保護フェレット

安心しきった寝姿

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いたち(フェレット)

フェレットが捨てられる理由【飼いやすくなかったんだろうな…】警察署からの預りっ子期間満了のご報告

毎年、新年が明けた一月一日を「0」としてカウントをはじめ、今年は4月に入った時点で、月の数を保護っ子の数が超えました。(保護っ子数6匹/4月6日現在)

ここでいう「保護っ子」とは、警察署からのお預かりっ子、且つ、いたちのおうちが把握している子のみです。

その2021年に入って一匹目の保護っ子ちゃんのお預かり期間(3ヶ月)が無事に満了日を迎えたので、今日はそのご報告をさせて頂きます。

ここでいう「無事」とは、警察署とのお約束である、「死なせない」「適切な環境でその子をちゃんとお預かりします」を守れたという意味であって、本当は脱走させた飼い主さんが出てきて「無事にお家に帰りました」って方の「無事」を言いたかった事はお察しください。

預かり期間中に飼い主さんが現れなかったという事は、その子が「遺棄された子として確定した」という事ですから、保護活動者としては複雑極まりない日なのですよ…本当は。

これまでにも何度か、それっぽい話しをした事はありますが、今回の子がそのものズバリだったので、今日はそのお話しもちょっと聞いて頂こうかなって思います。

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だから捨てられちゃったのかなって「フェレットは飼いやすい」って言われてたらこれはさすがに持て余すねって

本来なら、こういう事は考えるべきでは無いし、考えたくもない事ではありますが、私たち保護活動者は引き出した保護っ子について色々と考えます。

参照:『保護活動者は保護活動者として色々と考える

最初はもちろん「どうしてこの子は外にいたんだろう?」

脱走の可能性もありますので、飼い主さんが見つかった場合には脱走対策のご相談などもさせて頂きたいから「季節的に網戸にしちゃってたかな」とかそんな事を考えます。

この子の時もそうでした。

第一報目の報告によると、明らかにまだ若そうで、元気いっぱい。

お迎えしたばかりの飼い主さんがフェレットの脱走対策を調べている間に出てきちゃったのかもしれないね。

「まだ若いという事は接種したばかりかもしれないし、飼い主さんが出てくるかもしれないのでワクチンは打たないで下さい」

こりゃすごいです!元気いっぱい過ぎて…わっはっはっは!(送られてくるのは残像写真ばかり)

保護フェレット

顔が分かる貴重なショット(笑)

今回、我が家からは距離があるので私は一度もその子に会っていません。

中継点としてだったり、保護に関してのそのサポートはしましたが、預かりさんを買って出てくれた方に全てをお任せしました。

「飼い主さんが出て来なかったら自分が責任を持って終生飼養の義務を果たします」と言ってくれたから。

個人的にその人がどういう人か、フェレットに対してどういう考え方を持った人か、どんな風に接する人か、を知っていたから。

今回もまた不思議なご縁から始まってた

もう何年も前から「知人」ではありました。

ただ、グッと距離が縮まったのはそのほんの数ヶ月前、本当に些細なことがきっかけで、お互いの個人情報を知り合う仲良し(笑)になったんです。

だから今回の発見現場を聞いた時、「そこから近い」事が分かっていたし、「行ってくれる?」って躊躇なく言えたんです。

ただ、詳細は省きますが、そうやって色々と知っているからこそ私は「その後」をお願いするつもりではありませんでした。

捕獲をしてくれた方の所へ「とりあえず」迎えに行って欲しい、警察署への届出やその後の事をお願いする人は今、探しているし、間に合わなければ私が行くからって。

その時点では「親が良い顔しなさそうだけど、ケージとかは(先代ちゃん達が使っていた物が)そのままあるし、家でも保護は出来るんですけどね」って感じのやり取りでした。

何かあったら責任は私が取る=皆よろしく!

