南禅寺(天授庵)

little patch

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巷で話題のアレ

友達とか親友とかその定義なんかはどうでも良いけど京都が最高だったって話

2019年10月3日

もう先月の話になりますが、奈良→大阪→京都に一泊二日で弾丸旅行をしてきました。

その10日ほど前に日程が決まり、そこからサクサクサクサクっと全部(新幹線や宿の手配など)やってもらっちゃいまして、私はただワーイワーイって楽しんできただけなのですけどね。

ワーイワーイと楽しんできただけなので、今日のこのお話、タイトルから一見すると連想されがちな旅ログ的要素、それは一切ないです。

ただ、その全部やってくれた人…一緒に行ったいわゆる同行者がプロのカメラマンだったのですけど、

普段は動物たちやお子様たちをメインに撮られているその屋号『little patch』のコンセプト「小さな家族たちとの思い出を切り取ってパッチワークのように繋げていく」そのまんま、彼女の「切り取った世界」があまりにも素敵で自慢したくてたまらないから今こうしています。

ただの日記みたいになるのは分かり切っているので最初に申し上げておきましょう…

文章はサラーっと読み流して良いです(笑)

ただ、写真だけ、彼女の世界観が本当に素敵だからどうか見て下さい!!

南禅寺への案内板

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「友達」と「親友」その定義、きちんと説明できる人っているのかな?

昔から「男女の間に友情は成立するのか」みたいな話しになるたびに、私はその価値観というか感性が「じゃない側」とされ、いわゆる少数派の「変わった考え方の人」だと言われてきました。

それはまぁ、性の事など色々な要因があるので一先ずここでは置いておくとして、思い返せば子供の頃から「私たち友達だよね」と言われれば「この子とは友達なんだ」と思い、「私たち親友じゃん」と言われたら「この子とは親友なんだ」と思うような…

なんと言いますか、こちら側からその線引きをしたりカテゴライズする基準のような物が全く分からないまま今に至るといったところでしょうか…

社会に出てからすぐの頃なんかはその仕事柄、知り合う人の数が多すぎて「知り合い」「顔見知り」「飲み」「○○仲間」…それらの分類分けがうまいこと出来ず、携帯電話のアドレス帳にあるグループ分けで9割以上の人が「未分類」になっていたくらいです。

良い機会なのでちょっと調べてみました。

友達:互いに心を許し合って、対等に交わっている人。一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人。友人。朋友 (ほうゆう) 。友。「友達になる」「遊び友達」「飲み友達」

親友:互いに心を許し合っている友。特に親しい友。「無二の親友」

出典:デジタル大辞典

なんだろう…

分かるようでよく分からないこの感じ。

日本語って本当に難しいですね…

天授庵

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友達と親友…その定義なんかより「自分がどう思うのか」が大切なんじゃないかと思うのです

SNSという、いつでも誰かと繋がる事ができる便利なツールがある今のこの社会を生きる若い方々にはちょっと理解しづらいかもしれませんが、その昔は「一人でいたくないから(一人でいるのが怖いから)友達を作る」という、『その為の友達』というカテゴリーを持ちたがる(持とうとする)人が結構な割合でいました。

幼少期にちょっと、色々と本来であれば大人になる過程で少しずつ経験していくであろう事が一度にまとめやってきた!みたいな事があって小学生の割と早い時期から一人で行動するという事に何ら特別な感情を持っていなかった私にとって、その辺りのあれこれが「結局のところ"友達"って何だろ?」に繋がっていくのですけど、

これ、お分かり頂けますかね?

「一人でいたくないから」が理由でこさえた「友達」って、どういう関係のそれか分かりますか?

=何をするにでも一緒でいなければ「友達じゃない」って事にすぐなるんです。

非常に脆いのですよ、そうやって理由ありきで"作った友達"というのは…

ちょっとでも離れたら友達ではいられなくなった友達と離れていても仲が保てた友達

これはあくまでも私の実体験でしかないのですが、中学生の頃、「私は今は行きたくないから皆と一緒にトイレには行かない。教室で(漫画読んで)待ってる」と"友達(グループ)"に言った事がありました。

その日のお昼、それまでずっといつも一緒にお弁当を食べていたその友達たちが私を避けるようにして教室を出て行ってしまいました。

残された私に向けられた他のクラスメイト達の視線に多少の気まずさは感じましたが、だからといって別に追いかけて行ってまでその「友達たち」とご飯が食べたいわけでは当たり前にもう無いし、なんか恥ずかしいなとは思ってもとっさに逃げ場所になるような所も思いつかなったし、何より、「今、教室から出たら私の負けになる」みたいな事を思ったので、その日はそこで「私は別に何も感じていない」というような顔を頑張って頑張って作りながら一人でお弁当を食べた事を覚えています。

