最初にお伝えします。
現在、一時預かりボラさんの募集はしていません。
誤解を招いてしまったのは、私がツイートしたタイミングのせいだとは思いますが、この投稿は
いたちのおうちを見てくれてるフォロワーさんの中で、「今はフェレット飼ってないけど」って方はどのくらいおられるんだろう?
その中で、いつかまたお迎えを考えてるから、とか、一時預かりボラをしても良いかなと思ってくれてる、とか、の方
緊急では無いんだけど教えてもらえたら有難いのですが…— 滝川🌻いたちのおうちの中の人 (@MaikoTakigawa) November 11, 2022
「今はフェレットを飼っていないけど」いたちのおうちを見てくれているフォロワーさんはどのくらいいるんだろう?
その中で、見てくれている理由が「いつかお迎えを考えているから」とか、一時預かりボラをしても良いかなという思いで見てくれている、みたいな方は、どのくらいおられるのか知りたいな、という、あくまでも「参考にしたいから教えて欲しいな」という発言です。
心配性で優しい方々の「今すぐ私ができます」というDMを全国から頂いていますが、今すぐの保護を必要としている子はいませんから、どうか安心して下さいね。
その後のツイートにも書きましたが、フェレットの保護というのは、日本全国どこででも発生が考えられるし、しかもそれはある日突然いきなり「誰か行ける人いませんか?」です。
もちろん、そういう事が起きなくなる、保護を必要とするフェレットが0になる、そういうペット社会に向けて頑張っていますが、皆さんの力を借りなければ保護してあげられない子がでてしまう可能性は現状いくらでも起きていますので、その時にはどうか助けて下さいね。
また、今回、多くのフェレ飼いさんから、現在すでにフェレットと暮らしているけど、「予備のケージがあるから緊急なら我が家でお預かりできます」というお声を頂きました。
それはきっと誰かが病気をした時の専用個室とかなんだと思います。
そんな大切なお部屋を保護っ子のために使わせてもらえる心の準備をして下さっている方が全国にこんなにたくさんいてくれているんだとジーンときてしまいました。
いつか胸を張って「もう保護を必要とする子は出ませんので、その心配はいりません、ありがとうございました!!」って言えるように頑張ります。
正しい事がきちんと広まって色んな事が全部「きちんと」になれば、遺棄は出来なくなるし、迷子はすぐに帰れるようになります。
全ての場所で正しい事が正しく行われるだけで、「保護を必要とする子」は0になります。
法改正に乗っかって今が踏ん張り時だと、今を逃したらまた小動物たちが後回しにされてしまうから、と、とにかくがむしゃらに動いていますので、皆さんも一緒に頼みますね。
「正しいことを広める」一緒に続けていって下さいね。
河川敷のフェレットの経緯とご報告
はじめに
- 動物の遺棄に関して寛容な土地だと誤解されたら困るので今後は場所名を出しません。
- 今回の事を受けて、監視カメラを増やして欲しいと要望書を提出する準備をボラ仲間さん達と進めています。
- 動物の遺棄は犯罪です。
- 飼養者には脱走を防ぐ義務があります。
- 遺棄も脱走も「ダメな事」だと知っておいて下さいね。
今現在、警察署から連絡を受けて、いたちのおうちで保護している子がいます。
「何月何日の何時にこの場所で保護されて警察署に届いた子です」として、いたちのおうちがその子のお預かりをした日に、「遺棄」「虐待」などのハッシュタグがついたフェレットの投稿がTwitterにあがっていると連絡をもらい、見にいってみたらそれは、この子が保護されたとされる時間とわずか数分違いで全く同じ場所からの投稿でした。
すぐに投稿者さんに連絡をしたところ、「保護団体に預けました。フェレット専門の預かりさんの所へ繋がりました。」とお返事を頂いたのですが、いつまで経っても警察署に届出が出される様子がなく、フェレット専門のボラ仲間たちに聞いても誰もその子を知らないと…
その後、投稿者さんとは連絡がとれなくなり、「もしかしたら(無自覚の)連れ去りの可能性が考えられる」と指摘を受け、再三に渡り何度も何度も呼びかけを行いました。
法律を知らなかっただけ、優しい気持ちからの誤解、でも、それは連れ去り行為として「あなたがフェレット泥棒になってしまうんですよ、届けを出すだけで良いんですから、必ず速やかにお願いします」と。
