フェレットのケージ飼い
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ペットと暮らす

フェレット【ケージは可哀想の間違い】必要な理由なぜ無いとダメなのか

2021年1月10日

コロナ禍によるものばかりだとはもう言いませんが、「ペット需要が高まっている」とされたあたりからまたフェレ飼いさんが増えてきたなぁって、それ自体はとても喜ばしい事です。

ただ、やっぱり…

増えてきている相談というか「どうしたら良いんですか」から受ける印象は、明らかに「飼い主としての知識と準備が足りてない」内容が多いです。

その中でも今日は特に「それは間違っています」と、根本的な事から考え直してもらわないといけないケージについての大切なお話しをさせて頂きます。

「きちんと注意喚起しないと危ないなぁ…」と思いながらも、個々の対応その他に追われて、ブログを書く時間を持てずに過ごしていたら、やはり同じように危惧されている方からこんな風にあがりました。

Twitterから

@whitebutter999

この中にもありますように、最近、「うちの子たちはケージを嫌がるから使ってない」という飼い主さんが増えたように思います。

それ自体は別に、それぞれのお家のやり方ですから「そうなんですね」としか思いませんが、そこから、「ケージはフェレットのストレスになるから使わない方が良いんだ」みたいになっていってる今の風潮がとても恐ろしいのです。

「ケージはこの子達の命を守るために必要なもの」だと、きちんと知っておいて下さい。

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フェレットにケージは可哀想って感情で「なぜ必要とされているのか」までを考えないから起きる間違い

私は基本的に、万人に共通する正しくて安全で楽しい飼い方なんて無いと思っているので、それぞれのお家のやり方に口を出す事はありません。

「その子と飼い主さんとがそのお家で暮らすやり方」で、それぞれの「一番良い」を探していくのが一番良いに決まってるじゃないですかって、小泉進次郎語録みたいな言い回しになっちゃいましたけれども、これは例えば、「こうする事が安全」とされている一般的な事とは違った事を見かけたとしても、そこには理由があるんだろうと思って口を出さないという意味です。

ただ、「基本的な事は分かってる、けどあえて、家ではこうしてます」っていうのと、

「その方が楽だから」「お金をかけたくないから」を「あの人がやってるから良いだろう」に都合よく切り替えて「家でもこうしてます」は全然、違いますので、個人的な口出しはしないけど「基本的にはこうなんですよ」って話しを私はこれからも知ってる限りで今日みたいに書いていくから、もし良かったら今後も何かある度に見に来てね!って、長くなってきたんで、そろそろ本題いきます。

ケージは「ペットを迎える(動物を飼う)=動物に適切な環境を整える責任」の一番目にある「必要なもの」になってきている(動愛法)

昭和の皆さんはご存じでしょうが、ほんのついこの前まで、「猫は外で自由にさせてやるのが一番幸せなんだ」って、ほとんどの猫ちゃん達が今でいう半野良状態で「飼われて」いました。

「たまにしか帰ってこないからきっとよそでもご飯もらってるのよ、うちの子」って、これが普通の会話だったの若い皆さんにはビックリですよね?きっと。

でもって、その猫ちゃん達にも今では「ケージは必要」とされてきてるって、今度は(猫ちゃんに縁が薄い)昭和の皆さんがビックリでしょ?

そうなんですよ、今ではもう。

その前から少しずつ外飼いの危険性を訴える声は出始めてはいましたが、今のようになった一番の大きなきっかけは、東日本大震災です。

あの時に「ケージにいなかった子達」がどうなったのか、その後も「ケージに慣れていない子達」がどういう状態にあったのか、ボラとして生で見ました。

同じ光景を見た人はきっと、ケージへの価値観や考え方が同じ物になったと思います。

それくらい「そういう事だった」ってだけに今は留めますけど、あの震災を境に「どの子達(動物の種類は問わず)にもケージは必要だ」という考え方が一気に広まったんです。

2018年の6月に政府・地震調査委員会は横浜で今後30年以内に震度6弱以上の大きな地震が発生する確率を82%だと公表しました。

発生確率は80%超…!? 次の巨大地震が襲う「大都市」の名前(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
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「現代ビジネス」は、第一線で活躍するビジネスパーソン、マネジメント層に向けて、プロフェッショナルの分析に基づいた記事を届ける新創刊メディアです。政治、経済からライフスタイルまで、ネットの特性を最大限に ...

