@Rutile03150828さん

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いたち(フェレット)

「臭い」を認める事からはじめる【フェレグランス】ニオイについてのマナーのお話し

2018年5月9日

これまでも散々さんざん「フェレットは臭い」「臭くない」論争があっちこっちで勃発しているのを目にしてきました。

これについては私自身も

「フェレットが臭いだなんて言うあなたにフェレットを語る資格は無い」

「フェレットが臭いだなんて、あなたのフェレ愛は偽物です。幻滅しました」

的なお怒りDMをくらった事がある当事者です。

このブログを片っ端から調べて頂いたらお分かり頂けると思いますが…いや、別に、そんな無駄な時間を過ごす必要はありませんけど、私、

「フェレットがくさい」という言葉を使って、この子達を語った事は一度もありません。

これは、子供の頃に、何気なしに使ったその言葉で同級生を傷付けてしまったという経験があるから、今でも何かに対して「くさい」という表現を使う時には物凄く気を遣うのです。

だから、対峙しているモノに対してめったやたらと「くさい」という言葉を私は使いません。

必要な時は「くちゃい」って言います。

それくらい気を付けているはずなのに、それでも、この子達のニオイについてのお話しやお風呂についての話しをブログ記事にすると必ずと言っていいほど「臭い(くさい)って言うな」って抗議がきたりします。

この人は一体どこを読み間違えているのだろうか?とか思ったりもしますが、なるべくならそういう誤解は無い方が良いなって後からその説明を頑張ったりもしたけど…でも、毎回のように繰り返されるので、

「もう…正解なんかないですよ」って最初に書く形でお話しさせて頂くという技を身に着けました。

その「…」に、色んな個人的な思いをギュっと込めたつもりです。

「…」に込めた
犬とフェレット
フェレット【お風呂とお水遊びは別】洗いすぎはダメ!洗いすぎないで欲しい理由

「フェレットのお風呂」については、これまでも何度か記事にしてきました。 その都度ちょっとしたボヤ騒ぎみたいになったりもする「ニョロリンをお風呂にいれる事」について… これはですね、もう…ぶっちゃけ… ...

ところが、つい先日、偶然にですが、そういう流れを見つけたので、Twitterでその時の愚痴をチョロっとこぼさせて頂いたところ、

友達
友達
フェレットは臭いけどその匂いが虜にさせるよね
友達
友達
彼らは臭いけど、その匂いが愛おしいんだよね
友達
友達
臭いですよ、彼ら。その匂いをクンクンやるのが醍醐味です
友達
友達
動物だから臭いに決まってる。でも~
友達
友達
臭いもんは臭い。でも~
友達
友達
私は我が子を「くっさ~」って言いながら嗅ぎますよ♡愛情です

みたいに、「くさい」という表現を使って、フェレ愛を語って下さる方(※勝手に「友達」にしちゃいましたけど、フォローさせて頂いている皆さんの事です)がたくさんコメントをくれました。

なんだっ!こうやって言えば良かったのか!
アタチはなこ
アタチはなこ

変な風に気を遣うから、「その描写を分かろうとしない人」には伝わらないんだ!って目が覚めました。

この子達は生きているのだから「ニオイ」はあります。

「臭い(くさい)」と表現するのは、個人の感覚の話しです。

その表現を使う事と、その対象が好きか嫌いかは何も関係が無いのです。

そして、「獣臭」は万人受けするものではありません。

「くさい」と感じる人には臭いのです。

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マナーを守らないのはハラスメント、ルールやマナーを守っているのにぐちゃぐちゃいうのは嫌味(個人的な価値観の押し付け)

