ペットロス症候群

2021年8月

ペットロス症候群の入口からペットロスケアアドバイザーの独り言

当サイト『いたちのおうち』は、あくまでも個人ブログではありますが、保護を必要とするペットたちが0になるペット社会になるように、と、フェレットについて私の知ってることや経験が「誰かの役に立てますように」という思いを基本的にはいつも心に置いて記事を書くようにしています。(抜けちゃって好き勝手なことを書いてる時もあるにはありますが…)

でも、この記事は私の頭の、心の、整理がしたくて書き始めました。

だから多分、前向きなことは書けないです。

私は今、なでが突然いなくなったこの世界で『前』がどっちにあるんだか、どこを向いたら前になるのかすら分からない状態です…

何回、経験したって看取りに慣れる事なんて無いのは大前提として、それでも、どうして今回だけこんなに自分がヨレているのかをずっと考えていました。

どうしてこんなにつらいのか、今まではどうしてきていたのか、どうやって乗り越えてきていたのか振り返ったらすぐに答えがでたんですけど…

いたちのおうちの「事務所で飼育」から「自宅で我が子として一緒に暮らす」ことを始めたその最初の子がフェレットのえるちゃんです。

次にさすけが来て、こはちゃん(こはね)、その次がなでちゃん(撫子)で、もえちゃん、ひまちゃん(ひまわり)、まこちゃん、の順。

その間に数十匹の保護フェレット達がここから里子として新しい幸せへとお迎えしてもらっていますがそれは喜ばしいお見送りなのでこのお話でいうお別れとは別もの。
アタチはなこ
アタチはなこ

なでが来てからちょっと経った頃、こはちゃんが旅立ちました。

その後がえる、次がさすけ、もえちゃん、ひまちゃん、まこちゃんって、この家で一緒に暮らしたこの全員の闘病から看取りまでのその全部の時間になでがいてくれていたんです。

今までだって、どの子の時も同じくらい寂しくてつらかったけど、なでがずっと私の横にいてくれて、ずっと支えてくれていたから、だから乗り越えてこられてたんだって…

今も我が家には5匹のフェレットがいます。

突き抜けるほどに明るくて無邪気なこの子達にワチャワチャと囲まれてるから、この子達がいてくれてるから、「前がどっちか分からない」だなんていい大人が情けなくつくばっていられる時間なんて1日にわずかしか無いはずなんですけど、それでもそのわずかにでも訪れる今のこの時間のこの涙を止める術がなくて…

今までだってこんな風にベソベソ泣きながらパソコンに向かってた事なんて何度だってあるけど、そんな時はいつだってなでが膝の上にいてくれて。だからヨレずにやってこれてただけだったんだなって…

嫌だなぁ、もう…さっきからずっと同じこと言ってるや。

こんなんで本当に整理になんてなるのかな。

でもだからこの記事は、そのなでちゃんがこんな風に突然逝ってしまって…本当に情けないけどつらくてつらくてどうしようもなくて、どうしようもないから、どうしようもないなりに、頭の整理だけでもして、それはきっといつか心の整理にも繋がるはずだと信じて書いていこうと思います。

「あなたがいつまでもそんな風に落ち込んで泣いていたらその子が成仏できないよ」なんてこの記事では言わないから、今の私にはとてもじゃないけどそんなこと言えないから…

そうだ、この記事は、いつか、一緒に「そうだよね、つらいよね」ってそうやって言い合える仲間の言葉が欲しいって方に届けば良いな。そういう気持ちで書いてみよう。

ただ私は一応ペットロスケアアドバイザーの資格を持っているので、あなたの、私の、ペットロスでつらいこの気持ちがそのままペットロス症候群を発症して重篤化しないよう、せめてそれだけは気を付けます。

が、私はもうその症状が体に出始めています。

  • 食事が摂れなくなりました
  • 眠れなくなりました
  • 過呼吸の発作がでます(トリガーができちゃったみたいです)
  • ふと気づくと涙がでています

実はこうなるのは人生で二回目です…

ペットロスケアアドバイザーがペットロス症候群になりかけてる

先ほどお伝えしたように私はペットロスケアアドバイザーの資格を持っています。

それは、自分がひどいペットロス症になって何年も何年もつらかったからその自分をケアするために勉強して、その結果が取得に繋がったってだけの資格なので、それを活かして仕事にしたことは無いです。

もう30年以上前、初めて「最愛のペットを失う」を経験した私は今以上にまったく何も手につかなくなってその子の物を整理するどころか開封済みのフードの処分もケージのトイレを片付ける事すらもできないまま何年も過ごしました。

あの子がいたままの部屋にあの子だけがいない

ペットロス症候群が重篤化する、全然回復できない、方の多くがそういうお部屋にいます。

あなたは大丈夫ですか?

