フェレットがトイレを外す理由【しつけの重要性と考え方】「しつけ」は「従わせる事」じゃない！

• 「全然トイレを覚えない」
• 「すぐ噛む」
• 「思ってたより懐かない」

から「いらない」ってフェレットがいたちのおうちに来た事が何度かあります。

そういう子も含めて複数ニョロ飼育した経験からの私論ですが

• トイレを覚えない子なんていない。
• 意味なく噛む子なんていない。
• あんたの「思ってた」なんて…

ｱﾀﾁはなこ

(ﾟ⊿ﾟ)ｼﾗﾈｰﾖ

です。

何回教えてもダメなのは教える側が間違っているから

これがすべてにおいての基本です。

ニョロリンがトイレを外した時

「何回、教えてもココにしないの。なんでアッチにばっかりするんだろ？！まったくもう！！」

って、怒るあなたが間違っています。

だってこれは、ちゃんとアッチって覚えてるという事なのですから。

本当は「お利口さんだね」って褒めてあげなきゃいけないんですよ。

人の言うココにしないだけ。

トイレを覚ていないわけじゃないんです。

お掃除がしやすいようにとか何だとかって、人間側の都合でこちらが勝手にそこをトイレと言っているだけで

ニョロリンにとってそこが安心して用が足せる場所じゃなかったら、何回教えたってそこはトイレになんかなりません。

部屋の真ん中だったり、人がバタバタ通る場所だったり…で落ち着かないとか何かあるんですよ。

ココでしない理由、アッチでする理由をちょっと考えてみてあげて欲しいなって思います。

「臨機応変に」「柔軟に」は教える側に必要なこと

ここでもう一度、最上部に戻ってアイキャッチ画像を見て頂きたいのですが…

お分かり頂けますでしょうか？

右側にトイレが設置してあるにもかかわらず、左奥の隅にウンチっちコンモリ

何か…

あそこでしたい理由、もしくはこのトイレでしたくない理由があるのだと思います。

このキョトンとした可愛いお顔♡

何を考えているのかなあって想像するとニヤニヤしてしまいます。

お片付けが大変な飼い主様には申し訳ないのですが、この写真を見て「可愛いなあ」ってだけ思ってしまいました。

飼い主様は

「トイレシートが嫌なのかもしれないから砂にかえてみる！」

「それでダメならトイレを２個設置してみる！」と楽しそうでした。

この飼い主様のように楽しんで下さいね。

こちらの飼い主様のように、ちゃんとその子の行動の意味を考えてみてあげて下さい。

「トイレを全然、覚えない」って言うのは、それからのお話です。

広いお部屋で遊ばせるときは、慣れるまでは部屋のすみ数カ所にトイレを作ってあげて下さい。

なにせ、足が短い生き物ですからね。

言うとおりにさせたかったら言う側が頑張らなきゃダメ

どうしても希望の場所でさせたいと思ったら根気よく教えてあげて下さい。

ニョロリンが決めたトイレの位置を少しずつあなたの希望する場所へずらしていくというやり方。

ニョロリンがウンチングスタイルをしたらすかさずあなたの決めた場所へ移動させ、終わり次第「ここでするのよ」って毎回、排泄物の確認をさせる。

等がよくある教え方です。必ず覚えてくれます。時間はかかりますけど。

でも、トイレの位置を変えて欲しいあなたの都合に合わせてもらうのだからきちんと時間をかけて教えていく。

それが道理というものです。

なかにはトイレを「覚える気がない」ニョロリンもいるようです

先日、知人からとても興味深いお話しを聞きました。

「フェレットは角でトイレをする習性」という通説をものの見事に無視するニョロリンがいたそうです。

その子は「必ずど真ん中で」していたそうです。玄関の真ん中、部屋の真ん中…想像するとニヤニヤしてしまいます。

でも、その子…

それと関係あるかは分かりませんが「そんなフリーダムな生き方が良かったのか老衰で亡くなるまで病気をする事なく元気だったんだよ」って言ってました。

なんか良い話だなあって思いました。

「トイレを覚えない子は元気で長生きする子が多いのかな」って嬉しい気持ちになりました。

それが根も葉もない話しだったとしても、

そう思ったら「トイレを覚えないから」なんて理由で手放されてしまいそうなニョロリンの事

「そういう子は長生きしてくれるみたいですよ」って考え直してもらえるんじゃないか。って、勝手に思って本当に嬉しくなりました。

まとめ

これだけは覚えておいてあげて欲しいのですが

フェレットはトイレの場所を覚えます。

だからと言って必ずそこでするとは限りません。

「基本的にはトイレでしようと思ってる」程度の感覚です、この子達はきっと。

だからあなたもそのくらいの感覚でいて下さい。

覚えていたはずのトイレを急に何度も間違えるように（分からなく）なったらそれは何かの病気の疑いがあります。

例えばこちらなど

ストレスが原因の場合もあります。

これらの病気じゃないかと思った時には、すぐに病院の先生に相談してあげて下さい。

動物たちは人が思うよりずっと賢くて優しいんです。

「もう！」って粗相のお片づけをしてくれる人を見ています。

「上手にできたね」って褒めてもらった事を覚えています。

ウンチはその子の健康状態を教えてくれる大切なツールです。

「今日も元気を知らせてくれてありがとう」な物なんです。

イライラしないで優しい気持ちで楽しんで過ごしてくださいね。