今日のアイキャッチ画像のなでちゃん滅茶苦茶可愛くないですか?
こんなにオシャレに可愛く見えても、これ実はエリザベスカラーなんですよ。
しかも、材料たったの二つ、どちらも100均で買えちゃう!
作り方
- 子供用のシャンプーハットを適当に切る
- 装着時にサッと調節できるよう長めにマジックテープを貼る
- だけ

合計200円(税別)
今となってはもうこんな風におちゃらけてお話できますけど、当日は焦りまくりました。
ヤバい!ヤバい!ヤバい!と思いながらも、「保護ボラやってて良かった。知識があって良かった。」って、材料を買いにダイソーへ猛ダッシュというこの事件が起きたのは不妊手術を終えて退院した直後の事なのですけど、本来であれば、なでちゃんをお迎えした当初は、その手術を受けるのは今くらいに予定していました。
私は大昔の知識しかなく「不妊手術は早いうち(1回も発情を迎えないうち)が望ましい、その方が傷口も小さくて済むから体への負担が軽い」と思い込んでいたのですが、「今はそうじゃない。盛りを迎える前に手術をしてあげなければいけない外の猫ちゃんならいざ知らず、お家にいる子は1~2回発情をやり過ごして、体が充分に出来上がってからの方が良い」と説明してもらって(※これは先生によって意見が様々あります。かかりつけの先生と相談して下さい。下記参照)、「そうなんですね。じゃあ1歳過ぎてから考えれば良いね。」って思っていたのですけど…
我が家は足立区です。
棚が倒れるなどの被害は何もありませんでしたが、その夜は一晩中、目を閉じてもずっと東日本大震災の時のあの光景が匂いが思い出されて眠れませんでした。
被災時に猫を守るにはどうしたら良い?我が家の場合
震災時の対応に完璧なんてないけど、それでも私は「フェレットについて」は自分の中で「私が不安になってはいけない。」と鼓舞する自信だけはあります。
だって、そのためにたくさん勉強をしてきたし、フェレットとの生活はもうだいぶ長いから。
ところが、猫、しかも可愛い可愛い我が子の事となったらてんでダメ、まったく役に立たない木偶親だなと分かりました。
見ていられない時はケージにいるフェレット達は、例え放牧中でも「地震か?」と思った瞬間に拾い上げて、揺れが激しくなる前にケージにイン、もしくは二人を懐に抱えたまま揺れがおさまるまで安全な場所で待機、ができます。
まぁこれは単純に家が狭いからっていうだけの事なのですけど、その時も出来ました。
ただ、なでちゃんは…あの時、どこにいるのか見つけてあげる事すら出来なかったんです。
家は狭いのに。
揺れがおさまってしばらく経って、どこかからそーっと出てきてくれてそこで初めて「どこにいたの?怖かったね…でもちゃんと危なくないように隠れてたんだね、偉かったね、頑張ったね」って、なでちゃんに「お利口さんおりこうさん」しながら私はゴリッゴリに凹みました。すごくショックでした。
我が子が怖い思いをしているのに、どこにいるのか把握すらしてあげられないだなんて親として全然ダメじゃんって本当にショックでした。
もしあのまま家が傾いたら、換気扇が外れたら、窓が割れたら…なでちゃんは外へ出てしまうかもしれない…
外へ出てしまった時の事を考えて
翌日すぐに首輪を買ってきました。
電話番号を書きました。
脱走させちゃった時、私に繋がれるものを身につけておいてもらおうって。
一番最初の病院で5月の中旬生まれくらいだろうと言われたなでちゃん、1歳のお誕生日まで何事もなく穏やかに過ごせますようにってそれまで待つつもりでいたのですが、私がちょっと不安定になりまして…
不妊手術をしました
その頃ちょうど、知人の仕事の手伝いで割と責任あるポジションを任されていました。
闘病中だった子を看取りました。
ある時から、窓のカギがちゃんとかかっているか、なでちゃんは家にいるか、を何度も何度も確認しないと家から出る事が出来なくなりました。
外で黒猫を見かけたら、違うと分かっているのに「絶対になでちゃんじゃない証拠」がなにかしら確実に確認できるまで近寄っていってでも確かめないといられなくなりました。
これはもともと私に不安障害の徴候があって(診断済)ストレスがかかるとパニック発作や強迫観念が出やすいといったその特徴のせいだとは思うのですが、東日本大震災の後にお手伝いに行ったボラ先で、そこにいた雌猫のほとんどが妊娠していたというあの場面が、あの子達が、あの子達になでちゃんが…って、気が付いたらもうどうにもならなくなっていたんです。
