今日はワサビ君がいたちのおうちに来てくれて、ちょうど一年目の記念日です。
今日まで、すごく色んな事がありました。
そんなワサビ君を孫のように溺愛している、いた家スタッフのオッちゃん…
彼は、とても変わった…というか、まったく理解出来ない思考の持ち主です。
考え方というか感性の違いなのだと思いますが、
話し合いにもならないレベルで価値観が違うので私と喧嘩になる事はほとんどありません。
そう、このお話しの神スタッフ。
それが
「オッちゃん」です。
フェレットに「噛まれる」という事についてだって、色んな考え方があるんだなって思うんです
いたちのおうちには 「絶対に噛まない子です」と言われてお引き受けしたフェレットにも、いつの間にか噛まれまくるようになる神 ...
今日はこのオッちゃんといた家の可愛い看板フェレっ子ワサビ君のお話しです。
「噛むな」じゃない!したいようにさせてあげて良い。フェレットなんだから!
オッちゃんがそう言うから、うちの可愛いフェレっ娘エルちゃんは
遊びたい時、悔しい時、眠たい時…何かあったらオッちゃんをカプガブしてました。
もうすぐ2才になる今では他の人を全く噛まないエルですが、オッちゃんだけは今でもちょっと強めにカプカプします。
一年前のワサビ君はそんなエルをビックリしたような顔をして見ていました。
ワサビ君は人見知りで初対面の人に自分から近づくまでに少し時間がかかる子です。
最初に人から手を出されるとピュイーンと走って逃げていってしまいます。
だから、何かあるとオッちゃんに飛びついてガブガブするエルを
「えっ…そんな事して良いの?」みたいに見ていました。
エルは私に「コラ!」って言われると
オッちゃんの後ろに隠れて背中(私から見えない位置)をバリバリ掘ったりもしていました。
オッちゃんは
「せっかく楽しく遊んでたのにコラ!なんて言われたら悔しいよなあ。良いんだよ。オッちゃんと遊ぼうな。」って背中をひっかき傷だらけにされてニコニコしていたおかしな人です。
人間には内緒のフェレット会議
縁あって、いたちのおうちに来る子は皆良い子です。
噛み癖といわれるようなものもほとんど無い。
またはすぐに抜けてしまう、全然手のかからない子達ばっかりです。
そんなニョロリン達がいつの間にか皆、気付くとオッちゃんをカプカプするようになります。
「あんたがちゃんと叱らないからだ!」っていくら言っても
「噛みたいんだから良いじゃないか!!」とか
「やっと本性を見せ始めてくれたんだよな。オッちゃんにだけな」とか言ってるから、もう放っておいています。
見ていると皆
「オッちゃん、遊んでー」ってカプカプしているように思います。
正確に言うとオッちゃんをカプっとやった後の
オッちゃんの反応が面白くてカプカプやっているんじゃないかなって思います。
一匹がカプっとやる→オッちゃん「いてて」となってる様子を見て、皆でキャー(≧∇≦)♪
今度は別の子がカプ→オッちゃん「いてて」→キャー(≧∇≦)♪やっぱり「いてて」ってなったあ♪
みたいな事を繰り返して遊んでいます。
皆できっと
「ここをカプっとやるとオッちゃんが「いてて」って言って遊んでくれるよ」
「本当だー」
「面白~い♪」
「ボクも」「私も」
(*´▽`*)キャッキャッ
って、可愛い会議をしているんじゃないかって思います。
言い出しっぺは、もちろんエルです。
エルが皆に
「こうやると面白いよ、見てて♪」って教えてあげてる様子が浮かんできます。
要するに、オッちゃんはニョロリン達のオモチャといったところでしょうね、きっと。
カプカプがエスカレートして顔をガブっと噛むようになったワサビ君
今、現在いたちのおうちに保護ニョロリンはいません。
預かりニョロリンも帰ってしまい先週からまた、ワサビ君とエルちゃんだけになりました。
保護ニョロリンがいないという事は嬉しい事なはずなのだけれど、
この前まで4ニョロだったから半分に戻ってしまったばかりの今はちょっと寂しい気持ちです。
保護フェレット、預かりフェレットがいない時は用が無いので私はいた家に行く必要はありません。
でも、ワサビ君の顔を見にも、エルちゃんを遊ばせにも行きたいので、やっぱり毎日のように行きます。
好きな時に行って満足したら帰ります。
先日、
「わさびが寝ている俺を噛む。」
「寝てる時は怖いなあ」ってオッちゃんが言いました。
「就寝時はケージに入ってもらうように」とあれだけ言っているのに、多分入れていないのでしょう…
いたちのおうちでは
「フェレットに危険がないように」人間が眠る時には全ニョロにケージで寝てもらう決まりです。