実はこれが一番よくない事で、ペットロス症に陥ったら時間が経てば経つほどどんどん片付けられなくなっていってしまいますから、どうか覚えておいて下さいね。

「その子が亡くなるつらさ」より「その子がいたままの部屋にその子だけがいない事のつらさ」の方がつらくて乗り越えづらい(乗り越えるきっかけに自ら目をつぶってしまえちゃうから)です。

それを知っているから私はTwitterでもいつもこんな風なご報告をさせてもらってきていました。

でも今回は…

ちゃんとしなきゃって思ってるのに、とある事がきっかけになって体が動かなくなりました。

整理しなきゃって思っただけで手が震えだして涙が止まらなくなって息ができなくなって…過呼吸の発作がでてしまうような状態です。

ペットロスケアアドバイザー

ペットロス症候群の重症化を回避したり、つらい気持ちを少しずつでも和らげていくために最も重要なのは、『きちんとお別れの儀式をすること』です。

魂の抜けた体に触れる、亡骸を綺麗にしてあげる、火葬や土葬、お葬式などをきちんと行う、遺品の整理、などなどは全部、残された人が、その死を現実として受け止め、その感情を整理するのに必要な事とされています。

知ってるのに…出来ないものはできなくて。

まぁ、「精神科医もウツ病になる」って聞いたことあるし、人の心は難しいですね。

「つらいものはつらい」それは悪いことじゃない。認めてあげて良い感情だって習ったから大丈夫。

単身赴任先の夫に連絡して火葬の日にちを決めました。

「可愛いまんま、綺麗なまんま、できるだけ生きていた時と同じ状態で送ってあげたいから、せめて、それが親として最後にしてあげられること」だと私は思っているから葬儀屋さんには夫が帰宅できる最短の都合に合わせた日時で予約を入れました。

フェレット達に合わせて我が家は寒いぐらいにエアコンを効かせてるけど、いくらエアコンが効いているとはいえ、20なん℃もある室温では、魂が抜けた肉体はすぐに土へかえる準備を始めてしまうというその自然の摂理の進行を止めることはできないから、なでちゃんにはもっと寒いところで寝てもらっています。

冷たくカチコチに固まった亡骸を何度も何度も何度も何度も見に行っては「寒くてごめんね、もう少し私のそばにいてね」ってベソベソベソベソ泣いています。

本当は亡骸を抱えてずっと泣いていたいけど、36℃の体温で抱いていたら可愛いなでの体があっという間に腐敗してしまうから…って、辛うじて保てているこの理性だけが今の私のストッパーです。

少しだけど保ててる理性がまだあるから処分できずに残していたら衛生的に問題になるものだけは処分しました。

「夏の電力消費量にご協力下さい」に従い、もう必要とする主がそこにはいない酸素機の電源も早々に切りました

そう、最初は出来ていたんです。

つらくてつらくて涙が止まらなくても心が潰れそうに苦しくても息をするのもつらくても、「最愛の我が子が逝ってしまったんだからつらいのなんて当たり前。それは普通のこと。」って言い聞かせて奮い立たせて、後からもっとつらくならないよう自分があの時みたいにまた壊れてしまわないよう私はちゃんとやれてたんです。

なのに…

定期購入していた猫砂がそのタイミングで届いちゃって。

インターホン越しに(あ…)っては思ったけど、ちゃんと受け取らなくちゃ、泣いたりしたらおかしいから努めて普通に受け取らなくちゃってその時までは「ちゃんとしなきゃ」ってまだ思えていたんです。

