ペットショップからお迎えする
「良いフェレットの選び方」を探していた私が得られた情報は
「病気の子を選ぶのは止めましょう」
そこで、
病気のフェレットが普通に売られているのかどうか
リアルな知人(生体販売に携わる人間)に直接そこら辺の事情を聞いてみました。
-
-
ペットショップからお迎えするフェレットの選び方を調べてみた結果(中編)お店側からの回答を見て思ったこと
「良いフェレットの選び方」なるものを調べていて疑問が湧いてきたので、直接正面から調べてみる事にしました。 誰かも分からな ...
結果、
「ペットショップの店員さんは命を食い物にする鬼畜ばかりというわけではない」
という事が分かりました。
そこに
「でも、こんな劣悪なお店があるんです!」という情報提供がありました。
その写真を見て
「ん?これは…?」と思った私は早速そちらに電話をして色々お話しを聞かせてもらう事にしました。
今回のきっかけになったお話しはこちら
-
-
ペットショップからお迎えするフェレットの選び方を調べてみた結果(前編)
「フェレットを飼おう思うんだけど、どんな子が良いか分からないからペットショップに一緒に来てくれないか」という相談を受けま ...
ロイヤルホームセンター宮前平店
ペットコーナーには「熱帯魚」と「小動物」のコーナーがあるようです。
当然ながら小動物コーナーの責任者様に電話を繋いで頂きました。
とても気さくで明るい女性でした。でも、そんな事に私は騙されません!
「劣悪な環境でペットを販売してる店」として報告がきてるわけですからね。
メラメラと正義感を燃やし
「いざ!!参る!」
まずは送られてきた写真をご覧下さい。
※私はハムスターの生態にあまり詳しくありません。
でも、これは…
「お水をあげてないんですよ!!」
とのメッセージを裏付ける何よりの証拠!
はるかかなた昭和のあの頃、「ウサギに水を飲ますと死んでしまう」という話がありました。
でも、それは間違っていて、今ではちゃんとウサギにもお水が必要な事は常識です。

※私はウサギの生態にもそんなに詳しくありません
この状況だけを見てさっそく、鬼の首でも取ったかの如く
「やいやいやい!!ネタはあがってんだぜ、店長さんよお!」ってな勢いで口撃開始。
最初の

に
「何でも聞いて下さい」と仰って下さったその言葉通り、何でも答えて下さいました。
色々教えて頂くなかで、ハムスターは基本的に夜行性なのだとその生態のことから、それに合わせて与えている時間帯やフードの事、「だからこうしている」のだと表側からだけでは分からない生体管理の様子なども話して下さいました。
こちらのお店ではやはり「お水は与えていない」のだそうです。
ハムスターというのはお水で死んでしまう事故が多いのだそうで、それを防ぐためにもキャベツや小松菜などでビタミンやその他の栄養分も一緒に摂取できるように工夫をして水分を与える飼育方法なのだと教えて下さいました。
昼間に店頭に並んでいるその時だけが生体管理では無い事は私も充分承知していますし、

「ハムスターの飼育」と一口に言っても色々あるのだとまた1つ勉強になりました。
給水ボトルを吊るしておいた方が楽なのに、事故がないように等と色々、ハムスターの事を考えてそうしているこちらのお店は、ちゃんと愛情を持ってきちんと動物に接している方だという事も分かりました。
この状態ではそもそも給水ボトルを付けられません。
でも、こちらも
「お水をあげる気がない酷い飼育方法」ではなく、ちゃんと上記の理由からだそうです。
他にもたくさん教えて頂いたけれど、「購入される方にはきちんと全部説明をする」そうです。
もちろんその時には「お店ではこうやって飼育していたけれど、ご家庭では給水ボトルでお水をあげる方法でも良いんですよ」って。
丁寧で親切な販売員さんという事です。でも…
見えますでしょうか?
