職業柄、「氣」を扱うその道のプロの方とお話しをさせて頂く機会がよくあります。
私も一応、その末端の端くれくらいにいます。
気は英語のAura(アウラ)やラテン語のspiritus(スピリトゥス)、ギリシア語のpsyche(プシュケー)、pneuma(プネウマ)、ヘブライ語のruah(ルーアハ)、あるいはサンスクリットのprana(プラーナ)と同じく、生命力や聖なるものとして捉えられた気息、つまり息の概念がかかわっている。しかしそうした霊的・生命的気息の概念が、雲気・水蒸気と区別されずに捉えられた大気の概念とひとつのものであるとみなされることによってはじめて、思想上の概念としての「気」が成立する。
出典:Wikipedia「気」
最近では「霊気」が流行りのようになっていますが、これは流行ったり廃れたりさせてはいけない大切な物、当たり前にそこにある物なのだからって私は個人的にそう思っています。
好き嫌い、信じる信じないはそれぞれの感じ方によるもので個人の自由だと思ってはいるのですが、今日のお話しをさせて頂くうえで、このサイトの中の人は、
「こういう事を基本とする考え方の仕事をしている人」なんだって少しだけ知っていて欲しいかなって思います。
レイキ(霊気 英:Reiki、Ray-Ki)、レイキヒーリングは民間療法であり、手当て療法・エネルギー療法の一種である。(本記事では便宜的に、国内に伝わるものについて霊気と表記する)
身体に備わっている自然治癒力への東洋の信仰に基づく技法であり、患者の治癒反応を促進することを目的とし、施術者が患者に軽く手を当てる、もしくは患者の真上に手をかざして、手のひらから「レイキ」というエネルギーを流す方法である。
出典:Wikipedia「レイキ」
「氣」だったり「気」だったりするのは、引用元の仕様とパソコンの気まぐれです。
深い意味での使い分けではありません。
そして私は、小動物看護士だったり小動物介護士だったりの資格を取るために、それなりに一応は勉強をしたので、そういう知識も少しはあるつもりでいます。
仕事が何であれ、考え方の基本がどうであれ、西洋医学を無視するような生き方はしていません。
むしろ病院は好きです。これまでも散々お世話になってきました。
自分に何かがあった時は病院へ行きます。
だから、飼っているペットにも何かがあったら必ず病院へ連れて行きます。
エルちゃん含め、いたちのおうちにいる子達にはそれぞれにかかり付けの動物病院がちゃんとあります。
「予防できるならしてあげたい」親心はただのエゴ?勝手な自己満足かもしれません
先日、こちらの記事
フェレット【フィラリア(犬糸状虫)症とは?予防薬のお値段は?】予防の時期が始まりました。
フィラリア症というのは、フィラリア(犬糸状虫)という線虫の寄生によって起こる病気で、犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)症とも ...
で、「予防が大切だ」と言いすぎたせいか、「薬には副作用があるんです!副作用で死ぬ事があるって知らないんですか?!」というようなご意見を頂きました。
きちんと、そういう事も書いたつもりではあるのですが「予防してあげて下さい」が全面に出過ぎていて、その内容が薄くなってしまったのかなあって反省しています。
「あれじゃあ、予防しなきゃいけないみたいな言い草で気分が悪い!!」との事でしたが、それはそれは大変失礼いたしました。
以上。
「見守る」覚悟は容易くできない
「氣」を扱う知人の多くは自分たちに何かあっても病院へは行かないと言います。
薬なんか飲みたくもないと言っているのを聞いた事があります。
とあるレイキの先生が、病院でお手上げだと言われた病気の猫を保護してきて「見守った」というエピソードは、ある所ではとても有名な話しです。
これはその先生がすごい「氣遣い」であるという逸話としてよく使われるお話しなのですが、先生は「そんなんじゃないよ。私はただ見守ってただけ」って言います。
「またまたご謙遜を」なお話しです。
だって「もう死ぬしかない」と言われたそのニャンコス、完全復活して先生の所で元気に暮らしていますから。
※本当はこちらでその先生をご紹介したいのですが、「保護した猫を病院へ連れて行かない」等と誤解されたりして、先生の活動に支障がでてはいけないので控えます。
(※この写真は本文とは関係ありません)
たまたま日向ぼっこをしていた
近所に住むチャーちゃんです
そういう方たちとお話しをさせてもらう時、いつも「私には無理だ」って思います。
「その子の命をただ見守る」って、そんなに簡単な事じゃないですから…
チャーちゃんのお話し
「命」に対する考え方は人それぞれ
宗教観の違いなんかも含めて「命」に対する考え方は人それぞれです。
「命はその期限を持ってこの世に出てくるものだから」と言う人がいます。
さすがに、医療行為を命の冒涜だなんて言う人には出会った事はありませんが、「死に方がおかしくなる」としてその行為をなるべく回避したい、回避してあげたいと言う人がいます。
他にも色々な考え方や気持ちから「病院での治療」を受けない、受けさせないという人たちを知っています。
でも皆「それは出来そうもない」と言う私に、「それがあなたの考え方なんだから、それはそれで良いのよ」って言ってくれたりするうえに、「それとこれとは別」と言って、自分のペットは病院へ連れて行くって言う人も中には結構いたりします。
本当に人それぞれなんだと思います。
経験したから、つい強く言ってしまうだけです
20年以上前の事ですが私は、初めてお迎えしたフェレットをわずか数ヶ月で死なせてしまいました。
そのお話しはこちら
フェレット今昔物語と占い師の手相〜タウンページからTwitter〜ツイッターは最新情報の宝庫
私は仏眼相もソロモンの環も神秘十字線も聖職紋も常時あり「霊感が強い」と言われている手相の持ち主です。 ※手相は変わります ...
