フェレット(里子)

うちの子達も元里子です

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フェレットを里子に出す時【良い里親さんの選び方】相応しくない人の特徴と見極め方

2020年7月29日

某所の人気ランキングで不動の一位を何年もの間ずっと続けてきているペットがフェレットなのですが、その某所がどこか分かりますか?

「里親募集サイト」

はい、正解です。

一般家庭では繁殖させる事が物理的に(日本国内では現状)不可能、野生にはもちろん野良ちゃんもいない、そういうちょっと特殊なペットなので、家族にしたいと思ったら、ペットショップで購入するか、里子でお迎えするかの二択しかないのがフェレットです。

だから、里親募集サイトにフェレットが投稿されたら即レスが付きます。

何日も何週間も何ヶ月も、1件の問い合わせもないまま、見てさえももらえていないのではないかと思われる子達だっている中、「フェレットだけは異常な速さで決まっていく」と他動物の保護関係者達が口を揃えて(若干の嫌味※もあるのでしょうが)「不動の人気ナンバー1里子」がフェレットなのです。

※若干の嫌味の理由

記事スクショ

※画像クリックで該当記事

だからなのだとは思いますが、「里親希望者さんが多すぎて、どういう方を選んだら良いのか分からなくて」というご相談をよく受けます。

今日は、今まで「そういう時にはこういう基準を設けて下さい」とお話しさせて頂いてきた事を「なぜそうするべきなのか」少し深く掘り下げてお話ししていきますので、今後もし、お困りの方が身近におられたら、是非あなたからも「こうしたら良いみたいだよ」と気軽に教えてあげて頂けたらなと思います。

では、早速、始めます。

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フェレットの里親さんとして相応しい条件、選んではいけない人の特徴

これはあくまでも私たち保護活動者が「基準」としている事です。

皆さんも一度くらいは、「里親条件が厳しすぎる!何様のつもりだ!」とワンちゃんや猫ちゃんの譲渡会後などに動物愛護団体がボコボコに言われているのを目にした事があるかとは思いますが、こういった形で書き出したら、多分「それそのまんま」になります。

もちろん皆さんに知って頂いている通り、また上記でも書いた通り、ワンちゃんや猫ちゃん達に比べたら圧倒的に件数が少ないのがフェレットですから、アフターフォローが可能であると判断したらその限りではありません。

また、書き出す以下の条件に合っていなくても、「人柄で決めた」等があっても何も問題ではありませので、そうやって里親さんになられている方への誤解などは持たれませんようくれぐれもよろしくお願いいたします。

ただ…

以下に書く事は保護活動者達が「ずっと見てきた中で定まっていった基準」であるという事、「なぜそう決まっていったのか」のその部分をどうかご理解頂きたく思います。

基本条件(一般常識)

  • ペット可物件である
  • 定職に就いている
  • 身分証明書の提示は必須(譲渡契約書を交わします)
  • 同居家族の了承を得ている(未成年者なら親御さんの同意書も必要です)

これを言うと驚かれたりもするのですが、「譲渡誓約書を取り交わさないペットの譲渡は動物虐待にあたる」と保護活動者の間では既にそういう認識になっています。

これは日本最大手の里親募集情報サイト「ペットのおうち」にもハッキリそう書いてある事で、もちろんそれは後々のトラブルを回避するためのとても重要な書類である事は間違いないのですが、それより何より、その取り交わしなく口約束や何かで譲渡を成立させるという行為自体が「命を軽々しく扱う行為、動物虐待です」と、これはそういう意味なのです。

それだけ、いい加減な里子譲渡が横行してきた結果です。

だから、皆さんもどうか、これ以降もういい加減な扱いを受ける命がなくなるよう、その認識を強く持っていて下さいね。

こちら、そのペットのおうちさんより

  • 譲渡人・譲受人の双方が2通の「譲渡誓約書」に必要事項を記入し署名・捺印を行ない、双方1通ずつ保管することで本誓約書の締結となります。
  • 本誓約書の取り交わしは、譲渡に関するトラブルを未然に防ぎ、ペットの安全を守るための必須事項です。
  • 誓約書の取り交わしを完了してからペットを譲渡して下さい。

