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ペットと暮らす

ペットで子供の情操教育って「ペットが死んで悲しい」「でも…」ってちゃんと考えるまでを言うんじゃないかと思うんです。

2016年10月2日

「ペットが弟(妹)の代わりとなる事でお子様が優しい子に育つ。」

といったお話しはたくさん聞かせて頂きます。

私はペット業界の人間でも何でもありませんが動物好きの一占い師としてすごく嬉しいお話しです。

(今日のお話しに私の職業は全く関係ありません)

ただ、

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ペットを飼わなきゃ出来ないわけじゃない

ペットがお子様の情操教育に大変な効果を発揮してくれるという事は、ペットがいないとそれは成せないという事ではありません。

たとえば、ふれあいコーナーで少しの触れ合いを持っただけでも小さな命の温度や重さは伝わります。

もっと言えば、動物園や水族館で愛でるだけでも充分にその効果はあると私は考えています。

(そうした施設の是非はまた別のお話しですが)せっかくあるのですから、たくさん利用して良いんじゃないかと思います。

動物を介した情操教育というのは「ペットを飼ったから」どうとか「飼ってないから」どうとかって話しじゃありません。

そりゃ、一度チョロっと某かの動物を見た事があるだけの子と何かしらのペットがいつも近くにいた子とでは色々と違います。全然違うでしょうよ、それはもう。

でも、その違いというのはどっちが良いとか正しいとかそんな次元の話しじゃないんです。大声で語るような差なんて無いんです。

それをどう教育として活かしていくのかは周りの大人次第じゃないですか。

だから、飼えないなら無理に飼う必要なんて無いんです。

「飼う」ことが出来ないなら買っちゃダメ

ペットを飼っていなくても優しくて心豊かに成長されているお子様はたくさんいます。

こんな話しはしたくないけど、ニュースになるような事件を起こす心にトラブルを抱えた人がペット愛好家だって話もありますよね。

何が言いたいかっていうと、

お子様にペットを飼う事でしか得られない経験をさせてあげたいって素敵な気持ちで迎えたペットを「子供に死ぬところを見せたくない」なんて理由で手放すのは違うんじゃないかって話しです。

そんな事をしちゃったら得られないと思うんですよ、その「経験」っていうのは。

だって、ペットを飼うっていうのはペットの死に立ち会うこと。その悲しみから立ち直る試練までを言うと思うんです。

フェレット エルちゃん
死を迎えるペットに飼い主が最後にしてあげられること。他人の評価を気にする必要はない

私は 「誰々ちゃんから聞いたんだけど」って話しを信じません。 昔から私は 「誰々ちゃんからこういう話をきいたけど本人に確認して下さい。」って言ってきました。 自分で言うのも何なんですが伝書鳩以下のまっ ...

安楽死という選択肢があるなら「一緒に」考えるべき

私は殺処分場(保健所)への持ち込みは許しません。認めません。お勤めなさっている方々には申し訳無いのですが…いや、お仕事だって分かっています。

でも、お仕事が失くなったら困るという事情を差っ引いても今すぐこの瞬間にでもその作業は無くなれば良いと思っています。

※笑気ガス的な物を使用している所もあるのかもしれませんが私の知っている所は全て二酸化炭素でした。なのでこういう表現です。ご了承下さい。

安楽死にも反対派です。私の中にはその選択肢はありません※

これは、これまで私の手元に来てくれた子達がみんな病気で苦しむ事なく穏やかな最期を迎えてきてくれたからこんな風に言えているだけなのかもしれません。

「死にたがる動物はいない。かと言って生きたがる動物もいない。動物はただひたすらに一生懸命、生きているだけ」っていうのが私の持論です。

だから、もし私の可愛いフェレっ娘エルちゃんがその時を迎えたとして

その時は「もう苦しまなくて良いよ。頑張ったね。」って安楽死を選択する事はないと思います。

・・・・・

・・・

・・いや、違う。

それは「死にたがる動物はいない」という持論によるものなんかじゃありません。

だってきっとどんなに苦しんでいても「私ともっと一緒にいて欲しい」と強引にでも延命措置を頼み続けるような気がします。「生きたがってる動物はいない」の持論に反しちゃっています。

まあ、私の持論はこの際どうでも良いですが…エルちゃんのその時をいつまでも想像してたくないし。

みんながみんな穏やかに老衰という形を迎えられるばかりではない中で安楽死なのか延命措置か、他にも色々な考え方や選択肢があるでしょう。

その中で何が正解かだなんて他人が決められる事ではないし、じゃあ何が良いのかと考えてみても私には分かりません。

それは、それぞれのご家庭での考え方や教育方針で決めるべきことですから。

そこにはきちんとお子さんもいれてあげて下さい。

※頑なにそうとばかりしか言えなかった私に大切な事を教えてくれた子がいました。

桜と同化してるフェレット
終生飼養の責任は必ず持っていて欲しい大事な覚悟。「終生飼育」と「安楽死」

平成24年9月に動物の愛護及び管理に関する 法律の一部を改正する法律(改正動物愛護管理法)が公布され、 平成25年9月1日より施行されます。 改正動物愛護管理法では、 動物の飼い主は、その動物が命を終 ...

「死」から必要以上に目を背させる事の方が問題です

「ペットの死」という経験も含めて「ペットを飼う事で大人が子供に経験させてあげられること」なんです。

最期の形をどうするかをきちんと話し合ってその時まできちんと愛してあげて下さい。

それが「飼う」事だとお子様に教えてあげて欲しいんです。

情操教育ってそういう事なんじゃないのかなって思います。

今日のアイキャッチ画像はエルちゃんを検診に連れて行った時の車内での様子です。

散々格好つけた事を言っていても何かあるとすぐにオタオタして「病院!」「病院!」って騒ぎます、私。

そして大体は「何でもない」です。この時もそうでした。

エルちゃんにはピンクのキャリーバッグも似合うんです。本当に可愛いんです。

神も仏も。どっちがどうとか正直どうでも良いけど大切なもの

日本人の多くは「自分は無神論者だ」と言います。 「宗教」というと何か異質で特別な感覚で話さなければいけないような雰囲気があります。 少し外国で暮らしていた事があるのですがその時に「日本は多神教の国よね ...

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