初めまして!!いつもいろいろ!!!参考にさせて頂いてます!!!
そこで!!1つ疑問に思う事があるんですが!!!
フェレットの病気とか!飼い方とか!他にも色々と!!すごく!!詳しいのに!!どうして!いつも!!!!オロオロするんですか?!?!
それが!!すごい!!不思議なんです!!!!(略)
というお問合せが届きました。
A. ビックリ(!!)し過ぎじゃね?
まあ、それはそれとしてですね…
改めまして…
A. メッチャクチャ勉強してきたんです!!今日まで出会った全てのフェレット達に教えてもらってきた、たくさんの大事な事があるんです!!周りにはすごく信用できるフェレ飼い仲間がたくさんいてくれています!!だから経験や知識はそれなりにあるつもりです!!
ただ、「エルちゃん」を飼うのは初めてなんです!!
フェレットの事をどれだけたくさん勉強してても!フェレット歴がどれだけあっても!お友達がたくさんいても!いつだって「その子のママ」になるのは初めてなんです!!だからオロオロするのです!!
私もたくさんビックリしてみました。
以上です!!
そもそも風邪って何?
まず、はじめに…
- 風邪とは、正式には「風邪症候群」といって、一般的にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱などの症状の総称である
- 「風邪薬」という薬はない
って、事なんですけど、
今はなき、「NEVERまとめ」には
- 風邪の原因のほとんどはウイルスで、風邪のウイルスに効果がある薬は、ない。
- 風邪薬を飲むと風邪を直すのに効かないだけでなく、副作用により治るのが遅くなる場合さえある。
- ①と②を理解している医者や薬剤師は自分では風邪薬を飲まないが、色々な事情から患者さんには処方することがある。
って、書いてありました。今はサイトごともう無いんですけど。
で、これは、ある時から急に広まった話しで、それまで、お医者さんにまつわるこんな話は聞いた事も無かった私は、2ちゃんでこの知識を得たその当時、超得意気にリア友達に「知ってる?」とか言って回ってました。
ただもう良い大人ですし、このご時世ですし…
基本的に私、まとめサイトの情報は、おばちゃん同士が立ち話しでする会話(発言に何の責任も持たなくて良い噂話)程度の信憑性しか無いという認識ですので…
ちゃんとした情報も載せておきます。
風邪(かぜ)の症状 風邪(かぜ)とは、ウイルスが上気道(鼻やのど)に感染することで起こる、急性炎症の総称をさします。 風邪(かぜ)による鼻水やのどの痛み、発熱など症状は、からだの防御反応によるものです。
さすが、「のどの風邪」と「熱の風邪」その他諸々の風邪を分けて、その症状に合わせたお薬を作ってらっしゃる企業さん。
すごくよく分かりました。ありがとうございました。
「風邪」とは、正式には「かぜ症候群」と呼ばれるもので、「上気道炎」のことを指します。すなわち、ウィルスや細菌が鼻、咽頭、喉頭といった気道の上のほうの臓器に感染する病気が風邪なのです。なお、最近では下気道(気管、気管支、肺)にまで広がるものを総称することもあります。
上記は全て人間用のお話しです。参考までに。
参考ついでにもう2つ、昔の知人(某総合病院の3代目)の話ですが、「今日、ちょっと風邪気味でさ」って、パブロンとユンケル飲んでゴルフしてました。
フェレットの風邪とは?