として、そのまま使えるpdf.ファイルをお借りしています。

譲渡契約書

セブンイレブンのネットプリントでもご利用できます。

印刷時に必要なプリント予約番号は「79332367」(どなたでもこの番号で大丈夫です)

ペットの譲渡において、譲渡契約書の取り交わしは必ず行って下さいね。

絶対条件(フェレットを託すなら)

  • 看護・介護・看取り(一度以上フェレットの終生飼養を果たした)経験がある
  • かかりつけの動物病院、自分がお世話が出来ない時にはどうするか(ペットホテル・ペットシッター)が決まっている
  • 現状の飼養環境の確認がきちんとできる
  • 先住フェレットの数が多すぎない

希望者が多い場合に選考から外していく基準例

  • 他にも(繁殖可能な)ペットがたくさんいる
  • 単身者(自分がお世話が出来ない場合にはどうするかを考えていない人)

「良い里親」を選ぶにはまず「ズレていないか」を見極めることから始める

最初に宣言した通り、厳しい条件をズラズラと箇条書きにしましたが、まずは、全てのペットの譲渡に言えること、社会人としての一般常識でもある「基本条件」の項目からご説明します。

「フェレットはペット不可物件でも内緒で飼える」と言われたりもしますが、そもそもそれは社会的に見て非常識な行為です。

私たちの所には年に何件も「大家さんにバレて大変な事になりました。引き取って下さい」が必ずあります。

炎上するのが分かり切っているためSNSなどの表には出していないというだけで相当数ありますので、ペット不可物件は問答無用で「だからダメ」です。

その詳細
脱走するフェレット
ペット不可物件で交渉したらokになる場合【フェレットを内緒で飼う】「だって良いって言ったじゃん」で強制退去になった実例

「不動産屋から連絡がきてペットをどっかにやるか出て行ってくれって言われたんです!そんな事を急に言われても、そんなお金ないし、どうしたら良いでしょうか」 みたいな連絡がきた事がありました。 話しを聞くと ...

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また、給料明細などの提示を必須としている愛護団体もありますが、個人間での譲渡でそこまでを必須条件とするのは他のトラブルを招きかねないのでお勧めはしませんが、お勤め先を聞くくらいはしておいた方が無難です。

プライバシーの侵害だ!答えたくない!と怒りだす人もいますが、そういう人は「里親さんに相応しくない」と判断するのがスムーズです。

譲渡に関して絶対的な事として覚えておいて欲しいのですが、「その子の幸せのために」決めた条件なのですから、こちら側が譲歩する必要は一切無いです。

時々「里子=ペットが無料でもらえる♪ラッキー」と勘違いされている方とかもいらっしゃいますので、無職の方や定職に就いておられない方は「里親としての条件に合わない」と最初に選考から外すべきだとお考え下さい。

フェレットはお迎えしてからの方がずっとお金がかかる生き物だとかそんな事よりも何よりも、安定した収入がないのに命をお迎えしようという発想に至れてしまう事が一般常識から「ズレて」います。

ごくごく稀に、個人情報がどうのこうのという理由で「身分を明かしたくない」と言う方とかもおられるのですが、身元の分からない人に大切な子供を嫁がせられる親なんていません。

まったくもって論外ですから、そういう方も真っ先に選考から外して下さい。

出来るだけ早く出来るだけ良い里親さんに繋げてあげる!が大切ですからね。

以上が一般常識の範囲となります。

もしよければこちらなども、お時間のある時にお読み下さい。

参考までに
里親募集13の子
里親募集に応募して選ばれない人の特徴!「里親に決まりやすいポイント」って何?

