迷子フェレット

神戸,垂水,目撃情報

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迷子・脱走フェレット【保護活動者たちが今してる事】緊急事態宣言発令中に私達にできる事はない

ここへきて、「フェレットを見かけました」の情報がとても増えました。

いつもなら、その近くの保護活動者にまずは連絡をとり、その活動者から近場の「皆」に協力要請をだし、私が中継(情報をまとめて現場に伝える)して、現場では人海戦術で捜索が始まります。

今はそれが出来ません。

「外出を自粛して下さい」と言われている時に、活動者同士で「じゃあ、行きましょう」とそこで集まる約束をする事はありません。

何かしら不要不急ではない用事のついでにちょっと気に掛ける程度の事しか出来ないのです。

こんな時に捜索隊を組むなんてとんでもない事です。

それでも公開されている一つの情報を見てそれぞれがそうするわけですから、図らずもそこへ人が集まってしまう事はあるかもしれません。

それでも緊急事態宣言が出された今「集まる」というそれは「止めてください」「自粛して下さい」とされる行動になります。

「出来ない」んです。

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保護活動者には何の力もないから探せない、探してあげられない…

先日、迷子探しの協力要請が入りました。

「出来る限りの協力はさせて頂きます」として、いたちのおうちでは、こんな風にトップページの一番目立つところにその情報が常に表示されるようにして、

迷子フェレットの情報

Twitterでも、こう呼びかけました。

こちらは、今まさに探しておられる飼い主さんから協力して下さいとあった子です。

見つけてあげさえすれば、すぐにお家に帰れる、帰るお家が分かっている子です。

現場近くの活動者に連絡をいれたら、彼女はすでに仕事の帰りや何かの時に「ちょっと気にかけて見ている」との事でした。

飼い主さんと連携はしていますが、もちろん単独行動でです。

探している飼い主さんがいる子の保護と目撃情報から捜索を始める子の保護は全然違う

続いては、こちら

「(発見者さんが噛みつかれたそうで)捕獲できなかった子がいます、呼びかけに協力して下さい」とあった、今日のアイキャッチ画像の子です。

近場の活動者に連絡をいれたら、ちょっと気にかけて見てみると仕事の帰りに現場へちょうど向かっていたので、うちはそのサポートに回りました。

お分かり頂けますか?

私はいつも「出来たら捕獲して下さい」と言っています。

保護さえして頂ければ、あとはこちらで、その後どうしたら良いのかのお話しをする事も、可能なら引き取りに行く事も『何でも』出来るその自信があるから、「とにかく捕まえて欲しい」と言っています。

それが今は『何もできない』から、こんなに弱気な「協力して下さい」しか言えないのです。

たまたま誰かが見つけた場所へ、たまたま何かのついでに寄れた人がいて、たまたま保護できた」って流れに持って行くことしか出来ないのですよ…

今は「多くの協力」を求めてはいけない時なのです

目撃情報があった場合、ビラを配ったり、ポスターを貼らせてもらいにお願いに行ったり、普段なら可能な事が今は一切できません。

宅配業者の方々も出来るだけ対面での受け渡しを避けるよう、色々とされている中で、個人が個人宅を訪ねて「お話しを聞いて下さい」なんて出来るはずが無いのです。

「お庭にいるかもしれないから見て欲しい・見せて欲しい」もダメです。

もし仮に、それをした場合、

「こんな時に何を考えているんだ」

これが一般常識として、当たり前の答えです。

「こんな時に大変ね」はせいぜいペットを飼っている方から少数でるくらいです。

当たり前です。

今、外に出たり、他人との接触を余儀なくされている方は皆さん、「お仕事」もしくは「生活に必要だから」そうしている方たちだけです。

緊急事態宣言が発令されたというのは、そういう事なのですよ。

「フェレットがいた」の情報があったとして

「それはペットです」「野生では生きていけない動物です」までは良いですが、

その先は

「だから何だ?」と返ってきても、それが今のこの状況では正しい普通の応対だと皆さんも分かっておいて下さいね。

動物が好きとか嫌いとかそういう次元の話しではないのです、人が人の命を守るために、全国民にそう行動の制限がかかっているのが今なのです。

だから、いつも以上に気を付けてあげて下さいね。

今この状況では、間違っても、誰かから「捕獲に協力して下さい」とは誰に対しても言えないのですから。

「お手伝いします」に「お願いします」も言えません

そういう情報を見たら「何かできる事はないか」と、それが近場ならなおの事、「お手伝いします」と声をあげて下さる方が必ずいます。

いつもなら、「ありがとうございます。ではこうして下さい!」と言いますが、今はそれも出来ません。

自粛の要請が出ている、あなたの外出を促すような事は私達にはできないのです。

だから、「何かのついでにちょっと様子が見られるようだったら気にかけてみて下さい。何か情報がありましたらお願いします」しか言えないのです…

だからそれは誤解です

そういうやり取りを見て「こんな時に何を考えてるんだ」と、もっともなご意見がチラホラ出ていると聞きました。

が、「お手伝いできる事はありませんか?」と声をあげてくれた方に何かを言うのは止めて下さいね。

あれは、一発目、二発目の情報の出し方が悪かっただけです。

要するに、どこかで誤解を招いているのだとするならば、その責任は私にあります。

だから、ここでこうして「そうじゃない。そういう事はしていない。」ときちんと説明をさせてもらっています。

そろそろストレスがたまってきて「八つ当たりできそうな先」を探してしまう気持ちは分かりますが、優しい気持ちを行動に移そうとしてくれただけの誰かをターゲットにするのは違いますよ。

あれは「私の」ミスです。

そして、そういう事はしていませんから、どうぞ、ご安心くださいね!!

まとめ

今日のお話しは少数の方にしかお分かり頂けないかなとは思いますが、「そういう事」として皆さんそれぞれにご理解頂きたく思います。

この状況下で私達は「何も」「活動」は出来ません。

何かのついでにちょっと気に掛けるのが精一杯です。

だから、もしも、その子を持て余してしまっていたとしても、外へ置いてくるような事は絶対にしないで下さい。

運よく誰かの目に一度は留まっても、その先、私達は探しに行けないから、誰も保護してあげられない可能性の方が明らかに高い今、そこでその手を放したら、その子はそのまま死んじゃいますよ。

動物の遺棄は犯罪です。

あなたがその子を殺すんです。

だから、まずは相談をしてきて下さい!!

江ノ島の迷子ちゃん

飼い主さんが今も毎日、探されています。

Twitterからご本人に直接でも構いませんし、私やここでも構いません。

丁寧な挨拶や何かそういお気遣いは要りません。

「似たような生き物を見かけた」だけでも構いませんので、見かけた方はどうかどうかご連絡を頂ければと思います。

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