正式譲渡(フェレット)

幸せ報告

正式譲渡のご報告 残りの人(鼬)生を共に過ごす伴侶として

「アレルギーになってしまって、もう遊んであげられないどころか触れることもできなくなってしまってて」

と、いたちのおうちへやって来た時、その子の爪は信じられないくらい伸びきっていました。

多分それは、どうにかして、アレルギーを発症してからもなんとか上手いこと、これからも一生そばにいられる方法はないかと飼い主さんが苦しんで悩んで奮闘していた時間の長さなんだろうな…と。

時々、「アレルギーくらいで里子に出すなんて」って怒ってる人を見かけるのですけど、強い薬を飲んで空気清浄機を何台も置いた部屋で、極力、触れないように吸わないようにマスクをしてゴーグルをかけてグローブを着けて、それでもお世話の時間は出来るだけ短く…なんて、そんな生活じゃ、その子(フェレット)が可哀想じゃないですか。

今回の主役、「ベータ君」はもうすぐ6才です。

6年間も一緒にいた子を手放すのには相当の決心がないとムリですよ…

「この子の幸せのために」

その一点だけで手放す決心をした飼い主さんの親心を想像したら、とてもじゃないけど…

最後まで一緒にいたかっただろうなぁ…悔しいだろうなぁ…

前の飼い主さんへ

ベータくんのこれからの時間を、あなたがしてあげたかった「最後まで幸せな鼬生」を、いたちのおうちがしっかり適切な場所へとお繋ぎしましたので、どうかもう安心してくださいね。

正式譲渡のご報告

「ちゃんとしたお世話はもうしばらくの間してあげられてない」と言われていたベータくんの体はブラシをかけたらかけただけ毛が抜けてしまう状態でした。

環境の変化のストレスは一日で済ませてあげた方が良さそうだと判断して、お引き受け翌日に予約していた健康診断を一日早めてもらいそのまま病院へ行って先生に言われたこと

「今すぐ治療を始めなければならないような重篤な病気は見当たらないけど、これより詳しい検査をしたら❝何か❞は出るでしょうね。どうしますか?」

これ、若い皆さまにはピンとこないかもしれないんですけど、ある程度、年齢のいった、そう我々昭和世代は全員が「分かる」ことでして…

同じ「健康な人」でも、20代の健康な人と60代の健康な人とでは指してる「健康」が全然違うっていうね。

45才を過ぎたら、見つけようと思えば必ず一つは❝何か❞は見つけられちゃうのですよ、それが「加齢」というもの。自然の摂理。

ベータくんは人でいうともうすぐ60才。脾臓の腫大などいわゆる老化現象は当たり前にもう症状として出ているので、そういう事を「分かって受け入れてくれる人」とのご縁がありますように。

里親募集 マーシャルフェレットの男の子(正式譲渡完了)
ベータ君の里親募集記事

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フェレットに慣れてて「この子を丸ごとこの子として」お迎えしてくれる人

これまでの経験上、「6才のフェレット」には、なかなか里親希望者さんが現れないのは分かっていました。

だからある程度まで待って希望者さんがいなかったらその時には正式に我が家の子になってもらおうかなって思ったりもしたけど、(いや待てよ)と。

そんな悠長なことを言ってる時間は6才のベータくんにはない。

私はもうベータくんが可愛いし、「もしあれだったらずっとここにいたら良いですよ」とか言ったって、これまでずっと一人っ子で過ごしてきて、「構ってあげることができなくなったから」ここに来たのに、ここいたらこれから先ずっと1/nのそれを受け入れてもらうしかないって事じゃん…

里親さんが決まるまでの間でもとにかく1日でも早くベータくんだけを見てくれる人へ託そう。

フェレット歴25年に終止符を打って、もうフェレットはお迎えしないと決めていた人

「~というわけなんですけど、お願いできませんか?」

「えっ…」

25年にも及ぶ長くて濃いフェレット飼いとしての生活に終止符をうったその人がもう二度とフェレットをお迎えしないと頑なに心に決めていたことを私は知っていました。

どんな決意でそう決めたのかも、そう決めた自分を、フェレットがいなくてもちゃんとお父さんはお父さんとしての人生を歩めているから安心してそこで待ってて良いよって天国のあの子達に見せてる姿を見てきているから知ってる。分かってる。