まずはじめに

「ルール」というのは規則の事で、これは「守る事が前提」にある守らなければいけないものです。

例えば、交通ルールがそうであるように、守らなければ怪我をしたり秩序が乱れたり、時には罰せられたりと、誰もがきちんと「守らなければいけない」ものです。

そして、

「マナー」は行儀作法の事ではありますが、そこにいる全員が気持ちよく過ごすために「守った方が良い」ものです。

例えば、くちゃくちゃと音を立てて食事をしたり、列に並ばなかったり、ゴミをポイ捨てするなどといった、「マナー違反」は、周りの人を嫌な(不快な)気持ちにさせます。

だから、守った方がいい…人として「守るべきことなんじゃないか」ってものです。

「ハラスメント」は皆さん承知の通り、「人を困らせること」「嫌がらせ」です。

「マナー」はその思いを共有するから成立する事であって、押し付けあうのはマナーではない

すぐ上で書いた通り、そこにいる全員が気持ちよく過ごすためにあるのがマナーです。

そうである側とそうでは無い側が「共存するために」あるのです。

誰かが誰かによって、「一方的に守らされている(押し付けられている)」のはマナーとは言いません。

そして、この子達のニオイについては「ある」のです。

生きているのですから、ちゃんと「動物のニオイがする」という事は「絶対的な事実」としてお話しさせて頂きます。

「好きなら匂いなんて感じない」とかっていう特殊なお話しは今日は無しでっ!

例えば「タバコ」の話し

一昔前は、「嗜好品」の1つであったはずのタバコですが、ここ数年で、タバコを吸わない人にとってそれはただの「迷惑な有害物質」です(※昔から成分的にはそうだったんですけどね)

それを好んで嗜むという「喫煙者」は社会から最も嫌われ疎まれる存在になりました。

やってる事(発がん物質を摂取し、まき散らすなどといった行為)はさておいて、立場としては今や肩身の狭い少数派です。

自分たちは完全に「じゃない側」であるという認識と「悪者にされて然るべき」という負い目があるからだとは思いますが、一昔前では考えられないほど、もう異常なまでに非喫煙者の皆々様方に気を使って生きています。

今時では、そこが禁煙エリアではなかったとしても、「喫煙して良い場所」ではなかったら、そこでタバコを吸うような人はいません。

それが今の「マナー」です。

もしそこが、例えば煙モクモクの焼肉屋さんであったとしても、非喫煙者の方と一緒の時には、そこではタバコを吸わないのがマナーです。

そうやって、非喫煙者の方々に対して「マナーを守る責任」を果たす事で、それ以外の場所で「喫煙する自由」を辛うじて得られているわけです。

そしてこれを

「そんなのは当たり前のマナー(気遣い)じゃん」って言って良いのは「喫煙者」だけなのですよ。

その時、「そうしてやってるんだから」等と押し付けられた感を出したり、その感情を押し付けるようでは、それはマナーではありません。

また、非喫煙者の側が「それ(臭いんだからそうする事)が当たり前だ」みたいにして、一方的に「それがマナーだ!」と押し付けるのも「マナー」とは言わないのです。

だから、「ニオイも副流煙もないんだから」「これはタバコじゃないから」などと宣い、公共の場でアイコスやらプルームテックやらを吸うのはマナー違反です。

…てか、それはもうマナー違反とかでは無く、ただのdqnです。

先ほども言いましたが、マナーというのは「みんなが気持ちよく過ごすための」物。

せめて、「そうなる努力」はしなければいけないのがマナーだし、それが見られたら、その行為(気遣いの努力)に対しては「ありがとう」の気持ちを持つのがマナーです。

その2つがあって、やっとはじめて、「マナーとして成立」する事だと思うんです。

喫煙に関しては、ある地域では一本吸ったら45分間はエレベーターにも乗ってはいけないとされる、完全にただの公害でしかなく、またある企業では喫煙者は金輪際、採用しないとまで明言されるほどの完全なあれなので、

「ニオイ」云々として、ここでその例にすると、また壮大なスケールで話がそれてしまうかもしれませんが…

それでも、マナーを守っている以上、「喫煙をする権利」自体はニコチン中毒患者達にだってあるのです。

みんなが気持ちよく過ごせるようにと、マナーを守ろうとする人間に対しては「当然だ」で済ますのではなく、せめて「ありがとう」の気持ちを持つ事でお互いが気持ちよく過ごせる…それが「マナー」だって思うんです。

