コロンコロンした姿がいたちっぽくなくて可愛いうちのさすけですが、一時期ちょっといたちっぽくなくなり過ぎてしまったので、実は現在ダイエット中です。
こういうお話しをすると「何kgだとその必要があるんですか?」というような質問があったりするのですが、私にはその数字を答える事ができません。
時々「〇kg以上のフェレットは肥満体だからダイエットの必要がある」みたいな事を平気で書いているゴリッゴリッのアフィリエイトサイトとか見かけますけど、本当にちょっとさ…
何言ってんの?黙っててくんない?
分っかりやすく、そういう名前のついた低カロリーのフードだったりサプリメントだったり、これで遊ばせると良いだとかなんだとかってオモチャなんかの宣伝に必死みたいですけど、それらを
今風にいうとこんな感じですかね?
ちなみに、一昔前の言い方だと
ってな感じで、それらが出せないのなら、もう本当に黙っていて欲しい。
この子達のこの小さな体を表す数字を我々人間の尺度や感覚で語ってはダメなんですよ。
たった数10gの変動が命にかかわる事だってあるんです。
とても慎重にならなければいけない事なのに…
そんな事さえ分かっていないからそんな風に適当な事を書けるって事なんでしょうけど、小遣い稼ぎにそういうのだけは止めてくれってこれだけ言い続けても、どんなに言ってもそういう「フェレットのサイト」は減らないから…
だから皆さん、本当に本当にこういう事だけは絶対に鵜呑みにしてはいけませんよ。
よく考えてみて下さい。
例えば知り合いから、その人自身は一度も使用した事がない物を「これお勧めだよ!」って言われたら、あなたはそれを信用して買いますか?
買わないですよね?そんな「お勧め」信用しませんよね?
信用しないどころか、その人の人間性を疑いますよね?
それと全く同じですよ?
リアルな知人からのそれは信用しないのに、なぜ「ネットに書いてあった」ら信用するんですか?
買って損したって笑って済ませられるような事くらいだったら別に良いのですけど、買う買わない、それ以前の問題として、この子達の体に直接かかわる事は、たった一つの情報だけを鵜呑みにするような事をしてはいけません。
本当に、ダメですからね!!!
「その子を基準に考える」というその基準を絶対に間違わないで下さい!
そしてそして、大切な事
今日のこのお話しは「さすけ」の事です。
その子の事でもあの子の事でもありません。
参考にして頂きたいのは「考え方」のみ。
これは、ダイエットについて考える時にその考え方の参考にして欲しいというだけです。
決して、真似すると良いよみたいな話ではありません。
だから、数字や何かはさすけのそれとして比較しやすいように載せますが、それらを目安にするのも絶対に止めて下さい。
ダメですからね!!
ダイエットが必要?フェレットの太りすぎって?
今日のお話しは、こちらの内容を理解して頂いているという前提で進めさせていただきます。
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お手数ではありますが、今一度サラッとでも構いませんので、復習の意味で目を通してきて頂けますでしょうか?
よろしいですか?
…っはい!
ではここからは、皆さん、おさらい内容が頭に入ってるとしてお話しさせて頂きますね。
上載の記事に掲載しているものよりこちらの方が分かりやすいかなって思った表があったので、ちょっとお借りしてきました。
「分かりやすいかな」はこの赤丸印があったからってだけなんで、体脂肪率うんぬんかんぬんの数字は神経質に見なくて大丈夫です。
注釈書きも今ここでは念入りにお読み頂く必要はありません。
あくまでもこちらは「猫の」ですから、フェレットの事はさすけでお話しさせて頂きますから!
どこからが肥満?ぽっちゃりフェレットさすけの体型(くびれ)の変化
まずは、見て分かりやすい「くびれ」で見ていきましょう。
「くびれ」とはこの部分の事です。
※この「くびれ」に関してはカラーの濃淡(特徴)によって、「すごくクッキリくびれて見える子」と「そんなにくびれてるようには見えない子」がいます。
なので「目安」は「適正体重の時のその子の体を覚えておいてあげる」が一番正確な目安になると思っておいてあげて下さいね。
ご覧ください
隣のえるの方がくびれがないように見えますが、当然、えるの方が体重も軽い(800g前後)ですし、細いです。
これは単なる「見え方」の違いです。
だから、上記でも述べたように「その子」を知っておいてあげて欲しいんです。
「他の子と比べて」は一切、参考にならないって思っておいてあげた方が良いんですよ。
冬毛になって黒が濃くなっているのでコントラストでくびれが強調されていますが、だいぶくびれ方はうっすらになってきました。
でもまだ、「ポッチャリ」ではなく「大きい子」の範疇です。
この頃から「くびれはわずかに認められる」程度になってきたさすけですが「ポッチャリ」というより「ガッチリムッチリ」体型です。
「くびれ」がほとんど見えなくなりました。
2kg超でも正常値の子はいる!触診での診断も病院によってまちまち!飼い主としてどう考える?
