保護ニョロ検診前の様子

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ペットと暮らす

フェレットの脱走は笑いごとじゃない!飼い主と「名乗るだけ」なら誰でもできる実例

2018年7月9日

皆様ご承知の通り、いたちのおうちは、「フェレットのため」の場所です。

営利施設でもあるので、本当は「人間相手」の事も視野にいれて「営業(お客様商売)」をしなければいけないのかもしれませんが、ご覧の通り、その類の事は一切していません。

ペットホテルご利用のお泊りニョロが来てくれる時には「よく来たね♡いらっしゃい♡」と、ニョロしか見ていません。

「(ここまでの移動で)喉が渇いちゃってないかな?お水よりスポーツドリンク(小動物用)が良いかな?お家ではどのようになさっていますか?」は、あっても、

飼い主様用に、お飲み物等のご用意はありません。

必要でしたら、「下に自動販売機がございます」と案内させて頂くだけです。

ニョロ達が遊ぶスペースが最優先なので、お座り頂く椅子の用意もありません。

これまでに2回ほど「見学に行きたいのですが」というお問合せを頂き、上記の通りそのままの説明をお返事したら、お二方ともそこでやりとりが終わりました。

「ニョロのお預かりは熱烈大歓迎です。だからと言って、オーナー様の長居その他への配慮はしていません。ここではフェレットに気持ち良く楽しんでもらえる事しか考えていないので、そのつもりでお越し下さい」って言います。

当然、スタッフには怒られます。

でも、これは不親切とか不愛想とか、ましてや「やる気がない」わけではありません。

私は「接客(業)が出来ない」と言っているだけです。

出来もしない事で、お金を頂戴するわけにはいきませんからね。

私に出来るのは、この子達の「お世話だけ」です。

そのために資格をとって責任を持ってプロとして看板を背負っているのです。

「私にはそれしかできません」

「私はそれしかしません」

「それ」に関してのみ、「プロの仕事としてお金を頂戴します」ってだけの事で、「smile 0円」が無いのは私のスキル不足です、ごめんなさい。って話です。

うちでは出来ませんが、お客様としてオーナー様をきちんともてなしてくれるペットホテルはいくらでもありますので、どうぞ、それらのきちんとした施設をご利用下さい。

っていうのは、別に普通の発言だと思っていますし、実際にこれで成り立っているので特に問題もありません。

何も問題が無いのはあくまでもこちらの都合ってだけなんですけど…お金を頂く「お客様」に対してでさえ、そんな事を平気で言っちゃう私ですから、保護フェレットとしてお引き受けしたニョロの「飼い主です」と名乗られる方には当然、愛想笑いも何もありません。

見つけてくださった方がいて…

ここへ届けて下さった方がいて…

「良かったですね。もう二度とこんな事にならないように気を付けてあげて下さい」しかありません。

その上で、その間の宿泊費やお世話のお金を請求します。

上記のように、ここはペットホテル(『いたちのおうち』保管 16東京都保第005273号)です。

「ご利用頂いた宿泊費」は他のお客様と同じように、お支払い頂くのは当然です。

また、ここへお泊り頂く子達は全員、獣医による健康チェック(の証明)が必要です。

それが無い「身元の分からない子だから」いたちのおうちがその病院代を支払ったというだけです。

飼い主さんがいるなら、その立て替えた病院代を返して下さい。

って、ここまで全部、当たり前の事しか言ってません。

「脱走」、「逃走」、言い方なんかどうでも良いのですが、要するに、飼い主が「逃がした」という、対策不足=無責任な飼養環境が招いた結果の「お泊り」なんですから、その支払いは当然、飼い主さんにして頂きます。

ご自分の手元に無事に戻ってくるまでに注がれた全ての善意に対して実費の精算くらい、言われなくてもするのが「脱走させた飼い主の責任」だって思っているので、心境的にもヘラヘラ笑って対応なんか出来ません。