これは保護活動をしている側からのお話しではありますが、あくまでも私個人の考えです。 今まで、経験してきた事の中からさせて頂く「私が思う」お話しですので、 「あそこの団体の基準は違う」とか 「私は違った ...

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「フェレットの里親」さんを選ぶ時

ここからは「絶対条件」の項目に移りますが、私たちが最も重要視するのは、フェレットの看取り経験があるかどうかです。

それは、これまでに「弱っていく姿を見たくないから」「病気の子のお世話に自信がないから(自分の手元で死んじゃうのが嫌だから)」「思ってたより病院代がかかりすぎてこれ以上はムリだから」等々…の理由で「引き取って下さい」と持ち込まれるシニアや疾患を抱えた闘病中の子、遺棄されるフェレット達を何十匹も見てきた結果です。

私たちが、「介護・看護の経験がない方にはお任せできない」と考えているのは、自然に定まっていった最低限の基準なのです。

一度でも終生飼養の経験がある方はその他の条件も必然的にクリアとなるのになぜあえて載せたかというと、これは例えば、希望者さんが複数名おられた時に有効だからです。

同時にこれらの質問を送り、内容はもちろんの事、滞りなくお返事を頂けるかどうかも判断材料にして下さい(命のやり取りをしている時ですので、そのレスポンスが「あまりにも遅い」なども判断基準にされると良いです)。

また、こんな話しはあまりするべきでは無いのかもしれませんが、保護ボラという世界で何十年も色々と見てきた私たちは「嘘をつく人」「誤魔化す人」がたくさんいる事を知っています。

多分、多くの皆さんはそう聞いて今、虐待目当てにタダで小動物を手に入れてやろうと考えている虐待魔の存在を頭に浮かべたかとは思いますが、よくも悪くも最近の虐待魔はそんなに浅はかではありません。

あの悪魔達は私たちが簡単に見破れるような嘘をついたりはしないのです。

ただ、事情がよく分かっていなさそうな(例えば代理投稿など)里親募集に越県してまで「取りに行きます」と言う希望者さんは避けた方が無難な場合が多いのは確かです。

ワンちゃんや猫ちゃん達のような大規模な譲渡会でもない限り、個人間での譲渡の時には、飼養環境の確認も含め「お譲り先までのお届け」が基本だと覚えておいて頂くとスムーズかなと思います。

虐待云々だけでは無く、例えば、嘘をついている事があるなどして「確認をされたくない(何かしら問題のある)飼養環境にあるから」という可能性も無きにしも非ずですからね。

この「何かしら問題がある」についてなのですが、この場合のそれはとても分かりづらい微妙な嘘だったりするのですが、とにかく、何かをフワっと誤魔化すような言動+その子を私に!と情熱的に訴えかけてくる人が実は一番厄介で最もフェレットの里親として相応しくない人だったりする場合があるので、ここからはそれについて少し掘り下げてお話しさせて頂こうと思います。

「厄介」なのは、そこに悪意が無いです。

フェレットが好きで「自分が里親になりたい」という気持ちが強すぎて、悪意なく嘘をついて、何かを誤魔化しながらでも強引に自分本位に話しを進める人は後々に必ず大きなトラブルを起こします。

この数十年間ずっとそれら「後々の事」を見てきた私たちは、里親さんが選べないとご相談を受けた時には「こういう人が来たらその人だけは選ばないで下さい、気を付けて下さい。」と必ず忠告をする、とある特徴的な具体例を今からお伝えします。

気を付けて!こういう人は「その子の里親さん」には不向きです

「アニマルホーダー」という言葉を聞いたことはありますか?

