フェレット(元保護っ子)

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ペットと暮らす

保護活動者の「普通」がズレてるだけ?【フェレット大切に仕方】価値観の違い?

恋人と、夫婦間で、友達同士でも親子の間柄ででも衝突の原因となる一番の原因「価値観の違い」。

「価値観」でググるとこんな風に書いてあります。

かちかん
【価値観】
物事の価値についての、個人(または、世代・社会)の(基本的な)考え方。
「彼とは―が違う」

そう、これってば、つまり、「全てにおいての価値観が自分と完全に一致する人間なんて自分以外にはいない」って事なんですよね。

だって「個人の考え方」なんだもの。

だから、自分は良いけど他人はダメ、自分はこうだから他人もこうあるべき、みたいな押し付けでは無くて、「どうしても許せない(譲れない)部分だけ」は明確に、譲歩し合って許し合って「価値観の違いをすり合わせていける」のが最も望ましい人間関係の構築の仕方だと思うんですけど…

って、これはあくまでも私の個人的な考え方でしかないので異論反論もちろんあって然るべきです。

それこそが「価値観の違い」ですからね。

ただ今日ここではそこについてのすり合わせをしている場合では無いので、異論反論抱えたままでも、ちょっとそのまま最後までお付き合い頂ければと思います。

「ペットって言うな!」みたいな価値観のお話しでしたら、こちらでしていますので

どうぞこちらへ
表現の違いで気分を害する事なかれ【いたち様?子供?ペット?】価値観って本当は何?

皆さんにとって「その子」はどういう存在ですか? また、その子からみた自身の立場(存在)を何て表現していますか? 私にとってうちの子たちの存在は「娘」と「息子」です。 主人との間でお互いに「パパ」「ママ ...

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「大切」の価値観の違いを受け入れて「じゃあ、どうしたら良いのか」保護活動者として「これであってるか」の会議が増えた

「驚くような価値観の違い」としてこちらのお話しをさせて頂いたのは、つい先日の事なので、お読み頂いた方には記憶に新しいかとも思いますが

無事解決
フェレットの画像
安易な里親募集「飼えないから引き取って下さい」が増えたのは保護活動者のせいかもしれないと思ったフェレットの例

引っ越しシーズンのこの時期になると毎年、同じ事を言っているような気がしますが、今年もやっぱり、保護案件が増えてきています。 今日も長くなりそうなので、始めにこれを言っておきます。 「引っ越し先には連れ ...

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これは「最近よくあるうちのたった一つの例」でしかありません。

他動物さん界隈から

Twitter
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飼ってるインコがうるさいから 里親募集して新しい子を お迎えというツイ見て凹んだ(-。-;

という呟きがあがっていたのも最近の事です。

これはもう、全てをそうした後の報告だったから凹むしかなかったのだと容易に推測できたし、経験してきた数々の「違う、そうじゃないだろ感」に押し潰されそうになるあの感覚がリアルに思い出されて勝手に一人で凹んでいました…

「大切な子です」の「大切に仕方」が違うのは、価値観の違いとして受け入れるしかないのか問題

金曜日の夜に「フェレットの預かりをお願いします」と警察署から連絡がありました。

その子が元気そうな事、ケージも餌も警察署にあるという事から土日月曜日の午前中までは警察署で飼い主さんのお迎えを待つ事にして、引き出しは月曜日の午後一との指定でした。

お預かりの時にマイクロチップが入っている事が分かったのですが、私たちの所へ来る子の9割強は「マイクロチップが用を成していない」ので、あんまり期待は出来ないですけどねってお巡りさんともそんな話しをして、そのままいつも通り、その足で病院へ行って健康診断、チップを読んで、IFS(国際フェレット協会)に照会をかけt…ら、なんと、「販売店」が分かったんです。

これまでの経験上、大元の卸問屋までは分かっても販売店が分かるという事はほとんど無かったから驚きました。

まず初めに知っておいて欲しいのですけど、(フェレットに関して大して詳しくも無いのにただ売っているだけという無責任なペットショップがあるからだという極論は置いておいて)多くのペットショップから渡される「証明書」と呼ばれる書類は初めてお迎えをされた多くの皆さん達が思っているような物ではありません。

必読!
各ファームごとに違う「フェレットの証明書」と呼ばれる書類について
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まずはじめに 「フェレットの証明書」にその正式な定義はありません。 これは各ファームごとによっても違いますし、販売店舗によっても、その扱いや「どれを指して」そう言っているのか、そこからもう違っているの

