ペットロス症候群

「ずっと見てきたけど…」ペットロス症候群にはならずに乗り越えられそうですのご報告

前回前々回の随分と取り乱した記事を2つも読んで下さった皆さん、ありがとうございました。

「人様に読んでもらえるよう修正しながら書いてます」なんて書いてあったけど、自分で読み直したって「ひっでぇな、これ。よくこれを世に出そうと思えたな…」って恥ずかしくなっちゃいます。

でも、あれがあの時の私の精一杯だった証だから消さないし修正もしません。

なでの事で取り乱した時間、それもずっと先のいつかに振り返った時には『なでとの思い出の大切な一部』になっているものだから。

ご心配をおかけしました。私はもう大丈夫です。

まだ全然つらいし、気を抜くとまだ目頭がジワッっとなちゃうけど、そのままうっかりこぼれちゃう時もまだまだあるけど、なでの体からこの手を離すとき「ありがとう。行ってらっしゃい。」ってちゃんと言えました。

この先にまたヨレそうになる瞬間が襲ってきたとしても『ちゃんと言えた』この事実がきっと私を支えてくれると思ってるから。もう大丈夫。

なでが居ない日常を受け入れる事はまだちっとも出来そうにはないけど、なでがここには居なくてもちゃんと日常生活を送らなきゃねって空に向かって言えるほどまでには心の冷静を取り戻しました。

あれだけヨレて取り乱していたのにずいぶん回復が早いなって思われるかもしれませんが、ヨレ方がひどかっただけで全然回復なんてしてないからこうしてパソコンに向かっているわけで…

でも、「大丈夫って言えるくらいにはなりました」のご報告、と、ペットロスでつらくてつらくてどうしようもなくなっちゃってる同じ気持ちを抱えたままのあなたに…届くと良いな。

私がまた前を向けるきっかけになった事、救われた言葉たち

「ずっと見てたけど」

看護師さんをされているという方から

突然のご連絡 失礼します。

(略)私はずっと小児がんの子供たちを間近で見てきて思うのです。

(略)長く一緒にいたいというあなたのお気持ちは理解できますが、体の小さな動物たちに抗がん剤の投与を続けてきたことに苦言を呈したく、本当に猫さんのことを思うならQOLの向上に努めるべきだったのではないかと余計なお世話かと心苦しくもありますが、お伝えさせて頂きました。

※(略)には、何かのきっかけで猫に抗がん剤の治療をしているという私のブログ記事を知ってその時から気になってTwitterでずっとなでの様子を見てきてくれていたこと、ずっと可哀想だと思ってたということ、ご自身のお話等々が書かれていました。

と届きました。

今の私は「本当に余計なお世話すぎてビックリだし、ちゃんと読んでくれてますか?もう一度よく読んで下さい。もう一度お読み頂いたうえでそれでも同じ感想でしたらあなたとお話する事はありません。違う感想だったとしても話すことなんかないけど。」って思いますが、最初に読んだ時の私は(足りない…)って思いました。

もっと言ってくれ、私は悪い飼い主だと、私のせいでなでは可哀想な目にあったと、もっと言えば、私のせいでなでは死んだって、どこのどなたか存じあげないこの方に、(どうせならそこまで言って欲しかった。足りないよ、全然…)って思いました。

