私は子供の頃から生き物が大好きでした。
いつの頃からかは分かりませんが今ではちょっと苦手な両生類や爬虫類も昔は
「可愛いなあ」って少し飼った事があります。
友達からもらったオタマジャクシがケロ太(小さい緑のカエル)になって
「私に懐いてる」って本気で思っていたのに、
「田んぼで遊ばせてあげよう!」と放した瞬間にピョーンと逃げて行ってしまって、すごく悲しかったです。
「私が嫌だったから逃げちゃったのかな?」と落ち込んでいたら、
父が
「ハナコが嫌だったわけでも、逃げたわけでもなくて、ケロ太は自然に帰りたかっただけじゃないか?」って言いました。
その言葉にすごく納得したのを覚えています。
子供ながらに生き物のそういう事を、あの時、少し学びました。
今では動物に関する資格を何個か持っています。
そのためにたくさん勉強をしました。実習と言われる事もそれなりに経験しました。
今日まで続けきた動物愛護や保護のボランティア活動。
そうやって出会ってきた動物たちに教えてもらった事があります。
意味なく人を嫌う動物はいない
「相性」みたいな物はあるとは思います。
でも、動物側から
「あんた嫌い」みたいな感情を見せるっていうのを私は見たことがありません。
上記の通り、状況的に考えて必ずしも愛に溢れた環境で心穏やかに過ごせてきたとはとても思えないような、
そんな目に遭わされてきたであろう子達に出会った事もあります。
それでも
「この人が嫌い」って感情を見せる子を私は知りません。
そういう子は怯えています。
何かを嫌がります。
でも、
「人を嫌う」って言うのとは、ちょっと違うような感じがするのです。
これは、私が勝手にそう感じているだけなのかもしれませんが…
フェレットはそんな事で人を嫌わない
いたちのおうちに
「フェレットの耳掃除」に関して、このようなお問合せが届きました。
(略)
旦那は自分が嫌われたくないから絶対にやりません。それで私がいつもやる事になって私は嫌われてしまって、だから私が呼んでも来ないです。餌をやってるのは私なのに旦那はオヤツをあげるから旦那にだけ懐いて私には懐きません。でも嫌がってもやらなきゃいけないし、怒るのとかも旦那はしなくて私が怒らないといけなくなります。全部、瑠理香のためにやってあげてるのに納得できません。
嫌われないで済むやりかたとか何か良い方法があったら教えて下さい。
「フェレットは耳掃除を嫌がる子が多い」と言われます。
耳掃除を
「嫌がる」というより
「驚く」んだと思います。
人間だって、いきなり耳の中に冷たい液体をビャッと入れられたりグリグリ何かを入れられたら驚くと思うんです。
それだけの事だと思います。
うちの可愛いフェレっ娘エルちゃんも最初は
「キャー、冷たいー!止めて止めてー!もう!もう!」みたいに
グリングリン回転してプロペラみたいになっていました。
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保定で暴れる【フェレットの爪切りや耳掃除は必要?!その理由とその方法】ケガの画像あり
人間の食事は「ご飯」 ペットの食事は「餌」 動物の爪切りや耳掃除は「不要」 シャンプーは「虐待」 そう言われていたのはも ...
