フェレット
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ペットショップが劣悪な環境【改正動物愛護法】だからレスキューしてきたって購入するのが「保護した事」になると思いますか?

先日、他動物の保護活動者さんと「今後の保護活動について」のミーティングをしました。

2020年6月1日に施行された改正動物愛護法。

この法改正により、第21条「基準遵守義務」に第2項「前項の基準は、動物の愛護及び適正な飼養の観点を踏まえつつ、動物の種類、習性、出生後経過した期間等を考慮して、次に掲げる事項について定めるものとする」が新たに追加されました。

これによって動物の販売や展示などを行う動物取扱業が守るべき基準が改善される、と私たちは期待していました。

そこへ至るまでの過程を少しお話しさせて頂きますと、

以前から、「動物の適正な飼養管理方法等に関する検討会」は進められており、例えば2018年に行われた第1回・第2回の検討会では爬虫類なども含む様々な動物種についての議論がなされていたはずなのですが、気付くと、「先ずは犬猫について検討をしましょう」というような流れになっていました。

その流れ通り、犬猫のとりまとめがなされ、さあいよいよ次は犬猫以外の動物についても検討が始まるのだなと思っていたら、環境省は、改正前の動物愛護法で規定されていた「動物の愛護及び管理に関する法律施行規則」の動物取扱業者に関する箇所と、第1種と第2種の「動物取扱業者が遵守すべき動物の管理方法等の細目」を犬猫以外の動物の新しい飼養管理基準としてほぼそのまま利用すると言いだしたのです。

これはすなわち、犬猫以外の動物、フェレットやウサギや鳥や…ってその他多くの子達についての飼養基準は変わらないという事です。

はっきり言ってしまえば、法改正をしたからと言ったって、犬・猫ちゃん達についてだって全然まだまだ課題はたくさんあると私たちは思っています。

が、それ以外の子達については完全に「何も考えられていない」というのが現状なのです。

ですが、現状を嘆いていたって仕方がないので、私たちは自分たちにやれる事をやっていこうという事で、他動物でも横の繋がりを強固なものとして、「それ以外の動物たちの保護について」を考えていこうという話し合いでした。

さて、ここまで、議事録的な物からコピペしたりなんかしてきているから、ちょっと堅苦しいテイストでのお届けになりましたけど、ぶっちゃけますと…

法改正がされたにはされたけど、これまでフェレ飼いの皆さんが目にしてきた「ペットショップでのフェレットの扱いは今までと何も変わらない」というお話しです。

なので、ここから先は、これまで「フェレット達にとって素晴らしい環境のペットショップにしか出会った事がない」という方にはピンとこないかもしれません。

ですが、ちょっと「これからについて」を「皆で一緒に考えていきたい」という内容となりますので、ぜひ最後までお付き合い頂けたらなと思います。

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劣悪な環境(ペットショップ)から「保護してきました」って、買った“だけ”では保護活動の妨げになる事を知っていますか?

このブログ内でも何度か記事にした事があるのですが、「ペットショップに対するあれこれ」が、いたちのおうちに届く事があります。

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今年に入ってからは、その件数が異常な勢いで増え、毎日のように、その対応に追われていた時期がありました。

私たちは常に、何か問題が起こりそうだと感じた時には「何が起きてもすぐに動ける(対処できる)ように体制を整えておくこと」と「何も起きないようにせめて声をあげ続けること」をします。

「します」というより、「それしか出来ない」が正しいのですけれども、その数が尋常じゃない勢いで増え続ける中、「だからそれはダメだって」「そういうのは止めてくれ」と根本から抑えたり、正さなければ、そこから更にトラブルが増え続ける事が容易に想像できるあれこれが日本全国あちらこちらで起きていました。

保護活動者というのは、あくまでも保護をする事しか出来ない単なる一般人です。

保護を必要とする子を出さないために、そういう事にならないように、という私たちのそれは「保護活動の一環」として受け入れてはもらえず、単なるお節介として拒絶されたり、商売の邪魔だと怒られたり…毎日、毎日、起きる色々に朝から晩まで対処して、その都度または立て続けに「何様のつもりだ」と言われ、自分の無力さを思い知らされ続けると流石にきっと誰でも心が折れかけるんじゃないかと思います。

(2020年7月16日 投稿記事より抜粋)

本当に多かったです…

劣悪な環境とは?

  • ウンチが片付けられていない
  • 爪が長かった
  • ハンモックがボロボロだった
  • フードが~
  • 水ボトルが~
  • ベビ以外の子が安値で売られていた
  • 一匹だけ別のケージにいた
  • 病気っぽい子がいた
  • 悲しそうな目をしていた
  • 生体に対する説明があやふやだった
  • 等々

が、その内容の主となるのが大抵ですが、それらについては、複数のペットショップからこれまでに頂いた回答をこちらにまとめてあります。

⇒『そのような子達が普通に店頭にいる事はあるのか?それはなぜなのか?