簡単に言うと「動物コレクター(収集癖がある人)」と呼ばれる人達の中でも更にちょっと…な人の事です。

何匹からがそう呼ばれるのかとご質問を頂く事がありますが、これは「匹頭数」で判断する事ではありません。

5匹でも10匹でも適切な環境を整えてから受け入れるなど、知識を持ってその全ての子達にきちんと愛情を注げる飼育者さんは多くいます。

そういう飼育者さん達と「アニマルホーダー」の決定的な違いは、上記でもちょいちょい出してきましたが、「社会人として一般常識からズレているかいないか」です。

アニマルホーダーは単なる動物コレクターの中でも更に「心を病んだ動物過剰収集家」を指す事が多く、匹頭数が自分のキャパを超えている事に自分では気が付けなくなっている人を主にそう呼びます。

そのまま適切な飼養が出来なくなる事を「多頭飼育崩壊」と言いますが、そのお話しはまたの機会にして、今日はアニマルホーダー及びその予備軍の分かりやすい特徴を一つだけ挙げます。

覚えておいて下さい。

アニマルホーダー・その予備軍の特徴

心を病んでいる(病みかけている)からなのか、やたらと「可哀想な子」というニュアンスの言葉を多用します。

例)

  • ペットショップで売れ残っていた子をお迎えした
  • 虐待されてた子を里子で迎えた
  • などなど

そして、ここからが最大の特徴なのですが、上記のような話しをした上で「だから、そんな自分に任せて欲しい」と、感情に訴えかけてきたり、やけに熱く語りながら、里親希望者として名乗りを挙げます。

もちろん、この具体例は本人の作り話(妄想)やオーバーに話しているだけで事実確認がとれない事の方が多いのですが、何度もお伝えしてきた通り、そこに悪意はないのです。

可哀想な子のために一生懸命な自分は良い事をしている。それが出来るのは自分しかいない。」と思いこんでいるので、だから、そのままどんどん節操なく飼育崩壊するまで集めまくってしまうのです。

私たちは「そういう人」をたくさん見てきました。

いや、これでは語弊がありますね。

私たちが見てきた飼育崩壊現場の主達は100%全員が「そういう人」たちでした。

その詳細
フェレット多頭飼い
何匹から?多頭飼育とコレクターの違い【飼育崩壊】アニマルホーダー(フェレットは100%がレスキューホーダー)になりやすい人の特徴

私はフェレットの保護活動者ではありますが、飼育者としてのキャパは「2匹(自分の子)+1匹(いつ来るか分からない預かり委託を受けるための余裕)+1匹(介護が必要な保護っ子をいつでも受け入れるための余力の ...

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私が見た中で一番少ない崩壊は「3匹」でした。

「キャパ」は個人によって違うのです。

そしてそのキャパを超えた瞬間から完全崩壊するまでの間、その環境ではネグレクトが起きています。

完全室内飼いのフェレットでは崩壊が発覚するまでに時間がかかる事があります。

その例の一つはこちらの時にも少しお話しさせて頂いています。

これは最後の「希望者さんが多数の場合、選考から外していく例」にある、「他にもペットがたくさんいる」にも当てはまるのですが、他のペットで飼育崩壊したら「(匹頭数が少なくても)フェレットも放り出される」のです。

ほんの一例
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先日、関西の猫ボラさんから 多種(犬・猫)ブリーディングの崩壊現場にフェレットがいました フェレットの知識がないから力を貸して下さい という連絡が入りました。 「チーム命の輪」という保護ボラさんをご存 ...

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だから、「あなたの大切なその子をそういう特徴が見られる人には渡さないで下さい」と私たちは言います。

まとめ

今日もまた、ちょっと長くなってしまいましたが、お分かり頂けましたでしょうか?

もちろん、このお話しが全てではないし、必ずしもこうしてくださいという話しでもありません。

少し厳し目の条件をあえてたくさん書いているのは、あくまでも「そういう風に考えれば良いのか」という参考にして欲しいからというだけですので、どうか、リラックスして、あなたの思うその子に合う条件を考えてあげて下さいね。

何かありましたら、いつでもご相談下さい。

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

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