パスバレーフェレットのチェルシーちゃん

チェルシーちゃん

保護ボラが里親さんに求めてるもの(ぶっちゃけ話し)

2016年10月30日

ボラ活動をしていて、譲渡会のお手伝いに行ったり里親さんの募集をしたり、そういう時にいつも、温度差というか「ちょっとズレてる」里親希望者さんに出会います。

何かしらの条件の不一致で「その時のその子とはご縁がなかった」これは普通にある事ですが、「ズレてる人」はよっぽど特殊な所でもない限り里親さんとして「相応しくない」という判断になります。

多分、ご本人たちにその自覚はないし、悲しいかな昭和~平成初期くらいまでは、確かにそれが「王道」ではありました。

もうね、時代が違うんです。

ズレてる=一昔前の感覚のままでいる

ぶっちゃけた話をしますのでアップデートしてください。

この記事は、里子という新しい家族をお迎えしようと決めたあなたのきっとお役に立てますから、ぜひ参考にして頂きたいと思います。

私たち(ボラ)が里親さんに求めてるもの

勿体つけるような事じゃないので結論から書きます。

  • ちゃんと愛してくれるか
  • ちゃんとお金をかけてくれるか

極論、これだけです。

この「ちゃんと」の解像度が低いというか、それが「ズレてる」方がいるんですよ、っていうのが今日のお話。

保護っ子(里子)を「可哀想な子」扱いしないでください

大好きだったであろう飼い主さんから「いらない」と外に放り出された子は可哀想です

それまで暴力を振るわれていたりネグレクトを受けていたならなおの事

やむにやまれぬ事情だったとしても人側の都合で違うお家へ行くことになるのは可哀想かもしれません

生まれた時からお腹がいっぱいになった事がなくノミやダニをいっぱいつけて毎日命がけで生きてきた子は、ずっと人の管理下で過ごしてきた子達に比べたら確かに可哀想だったと思います

け、ど、「里親募集」のその場にいるその子は、新しいお家へ向かう準備が整ったから、そこにいるんです。

預かりさんたちが朝から晩まで毎日毎日愛情を注いで大切に大切にされてきた宝物としてそこにいる子たちを「可哀想」って、ズレてると思いませんか?

まぁ、確かに、実際に「可哀想な状態」に置かれている保護っ子たちがいるのは事実です。

可哀想な保護っ子とは

これから年末にかけての街頭で「この可哀想な子達に愛の手を」って、募金箱と共にグルーミングもしてもらえないままのワンちゃんや目ヤニをつけたままのニャンコスを見かけることがあるかもしれません。

あの子達は確かに「可哀想な子たち」です。

「作られた可哀想な子」は、本当に可哀想だと思います。

本来であれば、一時でも「預かりさん」の元へ来た子たちは皆、綺麗にしてもらって、美味しいものを食べて、安心して眠り、穏やかな時間の中で人との交流を思い出せるよう、例えその時が闘病中であっても精神面では健やかに過ごしているのが普通なのすから。

ボラと名乗る人間の手によって作られた可哀想な保護っ子のあの子たちと、たっぷり愛情をかけてもらってあなたと出会う準備を整え終わったその子は肩書は同じでも全く違う「保護っ子(里子)ちゃん」ですから、「可哀想」がらないでください。

里子譲渡は「娘を嫁がせる」気持ち

預かりさんたちは皆さん、お引渡しのその時は「娘を嫁にだす気持ち」だと言います。

私なんて、もう完全に昭和の偏屈頑固オヤジです。

「お父さん、娘さんをください」

「キミは本当に娘を幸せにできるのか!?泣かせたら承知しないぞ!!!」の、あれです。

そんな大切な大切な娘(当たり前に男の子たちも入ってます)たちを「可哀想だからもらってあげます」みたいにこられると、「え?」ってなるんです。

あなたが新しい家族として迎え入れる事を考えてくれたその子はもう、大切に、家族の一員と変わらぬ愛情をたっぷり注いでもらっている子たちですから、だから、もう心配はしないで下さい。

その時には「これからは我が家で一緒にずっと仲良く暮らしていこうね」だけで大丈夫です。

「ちゃんと愛してくれるかどうか」って、そういうことのお話です。

生体維持費(医療費など)をどう考えてますか?