参考にしてみて下さい。

ここで一つ、大切な、分かっておいて頂きたい当たり前のお話しなのですが、私たちにそれらを言われても「私たち(保護活動者)だから出来る事」というものは何もありません。

私たちは保護活動をしているというだけの、単なる「一般人」なのですから、お電話やメールを頂くあなたと全く同じ立場です。

出来る事と言えば、保護活動をしている事を告げ、「こういうお話しが届いているのですが」と、問合せをする事くらいなのですよ…

その回答にお時間を割いて下さる店舗ももちろん中にはありますが、大半は「は?何なんですか?」です。

そりゃそうですよ、ちょっと考えてもみて下さい。

そこがペットショップじゃなかったらどうしてますか?

お洋服屋さんでもスーパーの青果コーナーでも、どこでも良いのですが、例えばその陳列棚がグチャグチャだったとしましょう。

その時、あなたは、アパレル店員さんや農作物を作られている農家さんなど、そのお店とは全然関係が無いネットで見かけたそういう人に「こういうお店があるんです」って報告をしますか?

しないですよね?

その場で「あそこの棚がグチャグチャになってますよ」って店員さんに教えてあげたり、お客様の声カードみたいなものを書いたり、ご自身で何かしらの行動を直接とりますよね?

その方が早いですし、それがお店のためでもありますものね。

ペットショップも同じなんですよ。

「爪が伸びていて危ないからそろそろ切ってあげた方が良いと思いますよ」って教えてあげれば良いし、「あの子は病気に見えますが治療中ということですか?」って聞けば良いんです。

私たちに連絡をするより、よっぽど早く、お店に「その子達のためになる事」を伝えられます。

その場でそうやって「お客様」が言えば、何も問題なく、かつ、素早く解決に至れるかもしれないのに、私たちが出向いたり、問合せをしたりするのって、お店側からすると、ものすごく「嫌な事」なのですよ。

どれだけ丁寧にお話しをさせてもらおうとしていたって、お店側からしたら、誰かにそういうネガティブな噂話を広められたという所から入るわけですから、最初から心象は当然悪く「保護活動って何だよ?」「関係無いだろ」「商売の邪魔だ」ってなっちゃうのが自然だとは思いませんか?

それでも私たちは、そういう話が入ってきたら出来る限りの事をこれまでだってずっとしてきました。

劣悪な環境にフェレットがいるだなんて聞いたら、それが真実かどうかなのかだけでもすぐに確かめなければいけないなって、居ても立っても居られないですからね。

でも、これまでだってそうやって、話を聞いてさえもらえない事の方が多かったのに、冒頭で言った通り、「今までのやり方と何かを変える必要は特にない」となってしまったこれからは、もっと、聞いてもらいづらくなります。

その場を見てもいない人間からの電話なんて「は?うちはこれでずっとやってきたから」と言われてしまったらそれまでなのです。

そこにいるその子のために何かをしてあげたい、するべきだと思ったら、その場にいるご自身が直接、そういう風に「伝える事」をして下さい。

それは別に喧嘩腰で言うような事ではありません、先ほども言ったように、普通に、店員さんに教えてあげれば良いだけなのです。

ペットショップの店員さんは全員が全員、生体に関するエキスパートでは無い場合がある事を知っておいて下さい。

(ペット)ショップ店員さんは「(生体)販売を職業としている方」です。

「劣悪な環境で可哀想だったからうちでお迎えしました」だけでは、次の子がそこに入荷されるだけですよ?

どんな動物種ででも、上記のような理由から「お迎えを決めた」という話が実は多いです。

全然、それはそれで良いと思う(本当なら良くはないけど)のですが、それを「保護した」とか「レスキューした」って言い方は、ちょっと違うと思うのですよ。

「お金を出して買ってきた」のに、「保護した」って、それ、そのお店の人の前でもそうやって言えますか?ってなりませんか…ね?

「セール価格になっていた」のを「可哀想な事」だと思う気持ちは分かります。

私だって、生体販売の場でのその言葉は大嫌いです。

でも、「買った」のなら、それは普通の購買行為で、「セール」というお店のプロモーションにより購買意欲が掻き立てられた「普通のお客の行動」です。

ここで私が今、何を言いたいかというと、「売れたらまた入荷して新たな品物を売りに出す」というごく当たり前の市場の流れを考えたら、可哀想だからと言ってそこから買ってきただけでは、そこにまた新しい可哀想な子が入る…

要するにそれは保護をしたのではなくて、新しくその可哀想だと言われてしまうような子を作ってきただけなんですよ?って事なのですけど、えっと…

これはいつも言っている事ですが、私は保護活動者ではありますが、ペットショップでの生体販売についてどうだこうだと言う気は全くありません、それどころか、大のフェレット愛好家として生体販売を禁止されたら困るとさえ思っています。

