フェレットは感情表現が豊かです。そしてとても賢いのです。
ちょっとした仕草や行動の1つ1つに色んな気持ちが隠されていたりします。
「可愛いなあ」の更にその奥を知ったらもっと可愛いなあってなるんじゃないかと思います。
同じ行動でも個性があるのでニョロリンによって違う場合もあります。
いろいろな情報に振り回されるのでは無く、先ずはしっかりとその子とのコミュニケーションを図って下さい。
「その子」の気持ちは「あなた」が感じたそれが正解です。
今日の記事はあくまでも
「~って言われてる事が多いよ」って単なる参考程度のものです。
フェレ飼いさんにはつまらない話になるかもしれませんが、
「そう!そう!」とか
「うちの子は違う!」とか思いながら読んで頂ければと思います。
「うちの子は違う!」って時は教えて下さい。
色んなニョロリンのエピソードが知りたいなって思っています。
声
基本的には鳴かないと言われていますがまれに声をだします。
「クックックック」
嬉しい時、楽しい時、遊んでいる時ご機嫌な時に発してくれるとても小さな可愛らしい声です。
エルちゃんは当初、寝室に入っただけで「ククックック」言ってくれていました。
和室の畳を歩く感じが楽しかったのでしょうか…
それとも羽毛布団のフワフワの歩き心地が面白かったのでしょうか…
テンション上がって転げまわって遊ぶエルちゃんが可愛くてたまらなかったのですが、
いつの間にか言ってくれなくなってしまいました。
慣れて飽きてしまったのか、大人になったからなのか分かりませんが…寂しいです。
クククク言ってくれる遊びをいっぱい考えたいと思います。
こちらの動画で聞こえるかな…?本当に小さな小さな声なのですが…
この動画は「良いのが撮れた!」って時に、その都度貼り替える事にしています。
「シュー」「シュー」
一般的には威嚇、警戒の声とされている「シュー」。
大体どのサイトでも本でもそう書いてあります。
でも、それだけでは無いんじゃないかって思うんです。
うちの可愛いフェレっ娘エルちゃんは大好きなうどん君やワサビ君と遊ぶ時
「ククックックシューククッシュー」って言います。
ククックックシューックックシューって言いながら待ち伏せしたり飛び乗ったりします。
ひっくり返されても振り落とされてもククククシューシュー言いながらスキップして追いかけています。
その際中は背中を掻く時も「シューシュー」言ってたりします。
楽しすぎて訳わかんなくなってるんでしょうね。
威嚇や警戒だけではなく「興奮してる」状態で発するんだと思います。
つい先日の事ですが、その日はいつもにも増してエルが元気でずっとテンション高いままワサビ君にちょっかいを出していて
「さすがに6歳のワサビ君にはもうしんどかろう」と思って
「もうお終いね、ちょっと休憩しよう」って二匹を分けたら
エルちゃんに目を見て
「シュー」って言われました。
「もっと遊びたい!何するのよ!」ってとこでしょうか…ショックでした。
ワサビ君にも「エルを返して!」みたいに飛びつかれたので、好きにさせたら、そのまますぐに二匹でどこかへ行ってしまいました。
2人で洗濯物のタオルを引っ張りだしてきて
寝ています。
同じような恰好をして…本当に仲良しなんです。
私の余計なお節介だったみたいですね。
怖い夢、見てたのかな…
我が家に来たばかりの頃、「キッキキッキー」(下記参照)という寝言を聞いて駆け付けた時、この「シューシュー」を動画に納めました。
怖い夢を見てたのかな…可哀想に…
早く、我が家に慣れてくれますように…
この事についての記事はこちらになります。
フェレットは皆で仲良く出来る!は幻想。「ベビなら大丈夫」の嘘!お迎えられ側がダメなパターンもある?
2匹目のお迎えを考えた時、少しでも、その事について調べたら、必ず「お迎え症候群」という文字を目にすると思います。 私も、 ...
