今日のお話は3つくらいの似たようなトラブルを混ぜています。
もう全ニョロがちゃんと幸せになったからやっと書ける事ですので、「これはあの子かな?」と思っても、それ以上の詮索はしないで下さいね。
この記事を書くにあたりたくさんの「とある特徴の」モデルニョロ達に集まってもらいました。
とある特徴
そんなみんなの可愛い姿もたっぷり堪能して頂きつつ、注意喚起として最後までお付き合いいただけたらと思います。
…として、書き出したのですが、可愛いをモリモリテンコ盛りにした結果、まとめる事ができないままなんだかとっても長くなってしまったので、「代理投稿で起きたトラブル」については次回にしました。
なので、こちらの記事では、ただひたすらに「みんなの可愛い大変身」をメインにお楽しみ下さい。
気を付けて欲しい、代理投稿の里親募集で起きた譲渡トラブル
例えば、「里親募集」でこの子が載っていたとします。
そして実際に譲渡されたのがこの子だった時、
「え?違うじゃん」って思うかもなんですけど、募集の要項に、「代理投稿のため数年前の古い写真しかありません」と書かれていたら、「違わない」んです。
この写真は二枚とも柊虎ちゃん(同一鼬)ですから、嘘ではないのです。(※里親募集でそういう写真を使用することが良いか悪いかはまた別の話として。)
そして、こちらは潤ちゃん。
柊虎くん同様、「全然、違う子」に見えても、同じ子です。
先ほどもお伝えした通り、募集要項の欄に「代理投稿のため古い写真しかありません」と但し書きがきちんとあって、他の項目にも一切の噓偽りがなければ、「虚偽」ではないのです。
虚偽ではないけど、普通なら、フェレットの中には換毛期を経てこんなに華麗に大変身する子達がいるのですから、代理投稿でなければ、「ベビ期はダークシルバーでしたが、今はホワイトになりました」って、こんな風に大変身したビフォーアフターそれぞれのお写真を添付すれば良いだけなのですけどね…
いかんせん「代理投稿」ですから、「昔の写真しかもらっていないので」とか「飼い主さんから渡された写真がこれだけだったので」みたいな事が通ってしまうのが問題でして…
里親募集で「代理投稿だから」と言われたら「もうどうしようもない」トラブル
ここまでのみんなでお分かりのように、シルバーミット、スターリングシルバー、などのシルバー系のニョロ達やパンダやブレイズのニョロ達は大人になるにつれてホワイト系に変身する事が多いです。
なので、よくあるトラブルの相談で「里親募集サイトで見た写真と全然違う子だったんですけど」だけの場合、「フェレットは換毛でカラーが変わることがありますからねぇ…」としか言えなかったりします。
皆さんにも、「なので里子譲渡の時には気を付けて下さい」って、今日のお話はそういう事ではありません。
その事を使った悪質な案件、なのか、その人も知らなかっただけなのか、でもどう転んでも後からでは「もうどうしようもない」お話をします。ので、今ここで「こんな事があるんだ」と知っておいて下さい。
まず、
いかん、可愛いがいっぱいでニヤニヤしてしまって、何をどう書こうとしていたのか忘れてしまう…えっと…このように、「成長過程でまったく違うイタチのように大変身する子達がフェレットにはいます」
先ほども言ったように、その時にこんな風に大変身したビフォーアフターを教えてくれていれば良いのですが、
「代理投稿なので昔の写真しかありません」「代理投稿なので詳しいことは分かりません」と書いてあったら、それは、これまでの経験上、「その後にトラブルになる事がめっちゃある」って事だけお伝えしておきたいと思います。
これ、なんのトラブルかって言うと…
詳細は追えない(だって「代理投稿」だから)ことがほとんどですが、いくつかの追えたものから推測して、これまでで一番多かったのは、
はなっから嘘をつくための逃げ口上に「代理投稿」って言ってるんじゃないか案件
「写真と全然違う子だったんです」で、カラーが変わっていただけの事でも「え、びっくり」ではあると思うんですけど、フェレットに慣れている人には文字の情報だけである程度の予想はつくと思うんです。
例えば、シルバミちゃんが「これしか写真がありません」とお迎え直後と思われる写真のみの掲載で、年齢が5才となっていた場合、「今はその柄ではない」って分かるじゃないですか?
