたいです。
ねこひげハウス(埼玉県八潮)
埼玉県八潮市にある、猫の保護を目的としたNPO法人さんです。
専用施設のシェルターで常時たくさんの猫達のお世話をされています。
譲渡会も足立区や八潮で頻繁に開催されていますので、詳細はこちらのホームページよりご確認ください。
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ねこひげハウス|埼玉県八潮市にある保護犬猫シェルター
埼玉県八潮市にある保護犬猫シェルター。2016年に多頭飼育崩壊寸前の家と動物たちを引き受け、NPO法人が設立されました。 ...
nekohigehouse.org
一度、ご挨拶に会場へ行かせてもらった事があるのですが、どの子もふわっふわで愛情をたっぷり注がれているんだなぁって一目で分かりました。
みさと動物愛護クラブ(埼玉県みさと)
埼玉県三郷市を中心に地域の保護猫活動をされている個人ボラさん達が「クラブ」と言う形で活動をされています。
まだまだ野良猫が多い地域ですので、その地道な活動には本当に頭が下がります。
飼い主がいない猫に対しての不妊去勢手術の為の捕獲サポートやTNR活動、協力病院の紹介などもされているそうですので、詳しくはこちらのホームページでご確認ください。
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「みさと動物愛護クラブ」のブログ
misato-doubutu-aigo-clubさんのブログです。最近の記事は「2/9譲渡会無事終了❤︎ありがとうござい ...
ameblo.jp
譲渡会のお知らせももちろんこちらに載っています。
捕獲器に入ったあの子を私が迎えに行くまで預かって下さっていたのはこちらのクラブのお手伝いをされている個人ボラさんのお家だったのですが、「今度また…もう無い事が一番ですが、またフェレットちゃんがいたらその時はどうしてあげておいたら良いですか?」とすっごい聞いてきて下さいました。
わずかな時間でも少しでも快適に過ごさせてあげるにはどうしたら良いのかって。
ありがたいなって思いました。
小鳥レスキュー会(埼玉県戸田)
うちの可愛いこはねとのご縁を繋いでくれた「小鳥レスキュー会」さん。
コンパニオンバード(飼育を目的とした鳥類)と日常生活をともにする人たちとコンパニオンバードの生活環境の向上と安定、保護と保証を図るために相互の助け合いにより自発的に運営、組織されるNPO(特定非営利)法人さんです。
鳥専門の保護ボラさんにあまり詳しくないので、他と比較という事はできませんが、施設へ伺った時、「保護を必要としている鳥もこんなにいるのか…」と言葉を失いました。
施設の様子などはこちらでご確認ください。
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NPO法人 小鳥レスキュー会
埼玉県戸田市にある飼い鳥の保護施設NPO法人小鳥レスキュー会です。飼育が困難になった鳥、放置された鳥、迷子の鳥の引き受け ...
kotori99.org
里親募集やボラさんの募集もこちらから。
関東以外の地域の動物ボラさん
これまで全国各地のボラさん達にそれはそれは大変にお世話になってきました。
が、今回この記事を書くにあたり、掲載の連絡をいれさせてもらったところ、いくつかの団体さんから「控えて頂きたい」とお返事がありました。
皆さん「有難いお話なのですが」という前置きがあってからの、
「現状が手一杯でこれ以上「助けてください」の連絡がきたら対応できないので」
「捨て場と思われたら困るので」等々…
これは本当にそう。
「多くの人に活動を知ってもらう」という事には必ず意図しない、いわゆる弊害といわれるものが降りかかってきたりするから怖いんですよ。
「知名度」を最優先にできる所は企業スポンサーがついている大手や、そういう事を考えていないか、そもそもそんな事はどうでも良いと思っているのか、ちょっと…うん。
保護動物をどれだけでもいくらでもいつでも何でも抱え込める仕組みというのは、普通に考えたら「ムリ」ですからね。
みんなキャパがあって、それぞれがその中で自分たちのするべき事を決めて、それを精一杯やっているから、それ以外の事を突然言われても対処ができない…けど「それはうちでは応えられません」っていうと一方的な恨みを買って、逆恨みされて、ヘイトの対象にされて、デマを流されて…あっという間に本来の活動に支障をきたすようにまでなる。
これは別に保護に限った話ではないのでお分かり頂ける方にはお分かり頂けるかとも思いますが、「断らなきゃいけない話を持ってこられるのが怖い」って、これは本当に怖い事なのですよ…
というわけで、今日ここで掲載させてもらっている団体さん達は「断ることができる」、「何でもかんでも自分たちの所で抱え込むことをしない」強い団体さんたちです。
強いっていうのは、うちより強いって事で、「いたちのおうちに載ったくらいで、今更、だから、何ですか?」って、もちろんそんな事は誰も言いませんけど、規模的な話だって事でご理解下さいませ。
いや、これじゃあ語弊があるな。
お断りの連絡があった団体さんたちは「(地域的に)うちが断ったら処分の対象になる。けど、これ以上は…」「地域の皆さんへの啓発に力を入れたいのにネット(遠方)から来られる方にはそれが伝わらない事が多くて…」という、「ネットの影響で好き勝手やりに来る人がこれ以上、1人でもでたらダメ!これ以上は救えない、その子が殺されちゃう」と常に隣り合わせでカツカツにシビアな状況でおられるとご理解頂けたらと思います。
そういった『地域的な問題』については、こちらをお読み下さい。
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観光地やリゾート施設で保護されるフェレットと犬捨て山のお話
私がまだ小学生だった1980年代のいつの頃だったかに「犬捨て山」という言葉をニュースで聞きました。 高校生だった1990 ...
