小鳥レスキュー会「鳥の駅」

小鳥レスキュー会「鳥の駅」の様子

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ペットと暮らす

小鳥レスキュー会さん【浦和西警察署から飼育受託】保護フェレットのお話し

2020年8月11日

いたちのおうちは、警察署からのお預かりっ子(遺棄か迷子か分からない状態の子)の写真を公開する事はありません。

正式な手続きをふんでいるので、飼い主さんも正しい探し方をしてくれていれば写真をだして「この子を預かっています」をしなくても必ずお家に帰してあげられるからです。

なので、写真を公開する事によって起きる可能性があるトラブルを避けるためにも保管期間内の子の情報は出さない事に決めています。

その詳細はこちら『フェレットを保護したら【そのまま飼える(預かれる)としてもトラブル回避『まず』すべきこと】迷子か遺棄か分からないから』など、お読み頂けたらと思います。

ただ、1ニョロだけ、ちょっと大ごとになっているらしく、何件も「いたちのおうちの口から説明した方が良いんじゃないか」とご心配を頂いているニョロの件があるので、その説明だけさせて頂きます。

いたちのおうちの名前を出してあちらこちらにあれこれしている人が何人かいるらしき事は分かっていたので、それも込みで(分かっている限りの先様方には「うちとは無関係です」という説明と、それでも申し訳ありませんでしたのご挨拶は済んでいます)。

これからお話しする事は、私がお詫びや説明に行ったりなんだりしている中で「少しずつ繋がった」多分、今回の件の全容です。

少しずつの誤解や何かでこんがらがって大きな騒ぎになってしまったというだけで、そこには「フェレットが心配だ」という優しい気持ちが根っこにある事は分かっています。

点と点が線となり、全ての話しが繋がった時、それは一つの小さな誤解から始まっている事も分かりました。

例えそれが誤解だったとしても、誤解が解けていない以上、それは「不審な点」でしか無いわけですから「そんな人の言う事は信じられない」⇒「そんな人には任せられない」⇒「フェレットが心配だ」って、どんどんそうなっていってしまったんだろうなって思います。

そうとは知らず、私ったら、またいつものあれかと思って「いたちのおうちの名前を使うな!」と吠え散らかしたりもしていましたが、真相が分かった以上もう犯人探しのような事はしませんし、分かったところで誰の事も責めるつもりはありませんので、そういう情報は要りません。

ただ、一つだけ分かっておいて頂きたいのは、

行政や警察署など正式な「書類ありき」でお話しを進めなければなられない相手とのやりとりの時、そうやって私の知らない形でいたちのおうちの話しを勝手に他からされていると、「そうではない事の証明」から始めなければならなかったりして、本来であればする必要の無い事務手続きなどが増えるのです(それがあちら側のお仕事ですから文句をいうような事ではありません)。

皆さんが知っている通り、外にいた子は一刻を争う場合があります。

現場で突然「こういう話が来ている以上、これについての説明を」と言われてもその書類をその時に持ち歩いていなかったら、書類不備で仕切り直しになる事だってあるのですよ。

今回は小鳥レスキュー会さんの”顔”と代表さんとの信頼で「このお話しはもう大丈夫ですから、いたちのおうちさんは、その子の事だけよろしくお願いします」と、スムーズに話を進めて頂けましたが…

本当に迷惑なので、いたちのおうちの名前を語ったり、いい加減な情報で名前を出したりするのは二度と止めて下さいね。

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フェレットが小鳥レスキュー会ってなんで?お引き受けの経緯はどうなってる?

8月2日 路上で保護されたフェレットが警察署に届きました。

8月3日 NPO法人小鳥レスキュー会より「フェレットは施設で引き取りができないため、預かりできる方はいますか? 明後日まで警察署内で保護」「飼い主さんは西浦和警察署へ連絡を」「フェレットの預かりさん 飼い主さんが見つからないようならお願いします。 当会のホームページから 連絡ください。」とツイートがあがりました。

8月4日 いたちのおうちが預かり委託を受けました。(生体の無事は電話で確認済み)

8月5日 小鳥レスキュー会さん立会いのもと小鳥レスキュー会施設「小鳥のやど」にて警察署員より直接生体の引き受け完了。

ごちゃごちゃしてしまった詳細1

小鳥レスキュー会さんの活動詳細はホームページ『NPO法人 小鳥レスキュー会』でご確認頂ければと思いますが、2017年より埼玉県警察署に拾得物として届けられた鳥類について全面的に保護管理を委託されている団体さんです。

保護保管施設(設備)が整っている事(今日のアイキャッチ写真がその一角です※施設内は私物の持ち込み禁止で写真を撮る事は出来ないのでホームページからお借りしてきました)、またその信用からなのだとは思いますが、鳥さん以外の命もたくさん受託されているのを私は見てきました。