最近では、ご褒美のバイトをもらうまでは待っています。
降ろした途端
「もーっ!」ってプリプリ走って逃げて行ってしまう事もありますが、そういう時は
「あっ!!オヤツもらうの忘れた!」みたいな顔をして慌てて戻ってきます。
ベロベロベロベローって大慌ててでバイトを舐めて、また走り去っていきます。
ちょっと経ったら忘れちゃうのか、何事もなかったかのように、いつも通りご機嫌で遊んでいます。
遊び疲れたら、カーディガンの背中からスンスン♪入ってきて、こんな所で眠ったりします。
良い年して牛柄のパジャマだとかそういうのは気にしないで頂きたいのですが、
ここは
いわゆる「懐」と呼ばれる場所です
(私は座椅子に足を伸ばして座っている状態です)
多分、耳掃除をする私にも
懐いているんだと思います。
すごく可愛いです。
その様子を見て覚えたのか、エルちゃんが
「これ終わったら、オヤツもらえるよ♪」って教えたのかは分かりませんが
最初は終わった途端に部屋の隅まで走り去っていってたワサビ君も今では
「ジー」とその場で
「ご褒美くれるんでしょ?」って
待つようになりました。
おっとりワサビ君は
ペロペロもゆっくりです
この時に、ご褒美のオヤツをあげる事が良いのか悪いのかは分かりませんが、いた家では
「お耳掃除させてくれてありがとう」のお礼と
「冷たいのとクチュクチュ頑張って偉かったね」って気持ちで
そう言いながらあげています。
私はこの子たちの耳掃除について
「しなきゃいけない」からでは無く
「してあげたい」という私の気持ちに応えてくれてありがとうって思っているから、そうしています。
「耳掃除をする人を嫌う」なんて聞いたことがない…
「耳掃除を嫌がる子が多い」とは聞きますが、
「耳掃除をする人を嫌う」なんて事は無いと思うので、瑠理香ちゃんを呼んでも来てくれないのは何か
別の理由じゃないかと思います。
(嫌がると分かっているのに)耳掃除をする前に名前を呼んで呼び寄せた事はありませんか?
叱る時に名前を呼んだりしていませんか?
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そもそもフェレットって、ワンちゃん達のように
「呼べば100%必ずシッポを振って駆け寄ってくる」みたいな生き物ではないのですよ…
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あなたを嫌っているわけでは無いと思いますので、どうかそういう目で見ないであげて下さいね。
楽しいニョロニョロ生活になりますように☆彡
以上。
間違った「嫌がる事はしたくない」
相手が嫌がる事をしない。当たり前の事です。
どうしてとかこうしてとかじゃ無く、
「人として」の部分で
「そうであるべき当たり前のこと」だと思います。
相手が人でも動物でも、これは関係なく
「相手が嫌がる事をしない」
その相手を思ってそうしないという、ただそれだけの事です。
「相手が嫌がる事をして自分が嫌われたら嫌だからしない」ではありません。
こうなってくると、これはもう
相手の事を思っているように見せかけた、ただの自己保身です。
全く意味が変わってきます。
こうやって目的が変わってしまうと、その時、何をするべきか、
何をしたら良いのかが分からなくなったりズレてきちゃったりします。
自分のためにしてくれた「嫌なこと」
私はいわゆる普通の家で本当に普通に育てられたと思います。
食事の時にテレビを点けないだとかお箸の持ち方だとかって、子供の頃は毎食その度に親子喧嘩になるような普通の家でした。
今では両親がそう育ててくれた事に感謝していますが、当時は
「じゃあもういらない」ってお膳をひっくり返して暴れたりしていました。
父が子供たちのためにと働いて稼いだお金で用意された食事、母が子供たちのためにと思って料理してくれた食事、
それをその子供がひっくり返してブチ切れる…
嫌われようが何だろうが、それでも
「この子が外で恥ずかしい思いをする事が無いように」と私のためにずっと言ってくれていました。
教育方針はそれぞれのご家庭で違うでしょうし、
「普通」とは言いましたが本当にこれが普通だったかどうかは分かりません。
ましてやこれが正解だなんて、そんな風には思っていないし、そんな事を言いたいわけではなくて
お陰様で食事のマナーで恥ずかしい思いをした事は無いよって、
