フェレットと子供

little patch

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フェレットにワクチン接種(予防薬)しなくたって良いんです!預かり施設の本音をぶっちゃけるから、もうそう決断した飼い主さんを責めるのは止めて!

2018年3月8日

私は過去に「某かの感染症による病気」でフェレットを死なせてしまった事があります。

だから、「予防できる病気は全部、予防してあげなくちゃいけない!」って考え方がちょっと異常なくらい強い飼い主です。

サスケをお引き受けした時も、「その日に、その足で」病院へ行きました。

雪の降る寒い日・シャンプーしてもらったばかり・長時間の移動・環境が変わったばかり…

そんな状態で「ワクチン接種なんか出来るわけないだろ!※」って、頭では分かってはいても、どうしても「何かあったら怖い」が勝ってしまい、冷静に「だから止めておこう」の決断が下せないのです。

先生に「今日は止めておきましょう」ってはっきり言ってもらわないとダメなんです。

案の定、そう言ってもらったお話し

フェレット(ライトセーブル)
野村獣医科vセンターでインスタ萎え【里子っていつまで言い続ければ良いの?】みんな「うちの子」ですけど…何か?

チラッと一回、顔出ししただけなのに、お目が高い皆さまには「ん?この子だぁれ?」となっていたようですね。 「あの…違ってた ...

それくらい、ヒステリックなワクチン(予防薬)信者の私だって、「もう止めようか…」って思った事はあります。

現に今も、「シニア+闘病(お薬服用)中」の、わさび君の事について、色んな先生に相談したり、アニマルコミュニケーターさんに、「わさびの気持ちを聞いて下さい」って頼ったりして、今後の事を超真剣に考えています。

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「任意」は「しても良い」「しなくても良い」…「してあげた方が良い」のか「しない方がその子のためなのか」考えなさいという事

「ジステンパー」という感染性の病気の事、また、その致死率、その為のワクチンであるという事については、こちらの記事をお読み下さい。

もっと詳しく

そのうえで私は、冒頭の通り「してあげた方が良いに決まってる」派です。

ですが、

わさび君は過去に一度、そのせいじゃないかと思われる原因で体調を崩した事があります。

時間が経ってからのそれなので、正確にはアナフィラキシー性ショック反応という扱いではありませんでしたが、あの時の事は少なくとも、私たちは「病院で」「注射を打った事」が体調不良の原因の1つだって考えています。

何かしらが「ストレスになった」んだって思うんです。

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私は、若い頃ちょっとした軽い事故が原因で、後にきちんとした病名がつくまで約5年以上もの間、病院を何度も変えて、その都度、 ...

わさび君は、今年で8歳です。

シニア期に入る(4歳以降)ニョロリンの飼い主さんは、皆さん一度は悩むと思うんです。

「ワクチンどうしよう…」って。

そう言ったご相談を受ける事もあるのですが、

「接種(投薬)しない」だって正しい判断!立派な決断!

ワクチン接種というのは「病原体を体内に取り込ませる」行為です。

この子達への一番ポピュラーな予防薬…フィラリア症のそれは「駆虫薬」です。

寄生虫を「殺す」作用を持つ、強い成分のお薬です。

それらの投与なのですから、当然、デメリット(副作用)だって0ではありません。

意味が分からないという方は、上載リンク「ジステンパー」の記事をもう一回、読んで下さい。

フィラリア症については最後にお話しします。

その子の年齢…いや年齢だけじゃないですよ、その子の体質や体力に合わせてだって「やる」「やらない」の選択肢はあって当然なのです。

色々な事情があるのですから、その子に合わせた環境の中で、その子の事を考えて、すっぱり「やらない!」って決めるのだって、飼い主さんの「判断」です。

誰にも文句なんて言える道理すらない決断なのです。

ジステンパーウィルスの感染経路は感染した動物の唾液や鼻水などの飛沫、排泄物、共有するオモチャについてる分泌物などの接触感染と空気感染ですからね。

飼い主さんが犬ジステンパーに感染した動物と触れ合った場合、その衣類、靴、自身の手などの皮膚からもあり得ますから、そういう事に十分に気を付けてあげられるなら、全然、問題は無いのです。

ただ、蚊の媒介によるフィラリア症の事も含め、ここは、いたちのおうち(フェレットのお泊まり施設)では、それら全てを飼い主努力だけで100%防ぐというのはあまり現実的な話しではありません。

いずれにせよ…

わさびの気持ちを一番、大切にしてあげたいんです
アタチはなこ
アタチはなこ

ワクチン接種していない子を仲間外れにする必要は無い!それは飼い主さんイジメ!