中継地点となっていた時、「Twitterのやり取りを見たから」って、他の方からも連絡がきました。

フードとオヤツを持って「合流します」って、色々と省きますけど、この方も以前に他の事で仲良しさんになっていた方。

ニョロリストの輪を感じます。

お巡さんから「保管期間中に飼い主さんが見つからなかった場合、この方(預かりさん)が飼い主さんになってくれるって事で間違いないですか?」って聞かれた時にはビックリしたけど、本人から「いや、一応その覚悟で来てますんで」って言われて…

「大丈夫なの?無理はして欲しくないんだけど」

「正直、無理はできないってのが本当のところなんですけど、だから迷惑かける事にはなるかもしれないっすけど、もう路頭に迷わすような事は絶対しません。何かあったら(駆けつけてくれた)○○さんもいるし○○さん(共通の知人)もいるし、大丈夫だと思うんですよね」

「そだね!じゃあよろしくお願いします!」

出てきた名前は全部頼れるニョロリスト、その輪はしっかりした物だって分かりきっているから、何かあった時には、こちらで責任だけは取れるようにしてあとは全部を任せる事にしました。

残像写真は元気な証拠…だけなのか?

「保護っ子ちゃんはどんな様子ですか?」

その連絡だけは何度も取り合いました。

「今日はこうでした、あーでした」に続く写真は全部ブレブレもはや残像。

(元気な事しか分からん…)

ただ、送ってくれる動画を見ていて一つ気になる事がありました。

クコクコキャコキャコ♪歌いながらピョンピョンご機嫌で暴れ回っていても途中で何度もカメラ(預かりさん)を見るんです。

フェレットには多い構ってちゃん特有の「ヘイヘイ!見てるぅ!!」も、もちろんあるのでしょうが、なぜだか時々その表情がとても不安そうに見えて…

「大丈夫だから安心して暴れてろ」が嬉しくてたまらないんだね

保護フェレット

やっと静止画(笑)

ある時の預かりさんからの近況報告で「どんな飼育環境にあったのか分からないから推測でしかないんだけど」として、「暴れすぎるからケージに閉じ込められてたんじゃないか」「そしたら今度はケージガチャガチャがうるさすぎて、それで放り出されたんじゃないかな」とありました。

確かに遊び方が「今、遊んでおかなきゃ!」って必死すぎるし、その全力っぷりが尋常じゃないのは動画を見ていて分かっていたし、あの不安そうな顔はそういう事なのかもって胸がチクチクしました。

預かりさんは「そんな事で閉じ込めるような事はしないから、大丈夫だから安心しろって、狭い部屋だけど遠慮なく走り回って…って、まぁ、本人は聞いちゃいないでしょうけど」と言っていましたが、そんな事ないね、ちゃんと聞いてるよねって思います。

だから、それが嬉しくて今はもう「わーい!わーい!」なんだよね。って。

晴れて正式な飼い主さんがいる子になりました

暴れん坊ちゃんが預かりさんにすっかり気を許してもう大好き!大好き!ってなっているのは明らかでしたが、預かりさんの方も、地元の各種タウン誌、ネット検索の「探してます」「フェレット 迷子」等をつぶさにチェックされていたので、その時には「返さなきゃいけない子」だと分かってはおられたのでしょうが、大分早い段階から完全にメロメロになっているのを私は知っていました。

だって、毎回の報告が翻弄されながらもデレデレ甘々パパのそれそのものだったから。

ただやっぱり、当初から心配だった事情の事もあるし、いつまでも変わらぬ暴れっぷりが本当にすごい(ぶっちゃけ私ではムリじゃないかレベル)し、形式上必要な事だし…って事で、期日満了日前日に超絶久し振りに堅苦しいやり取りを交わしました。