突然すぎるさよならが受け入れられなすぎた私は「自分のせいでなでが死んだ」って思いたかったんです。

自分のせいで死んじゃったんなら『突然のさよなら』じゃない『私が死なせた』。

「なでは私が死なせた」って思えたらそこでやっと、いや、そうしないとなでの死を受け入れることが出来ないような気がしてたんです。

ペットロスケアアドバイザー

ペットロス症候群に陥りやすい人の傾向の一つに、「その子の最期ばかりを話す」「自身を責める強い言葉を使う」というものがあります。

「闘病中はこんな風に辛そうだった、あれもできなくなってこれもできなくなって可哀想だった。」

これは、最期の姿を忘れずに自分が長く悲しみ続ける事がその子への愛の証だと間違った思い込みを持ってしまっている状態です。

「自分がもっとこうしてあげていたらあの子は死ななかった。自分があの子を殺したも同然だ。」

これは、自分を責めることでその自責の念を通してその先にその子を見ているわけなのですが、この感情はやがて、自分を責めていないとその子を忘れることになるのではないかという間違った思い込みへと進行し、最終的にはその子を忘れたくないから自分を責め続けるという、それは既に深刻なペットロス症候群に陥っている状態ですのでカウンセリングなどきちんと専門家を頼ることをお勧めします。

よく4才までもたせられたね

知人から

最初に見た時からなでちゃんは生命体としてのエネルギーがすごく弱くて…正直、1才まで生きられない子だなって思ったんだよね。

変な言い方だけど、野良でも平気で10才とかまで生きられる子もいれば、それこそ血統管理のきちんとしたブリーディングっ子でもすぐ死んじゃう子っていてさ。

それが証拠になでちゃん体が弱かったでしょ?体も小さかったし。

そもそもの作り的に現世で長く使えるようには作られてなかったんだよ、なでちゃんの魂の器が。

けど、その都度その都度、病院へ行ってあーじゃないこーじゃないって手を尽くして、その都度その都度「これから先も何があってもお母さんが治してもらってあげるからね。まだまだ一緒にいようね。」って言い続けるあなたを見て、なでちゃんもその気ではいたんだけど、やっぱり器(体)がもたなかったんだろうね。

器の使用期限は本当はもうとっくに切れてたはずなのによくもたせられたなって思う。

1才までもたない作りのはずの器をよく4才までもたせられたって意味ね。

もちろん、良い先生に良い治療をしてもらい続けられたってこともあるんだけど、それだってあなただからできたことだし、なでちゃんだからそれに応えようって頑張ってくれてたんだし。

2人の関係性っていうのかな。

なでちゃんはあなたの事がずっと大好きだったし、あなたの子どもで1日でも長くいたかったからそこまで頑張れたんだと思う。

だから、突然死んじゃったみたいにあなたは思ってるかもしれないけど、それはあと10年20年一緒にいようと思ってたあなた側から見たらそう見えるってだけで、魂的には「この器はもうこれ以上はムリだってギリギリをとっくに超えたところまでよく頑張ったと思いません?ねぎらってもらって良いですか?」レベルの超超過労働だったからってだけのこと。

(略)誇ってね。

って届きました。

この彼女はちょっと特殊な視点からのそれですが、これは実際になでを私をずっと近くで見てくれてきていた友人たちにもずっと言ってもらってきてた言葉です。

あなただから

なでが腎臓を悪くしてる事が分かったあの時、まだ3才にもなっていない若い猫がそんなことってあるのだろうか、私の飼い方が悪かったのではないだろうか、ってあの当時こそ悩んで悩んでそれこそメンタルドロッドロにおかしくなっていたのですが、1人の友人が「なでちゃん分かってたんだね。だからあなたを選んでやって来たんだよ。偉いなぁ、かしこじゃん!」って。

この彼女もペット飼いなのですが、飼ってる子が難しい病気を患ったとき「(一緒に闘ってあげられる)私だから私の所へこの子は来たんだ。私はこの子に選ばれたんだ。」って思うんだそうです。

そんな考え方があるのかって、目から鱗でした。

また、幼少期からずっと猫と一緒に暮らしている友人は事あるごとに「愛されてる猫特有の表情してる」とか「大切に飼われてる猫特有の毛並みだ」とかってずっと私を、私の飼い方を褒めてくれてきていました。