●鼻水・鼻詰まり
●くしゃみ
●咳
人間の風邪症状とほとんど同じです。
風邪などの菌に感染するとフェレットの動きが鈍くなり、いつもより水をたくさん飲むことがあります。
ひどい場合には、
●熱
●体力や免疫力の低下
●食欲不振
●下痢
●嘔吐
といった症状もあらわれます。
インフルエンザの症状もほぼ同じですので、これらの症状がある場合にはインフルエンザの可能性もあります。
って、書いてありました。
鼻水は見たら分かりますけど、「鼻詰り」ってどうやって分かってあげたら良いのでしょうか…
小さなホコリや強い香りでも「クチュン」ってなるこの子達…
「ハクション」がクシャミで「ゴホンゴホン」が咳って分かりやすい人間と違って、この子達の咳とクシャミの違いを明確に判断するのって難しいです…
強いて言うなら「プシュン」がクシャミで、「クチッ」が咳みたいな…
それだって後からです。
状況的に
「ホコリっぽかったからクシャミ」
「風邪ひいてるから咳」
みたいな判断が多いような気がします。
※胸水が溜まっている子など内臓疾患からくる咳は「クルッツ」「コロッツ」
むせた時などは「ケッケ」「ケホ」みたいに聞こえます。(私の耳には)
冒頭でお話しさせて頂いた通り、私は獣医学会的に論文として発表されている「病気」や、その「一般論」には(少しだけですが)詳しい方だと思います。
が、
「漠然とした風邪」についてのそれがありません。
上載させて頂いた引用文それぞれにあるように「風邪」というのはあくまでも「炎症の総称」ですから…
人間用でも「スペイン風邪の」とかはありますが、「風邪」についてのそれは無いのです。
「風邪にはビタミンC」にまつわる話し(人間用)
以下は
* コクラン・レビューは、国際的な非営利団体The Cochrane Collaboration(コクラン共同計画)が製作する医学情報データベースThe Cochrane Libraryの中核をなす文献です。各レビューは、特定の疾病や健康上の問題に対する治療効果を取り上げ、ランダム化臨床試験の結果を要約することにより、その治療効果の有効性を判断します。
より引用しています。
風邪に対するビタミンCの効果については、過去70年以上も議論の対象になっています。「効果あり」という説は、ノーベル化学賞・平和賞受賞者であるライナス・ポーリング(Linus Carl Pauling)博士が1970年代に「ビタミンCの大量摂取は風邪の予防・治療に効果がある」と発表したことで、一躍広く知られるようになりました。
そう、この70年以上も続けられてる議論が
- 日常的なビタミンCサプリ摂取は、風邪の予防には効果がない(摂取・非摂取者間で統計的に有意な差が認められない)が、発症後の罹病期間の短縮と症状の緩和には若干の効果が認められる
- 発症後にビタミンCを大量摂取することの治療効果については、一致した結果が得られていない
- ビタミンCサプリ摂取による副作用は報告されておらず、安全
みたいな事です。
人間用でも、こんなに…
何十年もかけて結局「ふわ~っ」としてるまんまのそれをさっ!
一体どうしてあげたら良いのさっ!!!
「初期症状の例」をたくさん知っておこう!
こういう事は、漠然としたよく分からない何となくなそれっぽい話で満足してはいけません。
そんな話にうっかり安心して、「気付いたら肺炎を起こしてた」なんて事になったら、たまったもんじゃありませんからね。
だから、少しでも「他の皆の場合」を1つでも多く、知識として持っていてあげて下さい。
私が経験した事も誰かの…どこかのニョロリンの参考にして頂けたらなって思います。
フェレットの風邪の症状
「咳だかクシャミだか判断がつかない」とか、そんな事はどうでも良いです。
この子達が風邪じゃないかを見極めてあげるのに、そんな事は1つも何にも役に立ちません。
大事なのはそこじゃないから、そこを分ける必要も、そこにこだわる理由もありません。
あくまでもこれは「風邪の初期症状を見抜いてあげる」事においてだけのお話しです
どちらか分からなくたって、それっぽい事を確認したら、それは「咳かくしゃみ」と思って用心してあげて下さい。
咳・くしゃみ
それを何度も繰り返す
それが何日も続く
これが風邪の初期症状だと思ってあげて下さい。
一回限りのそれは(連続してても)「煙い」か「臭い」か「埃っぽい」とかです。気を付けてあげて下さい。
鼻水
昭和の漫画みたいに「ダランと青っぱなが垂れている」のが分かりやすければ良いのですが、大体は透明のそれです。
しかも「ダランと垂れ流す」場合ばかりではありません。
普段はツヤツヤした見た目、触ってみたら「濡れてる」って分かるお鼻(分かりづらい方は「手の甲」で確認すると良いですよ)が
目で見て明らかに濡れてる事が分かる状態
この時点でもう、「鼻水が出ている状態」だと思って、「風邪じゃないか?」と注意深く見ていてあげて欲しいんです←「心配しすぎ」と言われたりしますけど。
鼻詰まり
寝ている時に「ピー」「プー」って聞こえる場合もあります。
が、大体は
口呼吸になっている
から、そこで気付いてあげて下さい。
その場合、
お鼻がカサカサになったり
もします。
これは、口呼吸の人の唇が乾きやすいのと原理は同じだと思って下さい。
口の中は唾液によって水分で覆われています。
口呼吸の人は口の中が乾燥しやすいのです。唇の水分の維持というのは、口の中の唾液で補っています。
口の中が乾燥してしまうと、唇まで乾燥してしまうのです。
鶴見大学歯学部の斎藤一郎教授より
もちろん、お鼻カサカサは他の病気の症状の1つでもありますけど、今回は風邪のお話しです。