まあ、ワサビ君は保護ニョロでも預かりニョロでもない
オッちゃんの孫なので、ワサビ君しかいない夜は
ワサビ君に危険がないようにさえしてあるのなら、オッちゃんとワサビ君が好きなように過ごせば良いとは思いますけど…
最近、ワサビ君のカプカプが
「激しくなってきた」
「俺が起きるまで徐々に力が強くなっていく」
「足から始まって耳や頬っぺたとか顔を噛むようになってきた」そうです。
そんなもんは
「噛んじゃダメ」と教えたら良いだけの話しなのに
「噛んじゃダメなわけじゃない!寝ている時に顔をガブっと噛むのだけ止めて欲しいんだ」って言います。
(゚⊿゚)シランガナ
私のアニマルコミュニケーション
私はどの子にも
「噛んじゃダメ」と教えます。
どの子もみーんな
「私が思う」噛まない子になってくれるって自信があります。
でも、教え方としては現行犯にその場で「ダメ!」って言う方法しか知りません。
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こういう時のためにあるんじゃないか!ってあれを早速、試してみました。
私のアニマルコミュニケーションです。
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長いので途中から…
そう言えば以前、オッちゃんが心因性の病気で体調を崩した時に私は
「ここはフェレットの愛護施設であって、弱ったオッサンの面倒をみる場所じゃない!病気を治す気が無いなら出ていけ!」と言いました。
「弱ってる人間にはワサビ君を任せられない」って話にもなったけど
ワサビ君がオッちゃんを一番好きなのは誰の目にも明らかだし
何より、あの時のオッちゃんからワサビ君を取り上げるなんて出来ませんでした。
だから、その時ワサビ君に
「オッちゃんの事を頼むね」って確かに私は言いました。
それの事かなあ…
とすると…エルもオッちゃんの事が好きなのは間違いないだろうし心配もしてただろうし…
「毎日、オッちゃんが動くか確認してね」ってエルちゃんとワサビ君が約束してるのかもと想像したら、
とんでも無く可愛い話って事になります。
ただ、私の力(アニコミュ技量)ではそこまで深い話、
長い会話は出来ないので、この(吹き出しじゃない)部分は妄想(過去の経験を元に顕在意識の中で作られた)話しだと思って下さい。
ほらね。やっぱり、オッちゃんはオモチャなんです。
カプっとするのはワサビ君にとって大事な確認作業(任務)であり、
約束事でもあるのだけど、やっぱり
「カプっとやったら面白い♪ガブ♪」でもあるのです。
これはちゃんと教えないオッちゃんが悪いんです。でも乗り掛かった舟なので続けました。
私のコミュニケーション能力の無さ!!
多分ですが、オッちゃんが笑いながら言う
「いてて」をこの子達は
「痛い」とは別の意味の言葉として認識してるんじゃないかと思います。
だから、やっぱり今までそう教えて来なかったオッちゃんが悪いのです。
コミュ障の私は相手の反応が異常なまでに気になります。
こんな風に意図せず相手を傷付けてしまったんじゃないかって時は、本当にもうどうしたら良いのか分からなくなるのです。
って、こうして改めて書き起こしてみても、何が言いたかったのかサッパリ分かりません。
中途半端なアニコミュ技術で余計な事を言ってワサビ君を動揺させてしまったんじゃないだろうか…
って、ワサビ君の顔を見るまで気が気じゃなかったです。
次の日、恐る恐るいた家のドアを開けた私にいつも通りに
「おはよー」って玄関先で飛びついてきてくれたワサビ君。ありがとう。
本当に安心したし、嬉しかったです。
動物たちは優しい。そして賢い…絶対的に可愛い!!!
オッちゃんにこの話しはしませんでした。
私の対人(フェレット)スキルの無さを改めて思い知っただけで、
結局、何も伝えられない私のアニマルコミュニケーション…
そう思っていたけど、動物たちって本当に賢くて可愛い!
真っ直ぐな気持ちで人間の言葉を受け入れて真っすぐに応えてくれる。
フェレットって愛でできた無邪気の塊みたいな生き物なんだって再確認しました。
オッちゃんが
「ワサビは最近、耳とかは噛まないんだけど
眉毛と頭をガブガブするようになってきた」って言いました。
あの時の、私のアニマルコミュニケーションで
「フサフサした毛がある所は痛くない」って思ったんだね( *´艸`)きっと
ワサビ君♡賢い!!
これからもオッちゃんを頼むね。
いたちのおうちに来てくれてありがとう。
ずっと、いた家にいてね。