「その子を守るために」するのが予防接種です。

某かの考えを持って「やらない」飼い主さんも、某かの理由があって「できない」ニョロもいるんです。

その結果、その病気に罹患したとしても、それは「仕方が無い」んです。

「予防さえしていれば…」なんて、他人にとやかく言われるまでも無く、分かっている事なのです。

でも、「やらない」って決めてそうしているのですから、周りが責めたりしちゃいけないんですよ。

ただ予防接種をしてるというだけの事で、「していない人を攻撃する」なんて、筋違いですからね。

ワクチン接種していない子を預からない本当の理由

いたちのおうちでは、お泊りの子には全員、ワクチン接種証明書の提示をお願いしています。

フィラリア症予防薬投与の確認もしています。

「他の子にもうんちゃらかんちゃら」みたいな事を言ってはいますが、本当は…

お泊りにきたその後で、もし何かが起きちゃった時、

予防してるって言ったよね?じゃあ、うちの責任じゃないですよ!

って、突っぱねられるようにする為です。

ただそれだけの事なのです。

これは、どこの事業所・営業所でも一緒だと思います。

この言い方には語弊がありますが、ぶっちゃけるとそうなのです。

でも、これで誤解されても困るので、きちんと言い直します。

お泊りに来てくれた子に何かあった時、その責任は取れませんよ。 だから、予防接種・予防薬の投与は必ずしてあげておいて下さいね。
アタチはなこ
アタチはなこ

です。

もちろん、その子に何かあってはいけないという気持ちが一番ではありますが、何もトラブルを起こしてはいけない、起きた時には、その責任を回避しなければいけないという…

やっぱり、それは、こちら側が「自分を守るために」な発言である事には変わりないのです。

「お友達同士」にその「責任」は無いでしょ?どうして責めるの?

私の肩書きは、第一種動物取扱業(営利業者)の責任者です。

「いかなる状況であっても、そういう事が起きないようにきちんと責任を持ってその業務にあたらなければいけない」立場にあるから、そう言うしかないのです。

最初から「取れない責任は取らない」という姿勢を見せておかなければいけないのです。

元々にその思いが強くありすぎるからっていうのもありますが、このブログ内でも、「予防をしてあげて下さい」を強く言いすぎていた事実は認めます。

でも、それは私個人の思いと立場が相まっての事だとお察し下さい。

このブログ…私の発言を基にして、予防薬の投与をしていない飼い主さんを否定したり責めたりするのは止めて下さい。

「やらなくても良いや」とか「そんな金がもったいない」みたいな考え方で「しない・させない」は論外ですが、その子の事を考えて「しない・させない」と決めた・決めている飼い主さんに「物申す」的な事に使うのは止めて下さい。

私はそんな事、一言も言ってないですからねっ!!

皆それぞれに事情があるんです。

一言、言っておきたいのですが…

きちんと予防している子には、その感染を心配する必要は無いんですよ。

もちろん「それさえやっときゃ、まったく心配しなくて良い」と言い切る事は出来ませんが、あまりにも過剰に反応して、飼い主さんを仲間外れにするなんて、そんな必要は無いんです。

無知ゆえの偏見で仲間外れとか…愚かかよ

ここまでの、このお話しは

多分、多くのニョロリストさん達には「今更、何を言ってるんだろう?」です。

「何が言いたいの?」ってイライラしてしているかもしれません…

ワクチン・予防薬について「正しい知識を持っている常識ある飼い主」さんには、そうなんですよ。

そうなんですけ・ど・も…

初めてメールさせて頂きます。
実は、うちの子がシニア域に達した事、外には連れて行かない事、他に動物がいない事、などからジステンパーワクチンは止める事を話したら、フェレ飼い仲間(Aとします)に、信じられないと言われました。
Aとは○○で知り合ったのですが、家が近かったことなどから、フェレット関係無く、お互いの友人を交えて数人のグループ付き合いみたいな関係を築いていました。
ところがその話をしてから急に元々私の友達だったフェレ飼いではない友人たちまでが全員、離れていっているように思い、勇気を出して理由を聞いたら、Aにある事無い事を言われている事が分かりました。
ある事無い事というのは
・私がペットを虐待してる
・病気になる飼い方をしてる
・ペットを自己満足で飼ってる
というような内容です。Aを問い詰めたら、「だってワクチンさえしないんでしょう?そんなに責任感が無い人とは思わなかった。家の子に病気をうつされたら困るからあなたとは遊べない」と言われました。
ワクチン接種をしないと言っただけなのに、まるでうちの子がジステンパーにかかっている(か、これから必ずそうなる。私のせいで病気になる)かのような言われ方をしました。
どうしてそんな事を言われなければならないのか分かりません。
私はどうしたら良かったのでしょうか?
だからと言って、今更ワクチンやるから仲間に入れて欲しいというつもりもありません。
そんな事のためにやる事では無いと分かっていますから。