怒鳴り飛ばしたい気持ちを抑えるだけで精一杯です。

ここへ届けて下さった方の交通費から何から何まで「その子にかかったお金は全額」請求します。

捨てられちゃったのかも!野生じゃ生きていけないから!って事で、その子のために動いてくれた善意(お金)です。

「探してくれなんて言ってない」

「勝手に保護したくせに」

は、通らないんですよ。

これらは全て、その子に対して飼養の責任がある飼い主に請求すべきものとして、その請求は法律で認められている正当な権利です。

そういう時に「保護活動で金とるなんておかしい」とか言う人たまにいるみたいですけど、飼い主がいる子のそれは「保護活動」には入りません。

「その子」に使われるお金が赤の他人様のお財布から出てるって現実が見えていない事の方がよっぽど「おかしい」ですからね。

保護活動者というのは「動物のため」に時間や労力を使いますっていうだけの事で、飼い主にとって都合良く動く無償の便利屋ではありません。

おかしいと思う人がいようが何だろうが、とにかく、飼い主が飼い主としての責任を果たしてくれればそれで私は良いのです。

これらの発言を受けて、どこかで誰かが不快な思いをしていようがそれもそれで大いに結構。

「こんな事をこんな風に言われるなんて冗談じゃねー!意地でも、脱走なんかさせないぞっ!!」って、一人でも多くの飼い主さんが気合いをいれて、その子の安全な生活を守ろうとしてくれるのなら、大大大満足です。

年に数回は耳に入る「フェレットの交通事故」そのほとんどは「脱走させちゃった子」です。

脱走させたフェレットが無事に手元に帰ってくるばかりだと思うな!

って事は肝に銘じておいて下さいね!!

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飼養の責任も果たさないで「飼い主」って名乗るのおかしくない?

ここはあくまで、「うちの子達の可愛さ自慢」をしたいがために作ったブログなので、今まであんまりこういうお話しをタイムリーに記事にすることはしてきませんでしたが、先月も2ニョロほどお引き受けした子がいます。

そのうちの1ニョロリンのお話をさせて頂こうかと思います。

「保護ニョロのお話し」と一言で言っても、経緯もパターンもその後の事も、今まで一度だって「同じ」という事はありません。

いつも「その子」にあわせて、「臨機応変に」なので、関わって下さる多くの善意の形や数は違います。

今日のお話しは、最短で、最も良い結果に繋がった具体例です。

多くの偶然と奇跡が重なったお話しになります。

なので、このような例はあまり無いかとは思いますが、「こういう事があったんだ」って実例の1つとして、参考程度にお読み頂けたらと思います。

保護に至る経緯・詳細

こちらの記事に書かれている事からの流れかと推測します。

協力要請
穴の中で眠るフェレット
迷子?野良?【野生のフェレットはいない】外でフェレットを見かけた時にはこうして欲しい!

先日、悲しい事故が起きていた事を知りました。 迷子ニョロリンらしき目撃情報をTwitterで目にした花いたちの副代表が夜中に高速を飛ばして、駆け付けたけど…間に合わなかった。 という話を、私は全部終わ ...

続きを見る

日曜日の夜、その子はいたちのおうちへやってきました。

その時点ですでに、ここへ至るまでに複数の善意が介入している事が分かりました。

お引き受けする以上、私には「その後の事」への責任が出てきます。

警察署へ拾得物の届出を出さなければいけないので、その全容を出来るだけ詳しくまとめて頂けませんか?と、いたちのおうちへ、その子を届けて下さっただけの方にお願いをしました。

ご存じない方のために豆知識

警察は24時間営業の便利屋ではありません。

緊急の事件や事故でも無い限り、署内にある窓口の営業時間は『平日 午前8時30分から午後5時15分まで』のみです。

「保護した時点で交番へ届ければ良い」も、もちろん正解ではありますが、無人の交番(パトロール中なのだと思います)にむき出しの生体を置き去りにする事は出来ません。

誰でもに、いつ戻ってくるのか分からないお巡りさんを待ち続けられる時間があるわけでも、「とりあえず家で保護しておこう」という環境があるわけでもありません。

どうしたら良いのか分からないながらも、その子の事を一生懸命に考えて、調べながらでも行動に移してくれた純粋な善意に対してあれこれ言うなんて事は私にはとても出来ません。

それに、もしも仮にお巡りさんがそこにいたとしても、その交番から警察署の「落し物係」に届くのは翌日です。

拾得物のデータとして反映されるのはそこから更に数日を要する事もあります。

だから、届け出は翌日の(事務手続きがしてもらえる確実な)「営業時間を待ってから出す」も正解だって、私は知っているので何も慌てることなく、その方には「フェレットのために、ありがとうございます。」とだけ言いました。

冒頭通り、いたちのおうちはフェレット専用のペットホテルですから、その威厳にかけて、「少なくても、交番や警察署よりは、この子が快適に過ごせるよう努めます」とお約束をしてお引き受けしました。