そうです。私はなでちゃんを愛していたし本当に大切に大切にしてきました。

抗がん剤って言うと必ず「QOLが~」って言ってこられる方がいるんですけど、そんな事は考え尽くして治療にあたってもらってるに決まってるじゃないですか。

抗がん剤を使った治療を始める前、先生には徹底的に質問をしました。治療中もです。

ざっくりですが、「副作用がどんなにきつくてもその先に生きられる未来がわずかにでもあるのならば抗がん剤の治療を受けるという考え方は人の場合にならそれはありますが、この子達にそれはしないです。猫としての生活の質が下がりすぎる治療は治療じゃないって僕は思ってるんで」ってそういう先生にだから私はなでの命を託したんです。

大切ななでの生活の質をダダ下げしてまで一緒にいたい自分の気持ちを優先するわけないじゃないですか。

SNSでたまに見る映えだかなんだかしらないけど猫を驚かせて面白がるようなことはもちろん、ダメだと言われてることは当たり前に一つもしたことなんかないし、ご飯だって「その辺で適当に買ったもの」なんてあげたことないし、これはどうなんだろうと思うことは何でも全部、病院で先生に相談してからにしてきていました。

完璧ではなかったかもしれないけどそれでも初心者なりに良い飼い主であろうと1日も気を抜かず私はずっとそうであれるよう尽くしてきたし、私を知ってる人たちは皆それを知ってるから「あなたが悪い」だなんて言ってくれるはずが無いから、だから全然知らない人の口から「あなたは悪い飼い主だ」って言われたかった。赤の他人にでもそう言われて自責の念にかられたかった…はずなんですけど、もう今更そんな事を言われたところで1㎜もくらわないところまでは持ち直しています。

持ち直して冷静に普通に考えたら「あなたは悪い飼い主だ」とかそんなのただの悪口でしかないのに、そんな事を「言って欲しかった」とか本当にどうかしたんだな私ってお話です、これ。
アタチはなこ
アタチはなこ

私だから、なでだから、もう大丈夫

私だから、なでを4才まで生かしてあげられた。

なでだから、4年も一緒にいてくれた。

心からそう思えているからもう大丈夫です。

めちゃくちゃ寂しいしまだまだ全然つらいですけど、でもそれは、我が子を見送った直後に持つ誰しもにある当たり前の感情ですのでもう心配なさらないでくださいね。

あんな取り乱したブログ記事をあげておいてなんなんですが…

ものすごく気を使ってくれているのが分かる文面で連絡をくれた友人がいます。

無事に火葬を済ませた報告をしたら「なんて声をかけたら良いのか分からなくて連絡できなかった」って友人がいます。

ものすごい長文で励まそうとしてくれてるのが分かる文面が続々と届いて、ありがたいなって思っています。

だからここでいったん(全然、本調子とはまだほど遠いけど)私はもう大丈夫です。のご報告をさせて頂きます。

皆さん、いつも本当にありがとうございます。

ペットロス 同じ気持ちでつらいあなたへ

まずはたくさん泣いてください。

私は大声をあげて泣きました。

それでもまだ枯れることはないけど、涙の『質』が変わったような気がします。

悲しくて寂しくて息もできなくなるほどつらい瞬間は随分と減りました。

どうかあなたにも前を向けるきっかけがあなたのすぐそばにもありますよう祈ります。

お問合せフォームから連絡をくれたあなたへ

「つらい治療ばかり受けさせてごめんね」で終わらせてしまうのではなく、今度からは「つらい治療ばかり受けさせてごめんね。でも頑張ってくれてありがとう。」まで言ってあげて下さい。

大好きなあなたに泣きながら謝られるばっかりより、その子はあなたに頑張ったことを褒めて欲しいと思ってると思うのですよ。

あなたの耳に入るあなたの口からでる言葉に「ありがとう」を増やして下さい。

それはあなたの心に届く言葉でもあるのだから。

今はまだ寂しくて苦しくてつらくてつらくてどうしようもない真っ暗闇の中で悲しみに打ちひしがれているあなたやあなたやあなたがどうか、あの子との幸せだった時間を穏やかに思い出せる日がきますよう(私もまだまだだけど)祈っています。

それまではいっぱい泣こうね!!!

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