「キキッキッキ」「キー」
驚いた時、怖い時、痛かった時などに発する声ですが、
こちらが驚くくらい、かん高くて大きな声です。
お猿さんのような、鳥のような…
そんなような声です。
多頭飼育を始めたばかりの頃なんかは聞く機会も多いかもしれません。
遊ぶ力の強弱が分からなくて突発的な喧嘩のような状態になった時に発します。
フェレット同士のやり合いで単発的に発せられた時はそんなに神経質になることはありませんが、どちらかが一方的に継続して鳴いている時はすぐに離して落ち着かせて様子を見ましょう。
※この子達はちょっとやりあってるだけです。
アンゴラフェレット同士なので、慣れない方には少し激しめに見えるかもしれませんが大丈夫です。心配しないで下さいね。
それよりも怖いのは人間がやってしまった時です。
大体な感覚としては
「イテテテテ、危ねーな、オイ!!」くらいなものらしいですが
「スライダー式の扉で挟んでしまった。」
「ヒールの靴を履く時に踏んでしまった」として手当をした事があると獣医さんから聞きました。
いずれも
「悲鳴みたいな声をだした」って言ってたそうです。
あなたが何かしちゃってこの声を発したらすぐに様子を見てあげて下さいね。
行動
毎日一緒に過ごしているうちに、同じように見えていた行動でも
「いつもと違うな」とか
「この前と違うな」って気付くことがあります。
同じように見える行動でも感情が違えば
「そりゃ違うさ!」というものです。
しっぽボン!!
お散歩大好きエルちゃんです
噛む・くわえる
「噛む」については
フェレット【噛み癖】しつけ方・絶対ダメな叱り方~なんで噛むのか考えよう!からの…的を射る?得る?正解に決着がついた話
「フェレットに噛み癖なんか無い!」 「フェレット好きを公言してるくせに噛み癖って言うな!」って怒る方が時々います。 言い ...
あなたの目を見ながらの甘噛みはかまって欲しいサインです。
甘えているのです。
いつもよりお留守番の時間が長くて
「遅かったじゃないのよお、もう」っ言っているのかもしれません。
いっぱい構ってあげましょう。
横になっている時など、こちらを見ずに指先や足先を優しくくわえて引っ張っていこうとする事があるんじゃないかと思います。
これは大好きなあなたの匂いがする「物」を宝物置き場に持って行こうとしているのかもしれません。
飼い主冥利に尽きる瞬間です。
フェレットは足先や指先があなたの体と繋がっている体の一部だと認識できない事があるのです。
最初はフェレットに詳しくなかった主人にもそう教えてあげたら、
「俺も持って行ってくれるかな」ってずっとその日を楽しみにしていました。
初めてくわえてもらえた時には腰を屈めて
「そんな所通れないよ」とか何とか言いながら嬉しそうに運ばれてあげてました。
エルちゃんに、アニマルコミュニケーションで、その様子を聞いてみたお話しはこちらです。
フェレットが飼い主を掘る理由とは?その衝撃的な答えを聞いて初心忘るべからず!私のアニマルコミュニケーション練習記録
アニマルコミュニケーションって面白い(実に興味深いの意) その本当の声を聞く事ができれば「飼い主さんの何でかな?」が減る ...
頭を振りながらピョンピョン飛び跳ねる(ウィーゼルウォーダンス)
言わずと知れたウィールズウォーダンスってやつです。
語源だ由来だってのはアッチコッチのサイトに載っているので、そちらを参考にして下さい。
なにやら、最近では
「ウィーゼルウォーダンス」というそうじゃないですか?
ちょっと調べてみました
- ウィーゼル:【名詞】【動物、動物学】イタチ
- ウィーゼル:日本にも生息するイタチ科の動物
- ウィーゼル:毛皮業界ではチャイナミンクと呼ばれる毛皮をこう表したりします。
ん?これは…?
色んなブログやサイトでより深く調べてみました
「weasel war dance(ウィールズウォーダンス)」
ちょっ…
どう読んだってウィーゼルじゃん?!それ!!