いたちのおうちの保護活動の内容の詳細(具体例)

  • その子が捕獲された場所を管轄する警察署へ届出を出しに行く

高速道路を使って、県をまたいで届けられた、その子がいた場所へ預かり主として身分証明書やその一式の書類を揃えて出しに行きます。

上記のように、その時は時間の関係で、この作業は翌日の作業となります。

  • 健康チェック

私は獣医では無いので、そんなに詳しい事までは分かりませんが、曲がりなりにも小動物看護師の資格を有する人間です。

別に資格なんか無くても、先が鋭く尖るまで伸びきった爪を見たら、誰だって「結構長い時間外にいたのではないか」くらいの事は分かります。

先月は、わさびの体調(末期の腎不全と診断されて病気療養中)の事があったので、長時間、外にいたであろう健康状態が不明な子をそのままそこでお引き受けするのは好ましくないという私の判断で自分の自宅へつれてきました。

  • 獣医に診断してもらうまでは気を抜かない

その子自体にはひどく衰弱している様子などは特にありませんでしたが、いかんせん何も分からない状態です。

「一先ず今夜は落ち着いて過ごせるように」とその子専用のケージを用意したからといって、「じゃあ、また明日」と朝まで放置というわけにはいきません。

チェックとは?

とにかく、ウンチをしてくれるのを待ちました。

ウンチの様子がおかしい、または6~8時間の間に一度も排便が無ければ時間外診療ででもすぐに病院へ連れて行ってあげなければいけませんからね。

お引き受けした23時から、一時間おきにその子の詳細をチェックシートに書き出します。

あわせて、我が家にある全てのフードを並べ、少しでも、どれか一つでも食べてくれるのを待ちました。

この時、何も食べないからと言って、シリンジなどを使って無理やり食べさせるような事は厳禁です。

「食べたくないのか」「食べられないのか」の判断を誤ると、取返しの付かない事になる場合があります。

強制給餌で悪化する症状がある

お水は飲んでくれていたので、経口補水液(小動物用のポカリスエット)も置いて、少しでも物音が聞こえるたびに、何度も何度もケージにかけた布をそーっとめくり中の様子をチェックしました。

そうこうしながら5時間が経過した明け方4時少し過ぎに、小さいけれどウンチをしてくれて、やっと少し私が落ち着きました。

「朝一番で病院へ行こうね。」

みんなの時間とお金が「その子の無事」に使われている

事情を話していた、同じく保護活動者の友人が「病院へ行くなら車をだしてあげる」と言って、翌朝一番で、彼女のかかりつけの獣医さんへ連れて行ってくれました。

もちろん、健康状態の確認が一番の理由ではありますが、耳の刺青とマイクロチップを確認していたため、番号の照会をすれば、何かしらこの子の情報を得られる事が分かっていたからです。

拾得物の届出を出すのにも「この子の情報」は1つでも多い方が飼い主さんに繋げてあげやすくなりますからね。

警察より先に「まずは病院へ」は長年の経験からの判断です。

一度、小さなウンチをしてくれた後からはバリバリとご飯を食べてくれて、病院へ行く直前には見事なウンチをしてくれました。

明らかに「何だ?これは?」と思うものが混ざっていたので、そちらも持って行きました。

  • 病院で健康診断を受けさせる

触診、ノミ・ダニのチェック、糞便検査、、通常であれば血液検査から何からなにまで(必要であればワクチン接種や投薬まで)一度に済ませるのですが、

マイクロチップの装着がある子なので、「まずは確認」が先です。

お誕生日が分かれば、ワクチン接種の適正時期を知ったうえで、その判断が出来ますからね。

触診により「健康状態異常無し」

顕微鏡観察で「耳ダニ検査異常無し」、ウンチには何かの実の種らしきものが見つかりましたが、取り急ぎなにがしかの処置が必要というわけでは無いと診断され、

あとは、「IFSに問い合わせてからまた来ます」として一度、帰ってきました。

  • 迷子の問合せ
  • 拾得物の届出をだす

病院で読み取ってもらったマイクロチップの番号でIFS(国際フェレット協会)に照会をかけてもらいました。

後述しますが、マイクロチップが装着されているからといって、必ずしも飼い主さんに繋がる事ばかりではない事を何度も経験している私にとって、この作業に、期待は半分しかありません。

が、その子は繋がりました!