私はそんな両親に感謝をしているというだけです。
両親を心の底からウザいと思った事は何度もあったし、
「イヤだなあ」って思っていた時期もそれなりにはあったけれど、
「嫌い」になった事はありません。
動物たちが同じだとは言わないけれど
動物たちが
「自分のためにやってくれてありがとう」と思っているかは分かりません。
これは
「その子によって」違うと思いますから。
ただ、
「こいつこんな事しやがって」みたいに思う子は少ないと思います。
そして、人間のようにいつまでも
「あいつはこんな事しやがった嫌な奴だ」って、
身の回りのお世話をする人を嫌いになるなんて事はないと思うんです。
基本的には「あなたが大好き」それがフェレット
フェレットが本当に耳掃除が嫌いかどうかは分かりません(私は「驚いている」だけだって思っています)
フェレットが耳掃除をする人を嫌いになるという話は聞いた事がありません(その理屈で言ったらほとんどの飼い主さんはニョロリンに嫌われていることになってしまいます)
もし仮にそうであったとしても
ニョロリンのためにしてあげたいと思ったお世話を
「それを嫌がるから」なんて理由でしないのは、ちょっと違うんじゃないのかなっと思うんです。
そのせいで
「自分が嫌われたくない」と思っての事なら、
「自分本位の飼育環境ではないか」と少し見直されてみてはどうかなって思います。
それが本当にニョロリンの為に必要な行為なのだとしたら、
嫌がられてもしてあげられる飼い主さんでいてあげて欲しいって思うんです。
基本的には遊び好きでいつでも楽しそうなフェレットです、
毎日美味しいご飯をくれて、遊んでくれて、そんなあなたと一緒にいるのだから、嬉しいね♪楽しいね♪の方が多いと思います。
あなたを嫌いになったりなんかしないと思います。
せっかくその子の為を思ってするお世話ですから、
「嫌われる嫌な行為」と決めつけずに楽しんでやってあげて下さい。
お耳クチュクチュやったら大好きなあなたの声がよく聞こえるようになった!とか、
そんな風にニョロリンが思えるように耳掃除を覚えてもらえたら良いんじゃないかなって思います。
Twitterでのご意見
相対的に、 耳掃除→嫌い 耳掃除をする人→あの人は嫌なことをする人→だから避けよう その単純な流れを一言で言うと「これをしたら嫌われる」になるんだと思うけど
犬猫と違って根本が好奇心と楽観の塊なので、そういうことを比較的忘れやすいというか、気にしなくなるのが早いだけで。 イタチは結構、誰に何をされたか覚えてるし、はっきり相手によって態度変えるよ←
大事なのはその後で、それこそ耳掃除や爪切りなんかは必ずやらないといけない、でも便宜上嫌われたくないというなら工夫しないと。その前後のケアをより濃くする(おやつをあげる等)、もしくは獣医さんにやってもらう(これも病院を嫌うと後々困るので臨機に)→
家族で交代で行う、時間や日にちを決めないなどなど、やれることはいっぱいあるし、それだけで嫌われてると思ってるなら生き物との意思疎通の仕方をもう1度考えた方が良いんじゃないかな← もしくは、よほど切り方が悪い、切る前後に人同士言い争うなども要因になるよ
かふこさん
「嫌われないで済むやり方」的なヒントをたくさん教えてくれました。
皆さんも、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。
かふこさんはフェレットの保護団体「花いたち」の代表です。
さらにさらに
うちも私が爪切り耳掃除してて、相方とは一緒に寝るけど私とは寝ないとか、2人でいる時は大体相方の方に行くとかあるけど、嫌われてるとか感じた事ないなぁ。 人間の子供も父親と母親に対する態度って同じじゃないし、そういう事なんだなって思ってる。 ご飯は私の手からしか食べないしね。
72(なふ)さん
ね?やっぱり、
「嫌われる」なんて事はないんですよ。
72(なふ)さんは、フェレットTシャツも手掛けられている漫画描きさんでありWebデザイナーさんでもあります。
Twitterでも素敵な作品がたくさん見られます。
お二方とももちろんニョロリストさんですので、可愛いニョロリンの写真もたくさん投稿されています。
こちらフェレット専科にてご紹介させて頂いておりますので詳細はそちらから是非♡
いつもありがとうございます。
皆さんが楽しいニョロニョロ生活を送れますように☆彡