段ボール箱の中にはケージが見えます。
この中には何が入っているのかお伺いしたところ、
「お店でも繁殖を少しやっていて、リタイヤしたハムスター(売り物ではない)が入っている」と言っていました。
まっ、まさか!?このまま廃k…(;゚д゚)ゴクリ…
「そっ…その子達はどうするんですか?」
「お店でこのまま飼育しているんです」だそうで、この写真が撮られたであろうとされる昼間(営業時間中)はお客様の目につかないように、ストレスにさらされないように、こうして段ボールで囲いをしてあげてるのだそうです。
良からぬ恐ろしい事を想像していた私は自分が恥ずかしくなりました。
そのままお伝えしたら笑っておられました。
今回、私の所へきたような連絡(通報?)はアチコチにいっているようで「オープンして3年間の間に保健所の方にも2回も足を運んで頂いたんですけど…」ってちょっと困ったように笑ってらっしゃいました。
当然、なんのお咎めもあるはずもなく行政指導なんてされるはずはありません。
だってちゃんとそうやって説明しているんですもん。
前回の記事でもお伝えしましたが、今回の彼女も「そう思ったらその場で聞いて下さい。きちんとその場でご説明させて頂きますから。」と仰っていました。
だから、写真の掲載も店名の発表も「全然、構いませんよ」と快諾して下さいました。
ただし、「本当は店内での撮影はなるべくお断りしてるんですけどね」とのこと。
やっぱり、ペットショップは巷で言われているほど恐ろしい場所でも鬼畜の巣窟でもないって事が分かりました。
確かにそういうお店もあるのかもしれませんが、私が今回お話しを伺ったお店は全てそうでは無いことが分かって安心しました。
だから、十把一絡げにして「ペットショップの動物はみんな可哀想」とか言うのは都市伝説なんだなって、
そうやって、いたずらに不安を煽るだけのサイトの情報を鵜呑みにしない方が良いんじゃないかなって思います。
それがきちんとした情報に基づいて書かれている物なのかを冷静に見極めて、そこに書かれている事だけが真実ではないという事を知って頂けたら良いなって思います。
「不安」や「恐怖」で商売する奴こそが外道
占い師という職業柄、冗談でしょ?って思うようなやり方で商売をしている同業者の話を聞く事があります。
「あなたが現世で上手くいかないのはご先祖様が云々かんぬん」
「あなたがそうなのは先祖の因果がどうしたこうした」
これを言われたら、その先はもう聞かなくて良いです。
※ご先祖様は大切にして下さい。それは当然の事です。今あなたがあるのはご先祖様のお陰なのですから。
このお話しを始めたら長くなるので今回はしませんが、こうやって相手に不安を与えるのは詐欺師の常套手段です。
因果で金稼ぎしてるだけの、とんだゲス野郎です。
「ペットショップは劣悪な環境です」なんて根拠もないのに、
さも見てきたかのような話しぶりで怖い情報を流すのは
「自分はすごい」と思われたい、あなたに威張りたいだけの人がする事です。
「ペットショップのフェレットは皆、可哀想なんです」だなんて何が目的でそんな事を言っているのかさっぱり分かりません。
もちろん、そこに自身の経験やきちんとした確かな情報があれば話は別ですが、その大半はどこかで見たような話の使いまわしなだけだったりします。
恐怖で相手を支配するのは一番手っ取り早く羨望の眼差しを得られますからね、愚かな話しです。
そんなものには乗らなくて良いと思いますよ。
「選ぶ」時の基本
人は毎日いつでも、何かを「選択」…選んで、その結果に忠実に生きています。
その結果の全てが「今のあなた」なのです。
「何、食べる?」「何でも良い」
これも「何でも良い」を選んでいるのです。
その先には素晴らしい何かがあるかもしれないし、どうでも良い何かしか無いかもしれません。
でもそれはあなたが選んだ「何でも良い」の結果です。
その責任(結果)は選んだあなたにあるのです。
大事な時に大きな決断を迫られた時、きちんと正しい方を選べる人というのは、普段からそうして自分で選択していく事で自身の「判断力」を鍛えている人です。
いつも
