里親さんからこのような連絡がありました。
女性
最近、抱っこするとフェレットが震えるんです。この前、お父さんがこの子の前で大きな声を出したから何か昔の怖い事とか思い出して人間がまた怖くなっちゃったんじゃないかと思って…
男性
彼女(最近できた)が抱くとフェレットが震えます。もしかして前の飼い主さんは女性でしたか?女の人が怖いのかな?って思うんですけど、そうじゃなかったら、自分がいない時に何かし(いじめ)たんじゃないかと思うんです…
このお話しの前に、私が思うフェレット…
これはただの私の価値観であり、いたちのおうちにご縁があったニョロリン達を見て私が勝手にそう思っている事なのですが、フェレットって、すごく明るい生き物なんです。
そして何でも一生懸命でいつでも全力なんです。
いつだって
「楽しいね!」
何だって
「嬉しいね!」って、あなたとの幸せな時間を全力で満喫してる生き物。
それがフェレットだって思うんです。
過去に何らかのそういう思いを経験したニョロリンもいたかもしれません。
これはいた家が有り難い事にそういうニョロリンとのご縁にばかり恵まれているお陰だけなのかもしれませんが、最初こそ不安そうだったり、何かに怯えたようなニョロリンもいましたが皆気付いたら、能天気に全力で楽しく生きてます♪って見せてくれるようになりました。
少なくても私はそう思うから、次のパパ・ママの所で「もっともっと楽しく幸せになるんだよ、行ってらっしゃい」って安心して嫁がせてきたつもりです。
そんな事で嫌わないから大丈夫!この子達にネガティブな思考を寄せないで!
その子が例えどんな経緯であなたの所へ来た子だとしても「この子は可哀想な子」っていつまでも思っていないで欲しいのです。
あなたのその思いがそのまま「ボクは」「わたしは」
「カワイソウな子」と伝わってしまう方が可哀想です。
少なくてもいた家に来る子達は皆、捨てられた子なんかじゃありません。
私たちが「おいで、おいで」って望んだから来てくれたんだって思っています。
いた家から託すその子達は「もっと幸せになるね」ってあなたのお家へ行くのです。
微塵も可哀想な子なんかじゃありませんから、どうぞ安心して下さい。
里子でもあなたがお迎えする「その子」はもう「可哀想な子」ではありません
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フェレット(に限らず)里親になるには…的な裏側のお話し
「心構え」っていうとちょっと仰々しいのですが、 ボランティア活動をしていて、譲渡会のお手伝いに行ったり里親様を募集したり ...
動物たちの愛情深さと真っすぐな心をなめるな!
保護したニャンコスが託した里親さんのお家から帰って来たというお話しを見ました。
いた家でもそういう事が過去に2度ほどありました。
一度はこちら
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死を迎えるペットに飼い主が最後にしてあげられること。他人の評価を気にする必要はない
私は 「誰々ちゃんから聞いたんだけど」って話しを信じません。 昔から私は 「誰々ちゃんからこういう話をきいたけど本人に確 ...