IFSにきちんと登録してある子なうえ、「現在、迷子になってる届出がIFSにも出てる子」だって事が判明しました。

これは本当にレアケースです。

「良かったね!もうすぐお家に帰れるよ!」

嬉しくなりました。

もちろん、飼い主さんの個人情報がこちらへくる事はありません。

あくまでもそれは「IFSの会員情報」ですので、それが外部に漏れるような事は無いのです。

私が本部へ届けても良かったのですが、あいにく車が夜まで戻らない旨を伝えたら、「それじゃあ、悪いから」って、すぐにIFSのスタッフさんが来てくれるてはずとなりました。

その子は「IFSから」飼い主さんに返還するという事です。

「もうすぐ飼い主さんに会えるよ」って、昨夜は落ち着いて過ごしてもらう事を優先して、なるべく触らないようにそっとしておいてあげたその子に、改めてそう声をかけて、

お迎えを待つ間に、伸びきった爪を整えてあげて、ボディタオルで体を綺麗に拭いて…

いたちのおうちにお泊り頂く他の子達と同じように、小動物介護士として出来る限り精一杯のお世話をさせてもらいました。

「善意」の箇条書き

  • ここまで届けて下さった方の交通費(ガソリン代+高速道路往復料金)
  • 病院へ連れて行ってくれた友人のガソリン代
  • 病院代
  • お迎えに来てくれたIFSの方の交通費(ガソリン代+高速道路往復料金)

その子を捕獲するまでに、私が把握しているだけでも3人の方の善意が注がれています。

見かけたその子を捕獲しようと、おびき寄せるためにフードや懐中電灯などを購入されたかもしれません。

けど、そこで使われたお金については把握していません。

上記はあくまでも、「私が把握しているだけ」の「実際に誰かのお財布から出たお金(実費)」です。

いたちのおうちは保護施設ですから、いくあてが無い保護っ子ならそれは保護活動として無償で受け入れます。

が、上記でもいやらしいくらいに書きました通り、飼い主さんがいる子は「宿泊代」が発生する場所です。

また、病院では「保護っ子だから」という事で、(連れて行ってくれた友人のお陰です)かなり良心的な料金で診察して頂きました。

飼い主さんがいる子は皆「一般健康診断」として、それ相当の診察代がかかります。

それらは、誰かのお財布から直接お金が出たわけでは無いけれど、本来であれば金銭が発生すべきところを「保護っ子だから」無償で提供されたサービスなだけで、飼い主さんがいるのなら、当然、正規の料金が発生し、そのお支払いの義務はその飼い主にあるわけです。

「その子の飼い主」は私には分からない理由

私はIFSに自分の子供たちの親として個人的に登録をしています。

それは私の個人情報です。

それが情報として外部に流出する事はありませんが、保護施設としての「いたちのおうち」は登録している会員というわけではありませんし、なんなら「個人」情報でさえありません。

「いつでも何かがあったら協力しあっていきましょう」という関係を築かせて頂いています。

今回のその子のようにです。

なので、返還時に「いたちのおうちで保護されていた」と経緯の説明として、その情報が出る事は何も問題はありません。

その子の時もそうでしたが、SNS上で情報が錯綜している時などには、いたちのおうちからの発信で「こういう子を保護しています」や「その子は現在こういう状況です」という情報を自ら流すこともあります。

だからなのだとは思いますが、

「うちの子を保護してくれてありがとうございました」という、メールやお電話がある事もあるのですが、そのほとんどは純粋なお礼というものでは無く、大概はあからさまに「経緯を知りたい」というだけのものです。

今回のその子に関しても、その子の飼い主だと名乗る方3名+飼い主の知り合いだと名乗られる方が1名の計4名からそういう連絡がありました。

その子の健康状態に関わるものとして、私は病院代の明細もIFSにお渡ししています。

本物の飼い主として、それを受け取っているのなら、「その子に他人のお金が使われている」という事は分かるはずです。

短く整えられた爪を見れば、どこかでそういうお世話を受けた事も分かるはずです。

ですが、そういう最低限の常識的な話をしてこられた「飼い主さん」はいませんでした。

全員、ただの野次馬かなって思います。

そういう時にはどこからともなく、手を変え品を変えたやり方で、知りたがり聞きたがりな野次馬がわいてくるものなのです。

「何もしないなら黙ってろ!」とまでは言わないけれど、あんたのそれは邪魔なだけ!