だから、ショップからお迎えするなと言っているわけではありません。

お金を出してせっかくお迎えした可愛いその子を「保護した」とか言わないでもらって良いですか?って、今日のお話しではそれが一番「言いたい事」です。

もちろん、これまでにそういう経緯でお迎えを決めた方に今そんな事を言いたくてこんな話をしているわけでは無いです。

あくまでも、「これから」の話として聞いて下さい。

これからは、「保護」という言葉は、「もうそういう子が出ないようにする為にはまでを考えた行動のみに使って欲しい」というお願いです。

というのもですね、

買われた後には何も出来ないんです、「売れたという事実」があるから

いたちのおうちではさすがに一度もありませんが、生体代金が数千円の子達の保護活動者さん達が「はぁ?それは違うでしょ?」って、止めて欲しい事の一つに

「劣悪な環境から救ってきました」と、お金を出してペットショップから買ってきた子を、自分で飼う気はない(飼えない)から施設での引き取りをお願いしますと持ち込まれる事だと嘆いていました。

金額的にポンと買えてしまう子達は特に、自分で飼う気は無いけど「可哀想だったから何とかしてあげたくて」と施設へ持ち込む事を前提とした購入を「レスキューした」って言う人が後を絶たないのだそうです。

「それはレスキューとは言わない」という基本的なそれは一旦置いておくとして、これの何が問題かと言うと、もちろん「そんな理由でどんどん持ち込まれても物理的に困る」というのが一番の理由ではありますが、それだけではなく、例えばその後、調査に行って環境の改善をお願いしようと思ったとしても、それではもう「聞き入れてもらえない状況が作られている」からなんです。

こういう表現を何度も使うのは私自身も歯がゆくてあれなのですが、今日はお話しの特性上どうかご理解下さいね、で、その何度もで申し訳ないのですが、ペットショップは「売り場」です。

商品が売れ続ける間は、外野からは何を言っても何も聞いてもらえません。

もちろん、そうであるばかりでは無いでしょうが、普通に考えて、何もしなくても商品は売れているのに全然関係の無い人間に何かを言われたからと言って売り場の環境や売り方を変える理由なんてどこにも無いじゃないですか?

それは、お野菜売り場だってペットショップだって同じなのですよ。

これまでに、私たち(フェレットの保護活動者たち)が実際にしてきた例では

「お店のやり方があるのは分かります。が、この子達はトイレの回数が多い生き物ですので、トイレのお掃除だけでももう少し回数を増やしてあげないと、この(トイレの)臭いがこの子達の体臭だと思われてしまっては、せっかくのご縁が遠退いてしまうかなって思います」と言って、トイレの環境を改善してもらった事があります。

また、「1歳を過ぎている子に、入荷したてのベビ達と同じ(ふやかし)ご飯をあげているこの状況を見る人が見たら、この子は将来的に歯にトラブルを起こす可能性が高いと想像してしまいます。それではこの子のご縁が遠退くだけです。カリカリご飯に今日から…今すぐに変えてあげて下さい」と、ちゃんと、その子が自分の口からカリカリご飯を食べるのを確認して、そこから数日通って「ちゃんとカリカリご飯を食べているか」確かめたりして、「次回の子達からはふやかしはいつまでにしてあげて下さいね」と飼養方法の改善(アドバイス)をしたり

って、これは、「生体がそこにいるから」出来る事なんです。

ジャンジャン売れてしまっていたら、どんなに環境が悪いだなんだと連絡をもらっても、いよいよ何もやれる事が無くなってしまうんです。

まとめ

ペットショップが「劣悪な環境だ」とあなたがそう思った時には、「可哀想だから保護する」とお金を出してのお迎えを即座に選択するのでは無く、その前に一度、その場で先ず何かしらのアクションを起こしてみて下さい。

大抵は(上載リンク先にあるように)そこには何かしらの理由があったり、そう見えるだけだったりする場合もありますし、何より「直接の声」は聞いてもらえる事が多いです。

理由が分かればスッキリするし、環境の改善が見られたら、もう安心じゃないですか?

せっかくですから、「お迎え」は、そういう形で決めて頂くのが良いかなって思います。

最後にここでまた冒頭のお話しに戻りますが、これまで長い間ずっとずっと「動物たちに対するお国の対応」を見てきた私たちは、このまま、またうやむやにされてしまう事を一番懸念しています。

こちら、JAVA(NPO法人 動物実験の廃止を求める会)さんより

世論が高まらなければ環境省は、もっとも省エネな方法、つまり、現行の施行規則と細目をそのまま利用という方法で終わらせてしまいます。
ぜひ環境省に対して、

*「動物愛護法は犬猫だけの法律ではない。犬猫以外の動物の飼養基準もきちんと作って」
*「犬猫以外の動物の飼養基準について十分な時間をかけて議論して」
*「動物愛護法の第21条で定めることになっている基準は犬猫に限定されていない。犬猫以外の動物の飼養基準もつくるべき」
*「犬猫以外の動物が劣悪な販売や展示をされているケースも非常に多い。今の基準や細目を変えないと、ひどい現状を変えられない」

などなど、新しい飼養基準が犬猫に関するものだけにならないよう、皆さんの声を届けてください。

【要望先】
環境省
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2中央合同庁舎5号館環境大臣 小泉進次郎殿
E-mail:moe@env.go.jp自然環境局 総務課 動物愛護管理室
TEL:03-3581-3351(代)
FAX:03-3508-9278(直)

皆で一丸となって、保護を必要とする動物がいないペット社会を目指しましょうね!

健やかなペット生活を☆彡

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