今日は「手術」の時のお話しではありますが、完全に「アニマルコミュニケーション」や「氣」のお話しになります。
普段、この子達の体や病気についての事を書く時は、「そちら」へ寄らないようにとてもとても気を付けています。
本業が占い師であるというだけで、時々、思わぬところで偏見を持たれる事が日常的にありますが、それはそれで仕方がない事だと割り切ってはいます。
ですが、この子達の「習性」や「体の仕組み」ましてや「病気」についての事などを書いている記事で、その偏見は不本意です。
なので、これまできちんと勉強してきた通り+それなりに長くフェレットの飼い主として見てきたそのままをお伝えできるよう、そういうお話し(タイトル)の時は本当に注意して書いています。
だけれども、今日は…
手術を受けたフェレットのお話しを、その手術にまつわるお話しを、最初から最後まで、完全に「そちら」に沿ってお話しさせて頂きます。
動物たちにはちゃんと届いているんです。
この子達はちゃんと聞いているし、全部を分かっているんです。
そして、応えようとしてくれているんです!!
って、お話しになります。
手術、頑張ろうね!…だけで、ちゃんと「説明」してなかった!!
えるちゃんのお尻に異変を感じ、病院へ行き、手術してもらう事を決めたお話しは前回させて頂いた通りです。
後悔とは違うけれど、虹の橋を渡ったワサビの事を思う時、今でもやっぱり、「シニア域とはいえ、まだ体力もあったであろう最初のあの時に手術という選択をしていたら、わさびが腎臓を患う事は無かったんじゃないか…もう少し長く一緒にいられたんじゃないか…」って思う瞬間があります。
そういう思いがあるから、3歳直前のまだ若いエルにそういう不安が分かった瞬間、私は「切除手術をしてもらおう」って即決できたんだと思います。
いつもウジウジ悩み倒してオロオロするばっかりの私が、その時だけは決断できて、その判断が揺らが無いままいられたのは、全部わさびのお陰なんだと思います。
エルが手術を受ける前にワサビは旅立ちましたが、生前にちゃんとそれを伝えられました。
って、あの時そう言ってくれたと私は感じています。
わさびは今でも私たちの毎日に寄り添ってくれているとても大きな存在です。
わさび…本当に、ありがとうだよ。
闘病生活は穏やかに完結【フェレットのわさび】優しいから強くなれるって教えてくれた
2018年6月25日 (月) 朝 わさびが旅立ちました 今はまだ、こうしてパソコンに向かってわさびを思う度に画面がボヤけ ...
続きを見る
…そんな訳で、
先生から「すぐに切らなきゃいけない」と診断されたのとは違い、あくまでも相談のうえで私が「切って下さい」とお願いした事なので、それに緊急性があるわけでは無く、手術はそこから少し先の、主人と一緒に付き添える日にちで決めました。
手術を決めてから手術当日まで約半月。
その間ずっと、「もうすぐ手術だから、それまで頑張ろうね」って私はエルに言い続けました。
闘病中だったワサビの体調を気に掛けつつ、こちらに書かれている注意事項に忠実に従いました。
- 手術当日までは安静に
- 麻酔をかける1週間前からは特に安静に
です。
この「安静に」というのは、どこかに閉じ込めて動かないようにさせるとかではなく、『出来る限り、普段通りの生活をさせてあげて下さい』との事でした。
興奮するとお尻がでてしまうエルですから、「極力、そういう事(=お尻に刺激を与えるような事)がないように気を付けてあげて下さい」と言われました。
「安静に、普段通りの生活を頑張ろうね」って、毎日エルに言葉をかけてあげる事ができたのは、
「今は自分の子を優先してください」
「今はえるちゃんの事だけ考えてあげて」
って、言ってくれる仲間、全部を引き受けてくれる友達がいてくれたからです。
本当に有り難い事です。
「頑張って」ってみんなの声は届いてる!
