犬、猫への注意喚起

庶民と動物の会

春先に増える動物虐待フェレットへの注意喚起と「お家に帰れました」のご報告

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出せない間に溜まっていってた記事を出せるようになった順、仕上がった順に投稿しているので、「先日」が去年の話しだったりして時系列がおかしい投稿並びだったりするのですが、ここに遊びに来て下さっている皆さまってそういう事をあんまり気にしないでいてくれる大らかな方が多いんですね。

余計な要らん突っ込みとか全然なくてとても有り難いです。いつもありがとうございます。

さて今日は、もっと別の形で別の内容として出すつもりでいた記事を大きく書き直して投稿する事にしました。

差し替えたアイキャッチ画像を見て頂くと分かる通り、緊急の注意喚起となります。

春先に増える動物虐待!フェレットにも注意が必要!

なんか変な投稿を見かけた時、「春だねぇ」って流す文化がネット上に出来上がってもうどのくらい経ちますでしょうか…

そのくらい、「春にはなんか変な人が増える」ってもう定説なんですけど、その理由は、暖かくなると開放的になるからとか、季節の変わり目に対応できず精神のバランスを崩す人が増えるからとかって諸説あるらしいんですけど、そんな事はどうでも良いです。

ちょっとこれを見て下さい。

犯罪件数(月別)

犯罪件数グラフ

犯罪件数(月別)

春になると変な人どころか「犯罪」が増えるんです。

年も犯罪の種類も違うグラフをあえて持ってきたのですが、いずれも「3月からドンっと増える」となっています。

犯罪者が犯罪をおかす理由を考えるのは専門家に任せて、我々は犯罪者から守る事を考えなければいけません。

小さい子、弱い子、人に慣れてる子から狙われる動物虐待

実際に目にした光景、見てきたあの子達の姿が思い浮かんで胸が苦しくなるから、こういう表現は書くだけでも動悸がしてきて嫌なのですが、大人の猫と子猫がいたら子猫の方が被害に遭いやすいです。

大型犬より小型犬、人に慣れていない子より人懐っこい子…

動物にひどい事をする人間の心理なんて考えたくもないけど、より弱そうな子、よりやりやすそうな子から狙うだなんて事は考えなくても分かるわけで…

皆さんご存じの通り、フェレットってとっても小さくて人懐っこいんです。

捜索に出た事がある方には分かると思うんですけど、一人ぼっちで外にいたフェレットは人の声がする方へ出てきてくれたりするんです。

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春になると増えるフェレットの脱走、迷子

毎年、毎年、注意喚起として出してきていますが、春になると「脱走させました」が増えます。

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また、「お散歩中にいなくなりました」も増えます。

リードを付けようとして手が滑ってしまった。

ちょっと目を離したすきにいなくなってしまった。

等が、その理由として多いのですが、それらは、家を出る前からしっかりリードを付けておく、地面を歩かせてる間は目を離さない。

たったこれだけの事で防げる事です。

お散歩に行ってはいけませんとは言いませんが、フェレットにお散歩の必要はありません。

私がお話を直接聞いた皆さんは全員、「あの時、外に連れて行こうなんて思わなきゃ良かった」っておっしゃっていました。

お散歩に連れて行くメリットとデメリットはそれぞれのご家庭できちんと考えてあげて下さいね。

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外に出たフェレットはどこにいる事が多いか知っていますか?

先日、「こんな所にフェレットがいました」と情報があがりました。

迷子フェレット

地域猫のお世話をされている猫ボラさんからでした。

捜索に長けているフェレボラ仲間に連絡をしたら「ちょっと行ってくるわ」ってすぐに向かってくれて、すぐに「捕獲完了!」って事なきを得たのですが…ってその詳細はまた別の機会にさせて頂くとして、「数日前から目撃情報があがってたそうです」というこちらの前情報に反してその子は「むっちむち」って。