ただ、「フェレット」に関しては、他にも理由がある事は聞いていますが、とにもかくにもまず第一に生物学的特徴によりフェレットにも鳥にもストレスになりますので「預かれる方はいませんか」と上記のツイートを出されたわけです。

※小鳥レスキュー会さんのTwitterは会員さん、愛護委員さん、協力関係者さんやその団体さん達への連絡用としても使用されているそうです。

その会員さんの中にはフェレットの飼育経験者さんもおられるそうで、警察署からの「5日には引き渡しをお願いしたい」と言われたその期日までに適切な預かりさんが現れなければその方にお任せすることが決まっていたため、そのツイートに「困った、助けて」の意図は無く、

だから、「飼い主さんは警察署へ」、「預かれる方は当会のホームページから」連絡をして下さいと、その二つをきちんと分けた情報の拡散は保護ボラならそうする普通の流れです。

知っておいて欲しいこと

心配なのは分かりますが、この時点で飼い主さん以外の方が警察署に連絡をするのは、お控えください。

どんな形であれ、保護ボラが動いている以上、「その子は無事」だと思って頂いて大丈夫ですから。

どこのボラでも緊急事態であれば、そのように動きます。

動物の保護ボラについて色々な思いや考えがある方がおられるのは知っていますし、私だってぶっちゃけ信用できない保護ボラなんかいくらでも見てきたので十把一絡げにして言うつもりは無いですが、少なくとも「警察署と連携を取って、その情報を公開している保護ボラは信用して下さい」と言います。

だからまずはそこを信用して頂いて、そこから発表されている情報を信じて次の情報を「待って」いて欲しいのです。

過去には、何件も何十件も「フェレットは無事か」「ご飯は食べてるか」「どんな種類の何を食べさせているんだ」って、いたちのおうちを名乗る電話がきまくるとして、いたちのおうちが直接「他の業務に支障をきたすので止め(させ)て下さい」とお叱りを受けた事もありました。

※そういうお話しになった時には「それらの電話番号はうちとは関係ありません、今後はそのように対処して下さい」とお願いしています。

ごちゃごちゃしてしまった詳細2

  1. Twitterにて上記の告知
  2. その時点で警察署と小鳥レスキュー会さんの間では「フェレットの保護が可能な状態を整えて翌日(8/4)にこちらから連絡します」となっていた
  3. Twitterを見てホームページにきた問合せ全てを吟味して小鳥レスキュー会さんの中で「今回はいたちのおうちが適任」と委託先が決定した
  4. 他に委託を決めた報告と協力に感謝しますの旨、問合せがあった方達全てにメールの返信を終えましたとして、小鳥レスキュー会さんからいたちのおうちに委託依頼とその詳細の打ち合わせ連絡あり
  5. それと前後して「自分が預かり主になりました」というメールが届いている事に小鳥レスキュー会さんが気付く
  6. すぐに小鳥レスキュー会さんが「こちらから連絡すると言ってあったのに、なぜそのような事になっているのか?」と警察署に連絡をいれたところ「手違い(勘違い)」があった事が発覚
  7. 勘違いから始まっている手違いとして、小鳥レスキュー会さんから直接その方にその旨の連絡を入れた

さっきも言ったことなんだけど「知っておいて欲しいこと」

保護ボラが動いている事が分かった時点で、自分が飼い主さんではない場合、警察署に連絡をするのは止めて下さい。

何か聞きたい事があるのならそれは窓口となっているそのボラに直接質問する事です。

今回、ゴチャゴチャした一番大きなきっかけがまさにそれで、

まず「1」の時点で「飼い主さんは警察へ」「預かれる方は当会のホームページへ」と告知しているのを勘違い(読み間違い)したどなたかが、警察署へ「小鳥レスキュー会が預かり募集をしていたフェレットの件で電話をしました。私が預かれます」と連絡をした。

警察署はそもそも「2」にあるように、それはそう決まっていた事ですし、その内容からしても小鳥レスキュー会さんからお話しを受けている人だと勘違いをしてそのまま話を続けてしまった。

って、たったこれだけの事から始まっている事が分かりました。

いたちのおうちがいつも言っている「飼い主さん以外からの連絡はもう警察署へはしないで下さい」って、こういう事の回避でもあるのですよ…

誤解が誤解を生んで更にゴチャゴチャになっちゃっただけのこと

先ほども書きましたが、小鳥レスキュー会さんは警察署から動物保護管理の委託をされていて、それが実務実績にきちんとある団体さんです。

分かりやすくいうと、それは警察署が「署内で保管しているより命が安全だから」と信頼されているという事です。

それだけ、やりとり実績のある団体さんだから、警察署の方も、そうだと勘違いして何も確認をしないままお話しを進めてしまったというだけですし、電話主さんは「1」の読み間違いの勘違いからただフェレットが心配で電話をしちゃって、そしたら、そのまま自分が預かり主になるお話しをされた(と思った)って、本当に些細なすれ違いみたいな事から始まっているだけで、誰も悪くはないのですよ。