託す側のボラさんが皆さん私のような偏屈頑固オヤジだとは言いませんが(いや、ほとんどは違うと言った方が正解かもです)それでもこれだけは共通して言えるのは、応募理由が「生体購入費がかからない(安く済む)から」の応募者さんは警戒します。

運命を感じて一目惚れしたその子に「ペットショップで買ったって考えたら浮いたお金の分は、今後の飼育費用に充ててあげたい」

分かるんです。すごく優しい気持ちからだって事も、それはその子にとっても幸せなことだってことも。

あなたの所へお嫁に行く子は幸せになれるって思います。

では、その子がそれまで生きてきたお金、保護してからかかった病院代やフード代やその他もろもろのいわゆる生体維持費といわれる金額が、そのペットショップで見かける生体購入費用より高額だった場合はどうしますか?

浮くどころか、「ペットショップで買った方が安く済む」譲渡費用の請求がきたら、それでもあなたは運命を感じ続けてあげられますか?

まぁ、ショップでの平均的な購入金額より生体維持費が高額だったからといって、それをそのまま里親希望者さんに譲渡費用として請求する団体なんて多分ないと思います(せっかくのご縁が切れてしまいますから)けど、「安く済むから」を里子をお迎えする理由にされると「え?」ってなりますよってこれはそういうお話。

ちなみに「無料で差し上げます」って事はご時世的に団体からの譲渡の場ではかなり少ないです。

「ペットのおうち」をご覧頂くとお分かりのように、団体は譲渡費用の請求が認められています。

金額はそれぞれ団体ごと、その子ごとによって違いますので、運命の子がいたら直接ご確認ください。

⇒フェレット保護団体「花いたち

⇒獣医師広報版「動物の愛護フォーラム」のページ

大きなスポンサーがついていたり、何かのイベントだったりで無償譲渡をしている団体ももちろんあります。

が、「何がなんでもプライス¥0で!」とお考えの方は、ペットのおうちなどの個人さんからの里親募集に応募されるのが一番良いかなと思います。

結局、金かよ?!そっくりそのままお返しします

こちらがお金の話をすると「動物の保護活動してるくせに金かね言いやがって、どうかしてる」みたく言われる事があるんですけど、こっちから言わせてもらえば、命をお迎えしようとしている時にお金を出し渋ろうとしてる方がどうかしてますよ?

保護活動ってお金がかかるんです。

譲渡にまだ出せない子たちの生体維持費はこうしている今もかかっているんです。

言い分は分かるけど

「一番可愛い(幼生)時期を過ぎてるから」

「飼えない誰かの代わりに引き取ってあげるんだから」

言い分はもっともです。

分かりますよ。分かるんですけどね…

引き取りにかけた交通費、保険のきかない健康診断、病気治療にフード代e.t.c...

手塩にかけて育てた可愛い我が子を「ただならもらってあげる」みたいな、そういう価値観の人に「お願いします」とはなかなか託せやしないものですよ。普通に考えてみて下さいね。

人というのは「自分のお財布から出たお金の分だけ」がその物の価値だと錯覚する事があります。

ただ同然で手に入れた里子はろくに医療にもかけてあげなかった人が数十万円だして購入したペットには何百万円って医療費を惜しむことなくかけていたなんて話はあっちこっちにゴロゴロ転がってる「あるある」です。

※ペットの医療費における100万円単位は「凄い高額」ではありません。

まとめ

長くなりましたが、結局のところ

  • ホームページなどでその団体の指針や方針(その子の愛し方のヒントはそこにあります)を理解して
  • お金の事も含め大丈夫だ、理解している。ということを伝える

これが、正攻法です。

里親募集に応募してもなかなか話が進まないといった経験がおありの方は、次に出会った運命の子の時にはぜひこのポイントだけはおさえてからご応募なさってみて下さい。

今日のアイキャッチ画像はチェルシーちゃん。

幸せそうで良かった♡

写真提供:チェルシーちゃんママさん

嬉しいご報告ありがとうございました。

 

 

人気ブログランキング

-ペットと暮らす
-,