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上載リンクにありますように、表記のカラーが違う、性別が違うなんて事はしょっちゅうですし、何かしらのきっかけでたまたま我が子のチップを読んでみたら「書類に記載されてるチップの番号と違ってた」なんて話しにさえ私達はもう特に驚く事も無く…なんて言いますか、「その辺の事」がまだまだ全然ちゃんとされていないのがこの子達を取り巻いている現状なのです。

マイクロチップをきちんと活用できるようにするためには「お迎えをしたあなたによる手続きが必要」だと覚えておいて下さいね。

必読!
フェレットにマイクロチップは必要か?装着してるだけでは意味が無い実例と有効利用するための説明
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突然の迷子、災害、盗難、事故……ペットは住所も名前もいえません。そんなとき、マイクロチップは確実な身元証明になります。 動物愛護管理法では、犬やねこなどの動物の所有者は、自分の所有であることを明らかに

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そんな中で、その販売店が超数少ないチップの情報と購入者の情報とを紐づけした独自の顧客管理の帳簿をきちんと何年も保管している「信頼できるショップ」である事は有名で、だからこそ私達はちょっと複雑でした。

そういうお店は、お客様との信頼関係をしっかり築けている事が自慢です。

私はそういう自慢話を聞くのが大好きなんです。

嬉しそうに「うちからお迎えしてくれたお客様の自慢話し」を聞かせて下さっていたあのお顔を思い浮かべると「そちらからお迎えされた子がこういう状態にあるんですけど。」の連絡をするのは気が引けて、ちょっと胃が痛くなりました…

「大切にしてくれてますか?」は「責任はうちにもありますから」に任せる事にした

「まさかうちから保護される子が出るなんて…」って、当たり前にひどく落ち込んでおられました。

それまでずっと「何かあったら相談して下さいね」って、そのショップが「飼えなくなった」の相談にも必ず乗ってこられていたのも知っているから、心中はどれほどかと話ながら私も胸が痛かったです。

その子がいなくなってからその時点で少なくとも5日は経っているわけで、その間、どこにも「脱走させた」の届出が出されていない事から推測したらあまり楽観的な事を言うべきでは無いのだけれど「別にまだ遺棄と決まったわけではないですから」って、思わず口から出ていました。

それが思わず口から出ちゃったついでに「保護されてるって連絡が来たんだけど脱走させちゃってないですか?の連絡を飼い主さんに直接入れてもらう事は可能ですか?」と続けました。

ショップさんからそのように話しをしてもらい、「事情があって外に放してしまった」のなら、「保護活動者の所にいるからきちんと名乗り出て、その子の情報(病歴や好きなフードやおもちゃなど)を知ってもらったうえで、その先をお願いするべきだ」と伝えてもらう。

そうやって、私の所へ連絡がくるようにしてもらって、その後の話しはキッチリ私が保護活動者としてさせて頂く!という作戦でいくことにしました。

遺棄だと決めつけて怒鳴りつける準備をしてた

その夜、「一週間前に脱走させちゃったらしくて今すぐ引き取りに行きたいって言ってます」ってショップから連絡がきました。

(は?何を言ってるんだ?どうせ嘘に決まってる。自分が捨てた事がバレて焦ってそんな事を言っているに違いない。いまだに遺失物届けが出されていないのがその証拠だ!)

「この子は警察署からのお預かりです。はいそうですかと私から返却する事は出来ませんので、まずは警察署へ行ってその手続きをするように伝えて下さい」

すぐに活動者会議をお願いして「どう思いますか?」と投げたら

  • 1週間も遺失物届けが出されていない(きちんと探してあげてる形跡がどこにもない)のはそういう事
  • 身元がバレたから脱走だと言ってるだけだ

って全員の意見が一致していました。

動物遺棄として警察に突き出す事も視野にいれつつ、「まずは所有権の放棄からですね、慎重にいきましょう」って。

「ショップさんにあなたの連絡先は置いてきてるんですよね」

→「はい」

「今すぐの引き取りが出来なくたって、私なら無事な姿を確認させて欲しいと、一目だけでも会わせて欲しいってすぐに保護先の連絡先を聞いて連絡するけどね」

「普通はそうでしょ」

→「ですよね」

「これさ、明日が勝負だね」

「身バレしてるの分かってるからバックレは無いはずだけど、本当に探してたんなら明日の朝一で警察署に行くはず」

「警察署から連絡があったら、本人からは何時に連絡があったか聞いて下さい。詰め方はそれによって臨機応変にいく事にして各種の書類の準備は万全にしておいて下さい」

→「書類準備は終わっています。任せて下さい。」

全員が「遺棄がバレてその場しのぎの嘘を言っている」事で一致していたので、私達はずっと、いかに安全にかつスピーディーに保護案件に繋げるか、そのための話し合いをしていました。