上記のようにきちんと順序を経て事が動いていることも、その経緯など「2」以降の事を本来なら知らされるはずの場所から「1」の時点で外れてしまっていた電話主さんにはそもそもその「4」の返信があるはずもなく、ご本人的には「1」から「7」へと突然なったと思ってしまうわけで…

そこで「手違いがありましたが、すでに他の人に決定してる事なので」と言われたって意味が分からず「なんていい加減なんだ!」となってしまうのは分からなくはないし、「そんな人たちにフェレットを任せられない」と心配になってしまうのも、まぁ、そもそも最初からあなたが勘違いしていただけなのですよって事を差っ引いたら、そうだろうなっても思うんです。

そんなこんなでこれは、誰も悪くないちょっとした誤解(勘違い)から始まったお話しだったんだろうなと私は思うのですが、うちが問題にしているのはそこでは無く、そこから何がどうやって拡散されていったのか直接は見ていないので分かりませんけど…

いたちのおうちが直接ゴチャゴチャしたことの説明

「他で決まっていた話を後から覆すなんておかしいだろ!」というような苦情が何件もあったと聞きましたが、それについては上記の通り「後から覆した」という事実はどこにもありません。

またどういう風に誤解が広まっていった結果なのかは分かりませんが「距離が問題で生体を渡さないというのなら、足立区のいたちのおうちに渡すのはおかしいだろ!」というような苦言(?)もあったそうですが、いたちのおうちの名前を出すのなら最低限このくらいの事は知っておいて下さい。

第一種動物取扱業いたちのおうち

いたちのおうちは「板橋区」にあるんです。

確かに私自身は足立区民で、それは散々Twitterで自ら公言している事なので、個人情報云々かんぬんは言いませんけど、ちょっとリテラシー的なものが欠如し過ぎてやしませんか?

小鳥レスキュー会さんの施設「小鳥のやど」とはこの距離ですので

小鳥レスキュー会「小鳥のやど」

どうぞ、ご安心下さい。

これが冒頭で言った「余計な事をされると必要の無かった工程が増える」の一例なんですけれども、相手が保護活動者を名乗ろうが、しっかりしたホームページの用意があろうが何だろうが「迂闊に信用してはいけない場合」がある事をご存じですか?

「命を守るために」やらなきゃいけない作業が命取りになるかもなんだよ!

虐待を目的として動物たちを集めようとする人は最近ではまず自分を信用させるためにホームページの用意をしたりするんです。

そしてまた、こちら『レスキューホーダーとは?』でもお話ししましたが、不自然な点がある、話のつじつまが合わない、そういう保護活動者には生体を渡してはいけません。

以上2点でもうお分かり頂けますね?

「ホームページ上では板橋区となっているけど、いたちのおうちは足立区だとする情報がある、何だこれは?あやしいぞ?」と思われたら、そうじゃない事の説明から始めなければいけなくなるんです。

でもそれは、お互いに命を守るために命のやりとりでは必要な確認作業ですから、それをすっ飛ばす事は出来ません。

そして別に疑われたとしても痛くも痒くもないので、それ自体は全然構わないのですが、ただ、そのせいで引き渡しに時間がかかってしまっては…って、ねっ?分かるでしょ?

「急いでる時に余計な事をさせないで!」なんですよ、本当に。

※今回はそんな事にまではなりませんでしたけど。

まとめ

今回の件、浦和西警察署の方々も小鳥レスキュー会の方も「それは個人情報ですから」「守秘義務」として、私には「こういう事がありました」といたちのおうちの名前が出ていた事とその内容だけで、それ以外の例えば個人名などは当たり前に教えてはくれませんでした。

なので、「これ以降まだいたちのおうちの名前がでる事があったら私に直接、連絡をするようにその方達に伝えて下さい、お話しの続きはこちらで伺いますから」と言いました。

多分、今日のこのお話しを読んで頂いたら「何だそういう事だったのか」とお分かり頂けるかとは思いますが、それでもまだ何か不審な点や疑問などがあったら、どうぞ遠慮なく私に連絡を下さい。

また最初にも言いましたが、今回の件は誰も何も悪くないと私は思っていますから、「誰がどうした」みたいな第三者からのお話しは聞きません。

そしてこれは今回そういう話が上がっていたかどうかは分かりませんが時々こういう話になると「警察署というのはこういう所です!自分は知っています」と関係者かのような立ち位置から「だからそんな話はありえない!嘘だ!」みたいな発言をされる方がどこからともなく現れたりする事があるのですが「警察署によって色々と違う」事があるので、その詳細はこちらなどお読み頂けたらと思います。

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そもそも、動物の遺棄という行為がなくなれば良いだけなのですよ。

「お迎えした家族と最期まで一緒にいる」そんな当たり前の事が当たり前である、そういうペット社会を皆で実現させていきましょうね!

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

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