もう一度はそのニャンコスと同じ理由
「この子はあまり懐かないから」
こういう事は残念ながらよくある事なのです。
私は最初、それこそ保護活動を始めたばかりの頃はそういう話を聞く度に、「何度もアチコチをたらい回しにされているようで可哀想な子だ」と決めつけて勝手にずっと憐れんで泣いたりしていました。
本当ならそれは無い方が良いに決まっている事です。
何度も環境が変わる事は生き物にとってストレスになる場合が多いですし、幸せへ遠回りしている時間は人間よりも寿命の短い動物達には与えられていないんじゃないかって、これは今でもそう思っている事ですが…
私は「された事」をいつまでも根に持ちます。
「してあげた事」でいつまでも恩に着せたがります。
でも「してもらった事」はすぐに忘れてしまいます。
そんな、私が嫌な奴だという自己紹介はどうでも良いのですが、それに引き換え動物というのは例え人間から心にどんなに深い傷を負わされたとしても根に持ったりしません。
「してあげた」なんて思いません。
なのに「してもらった事」は忘れません。
今まで出会ってきた動物たちは皆そうでした。
こちらのお話し(⇒キキのテーブル「どうぶつたちの豊かな心」)に出てくる「あかりちゃん」は「ちょっと寄り道しちゃったけど、今は本当の家族に出会って幸せよ」って見せてくれています。
みんな幸せになるために生まれてきたんだって、その正しい道についたらあとはひたすら幸せに楽しく生きていくだけ。って、ハッキリそう教えてくれています。
もうちっとも可哀想な子なんかじゃないし、そうだった事なんて気にしないで「今」を「その飼い主さん」と「幸せ」に生きているのです。
いつまでも「可哀想な子」だなんて見当違いで余計な思いだって分からせてくれています。
力いっぱい「これからずっと一緒に仲良く暮らそうね」で充分なんだって教えてくれました。
どこまでも無邪気であなたが大好き!それがフェレット
冒頭の相談を受けて私はすぐに「ピン!」ときました。
「占い師の勘だ」と格好つけたいところですが、これはただ単に「飼育経験者の知識」です。
お伝えするとどちらもホッとされたご様子でした。
奥様は「そうだったのね…安心したら涙が出てきちゃった」って電話口で泣かれていました。
私も涙が出ました。
「いっぱい愛されてて良かった」って思います。
もう一方は「安心しました」って後日、何故か彼女との「疑ってごめん」って書かれたプリクラみたいな画像を送ってきました。
そんなのどうでも良いからニョロリンの写真を送って欲しいと思います。
これは、皆さんにも覚えておいて頂きたいのですが…
フェレットだって
寒い時には震えるんです!!
保護された子だからとか里子でお迎えした子だからとか関係無いです。
みんな同じ!
「寒いものは寒い」のです。
まとめ【抱っこ嫌いな子にさせないために気を付けて欲しい事】
冷たい手で抱っこされたら「寒い」ってブルブルなります。
寝起きは特に体温が下がっています。
冷え性の女性は特に手が冷たい方が多いので温めてから抱っこしてあげましょう。
それで一件落着です。
だから絶対に、「怖いの?」「嫌なの?」って不安な気持ちで接するのは止めて下さい。
その気持ちが伝わって
「あなたの抱っこは怖いこと」
「あなたの抱っこは嫌なこと」って本当に抱っこで震える子になってしまいますからね。
気を付けてあげて下さいね。
いたちのおうちに任せて欲しいこと、あなたにしてあげて欲しいこと
とは言え、トラウマから人間との接触を怖がる動物たちがいるのは事実です。
ひどい事をする人間はいるのです。
片っ端から同じ目に遭わせてやりたいと常に激おこプンプン丸です。
でも怒ってるだけじゃどうしようもないから、そいつらの事は司法の裁きと天罰に任せて、私はそういう子達のために出来る事はないかといっぱい勉強をしてきました。
これからもフェレットの為にそれをいかした活動を続けていこうと思っています。
フェレットの事はいつでも相談に乗ります。
だから「懐かない」なんてすぐに決めないであげて下さい。
それでもダメな時はいたちのおうちが責任を持って引き取ります。
そういう理由じゃなくても構いません。
どんな事情があったとしても、お願いだからその辺に捨てたりしないで下さい。
そういう子達の事は私たちに任せて下さい。
これがいたちのおうちの活動です。
だから、あなたはそのまま安心してあなたのニョロリンと「楽しい幸せな時間」を過ごすことに全力でいて下さい。
それだけ♡よろしくお願いいたします。
注意
フェレットはヤンチャな生き物です。
「遊びたい」が何よりも優先される生き物なので
「ヌイグルミのようにおとなしく」いつまでも抱っこさせてくれる生き物では無い事も覚えておいて下さいね。
※「ふるえ」が病気の症状の場合
低血糖の症状の1つに「ふるえ」があります。
低血糖はインスリノーマの症状の1つです。
「寒くて震えている」のか「震えの症状」なのかを、早期に見極めてあげられるのは、毎日一緒にいる飼い主であるあなただけです。
毎日、見ていてあげて下さいね。
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健やかなニョロニョロ生活を☆彡