「鼻の方が、よりカサカサが分かりやすいだけ」って思ってあげて欲しいんです。
お鼻がカサカサの時のこの子達の口腔内は、目で見える変化は無くても、水分が足りない状態になってると思ってあげて下さい。
水分が足りない口腔内というのは雑菌が増殖しやすく、あまり良い状態ではありません。
その雑菌の死骸が多いから、口呼吸の人は寝起きの口臭がキツイと言われています。
そう考えたら、良い状態なんかじゃないって事がお分かり頂けるんじゃないかと思います。
「口が乾く」にまつわる云々は今回のお話しから逸れるので、ここまでにします。
そして、
※動物たち(フェレットや犬)の鼻は睡眠時には乾いてます
って事も付け加えておきますね。
だから、上の章では「原理は同じだと思ってね」って書いたんです。
そもそも、この子達のお鼻が湿っているのはワンちゃん達と同じで「嗅覚の感度を保つため」です。
この子達のお鼻もワンちゃん達と同じで涙腺と繋がっていて、涙でお鼻が濡れるようになっています。
ペロンって舐めて濡らしたりもします。
それ全部、嗅覚を研ぎ澄ますためです。
だから、嗅覚を研ぎ澄ます必要がない睡眠時には濡れてなくても問題は無いのです。
放牧中にお鼻が乾いていたら、眠たいの合図かもしれません。
ニョロリンの体が「もう眠る準備が出来てますよ」って言ってる証拠ですから、静かに寝かせてあげて下さいね。
フェレットの鼻のお薬(サプリ)
「動物たちが口呼吸をする」のは通常の状態ではありません。
これは治りかけのエルちゃん
まだ少し開いています…
普段からこれくらい(少しだけ)開いてますが
もっと本気の口呼吸の時は、もっとポカっと開いているし、普段からその子を見ているあなたには分かる「いつもと違うな」ですから、そこに、気付いてあげて下さいね。
「お鼻がカサカサ」は何らかの症状です。
その原因が鼻づまりなら、さっさと解決してあげましょう!
動物病院で点鼻薬を処方してもらうのが一番ではありますが、うちではこちらを常備薬にしています。
100%天然素材で作られたフェレットの健康必需品です。
くしゃみ、鼻水、鼻詰り等で息苦しい状態に役立ちます。耳掃除や生傷の場合にも使用できます。使用法は350mlの飲み水に対して一滴入れて与えてください。
症状のひどい場合は1日2回、直接鼻の穴に一滴ずつ使用。
自分で鼻を舐めて口からも自然に入るので、つけた後拭かないでください。
耳掃除には綿棒に含ませて使用。
生傷の場合は1日2回傷口に直接塗ってください。
引用;マーシャル社日本代理店の直営:Marshall Pet Japan
「常備薬」と書きましたが、あくまでも、いた家では「サプリ」として使用しています。
風邪や何かの根本的な治療薬では無いはずですので、勝手な飼い主判断をせず、その他の症状も総合的にきちんと見て冷静に見極めてあげて下さいね。
その他の症状
●熱
については、お家にこの子達用の体温計があって毎日検温してるとか、抱っこした時にそれが確実に分かるという人なら良いのですが、「普段の生活の中でこれがその症状だと見極める」のは私には難しそうです…
ちなみに、この子達の平均体温(平熱)は38℃前後です。
こういうタイプの体温計を使っている飼い主さんのお話をよく聞きますね。
●体力や免疫力の低下
については、何がどうなっていたらその症状だと判断してあげられるのでしょうか…
遊んでいる時間が極端に短くなった(寝てばかりいる)とかで判断してあげるしかなさそうです。
ちなみに、エルちゃんが風邪をひいていた時は、今日のアイキャッチ画像のように「目に力が無かった」です。
眠たい時や寝起きもこういうお顔になります
●食欲不振
になりました。もともと食の細い子ですが、42℃前後のふやかしをシリンジであげないと食べない状態の時もありました。
シリンジで少し口の中に入れてあげると、食欲に火がつくのか、その後は自分で食べてくれていたので、「食欲がまったく無い」という状態では無かったんだと思います。
普段はローテにも加えていないのですが、そういう時は、すぐにふやけるマーシャルフードが便利です。
ウンチいざその時に、その子が食べてくれるかは分からないので、健康な時に試してみても良いんじゃないかと思います。
下痢です
形になっていません
ただ、これは1回こっきりでした。
これも一度だけ。
下痢というより、「消化不良で未消化物が混ざっている状態」を示すツブツブウンチ(通称ツブウン)です。
これは、お腹が弱い子や合わないフードをあげた時、また様々な理由から、割としょっちゅう見られるウンチです。
一回ばかしこのウンチをしたからと言って、慌てて病院へ行ったところで
って言われるだけだと思います(経験者の私談)
ツブウンはもちろんの事、フェレットは「下痢をしやすい」と言われていますからね。
下痢の原因とされる「病気」の一覧はこちらなど参考になさって頂ければと思います。
ウンチだけでは、風邪の症状だと判断する事は出来ません。
やはり、「総合的に見て判断する事」が大切なんだって分かりました。
斜頸(首を傾ける)症状が出る場合
腸疾患や重度の耳ダニの症状としては割と知られている
「斜頚(しゃけい)」
それ以外にも、血糖値が低くなっている時などにもこの症状が出ます。
一定方向にかしげるように首を傾けるその症状が「斜頚」です。
お分かり頂けますでしょうか…
真横を向いてるのではなく
常に左側に傾(かし)げています…
シリンジご飯ばかりじゃなく、少しでも「自分で食べ物を口に入れる」を忘れさせないようにミルクをあげても
こうして傾いたままでした。
斜頚=血糖値が下がってる=・・・
・・・・もしかしたら
・・風邪じゃないのかも
低血糖症とは?