写真を見たら一目瞭然ではありますが、着々と体重が増え続けていったさすけ。
「冬になるから」にしてはちょっとペースが急激すぎるんじゃないかなぁ…とは思っていました。
秋ごろから徐々にではありますが、食事内容を変えてきていたので「そのせいでは無いか」と思い当たる節があり、私のやり方は何かが間違っているのでは無いかと、ちょっと心配でもあったのです。
フェレットにお肉を食べさせたい!肉食獣(生肉を食べる子)にする方法
最近、急に「うちの子にもお肉を食べさせたいんですけどどうしたら良いですか?」ってご相談が増えました。 毎回、毎回、申し上 ...
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その間(ちょうど1500g~1800gくらいの時期)に歯の事やジステンパーのワクチン接種などで3つの病院を受診したので、その都度、相談もしていました。
「1歳ならまだ気にする事ない」
「もっと大きい子はいるから心配する事はない」
「丸くて可愛い。ちょうど良いサイズだ」
いずれの病院でもそう言われたのですが、一か所だけ「これ以上は太らせない方が良い」とちょっと強めに付け足しの注意事項がありました。
触診中に「今でもギリギリだ」と、その病院のその先生はおっしゃいました。
何がギリギリなのかはこちら『触診する項目・触診で分かる例』などでご確認頂ければと思います。
「太らせるな」から更に太った!よく考えたら原因が分からなくなった!
先ほど、「食事の内容を変えた」と書きましたが、それはさすけに対してだけではありません。
えるも同じ物を同じように食べています。
ですが、えるは800g前後からMaxでも1kg弱で200g程度の増量しかありませんでした。
もうすぐ2歳になる育ち盛りのさすけと、今年で4歳シニア期に入るえるを同じように考えてはいけないのですが、これはどういう事なのだろうか…等と悠長にのんびりと考えている間にさすけの体重はあっという間に1900gを超えました。
この子の体では一体、何が起きているのだろうか…
なんて言ってる場合ではありません。
病院でそう言われたからというのももちろんありましたが、この頃のさすけには「どうにかしてあげなければいけないんじゃないか」と思わざるを得ない事が明らかに増えました。
「太ってるから〇〇出来ない」←これが「肥満体型」ってこと!
肥満傾向のチェックポイント
- 顔や四肢に脂肪が付きすぎていないか
- 脇腹にヒダが出来ていないか
- 腹部が垂れ下がっていないか
- 肋骨に触れるか
さすけでチェック
- 抱っこの仕方のせいもありますが首にお肉が寄って二重顎のように見えます。ただし、四肢の脂肪については分かりません。
- 脇腹にヒダはありません。アイキャッチ画像でもお分かり頂けるようにポンポコリンに膨らんだいわゆる太鼓腹です。
- なので、下に垂れさがってるようなお肉の付き方ではありません。
- 肋骨には「触れるっちゃあ触れる」程度です
さすけが出来なくなったこと
写真を探したのですが見つからなかったので文字のみになりますが、すぐ上のこの写真の時が1980gとかそのくらいの時です。
1700g前後で「これ以上は太らせない方が良い」と言われたさすけがもうすぐ2kgになってしまうという時の体です。
トンネルに入れなくなりました。
それまで通り追いかけっこをして、えるがスタタタッとトンネルに入ってしまうと、入り口から中を覗き込んで、最初は困った様子に見えていましたが、そのうちにそれが何だか寂しそうに見えてきて
「これはいかん!このままじゃ可哀想だ」と思いました。
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トイレの後、常にお尻の周りが汚れるようになりました。
これは肛門周辺の毛の生え方などで「たまに」そうなる子もいますし、便の状態によって「ついてしまう」事はあります。
ただ、さすけは「毎回」になりました。
それは、肛門付近にお肉がついているせいだと思われます。
トイレの後、お腹が濡れていることが増えました。
排尿時にオシッコが直接お腹にかかってしまうのか、排尿後のそれがお腹についてしまうのかは分かりませんでしたが、トイレから帰ってきた時に抱き上げるとお腹がベッチャリと湿っている事が何度かありました。
そして、それらを自分で舐めとる事(下半身の毛づくろい)ができなくなっていました。
お腹のお肉が邪魔なのです。
これはそれだけの問題ではなく、この子達の「ポリポリ」が自由にできなくなっているという事です。
自由に体を掻けなくなりました。(推測)
我々人間に置き換えれば分かる事ですが、痒い所に手が届かないのはものすごいストレスになります。
ボヤボヤ「どうしたもんかねぇ」なんて言ってる余裕は私には1秒もありませんでした。
ダイエット途中経過
ここのところ毎日、計測していますが、「このままでは2kgを超えちゃうんじゃないか」という心配がなくなる程度には成果が出始めてきています。
今日はもう長くなってしまったので、一旦ここまでとしますが、次回は、フェレットのダイエットに大切な事、してはいけない事、などを、さすけが実践している事とあわせてお話しさせて頂こうと思います。
健やかなニョロニョロ生活を☆彡