そして、私がそう知ってることを彼は知っているから分かったんだと思います。

私の「お願いできませんか?」は、上っ面のふわふわした緩い❝お伺い❞ではないってことを。

「(以前はフェレットのために融通が利かせられる仕事に就いていたけど)もう仕事を変えてしまったから…前のようにはいかない。ここに来ることでその子に寂しい思いをさせてしまう事にはならないだろうか?」

「安心して聞いて欲しいんですけど、フェレットに限らず世の大半のペット達は飼い主さんがお仕事をしている間はお留守番をしています。常識の範囲内でのお留守番は『寂しいこと』ではありません。特にこの子は、年齢的なものか性格的なものか以前の環境がそうだったのかは分かりませんが、今の段階では見ている限り、ケージから出てどんなに長くても20分が体力の限界っぽいです。それが朝と晩の2回、あとはずっと寝ています。」

「そうか…それなら…」

年齢的にすぐに里親さんが決まるとは思えないベータ君、お預かりをお願いしている間に例えばフェレットの三大疾病のような大きな病気を患う可能性は低くないです。6才ですから。

お父さんとして…というより戦友と「共に生きよう」の気持ち

今後、何かしらの名前のつく診断がくだる状態になったとして(何年もかからずにその時はきっとくると思います) が、年齢的に積極的治療は選択肢に無いと思います。

少しでも穏やかに残りの鼬生をまっとうさせてあげて欲しいですが、それでも病院代はかかります。

通院にかかる費用(病院代)は「いたちのおうち」で明細書をもらってください。全額即お支払いのお約束はできないですが、いたちのおうちでベータ君専用の寄附を募ります。

「あなたの時間をこの子のために捧げてください」と、私にはできない事をお願いしたわけですから、フォスターペアレントの制度を作り、それでもまかないきれない分は私が個人としてお金の負担はするからと伝えたところ

「何を言ってるの?一時的なお預かりで引き受けるつもりはないよ。もちろんお引き受けの当日までに良い里親さんとのご縁があればそちらへとは思ってるけど、ここへ来てもらったらその日からもうベータ君はここの住人です。だから、お金の話は無しです。」

「え…?」

「6才のフェレットと暮らすことがどういう事かを知らないわけが無いでしょ?話をもらったあの時一瞬、ためらったのはそういう事が理由じゃない。今のこの環境でちゃんと幸せに暮らさせてあげられるんだろうかって、そういう事を考えただけ。だからベータ君に関してのお金のことは心配しないで。それは他の子へ」

「えっと…お父さんとしてお迎えしてもらえるってことで良いんですか?」

「んーまぁ、お父さんとしてっていうより…もちろん、ベータ君がそう思ってくれるんならそれはとても嬉しいことだけど、それは追々で良いじゃない?まずは、年齢も同じくらいの男同士ってことで、なんて言うのかな、戦友って言ったらおかしいかもしれないけど『共に生きよう』って気持ちなんだよね」

なんだそうだったのか、私が心配しなくてもベータ君はもうとっくに特大の幸せを掴んでたのか…おめでとう!!!

α(アルファ)+β(ベータ)最高のコンビとして

ベータ君の「名前を変えない」と決めたのは彼です。

その話になった時、「6年近く呼ばれてきたこの子にとって大切な名前をなんで変える必要があるのさ。これからも大切に使わせてもらいますよ。」って。

彼はSNS上では「雷」というアカウントを名乗っているのですが、「なんならこれからは自分がα(アルファ)と名乗って『α(アルファ)+β(ベータ)』でやっていくのも良いかもとすら思ってる」と笑っていました。

α+β最高コンビのこれからはこちらのアカウントでご確認ください。

ベータ君、ずっとの幸せおめでとう!

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