ワサビ君の換毛が「ちょっと落ち着いてきたかなあ」と思ったら、次はエルちゃんの換毛が始まる…みたいな
こういう事は同じように飼っていても、皆バラバラ。
個体差があるから面白いです。
一般的には「換毛期は春と秋の2回」って言われていますけど、私が思うに真夏と真冬にも
「春秋ほどじゃないけど」程度のちょっと軽めな換毛期があるように思います。
もちろんこれにも個体差がありますけどね。
換毛途中でポサポサ毛のワサビくん
おっとりしていて本当に可愛いんです
※不自然な抜け毛は病気の疑いがあります。
注意して見ていてあげて下さい。
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腸閉塞・毛球症は出来たら避けてあげたい
毎日エルちゃんへのブラッシングを欠かさない私ですが、実は
「フェレットの普段のお世話にブラッシングはそんなに重要じゃない」と本当は思っていたりします。
適切でない過剰なブラッシングは皮膚炎などのトラブルを引き起こす原因になると聞いた事もあるから、気を付けなきゃ!とさえ思っています。
実際、肌が弱くて長時間体をギュウっと持たれるのが好きじゃないワサビ君には普段はほとんどブラッシングをしません。
ですが、換毛期となると話しは別です。
フェレット、特に消化管の働きが衰えてくるとされる4~5歳(シニア)過ぎのニョロリンは
毛づくろいで飲み込んだ大量の毛を上手く排泄できないで胃や消化管内で固まってしまう毛球症を起こしやすくなります。
毛球症で腸閉塞を起こしかけた子や手術の様子の様子の写真はこちらの記事に掲載しています。
「こんなに詰まってしまうんだ!?」って覚えておいてあげて欲しいと思います。
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予防法
胃や消化管内で起こる毛球症も、腸に詰まってしまう腸閉塞も
開腹の外科手術で取り出さなければいけません。
出来る限り、出来るのならそれは絶対に避けてあげたいですからね。
こまめなブラッシング
普段使いのいわゆる普通のブラシでは「間に合わない」くらいモサモサ抜け毛がでる時があります。
そういう時には「換毛用」などと書かれている特別なアイテムを使ってあげるのは1つの手かと思います。
が、それらの中で
※ラバータイプのブラシは、この子達の「大好きな噛み心地のオモチャ」と化します。
保管の際には十分に気を付けてあげて下さいね。
※ファーミネーターなどのいわゆる「トリミングブラシ」は本当は使い方がとても難しい代物です。
誤った使用方法でハゲてしまったり皮膚炎などのトラブルを起こさせてしまう事がありますので、ご使用前にはこちらの記事など、ご一読頂ければと思います。
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毛玉排出効果の高いフードや栄養補助食品
この時期はいつものバイトを
「ヘアボールコントロール」や「ヘアボールリリーフ」などと書かれている物に変えてあげると良いと思います。
いたちのおうちではこれらを普段からオヤツとして日常的にあげています。
何でもあげすぎはダメだと思っているので、「換毛期だから」と言って量を増やす事はしません。
また、バイトはあげすぎると下痢をする子がいます。
「好きだから」「良さそうだから」などと言って好き勝手な量をあげるのは止めてあげて下さいね。
ちゃんと規定量を守って「その子の体調」と相談しながら毎日の量を決めてあげて下さい。
規定の量でも下痢などの症状が出る子もいます。
その時にはすぐに使用をやめて様子を見てあげて下さい。
下痢が治まらない時は病院で診てもらってあげて下さいね。
バイト自体が「不要」「良くない」という意見も時々耳にします。
「おやつ」として与えるのは控えた方が良いというお話しもあります。
それは飼い主であるあなたがちゃんと情報を自身で判断して決めてあげて欲しいと思います。
これはあくまでも「いたちのおうち」でのお話しですからね。
その他(噂話的なもの含め)
いた家では換毛が始まると朝晩のフードでティースプーンに半分量くらいのエキストラバージンオリーブオイルを与えたりもします。
「シソ油」をあげていると言う知人もいます。
今では普通に買える、フェレットにも良いとされる「サーモンオイル」
これらが無かった…というか、
情報も知識も足りなかったその昔に、それぞれが独自で調べてどこかから得た情報に、それらがあるというだけのお話しなのですけど、いつだったかに、フェレットや健康の事などに詳しいという方にも「それは間違っていない」と言われた事なので、ここでも「情報」として堂々と載せちゃう事にしました。
20年も昔のあの当時の事でソース失念により情報としては弱いかもしれませんが、換毛期にオリーブオイルを与えると
「毛艶が良くなる」
「毛玉の排泄補助」と教えてもらってから、私はずっとそうしてきました。
でも今は
「フェレット用」のそれがいつでも気軽に手に入りますし、わざわざオリーブオイルを与える必要は無いのかもしれませんけどね…
ご家庭でニョロリンにあげる時にはくれぐれも、あなたの責任で「その子」の体調を見ながらにしてあげて下さいね。
シソ油についてはこちらの本にも書いてありました。
こちらのご本はフェレット専科にてご紹介させて頂いている作家さん、長沙あみかさんの「EAT THE MEAT」です。
※シソ油は特に毛玉の排泄ということではなく「好物」と、こちらには書かれています。
フードを手作りされてきた経験談などがとても詳しく書かれていて、すごく勉強になります。
長沙あみかさんのお話し
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お掃除もマメにしよう
絨毯やハンモックの抜け毛はノミやダミの温床となり
それがアレルギーや皮膚炎の引き金になる事があります。
なるべく「清潔」を心掛けてあげて下さい。
掃除機を一日に何度もかけるのも良し、ルンバをフル稼働も良し。コロコロ大量消費も良し。
いたちのおうち一番のお勧めは軍手とゴム手袋(安いやつ)です。
滑り止めの付いた軍手で絨毯やハンモックをゴム手袋でサッサッサと撫でるだけでモッサリ毛がとれますよ。
繊維の奥に入り込んでるノミダニの対策にはなりませんが、抜け落ちている毛だけはとれますのでお試しあれ♡
換毛中でポサポサだけど
相変わらず可愛いエルちゃん。
冬太りで少し丸くなってきてすごく可愛いのです。
日常使いのお掃除グッズ
言わずと知れた『パクパク』シリーズ
何代目になるか分かりませんが、今回はこちらのタイプにしてみました。
ケージに敷いた布についた毛とかハンモックの毛をパクパク食べてもらいます。
食べこぼしのポロポロフードもとっ散らかったトイレ砂もお構いなしに食べてくれます。
で、あらかた綺麗になったら
布物はみんなまとめてこちらでグルングルン洗います。
だいぶ使い込んでるから、使用感半端ないけど…
ご参考までに写真を掲載してみました。
おしまいに
どれだけ、お世話をしていても、どんなに気を付けていても病気が100%防げるわけではありません。
ニョロリンが病気になってしまった時、
それは、あなたが悪い飼い主さんだったからでも、お世話に手を抜いていたからでもありません。
だから、自分を責めたりしないで下さい。
病気になったニョロリンを手放さないで下さいね。
「一緒に治していこうね」って思ってあげて下さいね。
【注意】
食欲不振が見られたら毛球症や腸閉塞の疑いがあります。
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換毛期の食欲不振は特に気を付けて見ていてあげて下さいね。