前回のお話しでも少し触れましたが、1番初めのきっかけ、「エルを病院へ連れて行く」とあの時にそう決められたのは、ある1ニョロ君のお陰です。
いくらお陰とは言え、旅立ったばかりのその子のママに、そんな話が出来るはずもなく時間は過ぎ、その報告ができないまま手術当日を迎えました。
ですが、その日、偶然、関係無い話で連絡をとる事になり、そのまったく関係無い話から、エルがこれから手術を受ける事、それはツムギ君のお陰でそう決められた事、「ツムギ君は命の恩人になるんだよ、ありがとう」って、伝える事が出来ました。
その時ちょうど「丸い虹が出てる」ってSNS上でも話題になっていたそうですが、その丸い虹はツムギ君が出してるんじゃないかって息子さんと話していたんだって、そういう連絡でした。
病院のテラスへ出て見上げた空が今日のアイキャッチ画像です。
緊張して前日あまり眠れなかった私には夏の空が眩しすぎて、その丸い虹は見られなかったけれど、
って、手術直前にそう言ってもらいました。
私はエルに「丸い虹が出てたんだって!虹も応援してくれてるよ!だから手術頑張ろうね!」って言いました。
「すっごい頑張っちゃう子だったから、大変でした」
手術前に、野村先生から直接、改めて手術の説明がありました。
緊張しすぎていたので、全然、何にも覚えていませんが、
「そんなに緊張しなくて大丈夫です。任せて下さい。」というような事は言ってもらえていたとは思います。
手術室に入るエルを見送り、そのまま、ガラス張りで中が見えるこの…
この壁(ガラス)にベッタリへばりついて私はじっと見ていました。
娘の頑張る姿を一秒も見逃すものか!と
「エルちゃん!頑張れ!エルちゃん!頑張れ!…」って、ずっとずっと、見てました。
オペ開始
- 手術台にペタっと優しく寝かせてもらい
- 口元にマスクをあてがわれ(麻酔の吸引)
- 酸素の通りを確保するためのチューブを口から気管に挿管
- オペ開始
となるはずが
- 手術台にペタっと優しく寝かせてもらい
- 口元にマスクをあてがわれ(麻酔の吸引)
- 酸素の通りを確保するためのチューブを口から気管に挿管
- エルちゃん起きる
- 急いでチューブを抜く
- 手術台にペタっと優しく寝かせてもらい
- 口元にマスクをあてがわれ(麻酔の吸引)
- 酸素の通りを確保するためのチューブを口から気管に挿管
- エルちゃん起きる
- 急いでチューブを抜く
- 手術台にペタっと優しく寝かせてもらい
- 口元にマスクをあてがわれ(麻酔の吸引)
- 酸素の通りを確保するためのチューブを口から気管に挿管
- エルちゃん起きる
- 急いでチューブを抜く
これを何回、繰り返したのかも分からないくらい繰り返し、繰り返し、その、起き上がろうとするエルちゃんがだんだんだんだん弱々しくなっているのが見えました(麻酔が効いているのだから当たり前です)
- 手術台にペタっと優しく寝かせてもらい
- 口元にマスクをあてがわれ(麻酔の吸引)
- 酸素の通りを確保するためのチューブを口から気管に挿管
- エルちゃん起きる
- 急いでチューブを抜く
何が起きているのかは分からないけど、ただ事じゃない気がして、私はベソベソ泣きながら軽くパニックを起こしていました。
その時、はじめて手術台のエルちゃんから目を放して、チラっと見上げた主人の顔。
主人も、ぐっと口を真一文字に結び歯を食いしばって、真っすぐにエルちゃんを見ていました。