この時、私は何にも知らない飼い主でした。
だからその原因として考えられる病気を色々と教えてもらったけど、それを理解する事が出来ませんでした。
「いずれにしても、蚊や何かによる感染症じゃないかと思われます」
この一言しか覚えてもいません。
当時、私は14階に住んでいました。
いたぞう君を外に連れて行った事は一度もありません。
でも、蚊や何かが原因だと思われる、防げたかもしれないはずの感染症で死なせてしまいました。
蚊の移動手段はエレベーター
一般的に言われているのは多分こちら
種類によっても違いますが、下水道などで発生するチカイエカの場合、通常、マンションの3階ぐらいまでが限界でしょう。蚊は建物の壁面に沿って上がってきますが、上にいくにつれてだんだんと少なくなり、3階ぐらいまででほとんど見られなくなります。ただし、最近では屋上緑化などをして水周りがマンションの上にもあるケースも多く、この場合は下に降りてくることがあります。エレベーターのそばに水たまりや排水口などがあれば、蚊がまぎれこんでくることも考えられます。 (蚊の研究室:池庄司敏明)
引用:ムシテックワールド「蚊の飛行高度1」
のお話しだと思います。が、
「蚊の生態学的研究」で第3回衛生動物学会賞を受賞された中田五一氏(京都市衛生研究所)の論文によると
地上15m附近までは、たいていの種類の蚊が飛来すること、25m層においても尚多くの種類の蚊が飛上し得ること、35m附近でも尚蚊の活動範囲とみなし得ること、40m以上になるときわめて少くなるが、それでも蚊の飛来する場合があり得ること等の一般傾向を認めて差支えないであろう。
引用:第7回大会講演要旨「蚊の垂直飛翔能力について」
とあり、これを受けてマンションアナリストの方が自身のサイトでこう述べています。
この結果をマンションの高さに読み替えると、12階(高さ35m)付近までは蚊の活動範囲であり、13階(高さ40m)になると極めて少なくなり、16階(高さ48m)になると蚊は飛んでこないということになる。
引用:不動産情報ブログ「デング熱 蚊はマンションの何階まで飛んでくるか」
最近では、もう普通に、蚊やらその他の虫たちは
「人の洋服やカバンを乗り物にする」
「エレベーターに乗って何階にでも行く」って知られていますし
「絶対に蚊が出ない家」というのは、すごく少ないんじゃないかなって思います。
でも、あの時の私は、自分の家に蚊が出ないからと安心していたのでは無く、「蚊で死んでしまう事がある」という事さえ知らなかったんです。
予防さえしてあげていれば…って今でも、そればかり思っているのです。
予防できる病気(フィラリア・ジステンパー他)の予防薬で死ぬリスク
多分、私が「予防薬の投与が原因で死なせてしまったという経験を持つ飼い主」だったら
きっと、
この前(フィラリアの予防薬について)の記事は全然違った内容になっているんだと思います。
フェレットのジステンパーワクチン事情
2012年の資料によると、日本にはフェレット用に製造・認可されているジステンパーのワクチンはありません。
※FERVAC-Dなどのフェレット専用ワクチンを使っている病院もあるが、それは認可されているものでは無いという記述があります。
だから、説明をしてきちんと飼い主さんの了承を得なければいけないとの事。
フェレット専用ではあるが国で認可されている薬では無いという事か、
認可はされているがフェレット専用の薬では無いという事、
それは犬用の混合ワクチンなのだと、その旨をきちんと説明して、
飼い主さんの了承を得てからでなければ獣医さんは注射をしてはいけない(後のトラブル回避のため)となっています。
効果が必ずでるとは限りません。
予期しない重篤な副作用がでるかもしれない強いお薬です。
このワクチン接種でジステンパーに感染する事もあります※インフルエンザの予防接種でインフルエンザになってしまう人がいるのと同じです。
そうなったら死んでしまう事もあります。それでも良いですか?
