いや、もう9月が終わる!今月はやたらと時間が経つのが早い!
去年もそんな事を言ってたような気がしてちょっと振り返ってみたら、まったく同じこと言ってたっていうね…
おまけに今年も「ブログ開設からちょうど!」の記念すべき日もすっかり忘れてました。
3年目に突入しました。
更新したりしなかったりのゆるゆるブログなのに「いつも更新、楽しみにしてます」なんて言って下さる方が時々いてくれたりもして、なんだか本当に嬉しいです。
んもうっ!
フェレット大好きさんがたくさんいてくれて嬉しい!これからも皆で我が子自慢しあう親バカ仲間でいようね!!
今回はそんな親バカ仲間のとある方から届いた「どうしよう」が、あまりにもどうしようだったので、ちょっとお知らせというか注意喚起として書かせて頂こうかと思います。
その「どうしよう」が届いた時ちょうど、私はとある方達とオンラインで繋がっていた事が幸いしました。
きっと私一人ではあんなに迅速に解決してあげられなかったし、一緒になって「どうしよう」って言ってただけだったかもしれません。
要するに、この記事は他人様からアドバイスをもらって解決できたお話しを、私がどや顔で書くだけです。
ご本人達に「お名前と肩書を掲載しても良いですか?」と伺ったら、「フェレット歴が長いだけ」とか「専門的な知識があるだけ」って謙遜されてしまいましたのでその詳細は控えますが、私と違って「素人ではない+専門的な知識がある」って事だけお伝えしておきます。
トリミングブラシとはもともと「毛刈り」「毛抜き」ブラシという意味
「セルフグルーミングした毛がお腹に詰まると大変な事になる」はフェレ飼いの常識です。
毛球症で開腹手術を一度でも経験した事がある飼い主さんは特に過敏になってしまうのは仕方がない事です。
私もこれまで、ちょっとそう言い過ぎてきたかもしれません…
そっちは言いすぎるくらい書いてきたのに、「正しいトリミングブラシの使い方」を説明した事が一度も無かった私に、ラテちゃんが体を張って「いたちのおうちでちゃんと説明してよね!」
「使い方を間違っちゃうのはうちのママだけじゃないかもよ!皆に伝えてよね!!」って伝えてきてくれているような気がします…
トリミングとは?
1.
洋服・帽子などの縁取り。ふち飾り。
2.
写真で、焼付けまたは引伸しのときに、画面の不要な部分を除いて構図を整えること。
3.
犬などのペットの毛を刈り込んで形を整えること。
トリミングナイフとは?
トリマーさんが使う「トリミングナイフ」ってご存じですか?
その子達だけってことではありませんが長毛犬種などは特に「アンダーコートを定期的に抜いたり刈ったり」する事で、あの美しい毛並みを保たせてあげられるのですけどね、そのお手入れの時に欠かせないアイテムがそのトリミングナイフと呼ばれるものです。
トリミングナイフにも色々な種類がありますが、そのどれでもが基本的には「毛を抜く」「刈り込む」ためのものです。
プロ御用達ブランド「ホプトナー」社のホームページからスクショを撮ってきました。
まだまだ下まで続いてて1枚の画面じゃ収まりきらないほど種類があります(興味のある方は「ホプトナー トリミングナイフ」で検索してみて下さい)。
それらが全部「トリミングナイフ」です。
もちろん、抜け毛を取り除いたりもするのでしょうが、メインの用途は全部「毛を抜く」「刈り込む」です。
わんちゃんホンポというサイトに記事投稿をされているフォロン獣医という方の記事に、トリマーさんのお話しとして「アンダーコートの脱毛に皮膚を慣らすために、ワンちゃんには普段からトリミングナイフを使ってお手入れをしてる。換毛時期だからといっていきなりガッツリナイフなんかかけたら皮膚炎を起こしてしまいかねません」みたいな記述がありました。
お分かり頂けますか?
毛のプロは「トリミングナイフ」を「そういう風に」使っているのだそうですよ。
プロ仕様だからお値段もそれなりです。
それを一般家庭でも「飼い主さんが使えるよう(使いやすく)に」って売り出されているのが「トリミングブラシ」のはずなのですが、値段だけをみたら、プロ仕様のそれと大差がありません。
それはどういう事なのか調べてみました。
トリミングブラシとは?