インディアンが~とか、戦いが~とか、勝利の~、喜びの~ダンスとか
なんかそんなんを「ウィールズウォー」って言うみたいに、
もっともらしい事があっちこっちにそれっぽく書いてあったけど、こうして改めて調べてみたら
とか思ったりしています。
ウィーゼル→ウィーズル(発音の差)→いつの間にか→「ウィールズ」が一般的に広まったのかしら?説が私の中で有力です。
Google翻訳で聞いてみよう!⇒weasel
インディアンの喜びの舞を本当にそう表現するのかどうかとか「ウィールズ」言い出しっぺは誰だよとかって
そんなんはもうどうでも良いかなって思います。
私は、ファストフードを「ファーストフード」と何の疑問もなくそう言ってきた世代なので
こういう「間違いっぽい何か」があった時には
「あら?今時の若い子はそんな風に言うのね?」みたいに恥ずかし気もなくサラリと
それが「間違ってたんだ」とか思わずに修正出来てしまう…実に都合の良い、
俗に言う「オバちゃん」なのです。だから…
とにかく
「楽しい」
「遊ぼう」のサインである事は間違いないので、それで良いです。
現に私は20年近く「ウィールズウォーダンス」と言ってきて、
いや、そんな呼び名がある事さえ知らずに飼い主やってた時期もありますし
でも、そんな事で困った事は一度もないので安心して堂々と
「どっちだって良いんじゃない?」って、これからも言い切ります。
ニョロリンたちが
「嬉しい気持ちで遊びに誘ってくれてる」ってそれが分かれば、呼び方なんて何だって良いのですよ。
※他の記事の画像を切り出して使いまわしています。
楽しそうな様子は一目で分かります。
頸椎いくまで頭を振ってきた元バンギャな私は釣られてテンションがメッチャ上がります。
どうぞあなたも全力で誘いに乗ってあげて下さいね。
プロの描くフェレットの楽しい可愛い図
ナルーズ!
『フェレットの可愛いところ選vol.1』(絵本)より
この画像から
ナルーズ!さんの公式通販サイトへ行けます♡
そのまま直接ご購入いただけます。
フェレットは懐く!なつかせ方は?一緒に遊べる?遊び方は?
ペットが「懐く」「懐かない」というのは個人の主観によるところが大きいので 一概に「こうしたら懐いてる証拠です」みたいなの ...
尻尾ボンッ!
不安な時・警戒している時・怖い時・嬉しい時e.t.c...
人間でいうところの
「マジ○○!超鳥肌立った!!」な状態です。
ビビった時も嬉しい時もそう表現しますよね?
その感覚で大丈夫です。
知らない人は写真のエルちゃんを見て
「腰が引けてるし、シッポがこんななっちゃって怖がってるのに可哀想」って言うかもしれません。
エルちゃんはダボパンを腰履きしているみたいなカラーなのでそう見えるだけなのです。
これはすぐ先にお友達を見付けて走り出す直前の武者震ってる状態です。
ご安心下さい。
アンゴラロングのマンズロリン
尻尾ボンどころの騒ぎではないボン姿
飼い主様いわく
「嬉しくてキャッキャッってなってる」
の図です。
これだって、知らない人が見たらきっと
「全身の毛を逆立てて怖がってる」とか言うかもしれません。
でも違うんですよ。
嬉しくてはしゃいでいるんです。可愛いんです、すごく♡
ただ、シッポがブワーってなって垂れさがっている状態で後退りをしている時は間違いなく怖がっています←こんなよく分からないとこで見分けなくても、
飼い主であるあなたには分かると思います。
そういう時は不安を取り除いてあげるように優しく声をかけてあげて下さい。
同じように見える尻尾ボンでも「ホワー」の時と「ブワッ」の時があるのです。
あなたにしか分からないそういう所に気付いてあげて下さいね。
足にまとわりついたり足の甲に乗る
寂しい時やかまって欲しい時です。
出勤前など着替え始めるとそんな風にしませんか?あなたが出掛けてしまうのが寂しいのかもしれません。
「うちの出勤ストッパー」だなんて遅刻寸前だと言いながら可愛い画像をつけて呟いてる人をよく見かけます。
ニヤニヤしてしまいます。
帰ったらたくさん遊んであげようって思いますよね。
でもまあ、その時には、
「ん?ああ…帰ってきたんだ?ふーん」みたいな、つれない態度だったりして…
本当に憎めない可愛さたっぷりなコンチキショウ♡な生き物だったりします。
「うちの子はこういう理由で乗るんです」って可愛いエピソードを頂きました。
フェレットは顔や体を自分で拭く?!お風呂あがりのアレの意味!?