当たり前に、気持ちは変わってません。自分が正式に受け入れますって即答でしたけどね。

即答どころか、もう一秒でも早く「お前はもう俺の子だから安心してここにいて良いんだぞ」ってちゃんと落ち着かせてあげたいんだろうなって、暴れん坊ちゃんが色々と不安がってるのかもってそれだけを心配していた預かりさんらしく、「明日の持ち物はこれとこれで良いんですかね?」って、こちらが「これらの準備をして下さい」って言うより先に用意されていました。

だから、当日はスムーズに「お疲れ様です!特に何事もなく、書類に記入して、窓口のお姉さんに「大事にしてあげて下さいね」と言われて終了でした(笑)。…うん、それでいいんだ。
てことで、本日正式に○○○○○誕生となりました。色々とご指導・ご指南ありがとうございました!」までの流れは一発。

そこまではスムーズだったけど、その後が…

「ブログで報告したいのでとっておきのお写真を送って下さい」

「とっておきって事なんであんまり送ってもあれなんで厳選して送ります」

保護フェレットの写真

91Mの圧縮ファイルで届いたお

(厳選とは…)

この中からとっておきの写真を選び出すのに私が苦戦してました。

ブレブレだろうが何だろうが愛情いっぱいに撮られた可愛い写真たちにニヤニヤと記事を書いている今も困ってます。

ご支援頂いている皆さまへのご報告

ご支援頂いたフードは、こちらの子含め保護っ子ちゃん達に送らせて頂きました。

たくさんの種類を送れて、色々なご飯を試させてあげられたので、この子からは「好き嫌いがあるようです」と、その報告をもらいました。

ありがとうございました。

また、飼い主さんが出てきたらそちらへ請求する事になるはずだった病院代やその他の実費の精算はこれからになりますが、そちらもご支援頂いているお金からまかなわさせて頂きます。

いつもありがとうございます。

まとめ

フェレ飼い経験者でも舌を巻く暴れん坊フェレットちゃんはいます。

それはずっとそうじゃないって、年をとったら、病気になったら、どんなに暴れて欲しくてもいつかは動かなくなってしまう体だと、一度でももう動かない我が子をその手で抱いた事がある人なら、「それがフェレット」だと知っているから、一時のヤンチャな暴れん坊時代はそれさえも愛おしくて、その巻いた舌でもう巻舌で笑ろとけ笑ろとけ!あはははってなれるけれど、

「おとなしくて飼いやすい動物です」と言われて初めてお迎えした子がそうだったら、とてもじゃないけど「飼いきれない」ってなってしまう例は皆さんが思っているより、たくさんある事を知っておいて下さい。

フェレ飼いなら「それくらい」って言える事すら、初めてだとそうは思えない事が実はたくさんあったりするのです。

お迎えの覚悟が足りないからだと言ってしまえばそれまでですが、「おとなしくて飼いやすい」と言われていたら、そんな覚悟できていなくて当然なんです。

一番良いのは、それでもそうなった時には皆で「大丈夫だよ」って支えあえるコミュニティがある事だと思います。

TwitterでもInstagramでもFacebookでも、どこにでもそういうコミュニティはもうたくさん出来上がっています。

だから皆が、先輩として「そういう時はこうしてみたら?」ってジャンジャン教えあえる環境に「うんうん」って私も勉強させてもらっているし、本当に助けられている事たくさんあるから、すごく良いって思うんですけど…

遺棄されるヤンチャっ子達の年齢から推測すると、そこへたどり着く前に手放されてしまう方が多いように感じます…

誰かの口車に乗せられた「安易なお迎え」が減ってくれる事を願わずにはいられないのが現状で、ネガキャンみたいで不本意だけど、「飼いやすいって言わないで」を言い続けるしかないのかなって複雑です。

どんな理由であれ!なんだけれど、「そんな理由で」遺棄されるフェレットがもう出ませんようにと毎日毎日そればかりを考えています。

ちょっとネチネチジメジメしてしまいましたが…

この子はもう大丈夫!確実に幸せになれる鼬生を歩き始めましたので、ご安心くださいね!

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

-いたち(フェレット)
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