お察しの通り、次の日からは挨拶をしても誰からも返ってこない日々が始まるわけなのですが、私は全然へっちゃらでした。

もちろん、思春期という多感な時期でしたから、何も感じなかったわけではないし、学校という場所がとんでもなく居心地の悪い場所になった事は事実ですが、ちょっと特殊な環境だったというか、まあその話しは長くなるから置いておくとして、私には一緒にいなくても(学校が違っても)親しく付き合っていた「友達」がちゃんといたので、「学校のお友達」に固執する必要が無かったんです。

さて、ここまでに何回も出てきたこの「友達」という言葉。

先に出てきた学校の友達たちの間では、しょっちゅう「うちら友達じゃん」と言い合っていました。

学校の外にいた友達たちと、そんな会話をした事があの当時にあったかどうかは覚えていませんが今でも連絡を取り合っているのはこちらの仲間たちの方です。

ね?こうやってみるといよいよ「友達」って何なのか分からなくなってきませんか…?

南禅寺の鯉

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「友達になりましょう」から始まっていない方がずっと続く関係を築けるような気がする

今回、一緒に旅行をした彼女との年齢差は実に「20」です。

ジェネレーションギャップ云々はもちろんあります。

だって私は彼女より彼女のお母さんの方が同世代だし、私の同級生には彼女のお子さんと同じ年齢の孫がいる人間もいます。

20歳の年の差ってそういう事なんですけど、この関係を「友達」とするかどうかを考える時、気にするのはそんな事じゃないんです。

あの日の京都。(題:いたチカ。)

蹴上インクライン

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恥ずかしながら私はその場所が何かさえ知らなかった「蹴上インクライン」という所に「行きたい」と彼女から言われていました。

「もちろん行こう」と即答した後、調べてみたら日本でも有数の撮影スポットとありまして、ほぉ!さすがプロのカメラマンは行きたい場所のチョイスからして私なんかとは違うんだなぁ…なんて、その観光案内にある情報をサラーっと読み流すだけで終わりました。

彼女が行きたいと思う場所に私も行ってみたいと思った。

そして行ってみた…その感想はこの写真の通りです。

私、めっちゃ笑顔。

私の好きはこういうの…ねじりまんぽ

そこからこの距離にある南禅寺

二人ともが「ぜひ行こう」で行く事にしました。

蹴上インクラインから南禅寺

google map

この記事を書くにあたりちょっと気の利いた案内でも引用させたもらおうかと2~3個のサイトを見てみたのですが、ごちゃごちゃと長文(サイト構成)のための長い文章とかであんまり気が利いている感じを見つけられなかったのでやめました。

気になる方はきちんとした観光案内のサイトとかをご覧になって下さい。

で、ちょっとこちらを見て欲しいのですけど

ねじりまんぽ(蹴上トンネル)

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読めます?

かの有名な「ねじりまんぽ(蹴上トンネル)」なのですけど、これがその内側。

どう見えます?

ねじりまんぽ

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壁がねじれて見えません?

奥に吸い込まれるみたいな感じがしません?