分かったうえでも、やっぱり知りたい事ですから、譲渡へ向けてのお話に入る前に「今の写真を送って下さい」って言って下さい。
そう言った時、なんやかんやと理由をつけて送ってこない人がいたら、それは、トラブルになる可能性が非常に高いですから、そこに気を付けて欲しいんです。
年齢の嘘
6才の子と3才の子とでは、里親希望者さんの数が全然違ってきます。
「少しでも良いお家を選んであげたい」という親心からなのか、時々、年齢を詐称していたのではないかと思われる譲渡後のトラブルを聞きます。
その場合、今の写真をだすとバレやすくなりますから(推測)、「代理投稿で今の写真がない」って言ってる例が多いです。
お分かりの通り、6才と3才では「これから一緒にいられる時間」が全然違ってきますし、何より、6才の子には何かしらの投薬や治療が必要だったりする事の方が多いですから…ご注意ください。
「この子は3才には見えませんね、もう少し上に見えます。それだと継続的な治療が必要な病気の可能性もあるし、知っていたら病歴を教えて欲しいんですが」と言っても、最初からだますつもりでやっている場合には「代理投稿なので分かりません」とか言われたりするんで、お引き受けした瞬間から詳しい検査や何やらで、いきなり高額医療費がかかりますからね。
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別フェレットの可能性
ちょっともう長くなってきちゃったんで、ここからは、ちょっと「は?」ってなった厄介なお話を簡単に書きますね。
ここまでの皆のお写真でお分かりのように、大変身する子達にはそれなりのお洒落パターンがあります。
お洒落パターンは何もホワイト系ばっかりというわけでは無いですよ、見て下さい♪
上の子達のように完全に「ホワイト」にはならなくても、左から右のように、「色が薄くなる」パターンが多いです。
が、例外ちゃんもいて、こんな風に
って、色々なパターンをお話していったら、こんがらがっちゃうんで、「例外もあるよ」はむくちゃんだけに留めて、お話を先に進めますね。
なぜ「別のフェレットで」里親募集をしているのか
例えば、この子のお写真しか掲載がなくて、「5才です」と里親募集があったら、もう「おかしい」ってそこで疑って下さい。
何がおかしいかっていうと…
まず、この子がまだちょいベビなのは見たら分かりますよね?
そこから5年間、一度もまともな写真を撮ってもらっていないのだとしたら、それはそれでネグレクトの可能性がでてくるので、大問題ではあるのですが、ご病気などで写真が撮れない可能性などもあるので一概には言えません。
私を忘れて幸せになって欲しいとフェレットを里子譲渡した人から「皆さんに伝えて」と言われたこと
いたちのおうちは業持ち(保管18東京都保第006136号)なので以前の事務所では紹介のみで細々とフェレット専門でお預かり ...
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なのでそのお話は一先ずおいておくとして、
あ、時々「カラーが変わっても、その子かその子じゃないかは見たら分かります!」とかいう人たまにいるんですけど、ちょっと、こちらの2枚を見て頂けますか?
このちょいベビちゃんの変身後がどちらか分かりますか?
分からなくないですか?ってか、少なくとも私は全然分からないです。
※ちなみに、正解は右、で、左の子は「シルバー系」4枚目で登場してくれたニョロちゃん。
あ、いや、可愛い子達の紹介ばっかりで全然お話が進められなくて、あれなんですけど、とにかくですね、昨年くらいから立て続けにあった数件をまとめますと…すみません。
結局、こんなに長くなったので、そのお話は次回に改めてさせて頂きます。