…めっちゃ歯切れが悪い表現が続いてますけど、これ、私が愛煙家(一日に二箱半とか吸ってた超ヘビースモーカー)だった事があるからです。

禁煙?断煙?…嫌煙家ではないから

「私は喫煙者です」と一生言い続けます。のお話し

生まれてこの方、一度もそんなものは口にした事が無い完全なる非喫煙者の側だったら、もっと強い言葉で「ありがとうって思ってあげましょうよ、それがマナーよ」ってな格好もつくのですが、

どんなにもっともらしい事を言ったところで、しょせん、公害をまき散らしてきた中毒患者の戯言…

じゃない側である立場から「ありがとうって思え」とか言っちゃて、その立場から言うと話しが変わってくるよね?「お前が言うな」って、それはきちんと弁えてはいるのですが、

冒頭でも言った通り、どこかにいる(例えば体臭がきつい汗っかきの人など)自分では無い誰かを「くさい」の例に出す事がはばかられるのです。

える
える
ちょっとでもタバコから離れたら、昔使ってたカバンとかでさえ「ヤニくせぇ」って驚くよ!
どう嗅いでも体に悪そうなニオイでしか無くてちょっと引きますぞ!
わさび
わさび
さすけ
さすけ
迷いなく断捨離できるよ!

そんなこんなで「愛しい我が子とただの公害を一緒にするんじゃねーよ」って、抗議は容易に想定できます。

では、なぜわざわざ、そこを持ち出してこんな話しをしたかといいますと…

動物が死ぬほど嫌い・怖い、アレルギーで死にかける…「そういう人もいる」という事は分かっておこう!

この子達の「ニオイ」を愛すべき我が子の香り♡って慈しめるのは親だからです。

そして、どの子のニオイも「素敵なフェレグランス」として嗜む事ができるのは、ニョロリストだからです。

「動物」のニオイに対して寛容でいられるのは、そういう側にいるからだってだけなのです。

それを、そうではない側の人たちに押し付けたらダメなんですよ。

「動物が好き」とか「嫌い」とかって、そういう話にすり替えてはダメなのです。

「ニオイ」がある以上、「スメハラ(ニオイでの嫌がらせ)の対象になる側」であるという事は自覚していなければいけないのです。

もしかしたら重度の動物アレルギーで、近くに動物がいるだけでひどい症状が出てしまう人がいるかもしれません。

もしかしたらニオイだけで吐き気をもよおすほど、動物が苦手な人がいるかもしれません。

そんなこんなな事情がある人もいるし、そういう事情は全く無くても、

タバコ(のニオイ)を嫌うのと同じように、動物(のニオイ)が嫌いという人もいるのだって事は、こちら側は知っておかなければいけない事なのです。

公共の場で「キャリー持ってるんだから動物のニオイがする事くらい分かれよ」とか言っちゃダメなんです。

「お前だって加齢臭(香水臭・口臭その他)出てるくせに」って開き直ってしまっては、そこにはもうマナーも何もなくなってしまいます。

皆が気持ちよく過ごすためにはどうしたら良いのかを考るためには、まず、ニオイがある事を「認め」なければダメなんです。

認める事で、次の「じゃあどうすれば良いのか」が見えてくると思うんです。

色々と工夫をしたって、それでも「ニオイ」は出ます。

それは仕方が無い事です。

一生懸命、マナーを守ろうとしている人に対して、それでもごちゃごちゃ言ってくるような人がいたら、それは向こうのマナー違反です。

こちらは「皆が」気持ちよく過ごせるように努力したけれど、むこうはそう努めようとしなかったというだけの事です。

相容れない人なんだって、スパッと見切りを付けましょう。

そこで、こちらが不愉快になる必要も肩身の狭い思いをする必要もありません。

こちらはマナーを守ろうと努めたのだから堂々としていて良いんですよ。

許容してもらえない事で傷付く必要も開き直る必要もない

「受け入れてもらえない」って、本来すごく傷付く事だと思うんですけど、この場合は上記の通りで、可愛い我が子を嫌悪されたのでは無く、「動物(のニオイ)」に拒絶反応を示されただけの事ですから、そこで傷付く必要は無いのです。