色々な会社から似たような製品が出ていますが、どこでも、大型犬用~小型犬用、長毛種用~短毛種用、猫用から『小動物用』まで、実に多くの種類があります。
が、よく見たら、その刃先は「プロ仕様」の物と同じように見えます。
これは、「一般家庭向け」に作られているのは刃先ではなく、サイズだと私は考えます。
上載のスクショにあるように、プロ仕様のトリミングナイフでは「犬種に合わせて」作られているものが、一般家庭向けのトリミングブラシでは「一般的な大型犬」とか「一般的な短毛種」とか、そういう意味での「一般用」なのではないかと。
本来の役割には微塵も手を加えられていない、『プロが使う毛を抜く・刈り込むためのアイテムそのまんま』の代物が、皆様のお手元にある、トリミングブラシと呼ばれるものになるのではないかと考えました。
有名どころは「ファーミネーター」
トリミングブラシとして最も有名な「ファーミネーター」のホームページにはこう書いてありました。
POINT1
軽くブラッシングするだけで、なんと抜け毛の最大90%を取り除きます。
POINT2
ファーミネーターで定期的にブラッシングすることで、ペットの皮フ被毛のケアになるだけでなく、お洋服についた抜け毛や、お部屋に散らばった抜け毛が減り、毎日のおそうじがラクになります。 ネコちゃんのヘアボール対策にも有効です。
POINT3
ファーミネーターは、短毛種用・長毛種用、そしてペットの体の大きさに合わせて、ワンちゃん用は10種類、ネコちゃん用は4種類という豊富なラインアップをそろえています。またウサギやフェレットに、小動物用もございます。
確かに、これまで「ファーミネーターでこんなに抜け毛がとれた」とするフェレ飼いさんからの投稿をたくさん見てきました。
Q&Aの欄には
Q. ファーミネーターでブラッシングをしたら、驚くほどごっそり抜けました。
抜けすぎて、禿げるのでは?と心配になりました。
A. ファーミネーターは、2~3週間後には抜け落ちる不要な毛だけをからめ取り、健康な毛を切ったり傷つけたりしません。安心してお使いください。
はいっ!ここっ!
アンサー部分をもう一度、声に出してお読み下さい。
よくできました!
2~3週間後には抜け落ちる事が決まってる毛というのは「死毛」などといわれ、確かに「不要な毛」の表現で間違いではありませんが、でも、それは、「まだ抜けてるわけではない(生えてる)毛」です。
これまで見てきた多くの投稿にありました「こんなにとれた」はきっと表面をサッサッサって軽くブラッシングしてあげてるだけなんだと思います。
それで良いです!!
「どうしよう」って連絡をくれた飼い主さんったら、よくよく話を聞いたら
毛球症(からの腸閉塞)を心配しすぎるあまり、サッサッサっと表面をブラッシングするだけで良いところを、毎日、一生懸命、念入りに地肌から丁寧にサッサッサッサッサッサずっとお手入れしちゃっていたんだそうです。
その結果、今日のアイキャッチ画像通り、ラテちゃんは、ちょっとおハゲになっちゃって、お肌もちょっと荒れちゃいました。
でも、これ、ラテちゃんママさんだけじゃないんじゃないかと思います。
トリミングブラシで自分の髪の毛をとかしてみた
我が家にもトリミングブラシはあります。
ファーミネーターではありませんが、ちゃんと小動物用のそれです。
ゴツ過ぎてなんとなく嫌なので、私は使っていません。
スリムなエルちゃんに使おうとすると背骨にゴツンゴツンあたっちゃうような気がして嫌なんです。
ただ、「いつか誰かに使う日がくるかな」ってとってあるだけのものなのですが、良い機会なので、自分の髪の毛を普段ブラシをかけるのと同じように使ってみました。
切れまくり!抜けまくり!ですけど…?
めっちゃブチブチいうから、片側を薄く3回ほどサッサッサっと撫でたところで止めました。
たった3回軽くブラッシングしただけで、こんなにたくさん切れました。
引っかかる(櫛通りがすごく悪い感じ)ので、そのまま強引に引っ張れば当然、根元からいく毛はもっとたくさん出ると思います。
なんて言うのかな…
美容院で「すきバサミでカットする」を「引きちぎる感じで」と表現したら分かりやすいでしょうか、ね?
