防災訓練で疲れたフェレット

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ペットと暮らす

ペットとあなたの防災訓練!自治会長さんと消防の方に聞いてみた!本番で100%の力を出すために120%の練習をして備えましょう!!

2016年11月18日

地域のそういう活動に皆さんは参加していますか?

私…そういうの本当は大嫌いなんです。

普段から極力、誰とも会わずに暮らしていきたいなって本気で思ってたりしますし、昔は「そんなのどーでも良い」って声に出して言えちゃう痛い人でした。

お恥ずかしい話なんですけど。

北斗の拳の「世紀末」のイメージみたいな妄想が消えなくて夜中に布団の中で怖くて泣いているような子供だった私は

アタチはなこ
アタチはなこ
そういう時に生き残る方が嫌だ

って漠然とだけどずっと思っていました。

だから何の備えもせずにいたのですが、

今でも「靴を履かないと安心して眠れない」と阪神淡路大震災で被災した友人に

友達
友達
それでも生き残っちゃった私ちゃんの為に国や自治体は食事を用意してくれるんだよ。そうなったら受け取るでしょ?「生き残るつもりじゃなかったんで何も備えてませんでした」なんて、備えていたけど持ち出せなかった人達の前でその人達と同じ物を受け取る時にそうやって言える?

って言われて考えを改めました。

それからはずっと一人分の非常持ち出し袋は常備しています。結婚してからはそれが二人分になり今はエルちゃんの分も入れて三人分。いたちのおうちにはワサビ君たちの分もちゃんと用意して備えています。

東日本大震災の後に本当に少しだけだけどお手伝いをさせてもらいに行って、そこで出会ったご婦人が誰に言うでもなく

「…それでも生きていかなきゃないね※」って呟いたのが聞こえて、私は吐くほど泣きました。

生きていかなきゃならないし、生かしていかなきゃならないのです。私はエルちゃんの飼い主だから。

※東北の方の言葉でちゃんと聞き取れなかったけど、そんな風に言っていたように聞こえました。

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避難訓練にはペット連れで参加しよう!

これには色々な考え方があると思いますが、私は「非難する時には連れて行くのだから当然だ」って思っています。

それに普段から外をお散歩させているワンちゃんと違い室内飼いのエルちゃんを地域の皆さんに知ってもらう良い機会なわけですよ。

「うちにはこういう動物がいます」「この子はうちの子です」って、ご近所さんに知ってもらっておくことは何かの時の為には必要な事だと思うんです。

エルちゃんが来て初めての防災訓練の日、主人は「えっ?連れて行くの?」って驚いていました。

真夏の暑い時期だった事もあって「可哀想だ。何かあったらどうするの」って言いました。

何かあった時のための訓練に参加するのに変な質問だなっては思いましたけど、私だってそれで大事な娘に何かなんてあったらたまったもんじゃありませんからきちんと万全な対策はしてありました。

それでも「そういう場じゃないんじゃないか」と渋る主人を「そういう場じゃなかったら帰ってくれば良いだけじゃん」って説き伏せて参加してきました。

案の定、動物の参加は0でした。

実際を想定して行動するから訓練です

その場で一番偉いっぽい方(後に自治会長さんと判明)に確認をしたところ「当然、連れてきて良いに決まってるじゃない!」と仰ってくれました。

その後「そうだよね!皆、連れて来なきゃいけないんだよ!本当はさ!!」って話し合って下さっていたのは有り難いのですが、当然そういう事を想定した用意はされていないので数十分でエルちゃんはいったんお家に連れて帰りました。

閉会式で消防の方が

「これは訓練なのですから出来たらこれからは、避難グッズの重さを確認するためにもちゃんとそれを持って、軍手をはめて…実際を想定して行うように心がけていって下さい」と言っていました。

その方にも訓練にペットを連れてくる事についてのお話しを伺ったところ「当然そうするべきだと個人的には思います。そう推奨もしています。ただ…自治体によってゴニョゴニョ」って濁されました。

大人には立場的になんでも思ってるからって言っちゃいけない時もありますからね。

そういう自治体だったらなおの事、あなたが守ってあげなければならないという事ですから、やっぱり「きちんと参加するべき」だと私は思います。

訓練していない事は本番では出来ないと思った方が良い

火事場の馬鹿力的な物を最初から期待してはいけません。

「釜石の奇跡」と言われた鵜住居小学校・釜石東中学校は

大槌湾の根浜海岸の近くに併設されていたため釜石市津波浸水予測図では浸水域外となっていました。しかし、津波による被害を受ける可能性が高いと考え専門家の指導に基づいた防災教育を徹底し、臨機応変に避難する訓練、助けあう精神を育んできたから

だという話はその後たくさん聞きました。

「小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない」と群馬大学大学院教授の片田敏孝さんは綴っています。

釜石東中学校の皆さんのお話しは内閣府の防災ページに掲載されています。

何でも経験しておいた方が良い

ここからは私のただの日記です。

当日はトリアージの説明やAEDの使い方、消火器の練習までさせてもらいました。

ボランティアの中学生達からは新聞紙の使い方としてスリッパの作り方を教えてもらいました。

搬送患者(意識不明の重症)役をやらせてもらったのですが、年齢が「30~40」ってなってて嬉しかったです。この地区の消火栓の場所を確認したりして久しぶりに夫婦二人っきりで散歩をしながら家に帰り、防災グッズや非常食の点検なんかをして一日を過ごしたのですが、

地域のそういう事に参加するしないに関わらず、そういう事を一日でも意識する日を設けるって大事だなって思います。

「その時」にその子を守ってあげられるのはあなたです。

出来たら周りにも守ってくれる人を少しでも増やしてあげて下さい。

備えておいてあげて下さいね、その子の為に。

そんな一日だったので「行けたら行こう」って思っていたコンサートは、当然キャンセル

その日の記憶としてこうして無理やり一枚の写真に収めたら「エルちゃんがトリアージされてると勘違いされるんじゃ?」って天然の主人が言うので、別の行けなかった時の写真をペロンっと

セカオワチケットとフェレット

でも、そんな勘違いする人いないよね?

( ,,>з<)ウププ

まとめ

  • 訓練は実際を想定してペットも一緒に行いましょう
  • その時は暑かったり寒かったりしないように気を付けてあげて下さい
  • 人間用の用意はどの自治体でも少しはあります
  • でも、それをあてにして自分の分を用意をしていないってのは大人としてちょっと…
  • ペットちゃん達の分はせめて一週間分は用意しておいてあげて下さいね

一人でも多くのあなたとその子達が少しでも安心して毎日を過ごせる参考になりますように☆彡

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