そのままペッタリと動かなくなったエルちゃん…麻酔が効いてるだけなのですが、それまでに何度も「どんどん弱々しくなっていく」娘の姿をそう思ってしまっていた私は、まだ手術は始まってもいないのに、早く元気な姿を見たくて、早く元気なエルちゃんに会いたくて会いたくて、居ても立っても居られなくなっていました。
オペはあっという間
少しでもエルちゃんの様子が見えるように、こちらに背を向けて立つ助手の先生の動きと反対に私はガラスの壁のこちら側で右へ左へずっと動いていました。
「先生、お願いします。神様、お願いします。先生、おねg…」ってそれはもう、きちんとした言葉にはならず「あうあう」なっていたのは自分でも覚えています。
ベソベソベソベソどうしてだか分からないけど止まらなかった涙と鼻水も覚えています。
そんな風に、明らかに様子がおかしい私を見かねてなんだとは思いますが、見知らぬ方がすぐ隣へ来て「あっ、ここで手術が見れるのか。それでか」って納得したように仰って「頑張ってくださいね」って私に言ってくれました。
事前にあった「大きく切ってしまったら後遺症が残る場所だからレーザーでいきます」という説明通り、ジュッジュッジューっと音は聞こえませんが、先生の手元から煙が上がるのが何度か見えました。
(エルちゃん、もうすぐ終わるからね。もう少しの辛抱だよ)
(先生、お願いします。神様、お願いします。先生、おねg…)
先生が縫合糸を手にした時、
「えっ?もう?」って、多分、主人も同じ感想だったんだと思います。
顔を見合わせて「終わったのか…な?」って、どっちが言ったのかは覚えていませんが、なんというか…
麻酔が効くまで本当に吐きそうなくらいパニックを起こすほどに、もうどうしようも無い、説明できないような気持ち(状態)になっていたから、この言葉が適切かどうかはわかりませんが「拍子抜け」するくらいに「へっ?」ってなりました。
すごく頑張っちゃったのは私のせいだったんだ
手術室の自動扉を開けて「無事に終わりましたよ。中へどうぞ。」って招き入れてもらいました。
「全部きれいにとれましたよ。僕が見た限り悪い物じゃありません。病理検査に回す必要も無いです。安心して下さい!」
と、手際よく手術の道具を片付けながら、淡々と先生が教えてくれました。
良かった。
本当に良かった。
緊張が一気にほぐれたのと安心したのとでズビズビ鼻をすすりながら「あの…うちの子は麻酔が効きづらかったんでしょうか?」とおずおずと質問させてもらったら、その途端、先生が目を大きく開いて
って、あのオーラ全開ながらもニコニコの顔で
先生が笑って、(多分、私の気持ちをほぐそうと思って)本当にニコニコとお話しして下さったからっていうのもありますが、この言葉で、一度引っ込んだ涙が滝のように出ました。
私が「頑張れ」って、エルちゃんに何を頑張って欲しいのかをちゃんと説明しないで、ただ「頑張れ」「頑張れ」って、言っちゃったからだ…
何度も何度も起き上がろうとする娘のあの姿…
エルちゃんは私の「頑張れ」に応えようと頑張ってたんだ…
そう思ったらもう泣けて泣けて、愛しくて愛しくて…愛しくて愛しくて…
ごめんね、ちゃんと説明しなかったからだね。
エルちゃん、頑張ったね、本当によく頑張ったね。
先生をちょっと困らせちゃったのは私だね、エルちゃんは私に応えようと頑張ってくれてたんだね。
ありがとう。ありがとう。ごめんね…本当にごめんね。
って、もう号泣しながらやっと先生に言えた「ありがとうございました」に、先生は多分、引いていたと思います。
何をこんなに泣いているんだろう?って、絶対、不思議に思われていたんじゃないかと思います。
※野村先生はあんまりそういうのに動じなさそうですけど…(個人の感想)
頑張ってくれてた!