「なんでも良い」
「どうでも良い」を選んで生きているうちは、その判断力も決断力も備わってはいきません。
いつでも冷静な目で見て、きちんと判断して正しい方をちゃんと選ぶ。
その積み重ねが大切なのです。
「良いフェレット」を選ぶには
ペットショップで良いフェレットを選ぼうと思ったらきちんとフェレットの事を知って、病気やその他の正しい知識に基づいた冷静な目で見て、「店員さんに聞く」のが一番良いんじゃないかと思います。
私のようにフェレットに詳しくて慣れている人間なら少し一緒にいたらその子の性格も少しは分かります。
でも「少し」です。
それは私という人間に初めて会った時にその子が見せてくれる性格の一部でしかありません。
その子の性格を一番よく知っているのはその子と一番長く一緒にいる店員さんなのですから、その方に聞くのが一番良いんじゃないかって思います。
以前に主人と立ち寄ったペットショップの店員さんは「うちの子達は全員性格が良くてね」って何匹も何匹ものニョロリン達について自慢話をしてくれました。
ニョロリン自慢を聞いているのが大好きな私は延々と聞かせてもらっていました。
すごくホッコリしました。
ちょっとフードを買いに行っただけなのに2時間くらいいたと思います。
そうやって信頼のおける店員さんばかりではないようですが、そういう時は「詳しい人を呼んでくれ」と言ってその人に聞けば良いのです。
前回の記事にも書きましたが「全員が生体について熟知しているわけではない」事があります。
そんな時は遠慮なく「そういう(詳しい)人の説明を受けたい」と言いましょう。
これはよそのサイトでちょっと見かけた「フェレットの選び方」に書いてあった事で、別にそれを否定するつもりではないのですが…
「良いフェレットを選びに」行くのに、隅々までお店の衛生状態から生体の仕入れ具合のチェックまでを入念に独自調査しなくても良いんじゃないかなって思うんです。
もちろん自身が納得いくまで調べ上げてから、あなたの目だけで「良い子」を選ぶのも、それはそれで良いかとは思いますけど…
私が実際に知る限りでは、超劣悪な環境でストレスかかりまくりのフェレットが売られているという事はありませんでしたし、今回、数店舗とはいえ直接お話しを聞いた全部のお店から得られた情報をもとに考えてみても、嘘をついて病気のフェレットを何も知らないお客さんに無理やり買わせるという事もあり得ない話かと思いますので、もっと信用して良いんじゃないかなって思います。
店員さんに不安な事から何から全部お話しをして、そこから得られる情報は安心して受け取って良いものとして、あなたの中で処理したうえで、「良い子はどの子かな」って選んであげて欲しいって思うんです。
そうやって選んだ方が「良い子」に出会える可能性は高まるんじゃないかなって思います。
「良い子」に出会って下さいね♡
いたちのおうちからのお願い
そうして出会った良い子がもし病気だった場合。
性格が合わなかった場合。手放したくなってしまった…
保障期間が過ぎてしまった。保障が無い…
返品も交換も出来ない。どうしよう…
そんな時のご相談をいつでも何でも受け付けているのがいたちのおうちです。
どんな些細な事でも構いません。
「もう飼えない」なんて思わず、そう思っても構いませんけど…そうなったら一人で悩まず、まずは気軽にいつでもご連絡下さい。
だから、絶対に公園や野山にフェレットを捨てるという選択だけはしないで下さい。お願いします。
おしまいに
上記のお店には
「フェレットもいる」そうです。
そうご連絡を受けて
「ちょっとお話聞かせて頂けますか?」となったわけですが…
当然フェレットのケージにはお水のボトルが付いているそうです。
「フェレットは完全肉食ですからね。その子達にまでお野菜で水分補給なんておかしな話でしょ?」とおっしゃていました。
知識があって確固たる信念のもとにハムスターにもフェレットにも接していらっしゃるんだなって思いました。
だから、どうかご安心下さいね。
突然のお電話なのに快く受けて頂き、最後まで丁寧に応じて頂いてありがとうございました。