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また「もしかしたら実際には保護されておらずそのまま置いてこられているのではないか」という説もあがり、捜索に出ました。
地元の友人知人に声をかけ、そこからそれぞれ犬のお散歩仲間、ランニング仲間、多くの方に協力をお願いして、朝から深夜まで入れ替わりたちかわりで捜索を続けました。
皆さんも覚えておいて下さいね、「警察に届出がない、外で見かけられて行方が分からなくなったフェレット(以外の子達でも)」って、それくらい「大ごと」なんです。
その間、私は常に警察署と連絡を取り合っていました。
明らかに遺棄だと思っても私たちが勝手に遺棄として扱う事はできません(法律上)
数日後、「これはあの子ではないですか」と、「遺棄された子」としての扱いで、すでに「里親さんとしてお迎えしてもらいました」と書かれたどこかへの投稿の切り抜き画像が送られてきました。
書かれている内容、状況、写真からして、あの子である可能性が高かったのですが、私はその少し前に「もし黙って連れて帰っちゃってもう言い出しづらくなっているだけなら、私が責任を取るからこっそり私に届けてくれれば大丈夫ですよ」という呼びかけに切り替えていたので、その投稿がどこの誰のもなのか教えて欲しいという返信ができませんでした。
だって、「皆には内緒にするから、こっそりで良いから」って呼びかけているのに、「その人がそう」だとばらしてしまう事になったら約束破りになってしまうから。
どうにかしてその投稿を自力で探せないかとネットを徘徊しまくっていたら、同じように「これってあの子の事じゃない?」って今度はスクショの切り抜きではなく、きっちりURLごと送ってくれた人がいて…
それはSNSへの投稿でした。
それまで、このサイトみたいに「読みに来てくれる人へ向けて発信されたもの」だと思っていたから黙っていたのですが、それはもう私が1人で「今なら内緒にしておけるから」をとっくに飛び越えてしまっていたけど、時間帯を考え「まだ間に合うから」「大ごとにならないうちに」と、そこからは、その本人に分かるように、「これはあなたに言っています」と直接届くように呼びかけました。
が、夜が明けるまで結局ご本人には繋がれず、翌朝の常識的な時間を待って、そちらの団体へお電話をさせて頂きました。
「フェレットは犬や猫とは流通形態が違うのでまずは拾得物としての届けを出して頂かないといけません。今のままでは連れ去りになってしまいます。」とご説明させて頂き、ご理解頂いたうえで
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すぐに届けを出して頂く運びとなって、さて、これで一件落着だと思っていたら、同じ場所に「もう一匹フェレットいるかもです」と連絡が入りました。
状況的に遺棄としか考えられなくても私がしているのは「飼い主さんを待ってる子のお預かり」です
日本には野生というか野良フェレットはいません。
必ず所有者がいる「ペット」です。
だから私は「必ず保護数を0に出来る」と信じてずっと保護活動を続けています。
そんなこんなでもう何十年もやってきているので、脱走か遺棄かは何となく分かるような気がします。が、気のせいです。
遺棄か脱走かなんて分かりません。
分からないけど、今回に限っては、民家からの脱走と仮定した場合、目撃(捕獲)場所までは、車がバンバンひっきりなしに通る道路を渡り、コンクリートの壁をよじ登って背の高い草が生い茂る土手をあがってさがってするか、その車がひっきりなしに通る道沿いに100メートル前後の間隔に作られた階段もしくはスロープを見つけてそこを登って下って、ってしなければそこへはたどり着けません。
そんな場所に、二匹のフェレットが同じ状況を乗り越えて、同じ時間に…って、かなり天文学的な確率だと思います。
仮にお散歩中の脱走だとしても、二匹のフェレットがリードを抜けて同時に…って、そんな状況を想像する方が難しいです。
あれだけの人数が入れ替わりたちかわりで毎日そこでフェレットを探していますと動いているのに、誰も「フェレットを探している飼い主さんに会わない」んですから、そういう事なのかなって思いますよ…普通に。
でもって、その同じ場所に「また」フェレットがいるかもなんて聞いたら「大量遺棄か?」って、いや、そんな気は二匹目の存在を知った時からしてましたよ、経験上、当たり前に嫌な予感しかしていませんよ。
