散々、散々、書いてきている事なので結論からいきます
フェレットを放牧中は網戸にしてはいけません
この子達は網戸を開けます。破ります。
その対策として、絶対に破れない網戸にして、人間にしか開けられないロックをつけてって、そういう対策もあるにはありますけど、どうしても網戸にしなきゃならない理由があるなら、その間は、とにもかくにも、
網戸にするならケージに入っておいてもらう
たったこれだけを徹底したら、網戸からの脱走は100%防げます。
そしてこの方法は、玄関ドアでも有効です。
宅配便を受け取る時、ゴミを出しにいく時、何の時、何の時、ドアを開ける時にはいちいちその都度ケージに入っていおいてもらえば、ちょっとどころか大きく長時間ドアを開けっぱなしにしていたって、出て行ってしまう事はありません。
家からの脱走はケージを正しく使ってさえいれば確実に防げますから、どうか、間違った知識と思い込みでその子を危険にさらし続ける飼育環境は早めに改善してあげて下さい。
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フェレットの脱走は「家から」が断トツの一位なのですが、二番目に多いのは「お散歩中」(旅行中サービスエリアにちょっと立ち寄った時など含)です。
春と秋はフェレットの保護件数が増える
これも散々、既出ですが大切な事なので最初にお伝えしておきます。
「フェレットに外でのお散歩は必要ありません」
この子達は元々、日本の環境(外)に適するようには考慮されていない愛玩動物です。
なので、真夏の炎天下や真冬の吹雪の中が「散歩に適していない」事は言わずもがなではありますが、我々人間にとって「良い季節」であるはずの春や秋も、細かいことを言ってしまえば、この子達にとっては必ずしも「良い」ばっかりではありません。
まぁ、それはシンプルに「家の中より安全で安心な場所など無い」ってだけなんですけど、それでもやっぱり、春には桜をバックに一緒に写真を撮りたいし、秋には落ち葉のカサカサ音が楽しい場所で遊ばせてあげたら喜んでくれるんじゃないかななんて私は思ってしまいます。
私がそうやって思う側だからこそこれは言える事なんですけど、この子達に何かをしてあげたいと思う時、それは「人間側の都合や思いでしかない場合が多々ある事を知っておいて下さいね」です。
必要がないことをただこちらがしたくてこの子達にさせているのだから、そこで事故なんてあってはいけないのですよ、絶対に。
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春・秋に脱走迷子が増える理由
フェレット同伴可能なイベントがこの子達の体調に合わせて春・秋に集中してる事からお分かり頂けるように、春と秋は「フェレットを外へ連れて行く」が他の季節とは比じゃない数で増えるので単純にその分だけ事故が増えるってだけです。
ハーネスをつけようとしたらすっぽ抜けてしまった
ハーネスは、お家でしっかり装着してから外へ出て下さい。
出先でバタバタ慌ててハーネスの調節とか言語道断です。
肩から大きな荷物がずり落ちている状態でフェレットを脇に挟みながら片手でハーネスを着けようとしている飼い主さんを見かけた事がありますが、危ないから絶対にダメです。(もちろんその場でお声がけさせてもらってお手伝いしました)
リードでしっかり固定のポールに繋いでたんですけど…
ハーネスから抜けちゃったり、さらわれたり、蹴っ飛ばされたり、するから、この子達から
目を放してはいけません!!
いつの間にかキャリーが開いていたらしくて…
これ、すごくよく見かけます。気を付けてください。
いかなる理由があろうとも、「その子が逃げちゃった」のではなく、「あなたが逃がしちゃった」なのですよ。
確かに、フェレットを連れていたら話しかけられる機会は多いかもしれませんが、受け答えの際には必ず「その子を抱っこしてから」を徹底してください。
「リードをベンチに括り付けてお昼寝してた」「キャリーにいれて(キャリーをそのままそこに置きっぱなしでジュース買いに行ってた」とか、絶対ダメ。
フェレットはさらわれやすい
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泥棒をする人は、その意思を持ってそうするのだから、”連れて行かれちゃった子”が帰ってくる事はまずないと思って下さい。
だから絶対に大切なその子からは、目を、手を、放してはダメなんです。
迷子になりやすい(1人でどんどん遠くへ行ってしまう)子の特徴
この子達は知らない場所、慣れない所をいきなり猛ダッシュで何kmも遥かかなたまで颯爽と走り去って行ってしまう事は滅多にありません。
足の裏に初めてあたる土や草の感触、初めての外の匂い、に、おっかなびっくりしながらも楽しそうにあっちスンスン♪こっちスンスン♪…なはずです、普通は。
窓からぴょーんと飛び出して行ってしまった猫ちゃんが、一度も振り返らず、ためらう様子も見せずにそのままスタスタ遠くへ行ってしまった(あっと手を伸ばした時にはもう届かなかった)という話はたまに聞きますが、フェレットでそれは聞いた事がありません。
まぁ、フェレットはぴょーんと飛び出て行ったりしないし、仮にドアをするりとでも出て行ってしまう姿が見えているのならどこの飼い主さんでも慌てて抱きかかえるから「それはない」ってだけなんですけど…
とにかく、脱走に気が付いてすぐに探したら、庭やガスメーターの陰などって出て行ったであろう場所のすぐ近くで「スン♪スン♪している姿を見つけた」って聞く事が多いです。

ただ、注意して欲しいのが
外でのお散歩に慣れている子は、ちょっとスンスン♪したら「あ!この感じ知ってる!」とばかりに、「スタスタと歩きだして好きな方へ行きますね」と、日常的にお散歩へ連れて行ってるという飼い主さん達が言っていました。
窓やドアからの脱走もお散歩中の(気が付かないうちの)脱走も、外に慣れている子に限ってはスンスンを早々と切り上げてスタスタどんどん行ってしまう、と、お散歩に慣れさせている飼い主さんはその辺りの事には特に注意が必要です。
遺棄は犯罪、脱走も「ダメなこと」って分かってますか?