誰かに聞いて欲しかっただけなので、お返事は結構です。長々と聞いて頂きありがとうございました。

A. それで良いんですよ!!!

本当にビックリしちゃうんですけど、こういうメールが届いたんです。

リアルな友人も昔、立て続けに我が子を亡くした時、「感染症じゃないか」って陰口を言われた事があるそうです。

「ワクチン接種は義務だ」みたいに強い口調で言われたのが、「ワクチンうたないで死なせた」って責めらてるみたいに感じてるいるようでした…

この子達のワクチン接種はあくまでも任意です。義務なんかじゃないよっ!
アタチはなこ
アタチはなこ

いや、義務じゃないからやらなくて良いとかそういう風に解釈されると話がまた変わってしまうので、あれなんですが、とりあえず…

間違った知識や正確じゃない情報で人を責めるって何なんだろう…

そういう時って、そうじゃなくても、飼い主さんは自分を責めてしまうものなんですよ…

周りが追い打ちをかけるような事を言ってはいけません!

これは、ペットロス・ケアアドバイザーの資格を持つ私からのお願いです。

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究極的な話しを極論口調で書かせて頂きますけどね、

もし仮に、ここにジステンパーに罹患している子がいたとします。

でも、自分の子にしっかり予防接種を受けさせているのだとしたら、怖がる必要も避ける必要も全く無くて、むしろ一緒に遊んでいたって問題なんか無いはずなのです※

それを…

ワクチン接種をしていないってだけで、ゴチャゴチャ言い掛かりをつけてくるって事は、

「予防接種してない=その病気=自分の子に移る」

って、色々工程が抜けた単純で安直な間違った図式しか頭に浮かばない、単なる知識不足かただの偏見でしか無いのですから気にする必要なんか無いんです。

※ジステンパーに罹患した子は遊べません。潜伏期間がとても短いうえに、発症したらすぐに元気が無くなってしまうから…

お分かり頂けているとは思いますが、「予防接種」は100%その病気にならないというものではありません。なるべくなら、そういう可能性がある場合への接触は避けてあげて下さいね。

ぶっちゃけますけど

いたちのおうちでは、ジステンパーやフィラリアみたいに「予防してるかしてないか」が簡単に確認できる「予防できる病気」なんて、本当は、はなっから少しも、気になんかしていないんです。

だって、うちの子達は全員、予防していますから。

ワクチン証明書やフィラリア症予防の投与日や薬品名を聞きながら、そこで確認しているのは「飼い主さんの意識」です。

どういう気持ちでその子に接しているのか、普段の飼育環境は適切であるかを確認しているだけなのです。

きちんと正しい知識を持って、飼育してもらっている子は「他の病気も無いだろうな」ってそこを見ているのですよ。

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みたいに、ちょっとしたストレスや何かのきっかけで発症しちゃう、防ぎようが無い感染性の病気の方が何倍も怖いです。

若い子では適切な処置さえすれば問題にならないとされるそれらですが、シニアのワサビでは同じようにはいかない場合も出てきます。

だから、ハンモックやフードディッシュでさえも「新しい物や洗濯したての物ではなく、その子が今使っているものを持参してあげて下さい」ってお願いしているのですよ。

極力、普段と環境を変えないように、寂しい思いをさせないように…なるべく、その子にストレスを与えないようにするためにそうお願いしているのですからね。

話がそれましたが、要するに

「予防接種をしない」という、「きちんとした飼い主判断」を責めるのはお門違いも甚だしい!という事

そんな事で、まるで鬼の首でも取ったかのようにギャースカ騒いで、飼い主さん同士でイジメみたいな事をしちゃいけない!って事

恐れる必要も責める必要も何もないところで、勝手に大騒ぎして間違った正義感を振りかざして「正しい飼い方をしている人」を攻撃するのは愚かな行為!!

える
える
ワクチンしないって話を聞いたら
そうなんだね。じゃあ、より一層、気を付けてあげなきゃだね!って言ってあげるだけで良いんだよ
わさび
わさび
さすけ
さすけ
皆、我が子を思う、フェレ飼い同士って仲間だよ

フィラリア症の予防について考える季節

いたちのおうちがある関東でも、暖かい日が多くなってきて、そろそろフィラリア症の予防薬投与について考える季節です。

ネットで安く購入する事ができるお薬もあるので、安易に考えている飼い主さんのお話しを聞く事があります。

その投薬による死亡症例もあるお薬です。

正しく投薬していても死なせてしまう事があるのですよ。

間違った使い方では死に至らしめてしまう可能性がぐんと高くなります。

「きちんと知って、ちゃんと考えて」あげて下さいね。

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正しい知識で、皆、それぞれ!健やかなニョロニョロ生活を☆彡

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