誰が本当の飼い主さんなのかとか、なんの関係があって、どういう意図でその連絡をしてきているのかとか、そんな事はいちいち調べません。

IFSから「無事に飼い主さんに返還しました」と連絡をもらった時点で、その子の無事は確認できていますから、それ以上、その事について私が関わる必要は無く、何人ものただの野次馬と思われるそれらをいちいち個別に対応してあげている時間もありません。

本物の飼い主さんには、いたちのおうちにいた事を知らされていなくて、その連絡が無いだけなのかもしれません。

※IFSには、その必要は無いと言っているので、それはそれで構わないのです。

でももし、知ったうえで、その程度の…他の野次馬と同じ程度の連絡しか出来ないのであれば、冒頭でも書いた通り、こちらから愛想を振りまいて親しくお話ししよう等という気にはさらさらなりません。

だから、全員に同じ文言「もう逃がさないように気を付けてあげて下さい」とだけ返信しました。

そのまま、どなたからも折り返しのお話しは無く、結局、誰が本物の飼い主さんなのか分からないので、その先の(お金の)話しはしていません。

よって、その全てが、私含め関わってくれた方達の善意の負担という形で終わっています。

要するに、その子は、IFSさんとの協力によって私も責任を持って「飼い主さんの所へ帰せました」と言えますが、飼い主さんがどこの誰かは知りません。という事です。

お分かり頂けますか?

どこの誰でもが「その子の飼い主です」って名乗るだけなら、いつでも出来ちゃうんですよ。

名乗るだけなら誰でも「飼い主」

「飼い主」っていうのは、その責任をきちんと果たしていなければ、その言葉には何の意味も無いんです。

こういう活動をしていると、上記のように、「なりすまし飼い主」に出会う事が多々あります。

そういう時、本物の飼い主さんかどうかは、正しくマイクロチップを使っていれば、即座にそれは判明します。

今回は、「マイクロチップをきちんと活用していたから、飼い主さんの所へ帰れた子」のお話しをさせて頂きました。

が、「マイクロチップが入っていても帰れない子」の方がはるかに多いって事を知っていて下さい。

マイクロチップについての知識、帰れない子達の実例はこちらで詳しくお話しさせて頂いています。

フェレットにマイクロチップは必要か?装着してるだけでは意味が無い実例と有効利用するための説明

本物の飼い主とは?

上記のような例では無かった場合、私たちにその判断はできません。

だから、そういう、飼い主としての自覚や責任を示してくれる言葉で判断するしかないのです。

その中で最も分かりやすいのが「うちの子にかかったお金の精算はどこでしたら良いのか?」と自ら「お金の話し」を飼い主としてしてきてくれるかだったりするのです。

「脱走させた」は飼い主として一大事件を起こしたと同意語ですからね。

ヘラヘラ笑ってる場合では無いんです。

「うちの子には帰巣本能がある」については、「その子」を知らないので強く否定するつもりはありませんが、「車の往来がある道路上の歩き方を知らない」その子がリードも付けずに歩いていたら、車に轢かれてしまう可能性の方が高いって事だけは忘れないでいて欲しいんです。

どんな時でも「飼い主としての責任」を忘れないでいてあげて下さいね。

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

追記:2018年7月9日

毎日、迷子、行方不明のペットちゃんの情報がSNS上にあがっています。

脱走とかそんな事じゃなく、大きな災害によるものです。

東京にあるいたちのおうちで「今」出来ることは何か、自分たちにはどこまで対応できるのか、出来ることがあった時には、どう動くか…を毎日、話し合っています。

全然、大丈夫じゃない状況におられる方の無事を祈ること、「皆、頑張って」と祈ること、今はそれしか出来ません。

小さな個人の施設でしかない、いたちのおうちが今具体的にできる事は何もないのです。

被災地の外にいて、日常生活を普通に送れている私たちに出来る事は、いつも通りの生活を維持して日本の経済を回し続けながら、「その時がきたらサッと動けるように」しておく事。

そのために、アンテナだけは張っています。

また、保護活動云々という話だけではなく、

「被災地の産品が流通し始めたら、それらを購入する」

これは、立派な「被災地支援」となります。

「今」の状況に便乗した偽物かもしれない多すぎる情報に振り回されないよう、冷静でいられる状況にある私たちは冷静に「自分にできる事ができるようになるまで待つ(見ている・見守っている)」のも、支援の1つにあるという事を忘れないでいて下さい。

1日も早く、全てのニョロが穏やかな生活を送れるようになりますように…と、いたちのおうちは祈っています。

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