これを地肌から念入りに繰り返し丁寧にやったら確実にハゲるだろうなぁ…ってのが、実際に自分にやってみた私の感想です。
私はたまたま「ゴツイから使いたくない」って訳の分からない理由で使ってこなかっただけで、こんな風にここまでブチブチなるとはぶっちゃけ思ってもいませんでした。
同じように知らずに使っている方は多いんじゃないかと思うんです。
ラテちゃんママがたまたま心配性で丁寧な方だったから、「ここまで」になってしまっただけで、似たような事になってる方もいるのではないかと思います。
ラテちゃんが「アタチの写真を使って良いよ!だからちゃんと書いてね!」って言ってくれなかったら、私もきっとこんな風に調べたりする事は無かったはずなので、ここで一度、まとめさせて頂きます。
トリミングブラシ(ファーミネーター等)の使い方
トリミングブラシを使うと「ゴッソリ」と毛がとれますが、その全てが「抜け毛」だという事では無く、「まだ生えてる毛」を引っ張って抜いたり切ったりしている場合もあるという事を頭に入れて、適度に使ってあげて下さい。
特に毛量が多い生き物というわけでは無い『フェレット』のお手入れでは、表面を軽くスッスッスッで十分です。
刃部分には毛を絡めとる(抜くために引っ掛ける)仕組みもありますので、それを直接、地肌にあてて強くひっかくと皮膚に傷がついてしまい、最悪は出血したり、皮膚炎を起こさせてしまうかもしれません。
また、一度でも「毛抜き」を自身で(体のどこの部分でも構いませんが)した事がある方にはお分かりかとも思いますが、毛を引っ張り抜くと少なからず、必ず「肌」は炎症を起こします。
だから、この子達に「トリミングブラシ」を使う時には、
くれぐれもくれぐれも慎重に丁寧に「正しく」使ってあげて下さいね。
そして、私はこの子達の毛球症対策において「アンダーコートの調整」はさほど重要では無いんじゃないかと思っています。
あくまでもこれは素人考えですが、グルーミングで口に入ってしまう毛の大半は「表面の毛」なんじゃないかなって思うんです。
トリミングブラシはもともとはトリミングナイフです。
トリミングナイフはもともと「アンダーコートのお手入れに特化したアイテム」という事を考えたら、トリミングブラシ自体を無理して使わなくても良いんじゃないかなって思ったりするのです。
実際、私は使っていませんし…
トリミングブラシを使わない換毛期のお手入れとは?
「お湯の中で親指と人差し指で挟む感じで力を入れずにむしる」
これが一番、ストレスなく抜け毛や死毛をとってあげられる方法だって、実は昔から言われています。
我々人間でいうと、普通のブラッシングでとれるのが「抜け毛」、シャンプーをする時に抜けるあの毛が「死毛」だと言えば分かりやすいでしょうか?
色々な(トリミングブラシとしての機能がない)抜け毛用の(毛球症)対策グッズがたくさん商品化されるようになっている今の時代にこんな事を書いてもあれなのですが…
単純に「抜け毛」をとってあげるだけなら、「濡らした手で体を撫でてあげる」って、これだけでも十分に抜け毛はとってあげられる「良い方法」だったりするのですよ。
まぁ、もっとも、昔は「小動物用のトリミングブラシ」なんて、あまり一般的には売ってさえもいなかったので、「それしか方法がなかったんだろ?」と言われてしまえばそれまでなんですけどね(笑)
冒頭にあげた「フェレット歴が長い」「専門知識がある」知人達も口を揃えて「そうだよ!それが一番良いんだよ!」って教えてくれました。
(私は普通にむしっていただけなので、今期からはお湯を使ってやってあげたいと思います)
もちろん、「一番良い方法」は他にもたくさんあるでしょうし、飼い主さんとその子とで「二人に合う良い方法」を探していくのも良いんじゃないかって私は思っています。
なので、これは「こうしなさい」なんて話ではなくて、「こういう良い方法もあるよ」って、少し頭の片隅に入れておいて頂ければ、
例えば今の時期、シルバーウィークの長期休暇でニョロ同伴の里帰り中に「急にポサポサ換毛が始まった」なんて場合でも、慌てずに「抜け毛をとってあげる」事ができるんじゃないかなって思います。
おしまいに
しつこいようですが、トリミングブラシの扱いにはくれぐれも気をつけてあげて下さいね。
ラテちゃん、早くフサフサに戻りますように☆彡
モデルさん登場してくれてありがとうね!
換毛期に気をつけてあげて欲しい事や毛球症で摘出(開腹)手術に至った例やそのお写真はこちらの記事などでご確認下さい。
換毛期は要注意【毛球症は腸閉塞・胃内異物の原因になる】毎日のお手入れにちょっとプラス!
春と秋は動物たちも衣替えの季節です。 1歳前後の子は特に、尋常じゃない生え変わり方をしたりします。 「抜け毛を集めたらも ...
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健やかなニョロニョロ生活を!