実は、いたちのおうちに来る子達のうち1/3ないし半数は里親募集ができない子だったりします。
「できない」なんて言ったら、ここを読みに来て下さってる皆さんはきっと絶対に心配してくれると思うのですが…言葉を選ばずにそのまま言うと、「そうです」。今、想像してくださっているその通りです。
この子ちゃんの時は、お引き受け前のヒアリングでは「健康です」と聞いていたのに、会ったらあまりにも健康状態が違っていたこと、緊急手術が必要だったこと、予後についてのこと等などで、「里親募集を急きょ中止⇒多くの皆さんからのご支援と励ましを受けて緊急手術⇒そのままずっとのお家へ」という流れをSNS上でリアルタイムに発信できていたので、その様子を皆さんにもしっかりと見届けて頂けましたが
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里親募集どころじゃない!緊急手術が必要だった引取り依頼の子のお話
保護フェレットの大手術が無事成功しました!温かいご支援をくださった皆さまへ、手術の様子や大切なご支援金の収支報告、病理検 ...
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お引き受けする前から、した瞬間から、分かる
かなり頻回な通院を必要とする子、特別なケアが必要な子、完治を目指すための治療法がもうない子、もう何もしてあげられる事がない子、いわゆる【終末期(ターミナルケア期)】の子たちがたくさんいて
終末期(しゅうまつき)とは、病気や老衰などの進行により、複数の医師が医学的見地から「これ以上の積極的な治療による回復は難しい」と判断し、近い将来に死が予測される時期(ターミナル期)のことです
そのほとんどの子たちについては、ブログでもSNSでもあえて積極的には公表していません。
理由は色々ありますが、そういう話しをすると急にそういう状態の子の引き取り依頼が増えるから。
ヒアリング時にもう間もなく看取りの時間に入る事が明らかな子のお引き受けはしません。「下手したら❝その移動❞で亡くなってしまいますよ」って依頼主さんには見えていないのであろう厳しい現実をお話しさせてもらいます
最初からもう長くないのが分かる里子たち
いたちのおうちは、ボラさん達はもちろん里親さん達にも「可哀想な子扱いは許しません」と、それだけは徹底してもらっています。
その子がどんな状態であろうと、それ以前に何があろうと、その子には今から目いっぱい幸せになってもらうために私達いたちのおうちがあるのに、むしろそのような状態であればあるほど可哀想がってクヨクヨメソメソしている時間なんて無いですからね。
今回の子達の里親さんはいつも、難しい状態にある子や終末期の子達をメインにお引き受けしてくださっている預かりボラさんの一人で
穏やかに最期を迎えるのは大切な事です。人の最期を穏やかに看取ることを本業としていますので、その経験を活かし、この子達にもいかに穏やかにその時を迎えさせてあげられるか、それだけです。
と、本当にいつもどの子もみんなを大切に大切に、その子その子にあった穏やかで優しいその時までの時間を過ごさせてくださっています。
気付けない、分からない、飼い主さん達にもそれぞれの事情があるから
私は多分、数年前の飼い主さんを知っていたと思います。
「明るくはつらつと元気な子」というSNS上での印象があったことを後から(多分、あの人だったのでは…)ってやっとうっすら思い出せたくらい、お会いした時の飼い主さんはまるで別人のオーラ。疲れ果てていました。
お引き受けに至った事情から推測しても、(なんとか最後まで一緒にいられないかとずっと頑張ってきたけど、もうどうしても、もうどうやってもムリになってしまったんだろうなぁ)って一目見てそう思いました。
だからというわけだけではありませんが「大きな病気と診断されたことはありません」としてお引き受けしたこの子達は年齢からしても(詳しい検査をしたら多分、何かはあるだろうな…)と、その時にはまだ、たくさんのフェレットを見てきた経験とただの勘でしかありませんでしたが…
最初から、穏やかな最期だけを目標に
こちらは、ずっとのお家でさっそく楽しそうにかくれんぼ中の様子

ですが、お引き受けした日から1ヶ月ちょっとの37日目に、腎不全の悪化、急性肝不全により天国へ旅立ちました。
こちらも、ずっとのお家で楽しそうにくつろいでいる様子

こちらの子は最初から片肺が真っ白でまったく機能しておらず、病院でも「この状態ではもう手の施しようがないです」との事で、定期的に胸水を抜きに通院しつつ、低酸素での呼吸苦などを防ぐべく適宜、酸素室でというスペシャルな看護を受けながら、お引き受けから2ヶ月ちょっとの72日目で天国へ旅立ちました。
前の飼い主さんへ
「4才と5才」という事でお引き受けしたこの子達、あなたがずっと大切に保管してくれていたこの子達の書類によると、二人とも6才(お話を頂いた時点では5才と6才)でした。
あなたがいい加減な飼い主さんじゃない事を私は知っています。
この子達を大切に愛していた事を知っています。
だから、もう目も手も間に合わなくなっちゃっていたんだなって、分かるんです。
この子達は、お約束の通り「ふたり一緒に」ずっとのお家で幸せに過ごしました。
「可愛い」「可愛い」ってそれはそれは大切に愛されて二人とも穏やかな最期を迎えました。
今度はあなたの番ですよ。
自分ではどうにも出来ないいわゆる周りの環境の変化に一生懸命に対応しようと頑張って頑張って頑張ってるの分かってるから。
ちゃんと、あなた自身も幸せになってくださいね。
追記:酸素室について
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