続きを見る
チーム命の輪(兵庫)
兵庫県で、命の期限がある犬猫、小動物を保護し、新しい里親様を見つける活動を主としていて、野良猫のTNRや動物愛護の啓発活動、バザーなどを定期的に行っている団体さんです。
保護シェルターではなく、メンバーさん達が、各々自宅でという「チーム」スタイルです。
まずはこちらのトップページの「お知らせとお願い」をご一読下さい。
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チーム 命の輪
兵庫県を殺処分0にしたい!
inotinowah.blog.fc2.com
支援金だけではなく、フリマ物資の送り先などもこちらのページに載っています。
アニマルレスキュー ドリームロード(島根)
殺処分される「命」を一匹でも多く救う為にと設立されたNPO法人さんです。
対象は保健所に収容された犬や猫。
また、迷子ペットのために保護地区付近へのチラシポスティングなども精力的に行われています。
譲渡会や啓発活動も行っています。
詳細はこちらでご確認ください。
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AR.Dream Road
dream-road.localinfo.jp
まとめ
保護ボラってめちゃくちゃ「あやしい」と思われがちなんですが、8割は、ちゃんと、本当に、『動物たちのための活動』をしているんですよ、8割は(あくまでも個人の感想ですが、大事なことなので2回言いました)。
まぁ、その辺はこちらをお読み頂くとして
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保護ボラが思う「あやしい保護(愛護)団体」とは?
今日のお話は相談者さんから「例の件、もう公開しても大丈夫です」と許可がでたお話です。 それは、もうその子が取り上げられて ...
続きを見る
冒頭でもお伝えした通り、今日ご紹介させて頂いた皆さん達は、フェレットを「一つの命」として考えて、その子のために最善は何か?で、「フェレットの専門に任せる」という選択をして下さった他動物のボラさん達です。
あ、今日はご紹介していませんが、この他にも「個人ボラさん」のご協力もたくさんあります。
こんな風に
「猫たちのご飯を食べに来ている子がいるのですが、この子はフェレットですよね?」って。
この時のこの子が、先日、我が家にご縁を頂いた「もえ」ちゃんです。
「紆余曲折を経て」というのが正しいのかもしれないけど、私的には「我が家に来てくれた」と思ってる。
持ってる体の特徴とうまく付き合っていける方法をまだ先生と模索中だけど、絶対ちゃんと見付けてあげるからね。
推定年齢3才前後
半年近くの「預かりっ子」から先日晴れて我が家の娘になりました。 pic.twitter.com/RYTlhp4I3P— 滝川🌻いたちのおうちの中の人 (@MaikoTakigawa) January 21, 2023
おしまいにもう1ヶ所
さやま猫の会(埼玉県狭山市)
今日は「フェレットの保護で繋がれた他動物のボラさんたちのご紹介」なので、枠外ではあるのですが、いつも頭が下がる思いで活動を拝見させてもらっている猫ボラさんのご紹介もさせて頂いておこうと思います。
「狭山市と協働で地域の猫問題に取り組んでいるボランティア集団です。 捨てずにころさずに解決する方法があります。」として、つい先ごろに発生した、65匹の猫の多頭飼育崩壊案件にも尽力されておられる団体さんです。
譲渡会も定期的に「埼玉県狭山市智光山公園内釣り堀(前山の池)前」で行われています。
活動内容や譲渡会についてなどの詳細はこちらでご確認頂けます。
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さやま猫の会 | 狭山市を中心に活動している猫の福祉団体
狭山市を中心に活動している猫の福祉団体
sayamaneko.org
まとめのまとめ
いつも言っている事なのですが、私は「保護を必要とする子がでないペット社会」を目指しています。
いつか、今日あげた皆さん方と「もう保護する子がでる事はないから」って、「解散しました」の報告をしあえる日がくる事を切に切に願っています。
その時まで、横のつながりをしっかりもって、1匹でも多くのどうぶつたちのために☆彡