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ケージが無いという事は「ペットのための備えをきちんとしてあげていない」と、今はもうそういう時なのですから、ちゃんと用意しておいてあげて下さいね、その子のために。

フェレットを脱走させた経験がある家のほとんどがケージ不使用の完全放し飼いスタイル

このブログ内のどこかででもお話ししていますが、私は一度フェレットを脱走させた事があります。

「フェレットがいなくなっちゃったんですけど」ってお話しは聞くと大体「いつも放し飼いにしてるから、いつから居ないのか分かりません」って答えが返ってきます。

「いると思い込んでたから最後に見たのはもう何時間も前で」って…分かります。私もそうでしたから。

しっかりケージ派の皆さんの中には「放牧中は絶対に一秒も目を離しません」って方もおられますが、「常に見てるわけじゃないけど」って方も多いですよね。

でもその同じ「常に見ているわけじゃない」でも、完全放牧スタイルでは「今は遊ばせてる時間という感覚」が無いから飼い主としての緊張感がダレるんです。

無自覚でも「今は遊ばせてる時間だから」という思いがあれば見ていなくても意識はそこに向いていますが、完全放牧だと「あそこにいるはず」の思い込みでその意識は薄れます。

怖いのはそうなってる自分に自分で気が付いていない事。

だから、脱走されるし、それにも気付けない、だから、確認もしないでその思い込みだけで何時間も過ごせちゃうんです。

室内全てを自由に開放した環境で、窓にもドアにも何の対策もしないで、「どっか行っちゃった」って、そんなの当たり前過ぎて言語道断!フェレットを飼っているという自覚を持って飼い主としての責任を考えないとダメなんだよ、昔の私っ!!

※脱走の対策は「どのご家庭でも」必要な事ですので、必ずしておいてあげて下さいね。

で、その遊ぶ時間とそうじゃない時間とのメリハリが無いっていうのは、フェレットにとってどうなのかなって、ここから少し私の個人的な考えになるのですが、ちょっと聞いて下さい。

ケージ飼いと完全放し飼い【運動量の差】どっちが多いと思う?

常に広いスペースを与えているのだからケージで飼うより完全放牧の方が体力が付くと思われるかも分かりませんが、私が見てきた限りでは、運動量が多いのは間違いなくケージ飼いの子達です。

「ケージから出たら遊ぶ時間」という生活にある子達は、遊び場に出たら力いっぱい遊んでいます。

疲れるまで走り回っている子、出す度に一目散で高い所へ登ろうと頑張る子、色んな子がいますが、とにかく、そこは彼らにとって「遊び場」ですから、お部屋(ケージ)に帰るまでは、とにかく必死で遊んでるというか、もうずっとテンアゲで大はしゃぎです。

一方、放し飼いの子達はというと「うちの子は大人しすぎるんじゃないかと思うんです」って確かにそういう子を見たり聞いたりする事はあっても、「ずっとテンアゲではしゃぎ回ってます」なんて子の話しは一度も聞いた事がありません。

まぁ、24時間ずっと出ているのだからその間ずっとテンアゲではしゃぎ続けるなんて事は普通に無理なんですけど、そういう事では無くて「それにしても」です。

最初の頃は登ろうとしていた場所へもそのうち行かなくなります、走る事はあっても「走り回ってる」という事もない。

それって、ケージ飼いの子達にとってケージがゆっくり休むお部屋であるように、完全放牧の子達にとっては家全体がもうゆっくり休むお部屋という認識になってるんじゃないかなって思うのですよ。

「大人しいから放し飼いができる」のか「放し飼いだから大人しくなる」のかは分かりませんが、「シニアになってくると下半身の筋肉に歴然と差が出てくるから、それまでどんな生活環境にあったかは触ると大体分かる」って動物(主にペット)の生体に詳しい知人が言っていたんです。

言われてみれば確かに、ケージ飼いの子達の方がシニアになってからも活発な子が多い気がします。

メリハリのある生活をしているしていないで筋力に歴然とした差が出るほど運動量が違うのであれば、心配になるほど大人しい子は、飼い主さんが意識して、ケージ飼いの子達が放牧している時間と同じだけ遊ぶ時間(運動の時間)を作ってメリハリを作ってあげたら変わってくるのかなって思ったりします。

「楽しみな時間を待つ」のは心の活性になる

メリハリって当然、心にも影響があると思うんですよ。

例えば、ケージにいる子達にとって、外で思いっきり遊ぶ時間は「楽しみな時間」です。

「その時間が近づくとソワソワし始めるんですよ」なんて子のお話しを聞かせてもらう度に私はニヤニヤが止まらなくなるのですが、この子達だって私たちと同じように、楽しみを待つ時間はソワソワ楽しい気持ちなんだと思うんです。

子供の頃のあの、遠足の前の日のソワソワを、この子達に毎日、味合わせてあげられているだなんて、とっても素敵♡

その子にとって毎日「楽しみな時を待つワクワクの時間」、それはケージの中にいるからこそ味わえるんですから、「ケージに入れるのが可哀想」は違うって分かりますよね?