手術が終わると、覚醒室と呼ばれる上の入院フロアーにエルちゃんと一緒に案内されました。
左端に写っている酸素室で、麻酔が覚めるのを待ちます。
お茶を出してもらい、術後の注意事項を説明してもらいました。
その日も応援係として付き添いをサスケにもお願いしていたのですが、手術が始まったらこの飼い主はそれどころじゃなくなるだろうと、(多分)皆さんが判断して下さって、手術前に「サスケちゃんは先に行って上で待ってようね」って、連れてきてくれていました。
この大きいお部屋が「今日は空いてたんで」って、キャリーでは無く、そこで自由に遊ばせてもらっていたようです。
「連れてきますね」って、サスケを迎えに行ってくれた看護師さんが
ぷぷぷぷって笑いながらそーっと戻ってきながら
「さすけちゃん、クスクスクス…お腹出して寝ちゃってて…クスクスクス…可愛いんですけど…クスクスクス…」って言いました。
さすけも頑張ってたんだね
きっと、サスケお得意のこんな格好をしていたんだと思います。
手術前からずっと私が言っていた「いつも通りに普段の生活を頑張ろうね」をサスケもちゃんと聞いていたんだと思います。
もちろん病院の皆さんが優しくしてくれたからなのは百も承知ですが、さすけはさすけで「ボクもいつも通りに!」って、頑張ってくれていたんじゃないかと思うんです。
さすけもずっと頑張ってくれてたんだね、ありがとう!
もう大丈夫!頑張りました!
こんな風に糸が大きく外に出ているのは「自然に取れるように」だと説明がありました。
自然にとれなくても、術後検診の時まで糸が残っていたら、「すっとその場で取れますから、どうぞその時まで安静にしてあげて下さい」と。
サスケと遊んでいて無理に取ってしまう事が無いように気を付けてあげて下さい、本人が気にして取ってしまうような事があれば、すぐに来て下さいとも言われました。
2週間後の検診日
「うん、問題ないですね」って、手術が無事に「本当に終わった」って、その日を迎えられたのは、手術を決めたあの日から、約一か月もの間、ずっと助けてくれた仲間や支えてくれた友達、本当に多くの「頑張って」のお陰だと思っています。
ありがとうございます。
本当にありがとうございました。
言霊の力×アニマルコミュニケーション
言葉は本当にすごい力を持っています。
何気なく発した言葉で、人を傷付けてしまう事もあるし、また逆に誰かの心を救う事だって出来ます。
お世話になっているプロのアニマルコミュニケーターさんが、つい最近、ご自身のブログでこんな風に綴っておられました。
わかっていないのは、私達人間の方なのです。
私達がまずするべきことは、「どうぶつなんか、わかるわけがない」
という思い込みを捨てることです。
思い込みの鎧を脱がないと、上っ面の言葉で伝えたとしても、
どうぶつには伝わりません。
私たち人間が思い込みを捨て、同じ目線に立って、真摯に伝えたなら…
あなたの真摯な思いを言葉にこめて、あなたの愛するどうぶつに、
そっと、語り掛けてみてください。
私達人間とどうぶつたちは、共通の言語がないだけ…
そのことに気がついた時、
私たちは、もっと豊かになるはずです
引用:キキのテーブルブログ「愛ちゃんは、ちゃんと聞いていた」より
なんて、ドンピシャなタイミングなんだろうと思いましたが、本当にまさに、この通りだって思います。
今回は「ちゃんと説明しなかった」という大きな大きなミスを犯し、娘のエルちゃんに本当に申し訳ない事をしてしまったって反省しています。
理子さんには今度、正式にその旨をお願いしようと思っています。
が、そのキキのテーブル前田理子さんのセッションは現在予約が非常に立て込んでいるそうです。
病気や迷子など「急ぎ」の案件も難しいとおっしゃっていました。
詳細はこちら「キキのテーブル ホームページ」にてご確認下さい。
「言葉」はちゃんと伝わります。
言霊って本当にあるんですよ。
大切に心を込めて正しく使っていけたら良いなって思います。
「大丈夫」の言霊…ポジティブな言葉が重圧になってしまう事を恐れないで使っていこう
はやいっ! 時が経つのが本当に早いっ! 気付けばもう6月も半ば…2018年の折り返し地点真っ只中。 「この半年を振り返っ ...
続きを見る
健やかなニョロニョロ生活を☆彡