動物が苦手なのか、ニオイが嫌なのか、そんな事は相手側の理由です。

こっちはやる事をやっているのだから、「それでも漂わせちゃってすみません」ってだけ思っていれば良いのです。

「露骨に動物嫌いをアピールするなんて、こいつは悪人に違いない」とか思い込んで嫌ってあげたりしなくて良いのです。

もしかしたら、すっごいニオイに厳しい取引先の所へ向かうという仕事中なだけで、本当はその子をわしゃわしゃと愛でてみたくてたまらなくて、その衝動を抑えるのに必死なだけなのかもしれませんし。

皆、色々な事情があるのが「公共の場」なのですから、

それぞれが「皆が気持ちよく過ごせるように自分はどうあるべきか」だけで良いのです。

自分のそれと違う人がいたからって、怒ったり傷付いたりするのは「マナー」とは関係無い次元のお話しなんですよ。

まとめ Eさんへ

…というわけで、「お問合せ」をくれた Eさん

あなたが、フェレットを連れて電車に乗っていた側なのか、フェレットを連れた人を見かけた側なのかがいまいち分からなかったので、こういう風にしかお話しできませんでしたが…

「フェレットのニオイ」についてと「ニオイのマナー(エチケット)」について、私はこう考えています。という事はお分かり頂けましたでしょうか?

いつも書いてきている事ですが、もちろんこれが全てでは無いし、違う考え方もあると思います。

あくまでも「私はこう思っている」というだけですので、今後の参考になるかは分かりませんが、そんな感じでご理解頂ければと思います。

ニョロリスト達のお声

急病でそんな事にまで気を使っている場合じゃない時は別として、皆さん、公共の乗り物を使うお出かけの時には、綺麗なハンモックに付け替えたり、キャリーにカバーをかけたりして、それぞれが工夫されていらっしゃいます。

でも、これ以降はそういうお話しでは無くて、

冒頭の話題「フェレットにはニオイがあると言っただけで、フェレット好きじゃない認定をされた」という私の愚痴に対して、愛しい我が子のニオイへの愛情をたっぷり込めて、「くさいですよ」って語ってくれたそのコメントを掲載していきますので、ご覧ください。

Twitterスクショ

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最後のこの方は、ハリネズミ飼いさんです。

「フェレットを知らない」方からこちらのご意見を頂き、この子達の臭腺について「これが一般の(フェレットを飼っていない)方の認識だよね」って改めて勉強させてもらいました。

もちろん、きちんと説明させて頂きましたよ!

今日のアイキャッチ画像

上載のTwitterの流れで

「自分が好きな動物は臭いなんて思わないはず!本気で好きではないんだ!ムキーッ😡」って感じですかねぇ、その人😓臭いですよ、彼ら😅その匂いを「今日も臭いねぇ、そろそろお風呂か?耳掃除か?」 なんて言いながらクンクンやるのが醍醐味です😁生き物はなんだって匂いはしますから💧大変でしたね💦

って、コメントを下さった方のお子さん「ルチル」くんです。

とても可愛いので、自己紹介のところから勝手にお借りしてきました(事後承諾頂きました)。

皆、愛しい我が子の「ニオイ」が大好きなんですよ。

それを「くさい」と表現したって、それと愛情云々はまったく別のお話しです。

めちゃめちゃ長くなっちゃったけど、以前から、この手のお話しはさせて頂いていますので…

こちらの記事なども参考にして頂けたらと思います。

考え方!
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身を守るために臭いオナラを発するイタチ科の生物… スカンクが代表例といったところでしょうか。 フェレットも本来は強烈な悪臭を放つ分泌液を肛門腺に持っています。 ですが、フェレットは「日本のペットショッ ...

動物好きな人もそうじゃない人も、「皆が」気持ちよく過ごすためにあるもの、

「気を付ける」のがマナー

「ありがとう」と思うのもマナー

「どういたしまして」と思うのもマナー

全部そろってはじめて「マナー」と呼べるものだって、私は思います。

「おかげさま」と「おたがいさま」で、ある程度の事は、円滑になるんじゃないかなって思っています。

 

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