その楽しみな時間は良い運動にもなるのですから「ケージはメリハリのある生活を送らせてあげる道具として必要」って、そういう風に考えてみたら、可哀想で心苦しいみたいなのは無くなるんじゃないかと思いますって、私の個人的な考えはここで終わり!

話しを戻します。

フェレットの事故のほとんどは飼い主が見ていない時に「ケージの外」で起きる

「ケージはその子の為に必要なもの」という考え方は何も震災に備えてというばかりではありません。

これも、ちょっと前までは普通に見られていた光景「ノーリードで犬の散歩」、が、なぜ「ダメな事」となっていったのかと同じ理由ではあるのですが、その前に…

犬に縁が無い方からはきっとその理由を「ノーリードで散歩させるなんて、その犬が人間や他の犬を噛んだらいけないからに決まってるじゃないか」とする方が多くあるかとは思うのですが、違うんです。

いや、違うって事は無いんですけど、動物愛護の精神からいうと

何かに驚いたりしたらどんなに訓練された犬でも突発的に走り出してしまう、絶対に飼い主の号令で止まるなんてそんな「絶対」は無い、そうやって交通事故にあったり、そのままどこかへ行ってしまう逃走事故を防ぐため「犬の安全のためにリードは着けなきゃいけない」なんですよ。

動物愛護管理法

(1)基本原則
すべての人が「動物は命あるもの」であることを認識し、みだりに動物を虐待することのないようにするのみでなく、人間と動物が共に生きていける社会を目指し、動物の習性をよく知ったうえで適正に取り扱うよう定めています。

これね、ケージは可哀想だからとか、うちの子は絶対にとかでは無くて、「フェレットと向き合う時には、フェレットの習性をよく知ったうえで、フェレットに適正な環境を整えなさい」って言ってるんです。

どんなに「うちの子は絶対」と飼い主さんが思っていても、「突発的に何かがあった時、フェレットにそんな「絶対」は無い。だから~しておかなければいけません」って考え方が動物愛護の精神なんです。

だから、誤飲・誤食や脱走などの事故が多いフェレットの習性をよく知って、犬のリードと同じく、それらの事故を防ぐために「見ていてあげられない時にはケージに居てもらう事が適正な飼養環境」とする、って話なんですけど…もうそろそろ良いですかね?

「基本的なこと」伝えられたかなぁ…

ぶっちゃけね、ケージを使っていようがなかろうが、どっちでも良いのですよ、あなたのお家のやり方がちゃんとあるのだったら。

ただ、ケージを正しく使っていれば防げてるはずの事故があまりにも多いっていうか、「ケージに居てさえもらっていればその事故は防げてるんですよ」って事だけは、ちゃんと知っておいて欲しいんです。

車にひかれた亡骸を飼い主さんと見つけて「だからケージを使ってあげてとあれほど言ったのに…」って私たちの気持ちをちょっとだけでも考えてみてもらえますか?

…考えてみてくれました?

じゃあ、ここまで!

散々こんな風に書いてきたけど、それでも、あなたがその子にとって一番安全で一番楽しい環境を整えてあげているならそれが一番良いって私は思います。

まとめ

今日のお話しは、例えば、出産を控えたご家庭でベビーベッドの用意が無かったとします。

ベビーベッドの役割(必要性)はちゃんとあるわけだけれど、それでも「我が家はこういう理由で使いません」ならそれで良いと私は思います。

それは、それを知らずに「ただ用意してない」のとは全然違うんだから、他人が口を出す事じゃないと私は思うんです。

ケージの用意もそれと同じです。

ただ違うのは、その「私は」が「保護活動者」だから、「一応、お伝えしておきますね」って言っておかなきゃいけないなって…

今日のお話しで言いたかった事は「ケージは可哀想とか言っていないで、どうして必要なのかをまずは知っておいて下さい」なんですけど、とっ散らかっちゃったんで、こちら等、まだお時間ありましたら読んでみて下さい。

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この子達のお部屋となる小屋は「ゲージ」では無く、「ケージ(cage)」です。 切れてたら横にシュッと! 原語(英語) 日本語 意味(使い方) × gauge ゲージ 計器、レールの軌間、標準寸法など

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