いや、これ「~せん?」じゃなくて、実際に螺旋状にねじれているんです。

これはデザインでもなんでもなくて(それもあるのかもだけど)耐久性を上げるためにこういう風(斜め)に積み上げているんです…って、あぁ、好き。

上手く説明できないけど、私に刺さるのはいつだって、こういうのです。

上手く説明できないから、私は自分の好きを誰かに説明することは滅多にないのですけど、別にそれは分かって欲しいとも思わない「私の好き」だから、それで良いのです。

で、トンネルを抜けたらもうこんな

蹴上インクラインから南禅寺への道

little patch

「あぁ…京都…好き」な景色しかなかったです。

南禅寺が素晴らしいのなんて言わずもがな

もうそれこそ、そういう専門のサイトとかでお調べ頂けば良いことですし、南禅寺の説明なんて恐れ多すぎて私にはできません。

なんてったって、禅宗の臨済宗南禅寺派の大本山、京都五山の別格…最高位ですからね。って、なんだこれ?…こんな語彙力で一体、何を語れるというのか。

というかですね、ちょっとあれこれと諸事情によって一緒に参拝したのは上載数枚の写真の場所「天授庵」だけなのです。

「せっかくだから行ってきて」の言葉に甘えて堪能させてもらった「方丈庭園」は、筆舌に尽くし難き素晴らしさでした。

南禅寺の祈願護摩

我が家と彼女のお家の家内安全をお願いしてきました

私がホケーっと日本人で良かった…なんてしているその間、彼女がしていた事がこちら

水路閣
  • インスタ映えするフォトジェニックな撮影ポイント
  • サスペンスドラマのロケ地として有名な観光スポット

なんて紹介されているこちら

南禅寺水路閣

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これ、お昼時ですからね。

観光客でごっちゃらごっちゃらしているこの場所で「執念でラッキーな(誰も映り込まない)一瞬を捉えた」って言っていました。

私は写真の事は分かりませんが、「撮りたかったものが撮れた」って、きっとすごく嬉しい事なんだと分かりますし、「それは良かった」って心から思うのですよ。

そうだから結局ね、

価値観”について”が友達かそうじゃないかだと思うのです

小さな子供連れ、新幹線の時間、等々で限られた諸々の中で「次はどうしようか?」を決めていった今回の旅行。

私には「せっかくここまで来ているのだからできれば行ってみたい」という場所がありました。

日本ガッカリスポットの一つにさえ入らないガッカリ名所と言われている「坂本龍馬中岡慎太郎遭難之地」です。

ここまででお分かりいただけますように、私は少し「自分は変わっている」のだと自覚しています。

だから、そのやってみたい事が万人受けしない事も、なぜそう思うかに共感を得られない事も、重々分かっているんです。

しかも相手はカメラマン。

本人にいくら興味がなくたって、少しでも映える何かがあればまだ良いです。

でも、そんなものは何もない事もリサーチ済み。

それでも私は「ここへ行ってみたい」と言いました。

それは相手が彼女だから言えた事です。

案の定すぎたその場所

見て下さい

坂本龍馬中岡慎太郎遭難之地

モザイク加工がその彼女

案の定すぎる!!

日本の歴史上あんなにもあんなにもなあの場所にまったく興味がない彼女は、直前に「あそこだよ」って指さして教えてもらったのにも関わらず、一回、普通に通りすぎましたからね。

彼女がここに興味がないっていうのはもちろん少なからずはあるのでしょうが、この場所が、まぁ本当に噂に違わぬそれだったからよっぽどじゃなければ見落としてやむなしです。

でも、嬉しかった。

ここへ来れて。

ここがなぜ「ガッカリスポット」と言われるのか、どのくらいガッカリなのか、それをこの目で確かめられた事。

それでもここがあの場所なんだと、その場所に立てた事、そんなよく分からない私の価値観を理解するでも否定するでもなく、それがただ私の価値観としてそのまま受け入れて付き合ってくれる20も年下の友達がいてくれること。

本当に本当に良い思い出になりました。

はい、ここで今やっと「同行者」の「カメラマン」の「彼女」を初めて『友達』だと表記したわけなのですけれど

友達ってそういう事だと思うんです

価値観をどちらか一方が努力をして合わせていかなければ成立しないような関係を友達とは言いません。

だからと言って、「価値観の違いを認め合う」みたいな、そんな仰々しい心構えも要らないと思うんです。

友達っていうのは、

価値観を共にしない事を恐れる事なく、お互いがお互いに自分の価値観そのまんまで心地よくいられる自信が持てるかなのですよ。

友達だよねって確認したりされたりなんていうのは、その自信がないからわざわざそんな事をする必要があるってだけのことで、本来であれば、誘いを断っても、別行動をとっても、何ら気まずい事になんてならないはずなのです。

時々、相手が傷付くような事を平気で言っておいて、遠慮なく言ってあげるのが本当の友達とか言う人がいますけど、そんなものは友達ではありません。

「気を使わなくて良い関係」というのは、お互いに敬意をもってお互いの事を尊重しあえてこそ成立するのです。

そこに年上も年下もありません。

一対一で対等にお付き合いができるから「友達」なのですよ。

それはそうと…

茶寮翠泉 タピオカドリンク

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京都の本格和スイーツのお店「茶寮翠泉」さんでタピカツしてきましたの♡

若い子と一緒だとこういう今時の(本当はやってみたいけど、やり方が分からなかったり、ちょっと恥ずかしいなって気後れしちゃうような)事をサクっとやってもらえちゃうから超嬉しい!

…はい?

「年上年下関係ないって言ったばっかりだろ?」って…?

それとこれとは別なんです!!!

以上、京都が最高だったってお話し(笑)

※little patchさんについて

参考までに
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