でも…

5.5L×4袋が一つの大きな袋に入っているそれをいつも通りに「重たいから中までお入れしましょうか」って運送屋さんがいつもと同じように、なでが生きていた時と同じ動作でその重たい袋を私の足元にトスンと優しく…置かれた瞬間かろうじて残っていたはずの最後の理性が飛びました。

亡骸を抱えて声をあげて泣いた

ペットロス症候群

この家はもともとフェレットが安全に暮らすのに特化した家です。

といっても、狭い隙間を全部ふさいで、危ないものは床には置かず高い所へ置く、高い所へは登れないように対策をって、それくらいでしたが、猫のなでちゃんをお迎えする事に決めた時、棚も家具の高さも配置も全て猫にも安心安全な仕様に変えて、上の方に置いてあった装飾品も戸棚にしまうか撤去して、「猫が1人になれる居心地の良い空間」なるものを各部屋に作って、フェレット達にいたずらされない場所になでちゃん専用の快適なトイレを設置して…

とにもかくにも、なでがいるから、なでのためにって家中の全てをフェレットに安全仕様「+なでちゃんありき」に変えてしまったんです。

その部屋を片付けるだなんて、体がまだここにいてくれるうちにだなんて、ムリに決まってるじゃん。

全部なでちゃんのなのに…もう!もう!もう!もう!って、気が付いたら冷たく固まったなでの体を抱きながら「会いたい会いたい」「まだ逝かないで、帰ってきて」「ムリだよ、受け入れたくないよ、砂だってこんなに届いたのに、まだまだ一緒にいたいのに、どうしてどうしてどうしてどうして…」大声をあげて泣いていました。

どのくらいそうしてたかな。

なでの体からの結露で自分の服が湿りだしてる事に気が付いて(しまった!)と我に返りました。

でも、不思議なものでそうやって大声をだしたこと、自分の感情を吐き出したこと、涙を我慢せずに出したこと、で少し冷静になれたみたいです。

ちょっとくらい冷静になれたからってつらいものはつらい

実はこの記事を書く前、18000文字ほど書き殴った下書きがあります。

これはそこから引っ張りだしてきたものを(少しだけ)人様に読んでもらうことを意識しながら修正しているものです。

X(旧Twitter)で、なでが亡くなった報告をした後、コメントを頂いた通知がきても今の私はXを開けません。

最初に開いた時にくらっちゃって…

幸せな子のお話はもちろん外飼いの是非や野良猫の話し、良いことも悪いことも全部そこには前と変わらず猫ちゃんたちのいる光景として何も変わらず相も変わらず存在して見えているのに、どうしてすぐそばで触れられてたなでだけがここに居ないんだろうって…

そんな風にくらっちゃったからもうしばらくはSNSを開けないなって、同じ理由でYouTubeも見れません。

だからただひたすらベソベソ泣きながらパソコンに向かって自分の気持ちを書き殴っていました。

ベソベソベソベソ泣きながら今までだったらここにはなでが、いつだってなでが、ここにいてくれてたのに…って、嫌だなぁ。これ最初にも言いましたね。

全然、整理になんてなってないじゃんね。笑っちゃう。

少しばかり冷静になったからってつらい気持ちは1㎜も無くなっていないけど、でも、大声をあげて泣いたことで少しだけ息がしやすくなったような気はします。

ペットロスケアアドバイザー

泣くのを我慢しないでください。

「あの子に心配かけたくないからもう泣かない」と本心からそう思えるようになるまではちゃんと悲しんでちゃんと泣いてくださいね。

無理やりに蓋をした悲しみは消えてなくなるわけではありません。いつまでもあなたの心の中で消化されずにそれはいつか心や体に病気として出てきちゃいます。

たくさん泣いて悲しみを出し切ったら自然と泣かなくなる日がいつかきっと来ます。

だから今はたくさん泣きましょう。

私も我慢してたからこんな風になったんだって分かったからまだまだ泣きます。

今この時点で約5000文字、残りの13000文字の中には、なでの闘病記録があって。

それはなでが生きた記録だから、ちゃんと残したいから、ちゃんと記事にしようと思います。

「ちゃんと」「ちゃんと」って、全然まだちゃんとできてないのにおかしいですね。

明日の10時になでの体を天にかえすのだけど、そうしたらもう少しだけでも受け入れられるようになるのかな…

離れたくないな…嫌だなぁ…

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