それもそのはず、現場からの第一報、目撃情報の写真と思われるこの場所には「新鮮なお水と猫餌がたっぷりある」ってこちらの写真。

地域猫の餌場

捕獲場所もここからわずか数mの場所だったそうで、ちゃっかり地域猫ちゃん達に紛れて、猫ボラさんのお世話になっていたようです。

ちゃんと生きていける場所を探してたどり着いて、仲間に入れてもらって頑張ったんだね。

偉かった。待っててくれてありがとう。

…にしても「むっちむち」ってwwwww

美味しかったのかな。とか想像したら微笑ましくなっちゃうんですけど、本当は全然、笑い事じゃないんですよね、これ。

この子は引き上げボラさんがケガの手当に通院してくれている間に飼い主さんが出てきてくれて無事にお家に帰る事が出来ているのでご安心くださいね
える
える
毒を口にしてしまう

公園などの施設では人が快適に使用できるよう害獣害虫の対策に薬剤を使います。

スンスンと迷い込んだフェレットがもしもそれを口にしたら死んでしまいます。

最近では、公衆の場の除菌や殺菌が以前よりも強化されています。

皆が靴裏に強い薬剤をつけたまま歩いている場所をこの子達に歩かせるのはちょっと怖いので、もうこの数年、我が家では外を歩かせる事は控えています。

こちらの写真

毒餌の注意喚起

2020年6月

この時は確か「犬や猫を狙って故意に置いたとは断定できない」という警察署の判断だったと記憶していますが(それ以降の詳細を私が聞いていないだけかもしれません)、「毒入りの餌をまいて猫を殺傷したとして動物愛護法違反などの疑いで書類送検」とちゃんと事件として扱ってくれた例もあるよという事はお伝えだけしておきます。

が、今日のお話しの流れ的にお伝えすべき点はそこではなく、「誰かのペットを殺す目的でそういう事をする人はいるんだよ」って事。

「通るたびにいつも吠えてくる犬がうるさかった」という理由で人様の庭に毒だんごを放り込んで飼い犬を死なせたというニュースが昔ありました。

その時、一部から「人に向かって吠えるような(しつけのできていない)犬を庭で飼ってる(室内飼いにしていない)から悪い」「自分も犬が嫌いだから気持ちは分かる」というような声が上がっていた事がとても衝撃でした。

自分の庭に何かしらの動物が入り込むのが嫌で自身の庭にそういった類のものをまいているという人もいます。

それは「正しい使い方」です。

そこに悪意があろうがなかろうが、そういう物があるのが「外」なんです。

この子達が口にしたら死んでしまうものが外にはたくさんあるから、私たちは「守らなきゃ!」なのですよ。

虐待魔なんかに屈したくないはもっともなんだけれど

「なんで、そんな悪い事をする人間に気を使ってこっちがやりたい事を制限されなきゃならないんだ」は分かります。

分かるんですけど、痛い思い、怖い思い、苦しい思い、をする、被害にあうのはあなたじゃなくて、その子なんです。

「守ってあげる」ためにはしてあげなきゃいけない事が時と場合であるんです。

外に出ている動物たちが”殺される”事について正当化しようとできる思考の人が普通の人の中に存在してるってご存じですか?

そのお話しはこちらをお読み頂くとして…

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今日のアイキャッチ画像

この方もおっしゃっている通り、私たち保護活動者は皆さんに「気をつけてください」と言うしか出来ないんです。

その子を守れるのはあなたしかいないんです。

まとめ

フェレットはなんでも興味を持って口にしてしまうし、基本的には人が好きな生き物です。

毒餌を置く人がいたとして

近寄ってきた動物を平気で蹴り飛ばす人がいたとして

遺棄なんかもってのほかだけれど、それは脱走しちゃった先でもありえる事ですから、本当に本当に気を付けてあげて下さいね。

お散歩に連れて行かれる方はこちらなども参考にして頂けると良いかなって思います。

フェレット【季節ごと】散歩に連れ出すメリット・デメリットと注意事項
フェレット【季節ごと】散歩に連れ出すメリット・デメリットと注意事項

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