一昨年、昨年に引き続き、今年も保護されるフェレットの数が異常に多いです。
今日のアイキャッチ画像は昨年の保護っ子です。
一時預かりさんがそのまま里親さんになってくれたのですが、外にいた子ですから「外に慣れている子」として、家から10秒とかからない桜の木の下で記念写真を撮るのにもお部屋からしっかりとリードをつけて、すっぽ抜け等の「何かあった時」に備えてくれている様子が写真からも分かります。

って、この記事を書くのに快く写真を貸して下さいました。
保護っ子というは「遺棄か迷子(脱走)か分からないから」私たち活動者がその期間のお預かりを警察署から任せて頂いているわけですが、本来であれば、「遺棄も迷子もあったらダメだ」という意識が薄い、もしくは、それが分かっていないのかなって場面に出くわす事が時々あります。
脱走は「飼い主がその義務を怠った結果の出来事」としてそういう扱いです(法律上)
例えば、大型爬虫類が脱走したニュース、獰猛といわれている種の大型犬が脱走したニュース、は大騒ぎになりますから、皆さんも一度くらいは耳にした事があるのではないかと思いますが、ニュースにまでなる彼らの脱走は、その子が咬む咬まないは関係なく、その子に毒があるないも関係なく、「飼い主ちゃんとしろ!」「ちゃんと責任をもって正しく飼え!」「脱走なんかさせてその生き物を飼う資格が無いんじゃないか?!」って世間の声の大半がそうですよね?
それ、フェレットも同じなのですよ?
確かに、見た目でその子を怖く感じる人の数が多いのは大きな爬虫類やいかつめフェイスで筋肉モリモリみたいな大きなワンちゃんの方ですけど、「ペットの脱走」というのは、その子の見た目が怖い怖くないではなくて、「自分のペットを脱走させるような無責任な飼い方をしてはいけない」って、全動物種の全飼養者に対してそれが当たり前の義務ですよって、そっちの方が肝心なんですよって話ですからね、これは。
お分かりかとは思いますが、世の中には、少なからずフェレットを怖く思う人だって動物アレルギーの人だっているのですから、故意に外へ放ったわけではないし可愛いし小さいから「フェレットは許される」とかそんなに甘くは無いんです。
どこかの記事でも書きましたが、目撃情報から捜索に行ったら、棒で叩きながら庭からフェレットを追い出そうとしている場面に出くわした事もあります。
「よく分かんない変な動物がいたから追っ払おうと思った」って、家主さんは何も悪くありません。
でも、当たり所が悪ければその子は死んでいたかもしれません。
「必ず捕獲して助けてもらえる」わけじゃないって肝に銘じておいて下さい。
きつい言い方にはなりますけど、飼っている動物を「捨てる・放す・逃がす」行為は「全て同じ行為」とされる時と場合があるんです。
本当は捨てた/故意に放したのに「逃げちゃっただけ」って嘘をつく人が後を絶たないから、じゃあもうこの3つは程度の差はあれ「全部ダメ」って扱いなんです。
まとめ
遺棄は当たり前の事ですが、脱走もさせないでください。
今年はもう2匹も救えなかった命があります。
どちらも外に出ていなかったら生きていたであろう命です。
どうかどうか、この子達が一人で外に出てしまう事がないよう、きちんと対策をしてあげて下さい。
見ていてあげられない時、窓やドアを開ける時、ケージにちゃんと入っていてもらいさえすれば、家からの脱走は100%防げます。
ケージを正しく使ってあげて下さいね。
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最近、「ケージの用意を」と口酸っぱく再三に渡り言い続けているものですから「どんなケージが良いんですか?」という問合せ…は ...
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追記:ケージの用意は必須です
「危なくないようにしてればケージはいらない」「ケージで飼うのが義務みたいに言うな」「あなたのせいでケージ飼いしてない自分にヘイトが向いたらどうしてくれるんだ」みたいなことを時々言ってくる人がいるので、動物愛護管理法の抜粋を追記しておきます。
動物愛護管理法では、動物の健康と安全を保持し、危害や迷惑の発生を防止するため、動物の種類や習性に応じて適正に飼養・保管することが定められています。
- 動物の生態や運動量を考慮し、適切な広さの飼養施設を確保することが飼い主の義務とされています
- 「確保=ケージの用意」は飼い主の義務です
- 動物を飼育する際は、その動物が「健康かつ安全に生活できる」環境を提供する必要があり、一般的には行動を制限しすぎない適切な広さのケージや飼育スペースが必要とされています
- 「人の居住空間」と「飼育スペース」は別のものの扱いなので、部屋での放し飼いを「飼育スペース」とはいいません
- この子達の運動量を考えると「狭すぎないケージを使った飼養+運動スペースは別に用意(人の居住空間での放牧)」が理想じゃないかと考えます
- 「人の居住空間」と「飼育スペース」は別のものの扱いなので、部屋での放し飼いを「飼育スペース」とはいいません
これら小動物(ハムスター、ウサギなども含め)については、犬猫ほどの具体的な数値基準(犬猫では匹頭数や体の大きさに合わせてケージのサイズが決められています)はまだ明確ではありませんが、現在、環境省の検討会で議論が進められており、いずれ具体的な基準が定められる可能性があります。 (2025年現在)
健やかなニョロニョロ生活を☆彡