これに、飼い主の同意が無いまま、何かが起きてしまったら、それは獣医の手落ちという事になります。
だから、これは必ずどこの病院でもしつこいくらいに説明してくれると思います。
その上で「もうジステンパーなんて滅多に無いから打たなくて良いんです」等という説明を受けて、「ワクチン接種はしていない」というニョロリストさんのお話しを聞く事があります。
獣医さんがその立場でそう言ったのなら、それは本当にそうなんだと思います。
その説明に納得してワクチン接種はしないと決断した飼い主さんについて何か否定的な事を言いたい訳ではありません。
あくまでも、自分はその説明に納得しないという私の個人的な判断であって、どっちが良いとか悪いとかって他人が口を出すような事じゃないって弁えています。
これは獣医さんの経験則に基づく
「ジステンパーに感染する確率」と
「そのワクチンをうつ事で起きうるトラブル」とを比べて発せられた言葉なんだと、ちゃんと理解もしています。
その「トラブル」がフェレットの体に起きるそれなのか、病院と患者との間に起きるそれなのかは、いまいち私には分かりませんけど。
もしかしたら、フェレットに打てるワクチンが無かったのかなとか、その腕や自信が無かっただけなのかな?なんて事は思っていません。
そういう時に、「その子の年齢」や「その子の体調」を考えたうえで「だから、ワクチン接種は止めましょう」と言ってくれる獣医さんの方が私は安心できるなって思ってるだけです。
「~って『みんな』も言ってたし、だからこの子も打ってないです」って言うニョロリンが時々いたちのおうちにやって来ます。
それで問題なくきたのだから、それはそれで良かったんだって思います。
いたちのおうちはマンションの4階です。
マンション内にはワンちゃんもいます。
ジステンパーに感染したら、フェレットの致死率は100%と言われています。
フェレットの予防接種【犬ジステンパー】混合ワクチンって?効果や副作用(アナフィラキシー)
俗にいう「ジス」 これは「犬ジステンパーウイルス」の感染によって起こる病気ですが、イヌ科、イタチ科、アライグマ科、ネコ科 ...
ワクチンの接種、予防薬の投与は必要だという私の考えで、いた家ではそうするようにしています。
フィラリアについては前回のお話し通り、治療法もあります。
命に対して「絶対」なんてない
フィラリアの薬だろうが耳ダニの薬だろうが、その「簡単な」予防薬で死んでしまう事だってあるのですから「これさえしとけば大丈夫!100%安全なお薬です!!」なんて物はありません。
それでも自分の経験だけで私は「予防できるのならしてあげたい」って思っているし、周りの人にも「してあげて」って言っています。
ここでもずっと、これからもずーとそう言い続けます。
私は別に何か1つの事を強制したり「こうしなきゃいけない」なんて言いたいわけではありません。
「予防薬を投与しなきゃいけない」ではなく、強いて言うなら「あなたとニョロリンは1日でも長く健康で楽しく生きていかなきゃいけないんだよ」って言いたいだけなんです。
色々な事情や選択肢があるなかで私の話しが「先に経験した人の話」として誰かの参考になったら良いなって、それだけです。
言葉の使い方や表現で、いろいろ誤解を招いてしまうのは私の不徳の致すところなんだろうと思っています。
あなたがちゃんと考えて、その子のためにそうしてあげる事、それが正しいに決まっています。
誰かに強制したりされたりするような事なんかでは無いんですからね。
フェレットにワクチン接種(予防薬)しなくたって良いんです!預かり施設の本音をぶっちゃけるから、もうそう決断した飼い主さんを責めるのは止めて!
私は過去に「某かの感染症による病気」でフェレットを死なせてしまった事があります。 だから、「予防できる病気は全部、予防し ...
みんな元気が一番です。楽しいニョロニョロ生活を☆彡