めっきり涼しくなりましたね。「急に寒くなったから」って風邪をひいたりしていませんか? 秋になったら急に寒くなるのは毎年の ...
二本足で立つ
オヤツや抱っこの「おねだり」と
「上には何があるのかなあ」な時です。
ちょっと分かりづらいですが、これは掴まり立ちじゃないんですよ。
模様替えの間だけ監視モニターの台代わりにしたスツールの上が気になって仕方がないようで、
何度も何度も見に来てはこうして立ち上がって見ようとしていました。
フェレットは上手に二本足で立てる子が多いです。
エルちゃんはしばらくこうして立っている事があります。
ワサビ君は自立は数秒ですぐに足にギュウってしがみつきます。
どちらにしても可愛いです。
おしまいに
お母さんというのは赤ちゃんの泣き声で何で泣いているのかが分かるのだそうです。
知人は子供が泣きだす前に
「そろそろ○○で泣くな」って分かると言いました。
私には子供はいませんが、その話は本当だろうなって思います。
私もエルちゃんの気持ちが分かります。
同じように見えるスンスンも「楽しい」気持ちなのか
「警戒」してのスンスンなのかはスンスンの状態だけで分かります。
よく見ると目の開き方やシッポの形状、スンスンの速度なんかが違います。
甘噛にしても純粋に甘えてる時とチョットスネて甘えてる時があるのが分かります。
その子の行動を見ているとその子の気持ちが分かるようになります。
私はフェレットに慣れているので30分も一緒にいたらどんな子でも大体な感じは分かってあげられるような気になります。
そんな気になってるだけです。
だって、そういう微妙なことを分かってあげられるのって、
やっぱり一番は「あなた」しかいないと思うんですよ。
「ネットに書いてあった」
「本にかいてあった」
「詳しい人が言ってた」それらはもちろん本当の事だと思いますし、
大事な情報である事には違いありません。
でもそれは「情報」でしかないのです。
飼育歴がどれだけあろうが、どれだけ勉強してようが、それがどうした?って話なんです。
私が言うのもなんだけど…
でも、私はフェレットの知識はそれなりにあるけれど「その子」についての知識は「あなた」にはかないませんから
こう言うしかないのです。
もうお分かり頂けてるとは思いますが、いつも
「楽しい」
「あなたが好き」ってそう教えてくれているって事です。
幸せなフェレット生活のお役に立てますように☆彡
今日のアイキャッチ画像:大好きだったうどん君
エルちゃんの初恋の人「うどん君」です。
エルちゃんが初めて会った男の子です。
出会ったときには闘病生活が始まっていました。
「ホルモンの治療してるから気性がちょっと…」って紹介されました。
エルちゃんは一目で大好きになったようでずっと後ろをくっついて回っていて、
案の定「シュー」って言われてました。
多分、初めて言われたんだと思います。
一瞬(๑°⌓°๑)ってなって、でもすぐまた追いかけまわしてました。
「シューシュー」言いながら…
私はその時、初めてエルちゃんの「シュー」を聞きました。
すごく楽しそうだったのを覚えています。
「そんな事はあり得ない」と言われるかもしれませんが…あるのです。
ある事にします。
その次もその次もエルちゃんは
うどん君ばかりに「遊んでー」って駆け寄って行ってましたから。
もちろん「クッククシューシュークックク!」言いながら。
うどん君が大好きだったんです。
うどん君はそれから間もなく虹の橋を渡ったと聞きました。
うどん君、エルに色んな事を教えてくれてありがとうね。
いっぱい遊んでくれてありがとう。
おしらせ
今回のお話しを「分かりやすく」まとめました。
動画や写真、イラストをより多く掲載させて頂いています。
重複内容もございますが、よろしければ、お時間ございます時に、ご一読頂けたらと思います。