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ペットと暮らす

生活保護受給者がペットを飼うのは違法?里親にはなれない?保護ボランティア活動者としてハッキリ言わせて頂きます!

2016年9月28日

2013年の話しですが当時の施設(いたちのおうちにする前)スタッフの中に生活保護受給者がいるという事実が発覚しました。

話し合うまでも無く、即、その場で辞めてもらいました。

→誤解を招く表現ですみません。

下記にも書いた通り、『会社にも自分にも得があるやり方だから、そうしている』と、不正受給している事を誇らしげに語られた挙句、「そうでもなきゃ無償でこんな事やってない」というような事を言われたので、「もう来るな」とその場で言った。

というお話しです。

こちらの追記詳細はコメント欄をご確認下さい

「きちんとお勤めしているのに生活保護を受給している」という不可思議な現象は、

彼の悪知恵で成し得てる部分も多少はあるのでしょうが、基本的には彼の「会社ぐるみ」なのだというような説明でした。

(※その会社はまだ存在していますが、その彼がまだそこに勤務しているかは知りません。)

だから、どうした?って話しです。

「じゃあ、仕方ないわね」だなんて、私はそういう事に目をつぶってあげられるような性格では無いのです。

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生活保護法にペット飼育を禁じる規定はありません

生活保護受給者がペットを飼う事は違法でも犯罪でもありません。

禁じる必要も無いと私は個人的には思っています。

勝手な解釈になりますが、

例えば、

ずっとペットを飼っていて、頑張ってもどうしても生活難になってしまった時、

一緒に暮らしてきたペットを手放せ!なんて、あまりに無慈悲じゃないか。って…

その子が一緒にいてくれる事で生活を立て直す為に頑張らなきゃって思えたり、またその頑張りを支えてくれたりするんじゃないか。って…

ペットは贅沢品じゃないからとか色々あるんでしょうけど、私はそう思っています。

ずる賢いのは「賢い」じゃなくて「ずるい」だけ

辞めてもらったその彼は、犬が好きで

「アパートでは飼えないから嬉しい」と言って、週に3回は会社へ出勤する前と家に帰えるその前にお散歩係として顔をだしてくれていました。

その前の年に、

「動物が飼える環境に引っ越したから」と言って保護犬のうちの1匹を里子として引き取ってくれた、その後も続けて他の子のお散歩をさせに来てくれていました。

彼の人間性について云々の前に、私はズルい人と嘘つきが嫌いです。

そういう話しを自分の価値観だけで武勇伝みたいに仕立て上げて、得意気に自慢話みたいにしてくる人の話しは聞きたくも無いのです。

くだらない嘘をつく人とは口をききたくありません。

「そういう人なんだ」と思ってしまったら、もう全部がそう見えてしまう器の小さい人間なんです。

だから、

彼に奢ってもらった食事代も、彼に託したワンちゃんの飼育費用も

それって結局ぜんぶ私の(納めた税)金じゃね?って思うんです。

モヤモヤしました。

イライラが止まりませんでした。

不正受給はズルい事じゃなくて「ダメ」なことだし

生活保護受給者がペットを飼うことについては上記の通りです。

それ以上でも以下でもない認識と感情しかありません。

けど、その状態から新たにペットを飼い始めるっていうのはどうなのかな?って思うところがあります

ましてやそれが不正受給だと知ってしまったら…

動物が好きで愛護に対する考え方や保護ペットへの気持ちが同じだからといって、

不正にでも保護を受けなければ自分の生活も出来ない人に動物の保護って

「何、言ってんの?」ってなるんです。

「里親」はまず無理だと思って下さい

里子というのは「無料でもらえるペット」ではありません。

いたちのおうちではそれはしませんが、里親希望者さんの年収のチェックまできっちり行う保護団体もあります。

勤務先に在籍確認をとる所もあります。

その辺りの事情はこちらなどを参考にして頂けたらと思いますが

パスバレーフェレットのチェルシーちゃん
フェレット(に限らず)里親になるには…的な裏側のお話し

「心構え」っていうとちょっと仰々しいのですが、 ボランティア活動をしていて、譲渡会のお手伝いに行ったり里親様を募集したりする時にいつも感じる温度差というか 「ちょっとしたズレ」みたいな物を書き出してみ ...

「ペットを飼う」というのは「命への責任」を持つという事です。

先ずはご自身の生活に自身できちんと責任が持てる暮らしをしていなければ、それは望めないと思って下さい。

おしまいに

上記の通り、いたちのおうちでは里親希望者様に年収や勤務先を聞いたりはしません。

ですが、

生活保護を受給されている方からの里親申請は受け付けていません。

スタッフとしてお願いをする事もありません。

アルバイトでも何でもして、まずはご自身が何からも金銭的な保護を受けなくても良い状態になって下さい。

 

 

※現在、保護犬・猫ともに0。今後の引受けはありません。フェレットのみです。

 

 

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