大切にはしてたんだ…私達の「普通」と違ってただけなんだ…

翌朝10時前に「飼い主さんから連絡がありました」と警察署から電話がありました。

それは「飼い主さんが朝一番で連絡をした」って確認しなくても分かる時間でした。

そのままトントントントンと話が進んで「ではその時間に署内でお引渡しという事で」はこちらが準備をして向かえる一番早い時間。

(まさかこのためにお仕事をお休みしたのかしら…)

約束の時間の15分前に到着した警察署のロビーで一番最初に目に入ったその人はごっつい腕時計がやたらと目立つ腕でピンク色の可愛いキャリーを膝にしっかりと抱えて座っていたので「あ、この人が飼い主さんだ」ってすぐに分かりました。

(これまた随分いかちいアンちゃんだな…室内ではサングラスくらい外しなさいよ、ここは警察署ですよ)って思いながら近づく私に気がつくや否やスクっと立ってサングラスを外して「この度はお世話になりました」って帽子も脱いでペコリって。

(えぇぇっ!!超いい子じゃん!?何?ごめん、厳ついとか思ってごめんマジでごめん)

何なら菓子折りの用意までして来ているうえに、「病院に連れて行ってくれたと聞いています、おいくらでしょうか」ってこれまたごっついハイブランドのお財布を出すから「とりあえず。先に手続きを済ませましょう」って、お巡りさん立会いの元で引き渡し(お返し)の手続きを済ませた後、外に出てから言いました。

「あの…失礼ですが、本当は飼えなくなっちゃった事情とかあるんじゃないですか?」

「いや、無いです」

そんな事は分かっていました。

私達が「普通ならこうするはずだ」「それをしていないんだから遺棄だ」と決めつけていたことの全部は、手続きの最中、彼が言った「探し方が分からなくてどうしたら良いのか分からなかった。犬や猫の迷子掲示板はあるのにフェレットのは無いからもう諦めるしかないのかと思ってた」が答えだよなって分かってはいたけど続けました。

「私は保護活動者だからこういう状況を何度も経験していて、だから分かってるって言ったらおかしいんだけれど、身バレしてるから仕方なくそう言ってるんじゃないですか?別にこのまま警察に突き出すとかはしないから本当の事を言って欲しいんです。もし飼育継続が困難な状況にあるならこのままこちらに任せてもらっ…」

「無いです」

「んー、でも、あなたくらい若い方ならSNSでも何でも使って探していますって出来たんじゃないかって私なんかは思ってしまうのね、そういうのしてなかったでしょ?だからって言ったら悪いんだけど、必死に探してあげてなかったように見えるから、遺棄じゃないって信じられないんだよね」

「それは…」ってここから先は彼の個人情報に容易に繋がってしまう内容となるので控えますが、彼が続けて話してくれたその理由は私を納得させるのにもう十分でした。

「脱走させない対策をきちんとします」

「私たちも、脱走させないための方法や脱走させちゃった時にはどうしたら良いのかをもっともっと広めていけるよう努力します」

ってお互いに約束をして別れました。

まとめ

彼は「探し方が分からない」=「小動物はいなくならせちゃったら諦めるしかない」と思っていたそうです。

そんな事あるわけないだろ!って思うあなたは「探し方を知っている」飼い主さんだから。

彼は、小動物はそういう扱いなんだと思って憤りを感じていたとさえ言っていました。

大切な我が子がいなくなったらどうする事もできない、いなくならせた自分が悪いと思うしかないんだと思ってたって…

それを聞いた時、「もしいなくならせてしまったら警察署に届出を出す」って、たったそれだけの事さえ浸透させられていないんだって活動者として虚しくなりました…

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まずはじめに、今日のお話しは「こうしたら確実に見つかります」というものではありません。 ただ、「こうした方が発見に繋がりやすくなりますよ」という事を、同じく保護活動をしている友人・知人たちの経験談など

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事の顛末を報告したらペットショップさんは「これからはお迎えしてもらう時に必ずそれを伝えます」と言ってくれました。

その夜の活動者会議では

「そっか…」

「うちらの”普通”がズレてるって事なのかな?」

「価値観の違いってやつにどう取り組むかを考えた方が良さそうですね」

みたいな話しになりました。

自分たちがやってきている事が何にもなっていなかったんだと挫けそうではありますが…まだまだやらなきゃいけない課題に気が付けたんだと思って頑張っていこうと思います。

協力して下さいね!

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

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