動物の血液中の糖分は、常に一定の範囲内に保たれるように調節されています。通常、血糖は食後に増加し、空腹時に減少しますが、正常範囲内での変化にすぎません。ところが、その正常範囲を超えて血糖が増減する場合があります。その血糖が減少しすぎている場合を低血糖症といいます。
きりがおか動物病院:低血糖症のフェレットの飼い主様へより引用(リンクエラー)
要するにこれは
中高齢期のフェレット(約4歳以上)には、血糖値が低下する疾患が多発する傾向が有ります。この病気はインスリノーマと呼ばれています。当院では、文献などに基づきフェレットの血糖値が70mg/dl未満の状態を病的な低血糖症と定義しています。
くらた動物病院:インスリノーマより引用(リンクエラー)
もしかして、インスリノーマ…?
インスリノーマの検査は「空腹時の血液検査」です。
2~4時間の絶食後(これはちゃんと病院のその先生の指示をきちんと仰いでから実施して下さい)病院へ連れて行きました。
「まだ、2才だから」って、何の気休めにもならないけど、少しだけ覚悟して病院へ行ってきました。
「風邪の判断」はその子を診たお医者さんがする事
先生に、この一連の流れを話している時、涙が出てきました。
話ているうちに不安が募ったとかそんなんじゃなくて、先生が
って言ったから…
風邪の治療
ちょっと調べてみたところ
- 抗ヒスタミンの投与
- 抗生剤の投与
が必要だと書いてありました。
- 幼いフェレットは抗生剤の投与が必要だが
- 大人のフェレットは1~2週間で自然治癒するから投薬治療の必要は無い
って書かれているのも見ました。
それらは専門家や獣医さんのサイトではありませんでしたので、まあ…うん。
とりあえず、エルちゃん(2才)は抗生剤の注射を打ってもらいました。
お家での対処方法
お医者さんに言われたのは、
とにかく水分補給!
ペット用(小動物用)のポカリスエットみたいなのがあるじゃないですか?
ああいうのを常備しているといざという時に少し安心かなって思います。
風邪を引いていた時のエルちゃんは、お水もまったく自分で飲もうとはしなくなっていたので、水分たっぷりのふやかしご飯にして、食事の間にコマメに小動物用の経口補水液みたいな物をシリンジで飲ませていました。
体力を落とさないように栄養を摂らせてあげる
バイトとの併用もありですが、ゆるゆるウンチの時には毛玉排出効果のある物は避けてあげて下さい。
少しも体重が落ちないように、毎日朝晩、体重を図りました。
たくさん寝かせてあげる
気になって仕方なかったけど、極力、起こさないように気を付けました。
まとめ
「風邪」の定義から対処法、
「風邪について語るそれぞれ」って人間用のそれの場合とまったく同じなんだなって思いません?
「ふわ~っとしてる」って言うかさ…
いつも書いている事ですが
「あの人が言ってた」
「あのサイトに書いてあった」
で、大切なその子の何かを判断しないで下さい。
いたちのおうち含め、それらは全部「そういう事もあるんだね」程度の知識にするだけしかしちゃダメです。
「その子」をちゃんと診て(見て)下さい。
何か1つが当てはまるからと言って安易にそうだと決めつけて、勝手に安心しても、勝手に不安になってもいけません。
ちゃんと「総合的に見て判断」を間違わないであげて下さい。
なんでもかんでも医者に診せさえすれば良いとは言いませんが、
やっぱり、
その為には、きちんとした専門家(お医者さん)に診てもらう事が一番だと私は思っています。
エルちゃんの斜頚の原因
最後になりましたが、エルちゃんの斜頚の原因は
って事でした。
数回の点鼻薬の投与で治ったので、そうだったんだと思います。
お騒がせいたしました。
※上記一連の斜頸についての流れは、あくまでも私の頭の中での流れです。斜頚は他の様々な病気のその症状として出ます。