だから、もう一匹を保護されている団体さんに「遺棄かどうかが分からないから遺棄かどうかの判断を警察署にしてもらうためにも速やかに届出を」って言いながら、「遺棄なら遺棄事件として正式に扱って欲しいから、そのためにも」って、胸の内をポロっと言っちゃいましたもん、私。
飼い主が直接そこへ放ったのか、はたまた、どこかで脱走させちゃった飼い主さんがいたとして、その子たちを捕まえた人がそこへ連れてきたのか、どうしてそうなったのかそこまでの経緯については分かりませんが、状況だけみたら「誰かが二匹を故意にそこへ放した」と考えるのが一番スムーズなのは私の中でももちろんそうです。
余談ですが、これまでにその近辺で保護した子は全員、遺棄が確定しています。
この記事のアイキャッチ画像の子もそうです。
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だいぶ改善されてはきていますが、全国にある「そういう場所」が不名誉ながら我が地元にもあるのです…
そこがそういう場所だとしても、状況的にそうとしか考えられなくても、それでも、保管期間中というのはあくまでも「飼い主さんが見つかるまでの間のお預かり」ですから、その私たちが勝手に遺棄だと決めつける事は出来ないのです。
3匹目のフェレット?について
「木曜日にフェレットっぽい生き物を見たという人に会いました」と、これは連日に渡っての捜索時に、それぞれの皆さんが声掛けをしてくれていたからです。有難いです。
ただ、「フェレットぽい生き物」は実はたくさんおりまして…
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「ここからどこに行ったか分からないフェレットがいる。もしかしたらまだここにいるかもしれない。」と「フェレットかどうかは分からないけどそれっぽい生き物を見かけた人がいる。」は全然、違います。
連日のように「第八波きてます」とコロナ感染について目にするようにもなってきている中で、そんなぼんやりとした話で多くの人を集める事はさすがに出来ませんから、普段からその場所を利用している人たちにだけ、状況を話して再度の捜索をお願いし、私ももちろん現場へ通いました。
ラッキーな事に割とすぐ「見かけた」とおっしゃっていたご本人と繋がれて、ハクビシン・イタチ・タヌキ・フェレットを写真で確認してもらいましたところ、「この子が一番近いかな。多分こんな感じだったと思います。」と指が止まったのはまさにフェレットの写真で…って、それが土曜日の深夜です。
日曜日のその場所は多くの人が集まる場所なので、その前に超早朝から地元の仲間たちに協力してもらい、その日は一日動いてもらい、そこで、「見かけた」という日から丸三日間の捜索になります。
その間、「他の目撃情報が一件もない」ことから、この時と同じ判断をして(これがいたちのおうちの基本的なスタンスです)
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今日のアイキャッチ画像の写真が「野良フェレットが居て草」という文言と共に回ってきました。 「いやいやいや野良とか居ないか ...
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今日以降はもう、普段からその場所を利用している人たちに「ちょっと気を付けて見ていて欲しい」に留め、次に目撃情報があがるまで私が捜索に出る事はありません。
(そうは言っても何となく午前中に回ってきました)で、今こうして取り急ぎのご報告としてこの記事を書いています。
上記のようにずっとバタバタしていて、「その後どうなりましたか」というたくさん頂く心配のお声にも直接返信する時間がとれなくてすみません。
今、ご報告できる事は以上で全てです。
また何か動きがあったらその都度きちんと報告させてもらいますから、心配しないで下さいね!いつもありがとうございます!!
今日も可愛くモデルさん登場してくれたニョロ達に感謝♡
今日載せられなかった皆も次その次って登場してもらうから待っててね!!
健やかなニョロニョロ生活を☆彡
追記:
私が河川敷をプピプピ這いつくばっている間に多くの方が裏で動いてくれていたようで、たった今「遺棄かもしれない案件として警視庁の方でも共有します」と連絡をもらいました。
それについては、また追ってお話させて頂きます。