(猫飼いの友人知人達に相談をして「今がベストタイミングだと言ってくれる獣医を探せば良いだけのこと。フェレットと違って猫を見てくれる病院はたくさんあるんだから。」という答えにたどり着いたら、ピタッと落ち着いたので一過性のものだったんだと思います。)
って、普段あれだけセカオピの大切さを語っているくせに自分の事になると本当ダメダメ、まったく嫌になっちゃいますね。
で、色々と調べてみたのですが、大体こういう感じです。
避妊手術は体が妊娠できるようになる前(性的に成熟する前)、生後6~8ヶ月頃に行うと良いといわれています。
手術の方法や内容、入院させるさせない、適切な時期、等々、先生によって色々な考え方があるので、自分の考えと合う先生ときちんと出会えるまで諦めないで下さいね。
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なでちゃんは、ちょうど生後8ヶ月頃にあたる1月下旬に手術をお願いしました。
マイクロチップを入れました
マイクロチップの挿入って普通は麻酔なしで注射でスッとなのですけど、せっかく全身麻酔をかけての手術を受けるのですから、その時に一緒にってマイクロチップの埋め込みもお願いしました。
※昔はフェレットには必要ないんじゃないかなって思っていたのですが、徐々にそのシステムが整ってきている事もあり、今は「機会があったらフェレットにも入れてあげる方向で」って思っています。
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ケージには慣れてくれてるから大丈夫
まだなでちゃんがチビチビなでちゃんだった頃、完全隔離が必要だったので、ケージで過ごしてもらっていました。
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今も、フェレット用のケージで誰もいない時にはこうしてくつろいでいたりします。
くつろぎに入ったのに先客(さすけ)がいた時のなでちゃん。
このままウトウト寝ていました。
動取業が語るペットとの避難について
今日は、猫初心者の私がこの一年でやった事を書きました。
多分これは見る人からしたら、「最低限のやってあげておいて当たり前」の事だと思います。
でも、それでも、特に理由なく、不妊手術やマイクロチップについてなど、漠然と「どうしようかなぁ」って方もおられるかと思いますので、少しでも参考にして頂けたらなって思います。
で、こちらはガチのやつです。
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動物取扱業が本気で「ペットと地震(災害)に備えるについて」を語る
最近、地震が多いですね。 皆さん、ちゃんと備えていますか? 私は動物取扱業持ちですので、毎年、必ず、その研修を受けます。 ...
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必ず参考にして頂けるレベルの記事になっていますので、お時間ございます時にご一読下さいませ。
おまけのお話
術後、お迎えに行った時には「(傷口を)全然、気にしない様子なのでこのままで大丈夫だと思います。とってもお利口さん。」って言われて傷口に大きな保護テープで軽やかに帰ってきたなでちゃんでしたが、なぜか家につくなり、テープをベリベリむしりだして、糸を咬み切ろうとし始めたから、夫婦で大パニックになりました。
病院はちょうどお昼休みに入ってしまい、「どうしよう、どうしよう」って、夫に「触らないように抱っこして気を紛らわせるなり、何なりよろしく!」って、私はダイソーに走り冒頭に続くわけですが、午後一で病院へ行って可愛いの(エリザベスウエアー)着せてもらって事なきを得ました(笑)
着たままおトイレができるので、抜糸の時までずっと何も触らなくて良いから安心して過ごせました。
しばらくずっとこんな風にぴったりくっついて離れない甘えん坊さんだったんですけど、それだけ頑張ったんだなって泣けちゃいます。
もうこれからは何も心配しなくて良いからね、お母さんが守ってあげる、ずっと一緒にいようね。